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最終章
第293話 トレトのダンジョン探索 其の六
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三階層に下りると、モンスターもAランクに分類されている中でも強いものの比率が多くなり数も増えたが、俺はマッピングで戦力外としてもSランク冒険者が三人もいるのだ──特に苦戦することもなくどんどん進んでいく。
二階層でなかなか階段が見つからなかったときに比べると、やはりというか三人のテンションも高い。
「なんだか進むごとにモンスターの数が増えてる気がするねぇ」
「たしかにそうじゃのう、もしかするとこの先に最奥部があったりして」
二人の言う通り、たしかに階段でこの階層に来たときよりも出会うモンスターが増えている気がする。しかしラムハのダンジョンでは最奥部の魔力結晶がある階層になった途端に一気にモンスターが増えたから、それを考えると最奥部はこの階層ではないと俺は考えている。
ただ、このダンジョンは出来てからかなりの年月が経っているから出来たてだったラムハのダンジョンと単純な比較はできないところはある。出来てからすぐだったために、最奥部からモンスターが分散せずに溜まっていた可能性もある。
まさかと思いながら先へと進んでいると、気がするどころではなくモンスターの数が増えていく。出会ったモンスターとの闘いも今までは誰か一人で倒していたが、手が足りなくなって全員で捌くようになった。
「これは本当に最奥部があるんじゃないかのう……」
「私もそう思うさね」
「ここまで増えるとなると、おそらくあるでしょうね」
最奥部に辿り着けるという期待に胸を躍らせながら、ひたすらにモンスターたちを殲滅していくと、モンスターたちが跋扈している通路の向こう側でこちらの炎を反射してキラリと光るものが見える。あれは──
「「「「魔力結晶!」」」」
二階層でなかなか階段が見つからなかったときに比べると、やはりというか三人のテンションも高い。
「なんだか進むごとにモンスターの数が増えてる気がするねぇ」
「たしかにそうじゃのう、もしかするとこの先に最奥部があったりして」
二人の言う通り、たしかに階段でこの階層に来たときよりも出会うモンスターが増えている気がする。しかしラムハのダンジョンでは最奥部の魔力結晶がある階層になった途端に一気にモンスターが増えたから、それを考えると最奥部はこの階層ではないと俺は考えている。
ただ、このダンジョンは出来てからかなりの年月が経っているから出来たてだったラムハのダンジョンと単純な比較はできないところはある。出来てからすぐだったために、最奥部からモンスターが分散せずに溜まっていた可能性もある。
まさかと思いながら先へと進んでいると、気がするどころではなくモンスターの数が増えていく。出会ったモンスターとの闘いも今までは誰か一人で倒していたが、手が足りなくなって全員で捌くようになった。
「これは本当に最奥部があるんじゃないかのう……」
「私もそう思うさね」
「ここまで増えるとなると、おそらくあるでしょうね」
最奥部に辿り着けるという期待に胸を躍らせながら、ひたすらにモンスターたちを殲滅していくと、モンスターたちが跋扈している通路の向こう側でこちらの炎を反射してキラリと光るものが見える。あれは──
「「「「魔力結晶!」」」」
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