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第一章、魔王を粛清するまで
第26話・魔王戦2「魔王の話」
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ソルは魔王と対峙する。ソルは魔王に戦わないという選択肢はないかと聞いたが無理と。魔王が話を聞いてほしいと言うので聞くことに。そこから、前の勇者パーティーは国王と魔王に嵌められて殺されたことが判明した。色々なところから輩の匂いがしてきたとソルは思った。
「まあ、我も勇者と戦って勝てる可能性はないと思っていた。その時の勇者パーティーは過去最強とされており、魔王軍も戦争をする度に壊滅的な損害を被っていたからな。そこへ我が戦わずに勇者を殺せると言われれば狂喜乱舞したものよ」
魔王側からしたら棚から牡丹餅だもんな。とはいえ魔王が勇者と戦わない戦法をとったのは情けない気もするがそれは固定観念だ。人間も偉い人は戦わないものだからな、これを魔王にだけ押し付けるのはおかしい。
「そういうわけで今や戦争自体ないのだ。さらにだ、王国から我へ献上品も送られてくるのだ。我は富も名誉も金も全て手に入れたわけだ、あの馬鹿な国王が欲していたものをな。歴代最強の魔王として我が崇められるのも分かるであろう」
色々とどうかと思うが、この魔王は運がよかった事だけは分かる。羨ましい限りだ。
「だが、戦争がなくなってしまったことで退屈になってしまった。魔王たる我は相手を絶望に落とし、残虐非道を作り出すのが役目なのだ。それが人間から金品を搾取することしかできなくなってしまった、嘆かわしい」
魔王の本性はやはりそこか。
今までの話から言えば人間に勝利して戦争をなくした魔王というイメージだが、それがジレンマになっていたか。
「それにな、歴代最強の我でも塔の制覇者である次期魔王候補とは魔王の座を賭けて戦わなくてはいけないのだ。これは初代魔王が作り上げた遺物でな、忌々しい限りだ。今回もソルが待機部屋に来た時点で魔王の間へ転送されたのだぞ!勇者と戦争中だったらどうするのだ!」
そ、それは一理あるな。
「だから我は考えたのだ、人間で遊べないならこの塔を使って遊ぼうと。塔を攻略した次期魔王候補を絶望させて嬲り殺しにする遊びをな」
魔王の顔が邪悪に染まる。
「ではどうすればよいと思う?我は考えたのだ。塔に配置しているモンスター達のLvを下げてみたらどうかと、そうすれば塔を攻略した時のLvでは我に絶対勝てぬ。次期魔王候補は我とのLv差によって絶望してくれるだろう?」
俺が怯える姿を見たいのか、じっくりとねっとりと確認してくる。
「魔王様は・・・何Lvなのでしょうか?」
ソルは怯えたような声で魔王へLvを確認する。
「フハハハハハ!我はな、150Lvである!どうだ!」
「・・・」
「そう、その反応が見たかったのだ!我の楽しみとはこれなのだ!」
魔王はソルの絶望した姿を見て、さらに自分の功績話を続ける。
「さらにだ、本来は塔を制覇した次期魔王候補を含めたパーティーと魔王が戦うことになっていたのだ。当然だがそんなもの廃止だ廃止。ハッハッハ、これで我が未来永劫魔王だ」
「・・・最後に一つだけ聞かせてください。勇者に対して何故慈悲をかけたのですか?」
「ああ、あの馬鹿か。考えてもみよ、塔のラスボスになったところで我のLvに追いつくことは不可能。なればラスボスとして勇者を置いておけば大抵のものは処理してくれるだろ?次々に挑戦者が来られては面倒臭いからな」
「では勇者がいなくなった今、ラスボスは不在となったのでしょうか?」
「フッフッフ。いやいや、ラスボスは塔の力を借りて不死身となるのだ。また復活しているから全く問題がない。ソルの次にくる挑戦者はいつになることやら」
塔の設定上、そうなるのは必然か。配置しているモンスターやボスが全て倒し尽くされた時点で塔としての機能が果たせなくなるもんな。
ソルは心の中で安堵する。俺は勇者カイが悪いやつだとは思えなかった、ラスボスとして立ちはだかったから倒しただけで出会い方が違えば仲間になってくれたかもしれないと思っていた、本当によかった。
ソルは全てを知って怯えてしまったような声で訴える。
「魔王、様、私にも慈悲を、いただけませんでしょうか?」
魔王の顔が歪む。
「うむうむ、そうだなそうだな。お前は我が用意した勇者を倒したのだ、褒美をとらせることとする。そうだなぁ・・・」
魔王は悩んだ顔をしたかと思うと、思いついたように話す。
「じゃあこうしよう、我はこの剣だけで戦おうではないか。お前がゾンビの召喚士という事はリサーチ済みだ、どうせ適当なものしか召喚できんだろう。だからこそ剣のみで戦おうではないか。優しき魔王に感謝するがいい!フハハハハハハ!」
「そ、そんな、150Lvの魔王様をどうやって・・・」
「剣しか使わないのだ、余裕で勝てるかもしれないぞ?」
ソルは怯えたような顔で魔王を見る。魔王は醜くゆがんだ顔で笑う。
「分かり、ました。死にたくないので戦います。ゾンビ、召喚!」
以前にも召喚した黒い鎧に盾と剣を持った90体の前衛ゾンビと、黒い鎧に盾と杖を持った10体の後衛ゾンビをずらっと並べて召喚する。
「フハハハハハハハ!よいぞよいぞ!なかなかに強そうなゾンビ達じゃないか、この我を倒せるかもしれないぞ!さあ見せてくれ、勇者を倒した力を!」
ソルと魔王の戦いが始まる。
「まあ、我も勇者と戦って勝てる可能性はないと思っていた。その時の勇者パーティーは過去最強とされており、魔王軍も戦争をする度に壊滅的な損害を被っていたからな。そこへ我が戦わずに勇者を殺せると言われれば狂喜乱舞したものよ」
魔王側からしたら棚から牡丹餅だもんな。とはいえ魔王が勇者と戦わない戦法をとったのは情けない気もするがそれは固定観念だ。人間も偉い人は戦わないものだからな、これを魔王にだけ押し付けるのはおかしい。
「そういうわけで今や戦争自体ないのだ。さらにだ、王国から我へ献上品も送られてくるのだ。我は富も名誉も金も全て手に入れたわけだ、あの馬鹿な国王が欲していたものをな。歴代最強の魔王として我が崇められるのも分かるであろう」
色々とどうかと思うが、この魔王は運がよかった事だけは分かる。羨ましい限りだ。
「だが、戦争がなくなってしまったことで退屈になってしまった。魔王たる我は相手を絶望に落とし、残虐非道を作り出すのが役目なのだ。それが人間から金品を搾取することしかできなくなってしまった、嘆かわしい」
魔王の本性はやはりそこか。
今までの話から言えば人間に勝利して戦争をなくした魔王というイメージだが、それがジレンマになっていたか。
「それにな、歴代最強の我でも塔の制覇者である次期魔王候補とは魔王の座を賭けて戦わなくてはいけないのだ。これは初代魔王が作り上げた遺物でな、忌々しい限りだ。今回もソルが待機部屋に来た時点で魔王の間へ転送されたのだぞ!勇者と戦争中だったらどうするのだ!」
そ、それは一理あるな。
「だから我は考えたのだ、人間で遊べないならこの塔を使って遊ぼうと。塔を攻略した次期魔王候補を絶望させて嬲り殺しにする遊びをな」
魔王の顔が邪悪に染まる。
「ではどうすればよいと思う?我は考えたのだ。塔に配置しているモンスター達のLvを下げてみたらどうかと、そうすれば塔を攻略した時のLvでは我に絶対勝てぬ。次期魔王候補は我とのLv差によって絶望してくれるだろう?」
俺が怯える姿を見たいのか、じっくりとねっとりと確認してくる。
「魔王様は・・・何Lvなのでしょうか?」
ソルは怯えたような声で魔王へLvを確認する。
「フハハハハハ!我はな、150Lvである!どうだ!」
「・・・」
「そう、その反応が見たかったのだ!我の楽しみとはこれなのだ!」
魔王はソルの絶望した姿を見て、さらに自分の功績話を続ける。
「さらにだ、本来は塔を制覇した次期魔王候補を含めたパーティーと魔王が戦うことになっていたのだ。当然だがそんなもの廃止だ廃止。ハッハッハ、これで我が未来永劫魔王だ」
「・・・最後に一つだけ聞かせてください。勇者に対して何故慈悲をかけたのですか?」
「ああ、あの馬鹿か。考えてもみよ、塔のラスボスになったところで我のLvに追いつくことは不可能。なればラスボスとして勇者を置いておけば大抵のものは処理してくれるだろ?次々に挑戦者が来られては面倒臭いからな」
「では勇者がいなくなった今、ラスボスは不在となったのでしょうか?」
「フッフッフ。いやいや、ラスボスは塔の力を借りて不死身となるのだ。また復活しているから全く問題がない。ソルの次にくる挑戦者はいつになることやら」
塔の設定上、そうなるのは必然か。配置しているモンスターやボスが全て倒し尽くされた時点で塔としての機能が果たせなくなるもんな。
ソルは心の中で安堵する。俺は勇者カイが悪いやつだとは思えなかった、ラスボスとして立ちはだかったから倒しただけで出会い方が違えば仲間になってくれたかもしれないと思っていた、本当によかった。
ソルは全てを知って怯えてしまったような声で訴える。
「魔王、様、私にも慈悲を、いただけませんでしょうか?」
魔王の顔が歪む。
「うむうむ、そうだなそうだな。お前は我が用意した勇者を倒したのだ、褒美をとらせることとする。そうだなぁ・・・」
魔王は悩んだ顔をしたかと思うと、思いついたように話す。
「じゃあこうしよう、我はこの剣だけで戦おうではないか。お前がゾンビの召喚士という事はリサーチ済みだ、どうせ適当なものしか召喚できんだろう。だからこそ剣のみで戦おうではないか。優しき魔王に感謝するがいい!フハハハハハハ!」
「そ、そんな、150Lvの魔王様をどうやって・・・」
「剣しか使わないのだ、余裕で勝てるかもしれないぞ?」
ソルは怯えたような顔で魔王を見る。魔王は醜くゆがんだ顔で笑う。
「分かり、ました。死にたくないので戦います。ゾンビ、召喚!」
以前にも召喚した黒い鎧に盾と剣を持った90体の前衛ゾンビと、黒い鎧に盾と杖を持った10体の後衛ゾンビをずらっと並べて召喚する。
「フハハハハハハハ!よいぞよいぞ!なかなかに強そうなゾンビ達じゃないか、この我を倒せるかもしれないぞ!さあ見せてくれ、勇者を倒した力を!」
ソルと魔王の戦いが始まる。
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