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第75話 クズ再開

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「ごめん、ちょっと新しい友達と話してた」

「..........今って戦争中だよ、誰も死んでないけど...........?一応戦争中だよ」



リン.........君の言う通り!!



今一応戦争だもんね!!!



「はは..........ねえ」

「ん?」

「質問いい?」

「モチのロンだよ!」



久しぶりに聞いたなモチのロンって.........



「あの......なんで百メートル以内の人達が気絶してるの?あの数分で何が起きたの?!」



さっきまで触れなかったけど、なんで半径百メートル以内の "人間" が気絶してるの?



まさか!魔くんが!?そんな事が出来るって凄いな..........



「いやいや、ロベル君がした事じゃん」

「俺?」

「さっきのオーラって全部ロベルくんのでしょ?」

「ああ、俺のだったけど.....」



そう言えば一個は魔王のだったわ..........



あれっ、魔王のより俺のオーラが強い?



「そして普通の人間って強いオーラを受けると気絶するんだ!」

「あ~」



やっちゃったかー..........いや、



て言う かやっちゃったかー じゃ無くて

どっちかと言うと助かったぐらいだよね?



「分かるよ、皆微妙な気持ちになってるし」

「まあ、みんな頑張って準備したあもんな.......」

「「はー」」



あとなんど本当に戦争中なのかと疑えば良いんだ?



もうなんで戦ってるんだっk............クズ共がまだ残ってたな.............



「だ、大丈夫?顔顰しかめて」

「うん、大丈夫だよ」

「目が笑ってないのに~?」



ははは...



「はは、うん、でもお願い他の人達の回復を手伝える?」

「分かったけど.............帰って来てね..」

「....」



強引だったか



リン、今度あったら.......



「師匠、何してるっすか?て言うかなんで叩き落されたっすか!?

あとどこのラブストーリーなんスカ?」

「「うるさい!岩くんは黙って怪我人の回復!!!」」



クソッ、せっかくの良い雰囲気が..........



今度シバいておこうかな?て言うかシバく!絶対シバく!!





リンと岩くんが怪我人を回復に行った



「さて、行くか」



そう言ってオーラを探知する



これはけっこう簡単、動けるか "まだ" 気絶して無い人間がどこに居るのかを見つけるだけ



クズは絶対どこかに身を潜めてるから.........



自分は身を潜めて他人に戦わせる........



相変わらずだな



「あの丘の裏か.......十.......いや、百人かな?」



まあ、何人居ても行くんだけどね



「普通に行くのも良いけど.........せっかくなら浮遊(笑)で行くか」



と言う訳でテレポートを始めた



2回目とのこともあって、めっちゃ早く出来てほぼ浮遊........もう浮遊って呼べるよね?





クズとその取り巻き視点



「お、おい勇者!ど、ふぉうするんだよ!?」

「う、うるせえ滑舌ばか!待ってろ!」

「な、なんだよそれ!?みんなもう戦えないんだよ!!

誰が奴隷だよ!?メッチャツエーじゃねーかよ!!」

「うるせえ、俺らの為に一旦死んでこい!」



くそっ、どうしてだ?



死人どころか怪我人もいない、なのに勝て無い......



俺らは勇者だ、ちょっと特訓すればあんな村潰せるはずだ



なのに勝てる気がしない......



「ゆ、勇者さん........」

「なんだ!!!!」



ぶっ潰すぞオラァ!



頭ぶっ叩いてやる!!



「この村の人って............飛べるっすか?」

「ああん?俺以外にぶっ叩かれたのか?そんな事ある訳ねーだろ!!!」

「り、リク..........」

「と、飛んでるっす..........」



飛んでるってなんのこ..............はぃ!?



「あれってロベル?」

「まさk.........いや、ロベルだね......」

「飛んでるでごわすね.............」

「何でロベルなんかが..........」



そう思ってるとそいつは大声で



「リク!!!出て来やがれ!!と言うか待て!!」





ロベル "なんか" 視点



「おーっと見えて来たか......」



やっぱり数百人だな



「でも、そうか、妙にオーラが弱いと思ったら.........ボンボンと勇者だけ残ってる.......」



はー、結局金で軍に入った人は他人を犠牲にするんだな..........



「さーて、みんな俺に気付いたっぽいな?」



全員こっち見てるし、良い頃合いだな



「リク!!!出て来やがれ!!と言うか待て!!」



そう言って地に戻ってボンボンを全員アイテムボックスに放り込んだ



と言っても、2秒で数十メートルを降りて、数百名を行動不能にしただけだし



「待ったな....」

「な、何言って...........あれっ、取り巻きは?」

「消した」

「は!?」



何驚いてんだ?



「そんな事はどうでも良い」

「どうでもは無いだろ!!!」

「そうよ!説明しなさい!この荷物持ち!!」

「そうでごわす!」



何偉そうになってんだ........



忘れかけてたけどそうだな.........,..コイツラはこう言う奴らだ.....



「うるせえクソビッチ!!!黙ってろ!」

「な!?」

「おまえー!」



そう言ってリクは突っ込んできた



数ヶ月前と同じ、ただの突進.........はー



「おまえなー、少しは進化しろよ、遅いんだよ」



バーン!



俺の一撃でクズは一郎に打ち付けられた



「あ、アンタ.......」

「うるせえ........まだまだこれからだ.......」

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