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第一章
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亡き前夫のフランクとは、強い友情があった。彼を失った痛みは常にセリーナの心にあって、むしろその欠落感は馴染んだ自分の一部になりつつある。
つつがなく見えるに日常の中に、不運とか不幸というものが起こり得るとは知っていたはずだ。
例えば、セリーナの母は、子供の成人を見ないうちに病であっさり亡くなってしまった。周りを見れば、幼い子供を亡くした家庭は多いし、流行病が蔓延する年もある。天寿を全うできる者というのは、この厳しい世では実はそれほど多くない。
フランクの遭った土砂崩れの事故も、そういった類の、人間の力の及ばない自然の厳しさがもたらす不幸だと考えるしかないのだと、セリーナはこの悲しい現実をゆっくりと受け入れていた。
フランクには何でも相談できた。ちょっとした屋敷の模様替えから、町で耳にした不穏な噂話のことまで。
あれは、フランクの亡くなる五年ほど前だったろうか。子供ばかりの窃盗団が検挙された事件があった。その頃は街の治安悪化が顕著になりつつあり、悪の芽を摘むために、裁判は早急に進む予定だった。
だがセリーナは、その貧民街で嘆く母親たちを見てしまったのだ。
裁判で有罪が下れば、子供たちはお決まりの監獄に送られる。そこには既に犯罪集団の幹部が収監されていて、監獄で子供たちはますます悪に染まり、釈放される頃には足を洗うことなどできなくなる。
子供たちの裁判を受け持った夫フランクに、セリーナはその話を伝え、怠慢な検察役人や役に立たない弁護士に任せるだけではいけないと、裁判の開始を遅らせるように説き伏せた。そして自らが、洗濯の下請け女として、その貧民街に潜り込むことにした。
女たちの溜まり場は情報の宝庫だ。子供のスリ集団には元締めがいて、その男が諸悪の根源だと判明した。監獄の中でできあがった犯罪者の力関係も調べ上げ、セリーナはすべてを夫に伝えた。
フランクは裁判で、子供たちに画期的な判決を下した。
犯罪を犯した子供らは監獄ではなく、西の荒野を開拓する国家事業に送られることとなった。そこで彼らは畑を耕し、木こりの仕事を助け、自分たちの村を建てるのだ。待っているのは厳しい労働かもしれないが、貧民街の悪循環から抜け出す機会になるし、彼らは自分で開墾した土地が手に入る。
事件の全てが収束した時、洗濯場に通って荒れたセリーナの手にフランクはクリームを塗り込みながら言った。
——『私たちは恋をして夫婦の絆を結んだわけではない。けれど私は君を心から尊敬し、同志のような強い友情を感じるよ』
それからセリーナは進んで、フランクの受け持った裁判の裏事情を調べるようになった。下町で働く女に紛れて、時にはガラの悪い酒場や娼館にまで行く妻を、フランクはかなり心配したが、セリーナは一つ一つの犯罪にある裏事情を探すこの役割を気に入っていた。
そんな思い出に浸りながら、セリーナは目の前にあるフランクの墓標から、落ち葉を振り落とした。
ふと思い立って、家事が一通り済んだのを見計らい、前夫の眠る共同墓地にやってきたのだ。
「ねえ。今の私に、あなたは何て言うかしら。二度目の結婚をしたのを怒ってる?」
秋風にかじかむ左手の薬指には、銀の指輪がはまっている。フランクとの金の結婚指輪はここに来る時に宝石箱から取り出してきた。この金の指輪をどうすればいいのか、未だにセリーナは分からない。
なんとなく、今だけと思って、セリーナは右手の薬指にフランクとの結婚指輪をはめてみた。
「親友がいないと、こうしてただの石に語りかけるしかなくて寂しいわ。でも聞いてほしい話が山とあるのよ」
二番目の夫との生活がどうしてもぎこちないのだとフランクの墓でこぼすのは、一般的には不謹慎かもしれない。それでもフランクならきっと相談にのってくれるだろうと思った。天国と地上では隔たりがあって、いつも的確な彼の助言は聞くことができないが。
「一度目の結婚で、人生の友人を得た私は本当に幸運だったのね。この二度目の結婚をどうすればいいのか、さっぱり分からないのよ。若い軍人さんで、何もかも一直線で、ずっと私に片思いしていたんですって」
石に彫られたフランクの名を指でなぞって、セリーナはクスリと笑った。
「ねえ、天国って安らかな場所だと思うけど、そこで嫉妬してる?」
どうだろう、とセリーナは少し思案した。フランクは理性的で穏やかな紳士だった。修道院に入り隠遁するよりも、前向きに社会に身を置く選択をしたことを理解してくれるはずだ。
「さて、じゃあ私もう行くわ。あなたも天国の裁判官の仕事に戻ってちょうだい」
亡き人との一方的な会話を終え、セリーナは最後にもう一度墓石に触れて、街に戻る道を歩き出した。
レオンは隊の何名かを引き連れ、街を取り囲む壁の外を騎馬で警邏中だった。
「やっぱり、あれ、お前の奥さんだよな」
隣でジャンが言う。いつもお調子者の部下だが、今は少しだけ気遣わしげに声を落とした。
レオンは覗いていた双眼鏡を下ろし、小さく頷く。
今立っている小高い丘からは、西の壁の一帯を見渡せる。街道から外れたなだらかな平地には、この地方都市の共同墓地が広がっている。
まだ真新しい区画に、彼女を見つけた。あれはフランク・ブランソンの墓だろう。彼女は小さな墓標の前に立って、時々その石の角に手をのせたりしていた。ここからでは分からないが、きっと彼女はあの穏やかな声で亡き夫に語りかけているのだろう。
「……そりゃ、薄情な女でなけりゃあ、故人の墓参りくらいするよな。でもよ、お前とも仲良くやってんだろ? そんな顔すんなって!」
何か取り繕うようにジャンがまくし立てる。レオンは自分がどんな表情をしているのか分からなかった。
「セリーナは、フランク殿と本当に睦まじい夫婦だったんだよ」
この胸の痛みは、もうずっと不毛な片思いをしていた頃からの慣れ親しんだ友人だ。だからレオンは、その事実を何の躊躇もなく口にできた。
「彼女の喪失を思うと、俺はどうすればいいか分からなくなる」
レオンがそう言うと、ジャンは口を綴んだ。
これ以上盗み見のようなことをするのにも耐えられず、レオンは馬の方向を変えた。丘の下では、別の部下たちが地図と実際の地形を照らし合わせる作業を続けいていた。
泥に足を取られながら、副隊長のマットが戻ってきた。
「やっぱりこの地図は作り直したほうがいい。去年の洪水のせいもあって、湿地の地形が変わっている」
レオンはその報告に頷いて、このことを上層部に報告する面倒さを思って肩を落とす。
「上への報告書は俺も手伝うよ。今夜、早く帰りたいだろ?」
副隊長のその気遣いに、レオンはふと自嘲気味な笑いを零した。もちろん早く帰りたいが、同時に、妻とどんな話しをすればいいかはわからない。
マットが小さく眉をしかめた。
「なあ、あのバラの件、大丈夫だったんだろ? 未遂だったし、許してもらえたって、言ってたよな?」
先日、バラを盗もうとした一件は彼も猛省したらしい。何かとレオンとセリーナの仲と生活を気遣ってくる。
どうして同僚たちがこうもレオンの新婚生活を気にかけるのか。それはレオンがずっと身を沈めていた片恋を彼らはとっくに知っていたからだし、レオンがついにその女性を手に入れたのを彼らも喜んでくれたからだ。
けれどレオンは、この痛みと喜びが同居する仄暗い胸の内を、具体的に彼らに説明したことは一度もない。それはとても言い表せない感情で、語ったところで、己が何を欲しているのか自分さえわからないのだ。
「大丈夫だよ。彼女は許してくれたし、俺たちはうまくやっている。報告書を手伝ってくれるのは有難い」
レオンがそう答えると、マットは安心したようにはにかんだ。
丘から移動する時に、レオンはもう一度だけ双眼鏡で共同墓地を見下ろしてみた。
そこにはもうセリーナの姿はなかった。
つつがなく見えるに日常の中に、不運とか不幸というものが起こり得るとは知っていたはずだ。
例えば、セリーナの母は、子供の成人を見ないうちに病であっさり亡くなってしまった。周りを見れば、幼い子供を亡くした家庭は多いし、流行病が蔓延する年もある。天寿を全うできる者というのは、この厳しい世では実はそれほど多くない。
フランクの遭った土砂崩れの事故も、そういった類の、人間の力の及ばない自然の厳しさがもたらす不幸だと考えるしかないのだと、セリーナはこの悲しい現実をゆっくりと受け入れていた。
フランクには何でも相談できた。ちょっとした屋敷の模様替えから、町で耳にした不穏な噂話のことまで。
あれは、フランクの亡くなる五年ほど前だったろうか。子供ばかりの窃盗団が検挙された事件があった。その頃は街の治安悪化が顕著になりつつあり、悪の芽を摘むために、裁判は早急に進む予定だった。
だがセリーナは、その貧民街で嘆く母親たちを見てしまったのだ。
裁判で有罪が下れば、子供たちはお決まりの監獄に送られる。そこには既に犯罪集団の幹部が収監されていて、監獄で子供たちはますます悪に染まり、釈放される頃には足を洗うことなどできなくなる。
子供たちの裁判を受け持った夫フランクに、セリーナはその話を伝え、怠慢な検察役人や役に立たない弁護士に任せるだけではいけないと、裁判の開始を遅らせるように説き伏せた。そして自らが、洗濯の下請け女として、その貧民街に潜り込むことにした。
女たちの溜まり場は情報の宝庫だ。子供のスリ集団には元締めがいて、その男が諸悪の根源だと判明した。監獄の中でできあがった犯罪者の力関係も調べ上げ、セリーナはすべてを夫に伝えた。
フランクは裁判で、子供たちに画期的な判決を下した。
犯罪を犯した子供らは監獄ではなく、西の荒野を開拓する国家事業に送られることとなった。そこで彼らは畑を耕し、木こりの仕事を助け、自分たちの村を建てるのだ。待っているのは厳しい労働かもしれないが、貧民街の悪循環から抜け出す機会になるし、彼らは自分で開墾した土地が手に入る。
事件の全てが収束した時、洗濯場に通って荒れたセリーナの手にフランクはクリームを塗り込みながら言った。
——『私たちは恋をして夫婦の絆を結んだわけではない。けれど私は君を心から尊敬し、同志のような強い友情を感じるよ』
それからセリーナは進んで、フランクの受け持った裁判の裏事情を調べるようになった。下町で働く女に紛れて、時にはガラの悪い酒場や娼館にまで行く妻を、フランクはかなり心配したが、セリーナは一つ一つの犯罪にある裏事情を探すこの役割を気に入っていた。
そんな思い出に浸りながら、セリーナは目の前にあるフランクの墓標から、落ち葉を振り落とした。
ふと思い立って、家事が一通り済んだのを見計らい、前夫の眠る共同墓地にやってきたのだ。
「ねえ。今の私に、あなたは何て言うかしら。二度目の結婚をしたのを怒ってる?」
秋風にかじかむ左手の薬指には、銀の指輪がはまっている。フランクとの金の結婚指輪はここに来る時に宝石箱から取り出してきた。この金の指輪をどうすればいいのか、未だにセリーナは分からない。
なんとなく、今だけと思って、セリーナは右手の薬指にフランクとの結婚指輪をはめてみた。
「親友がいないと、こうしてただの石に語りかけるしかなくて寂しいわ。でも聞いてほしい話が山とあるのよ」
二番目の夫との生活がどうしてもぎこちないのだとフランクの墓でこぼすのは、一般的には不謹慎かもしれない。それでもフランクならきっと相談にのってくれるだろうと思った。天国と地上では隔たりがあって、いつも的確な彼の助言は聞くことができないが。
「一度目の結婚で、人生の友人を得た私は本当に幸運だったのね。この二度目の結婚をどうすればいいのか、さっぱり分からないのよ。若い軍人さんで、何もかも一直線で、ずっと私に片思いしていたんですって」
石に彫られたフランクの名を指でなぞって、セリーナはクスリと笑った。
「ねえ、天国って安らかな場所だと思うけど、そこで嫉妬してる?」
どうだろう、とセリーナは少し思案した。フランクは理性的で穏やかな紳士だった。修道院に入り隠遁するよりも、前向きに社会に身を置く選択をしたことを理解してくれるはずだ。
「さて、じゃあ私もう行くわ。あなたも天国の裁判官の仕事に戻ってちょうだい」
亡き人との一方的な会話を終え、セリーナは最後にもう一度墓石に触れて、街に戻る道を歩き出した。
レオンは隊の何名かを引き連れ、街を取り囲む壁の外を騎馬で警邏中だった。
「やっぱり、あれ、お前の奥さんだよな」
隣でジャンが言う。いつもお調子者の部下だが、今は少しだけ気遣わしげに声を落とした。
レオンは覗いていた双眼鏡を下ろし、小さく頷く。
今立っている小高い丘からは、西の壁の一帯を見渡せる。街道から外れたなだらかな平地には、この地方都市の共同墓地が広がっている。
まだ真新しい区画に、彼女を見つけた。あれはフランク・ブランソンの墓だろう。彼女は小さな墓標の前に立って、時々その石の角に手をのせたりしていた。ここからでは分からないが、きっと彼女はあの穏やかな声で亡き夫に語りかけているのだろう。
「……そりゃ、薄情な女でなけりゃあ、故人の墓参りくらいするよな。でもよ、お前とも仲良くやってんだろ? そんな顔すんなって!」
何か取り繕うようにジャンがまくし立てる。レオンは自分がどんな表情をしているのか分からなかった。
「セリーナは、フランク殿と本当に睦まじい夫婦だったんだよ」
この胸の痛みは、もうずっと不毛な片思いをしていた頃からの慣れ親しんだ友人だ。だからレオンは、その事実を何の躊躇もなく口にできた。
「彼女の喪失を思うと、俺はどうすればいいか分からなくなる」
レオンがそう言うと、ジャンは口を綴んだ。
これ以上盗み見のようなことをするのにも耐えられず、レオンは馬の方向を変えた。丘の下では、別の部下たちが地図と実際の地形を照らし合わせる作業を続けいていた。
泥に足を取られながら、副隊長のマットが戻ってきた。
「やっぱりこの地図は作り直したほうがいい。去年の洪水のせいもあって、湿地の地形が変わっている」
レオンはその報告に頷いて、このことを上層部に報告する面倒さを思って肩を落とす。
「上への報告書は俺も手伝うよ。今夜、早く帰りたいだろ?」
副隊長のその気遣いに、レオンはふと自嘲気味な笑いを零した。もちろん早く帰りたいが、同時に、妻とどんな話しをすればいいかはわからない。
マットが小さく眉をしかめた。
「なあ、あのバラの件、大丈夫だったんだろ? 未遂だったし、許してもらえたって、言ってたよな?」
先日、バラを盗もうとした一件は彼も猛省したらしい。何かとレオンとセリーナの仲と生活を気遣ってくる。
どうして同僚たちがこうもレオンの新婚生活を気にかけるのか。それはレオンがずっと身を沈めていた片恋を彼らはとっくに知っていたからだし、レオンがついにその女性を手に入れたのを彼らも喜んでくれたからだ。
けれどレオンは、この痛みと喜びが同居する仄暗い胸の内を、具体的に彼らに説明したことは一度もない。それはとても言い表せない感情で、語ったところで、己が何を欲しているのか自分さえわからないのだ。
「大丈夫だよ。彼女は許してくれたし、俺たちはうまくやっている。報告書を手伝ってくれるのは有難い」
レオンがそう答えると、マットは安心したようにはにかんだ。
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