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第八章 新しいメニューと緊急クエスト編
第147話 新しいメニュー 其の五
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次の日から練習用の剣は使わないことになり、代わりに素振りの回数が倍になった。これで、なんとかついていけるレベルのメニューになって安堵した。
ついてはいけるようになったとはいえ、一気に変わったメニューを毎日終わらせるのは大変だった。
最初の数日は、メニューを終えると疲労感で虚ろなまま夕食を摂り、すぐにベッドに倒れこみ泥のように眠る生活を送った。
その頃の俺の様子を見て、師匠やヘルガさんが心配していたのを覚えている。自分がどんな状態だったかの記憶はあまりないのだが、後からこんな様子だったと聞かされて、自分でも驚いた。
しかし何日か経ったあたりで、夕食中に頭が回ってないなと感じることが減ってきて、十日ほどでそれがなくなった。
そこからは、生活に支障をきたすことはなくなった。軽い筋肉痛になることはあったが、眠気に耐え切れなくなって寝てしまうだとか、質問に対してちぐはぐな答えを返してしまうだとか、そういうことはぴたりと止まった。
ひと月が経つ頃には、最初は太陽が完全に落ちる寸前までかかっていたメニューも、慣れたおかげで太陽が落ち始める前に終わるようになった。
この分なら朝にクエストを受けて、帰ってきてからやっても日没までには終えられるだろう。
ここしばらく────二、三ヶ月ほどだろうか、冒険者としてクエストを受けられなかったから、そろそろ久しぶりにクエストを受けに行きたいところだ。
一応、本職は冒険者なのだから、間を開けすぎるのもよくないだろう。それに一定期間が過ぎると、今まで達成したクエストの功績が失効してしまい、ランクアップが遠のく。
というのもあるが、この修行の成果を確かめたいというのが一番の理由だ。以前はきつかったメニューを今は余裕を持ってできるというのは、自分が成長した証だ。
その成長がどの程度のものなのか、実際に試してみたくてたまらない──というわけだ。
明日は久しぶりのクエストを受けに行こう。
ついてはいけるようになったとはいえ、一気に変わったメニューを毎日終わらせるのは大変だった。
最初の数日は、メニューを終えると疲労感で虚ろなまま夕食を摂り、すぐにベッドに倒れこみ泥のように眠る生活を送った。
その頃の俺の様子を見て、師匠やヘルガさんが心配していたのを覚えている。自分がどんな状態だったかの記憶はあまりないのだが、後からこんな様子だったと聞かされて、自分でも驚いた。
しかし何日か経ったあたりで、夕食中に頭が回ってないなと感じることが減ってきて、十日ほどでそれがなくなった。
そこからは、生活に支障をきたすことはなくなった。軽い筋肉痛になることはあったが、眠気に耐え切れなくなって寝てしまうだとか、質問に対してちぐはぐな答えを返してしまうだとか、そういうことはぴたりと止まった。
ひと月が経つ頃には、最初は太陽が完全に落ちる寸前までかかっていたメニューも、慣れたおかげで太陽が落ち始める前に終わるようになった。
この分なら朝にクエストを受けて、帰ってきてからやっても日没までには終えられるだろう。
ここしばらく────二、三ヶ月ほどだろうか、冒険者としてクエストを受けられなかったから、そろそろ久しぶりにクエストを受けに行きたいところだ。
一応、本職は冒険者なのだから、間を開けすぎるのもよくないだろう。それに一定期間が過ぎると、今まで達成したクエストの功績が失効してしまい、ランクアップが遠のく。
というのもあるが、この修行の成果を確かめたいというのが一番の理由だ。以前はきつかったメニューを今は余裕を持ってできるというのは、自分が成長した証だ。
その成長がどの程度のものなのか、実際に試してみたくてたまらない──というわけだ。
明日は久しぶりのクエストを受けに行こう。
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