97 / 155
第97話・悪魔の歓迎会2
しおりを挟む
「じゃあ次に、スキルや魔法についてだ。
もう一度確認のために聞くが、リリィは複数の人を同時に転移させることは可能か?」
「ああ、本来は1人ずつしか転移させられないが、悪魔固有スキルでクールタイムをなくして全員同時に転移魔法をかける。
そうすれば一斉に転移可能だが、最大MP的に5人が限界だ。
転移距離も魔法の射程ぐらいだと思ってくれ。
後、悪魔固有スキルは一定時間クールタイムがなくなる代わりに、その後HP回復魔法やHP回復ポーションで長い時間回復できなくなるため考慮してくれ」
「了解した。
悪魔の固有スキルは最強に近い性能だと思うが、デメリットが相当に怖いな。
HPが回復できなることを計算にいれつつ、使用することにしよう。
転移魔法は、1人転移させるだけでも戦況を変えられるから十分に使える魔法だな。
あ、あと俺にかけた隔離魔法は、対戦相手や魔法などにも使用可能か?」
リリィは、ああ~といった様子で説明してくれる。
「ああ、ゼロに使った隔離魔法アイソレイトだな。
アイソレイトを使用すれば、対戦相手だろうが魔法だろうが隔離可能だ。
ただ、私抜きで隔離すると隔離時間が非常に短くなるのが欠点なんだ。
私ごと隔離すれば結構長いこと隔離できるんだが、隔離時間が終わると隔離した場所へ現れることになる」
隔離魔法は対戦相手や魔法だけを隔離することも可能、その際は短時間しか隔離できない。
隔離時間が終われば、隔離した場所へ戻ると。
聞いただけでも凶悪すぎる魔法だな、うまく決まれば相手を分断や意表をつくことも容易いだろう。
後は攻撃魔法だな、イメージ的には通常魔法より次元魔法のほうが上のランクで圧倒的な火力がだせそうだもんな。
「リリィ、攻撃面はどうだろうか?
次元魔法というと一般的な魔法である火や水や風などの魔法より、
ランクが上なイメージなんだが」
「そうだな、一般的な魔法より次元魔法のほうが優勢になるのは間違いない。
だが、優勢なだけであって次元魔法より、一般的な魔法のほうが強大な場合は勝てないこともある。過信は禁物ということだな」
他の魔法より次元魔法は優勢になるが、圧倒的に強いという訳ではないと。
「その攻撃魔法はドラゴンのブレスのように放てる次元魔法はあるのだろうか?」
「ある、切り札的に近い」
素晴らしい!
このギルドに最強が現れてしまったかもしれない。
ギルドバトルの作戦は大幅に広がったし、奇襲、攻撃、防御、回避と全てが揃ったプレイヤーが現れたのだ。
今日は飲むぞー!
「よしよし。
リリィお前は最高だ!今日は飲もうぜー!」
リリィの頭を思わず撫でてしまう。
「あ、ああ。
よ、よろしく頼む」
リリィは照れたように俯く。
「ゼロさん!新しいギルドメンバーに馴れ馴れしくないですか!」
ルリからお叱りを受けて、しまったと思う。
どうもギルドメンバーという仲間と思ってしまい、気安くなってしまう。
「ご、ごめんリ・・・」
「そうよ、ま~たゼロは私を放っておいて!
さっきミラに言われたでしょ!」
レイナに抱き着かれる。
ちょ!レイナ、胸も当たってるし大胆すぎだぞって酔っぱらってるじゃないか。
えへへ~と言って離してくれない。
「レイナさん!そんな羨ましいことを人前でしてはダメです!」
ルリがレイナを引き剝がそうと飛んでくる。
おいおい!公衆の面前でゼロがいちゃつきだしたぞ!
制裁すべし!こんな酒場で見せつけおって、堪忍ならん!
処刑するべき!このハーレム野郎に天罰を!
酒場の男共が俺に向かって野次を飛ばしながらヒートアップしてくる。
ま、まずい!
野郎共が立ち上がりだしている、マジで俺をリンチする気だ!
「ミラさん!お代金はツケておいてもらいますか!
明日には払いにきますので!」
「ゼロさんなら信用してますから、大丈夫ですよ。
早くレイナをお持ち帰りしてください」
「「「ゼロ、てめー!!!!」」」
ミラさん!野郎共の油に火を投入しないでください!
この状況下は、生きるか死ぬかの瀬戸際ですよ!
「リリィ、ギルドマスター命令だ!
お願いします、fortuneメンバーをできるだけ遠くに転移してください。
本当に、心の底から、なんでもしますからお願いします」
俺はリリィに丁寧にかつ紳士的にお願いする。
本当に助けてという気持ちを込めてお願いする。
マジでこの人数にボコられたら、明日ギルドバトルに参加できないかもしれん!
いや俺の命が今日で尽きるかもしれん!
「ふふ、ゼロと一緒にいれば退屈なんて言葉はなくなりますわ。
リリィさんもそう思いません?」
「だな、ゼロがここまで面白いやつだとは思わなかった。
悪魔の契約!転移!」
ふっとした浮遊感があったとおもったら、酒場より少し離れた外だ。
レイナは俺の横で寝ている、お前のせいで死にそうになったんだが・・・
「ゼロさん、公衆の面前でああいうことをしてはいけません!」
お、俺がしたわけじゃないんだ。
「リリィさんの転移は物凄いですわ。
障害物も通過可能なんですのね」
「ああ、ある程度イメージできれば転移可能だ」
もう一度確認のために聞くが、リリィは複数の人を同時に転移させることは可能か?」
「ああ、本来は1人ずつしか転移させられないが、悪魔固有スキルでクールタイムをなくして全員同時に転移魔法をかける。
そうすれば一斉に転移可能だが、最大MP的に5人が限界だ。
転移距離も魔法の射程ぐらいだと思ってくれ。
後、悪魔固有スキルは一定時間クールタイムがなくなる代わりに、その後HP回復魔法やHP回復ポーションで長い時間回復できなくなるため考慮してくれ」
「了解した。
悪魔の固有スキルは最強に近い性能だと思うが、デメリットが相当に怖いな。
HPが回復できなることを計算にいれつつ、使用することにしよう。
転移魔法は、1人転移させるだけでも戦況を変えられるから十分に使える魔法だな。
あ、あと俺にかけた隔離魔法は、対戦相手や魔法などにも使用可能か?」
リリィは、ああ~といった様子で説明してくれる。
「ああ、ゼロに使った隔離魔法アイソレイトだな。
アイソレイトを使用すれば、対戦相手だろうが魔法だろうが隔離可能だ。
ただ、私抜きで隔離すると隔離時間が非常に短くなるのが欠点なんだ。
私ごと隔離すれば結構長いこと隔離できるんだが、隔離時間が終わると隔離した場所へ現れることになる」
隔離魔法は対戦相手や魔法だけを隔離することも可能、その際は短時間しか隔離できない。
隔離時間が終われば、隔離した場所へ戻ると。
聞いただけでも凶悪すぎる魔法だな、うまく決まれば相手を分断や意表をつくことも容易いだろう。
後は攻撃魔法だな、イメージ的には通常魔法より次元魔法のほうが上のランクで圧倒的な火力がだせそうだもんな。
「リリィ、攻撃面はどうだろうか?
次元魔法というと一般的な魔法である火や水や風などの魔法より、
ランクが上なイメージなんだが」
「そうだな、一般的な魔法より次元魔法のほうが優勢になるのは間違いない。
だが、優勢なだけであって次元魔法より、一般的な魔法のほうが強大な場合は勝てないこともある。過信は禁物ということだな」
他の魔法より次元魔法は優勢になるが、圧倒的に強いという訳ではないと。
「その攻撃魔法はドラゴンのブレスのように放てる次元魔法はあるのだろうか?」
「ある、切り札的に近い」
素晴らしい!
このギルドに最強が現れてしまったかもしれない。
ギルドバトルの作戦は大幅に広がったし、奇襲、攻撃、防御、回避と全てが揃ったプレイヤーが現れたのだ。
今日は飲むぞー!
「よしよし。
リリィお前は最高だ!今日は飲もうぜー!」
リリィの頭を思わず撫でてしまう。
「あ、ああ。
よ、よろしく頼む」
リリィは照れたように俯く。
「ゼロさん!新しいギルドメンバーに馴れ馴れしくないですか!」
ルリからお叱りを受けて、しまったと思う。
どうもギルドメンバーという仲間と思ってしまい、気安くなってしまう。
「ご、ごめんリ・・・」
「そうよ、ま~たゼロは私を放っておいて!
さっきミラに言われたでしょ!」
レイナに抱き着かれる。
ちょ!レイナ、胸も当たってるし大胆すぎだぞって酔っぱらってるじゃないか。
えへへ~と言って離してくれない。
「レイナさん!そんな羨ましいことを人前でしてはダメです!」
ルリがレイナを引き剝がそうと飛んでくる。
おいおい!公衆の面前でゼロがいちゃつきだしたぞ!
制裁すべし!こんな酒場で見せつけおって、堪忍ならん!
処刑するべき!このハーレム野郎に天罰を!
酒場の男共が俺に向かって野次を飛ばしながらヒートアップしてくる。
ま、まずい!
野郎共が立ち上がりだしている、マジで俺をリンチする気だ!
「ミラさん!お代金はツケておいてもらいますか!
明日には払いにきますので!」
「ゼロさんなら信用してますから、大丈夫ですよ。
早くレイナをお持ち帰りしてください」
「「「ゼロ、てめー!!!!」」」
ミラさん!野郎共の油に火を投入しないでください!
この状況下は、生きるか死ぬかの瀬戸際ですよ!
「リリィ、ギルドマスター命令だ!
お願いします、fortuneメンバーをできるだけ遠くに転移してください。
本当に、心の底から、なんでもしますからお願いします」
俺はリリィに丁寧にかつ紳士的にお願いする。
本当に助けてという気持ちを込めてお願いする。
マジでこの人数にボコられたら、明日ギルドバトルに参加できないかもしれん!
いや俺の命が今日で尽きるかもしれん!
「ふふ、ゼロと一緒にいれば退屈なんて言葉はなくなりますわ。
リリィさんもそう思いません?」
「だな、ゼロがここまで面白いやつだとは思わなかった。
悪魔の契約!転移!」
ふっとした浮遊感があったとおもったら、酒場より少し離れた外だ。
レイナは俺の横で寝ている、お前のせいで死にそうになったんだが・・・
「ゼロさん、公衆の面前でああいうことをしてはいけません!」
お、俺がしたわけじゃないんだ。
「リリィさんの転移は物凄いですわ。
障害物も通過可能なんですのね」
「ああ、ある程度イメージできれば転移可能だ」
0
お気に入りに追加
115
あなたにおすすめの小説
性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
鑑定能力で恩を返す
KBT
ファンタジー
どこにでもいる普通のサラリーマンの蔵田悟。
彼ははある日、上司の悪態を吐きながら深酒をし、目が覚めると見知らぬ世界にいた。
そこは剣と魔法、人間、獣人、亜人、魔物が跋扈する異世界フォートルードだった。
この世界には稀に異世界から《迷い人》が転移しており、悟もその1人だった。
帰る方法もなく、途方に暮れていた悟だったが、通りすがりの商人ロンメルに命を救われる。
そして稀少な能力である鑑定能力が自身にある事がわかり、ブロディア王国の公都ハメルンの裏通りにあるロンメルの店で働かせてもらう事になった。
そして、ロンメルから店の番頭を任された悟は《サト》と名前を変え、命の恩人であるロンメルへの恩返しのため、商店を大きくしようと鑑定能力を駆使して、海千山千の商人達や荒くれ者の冒険者達を相手に日夜奮闘するのだった。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる