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第70話 次回、戦争

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戦争一週間前



「う~ん」



ベットで逆立ちしながら俺は考えていた



そう、作戦だ!一週間後の戦争の為の作戦だ!



「何も浮かばん.........」



作戦を錬るってなったら難しいんだよな~



ここ一週間なんも思いつかなかったし.....



 暇つぶし能力が上昇しちゃうし、真剣に考えてるのにな~



逆立ちしながら



「皆に聞いてもな............はー、ちょっと卑怯だと思ってたけど.......この際、もういいか



プライドなんて捨てちゃおう!」



そう決心し、俺はプライドを捨ててディメンションチェンジ(大テレポート)を使った



◇◇◇◇

「ふむ、人間を無傷で捕まえる作戦か?」

「はい、出来れば俺のスキルでやりたいんですよ」

「う~む、何%まで殺せるんだ?」

「いや、ゼロ%ですけど」

「う~む」



やっぱり神でも難しいんだ...........



て言うか、毎回思うけど、この人本当に神なの?興味本位で村に住むし



顔は二十代前半、服は農家が着てそうな服.............って、俺じゃん!



いや、まあオーラ(ガチモンのだから!もう眩しい、相手の目が良く見えない)とか青い髪とか、座り方も偉そうだし、なんか呪いの王とかこんな座り方してそう........何言ってんだ俺?



あとやっぱ別人だわ



なんか雰囲気もリクっぽいし............なんか苛ついてきた、一週間後会えるのか.......



俺をゴミみたいに捨てた奴らに、やっと会えるのか...........



「ねえ、聞いてる?影移動、アイテムボックス、テレポート、岩变化、いっぱいあるしなんか1個ぐらい思い付かない?」

「いや、考えても難しいんですよ」

「もういっそ敵軍を岩の檻の中にでも入れたら?ほら、龍の時みたいに」



敵軍を捕まえるか...........炎みたいに......



「おり.......」

「冗談だよ、そんなもん出来るわけないしな」

「神さん、それですよ........有難うございます!!!」

「神かみさんって、嫁じゃねーよ」



そうやってアイデアを得た俺はテレポートして家に帰った(短距離(数キロメートル)はテレポートが最強)、



かなり短い面談....相談?だったけど凄くためになた



兎とに角かく!後は作戦の細かい所と必要なアイテムを作るだけだ!



.............あれっ、もしかしてそれが一番いちばん面倒めんどうくさい?



◇◇◇◇

「う~ん」

「リンも考えてるの?お母さんもなのよ」

「だよね、ムズカシイもんね」

「二人で考えてみる?」



お父さん省はぶかれてる............お母さん達って愛し合ってるのか嫌い合ってるのかが分からない.........



「いや!一人で頑張る!」

「そう?まあ何かあったら聞いても良いからね」

「は~い」



一人で頑張る!



この為に他人に頼んでしまうと言う行為は恥を捨てたも同然!



あと二週間もあるし、なにか思い浮かぶよね?



『戦争11日前』



「まあ、まだほぼ二週間残ってるし」



『戦争9日前』



「ま、まだ時間あるし.....」



『戦争一週間前』



「凱さ~ん!

て、手伝って!お願い!」



恥?なにそれ?美味しいの?そんな物、知らないけど?



「リンか?なんだ手伝いって?」

「戦争で使えて人を傷付かせないアイテムが居るんだけど!それで!」

「アイデアが無くて困ってる?」

「う、うん.........」



凄い、どうして分かったんだろう?



「ははっ、まあ自分もアイデアが無いけどね」

「凱さんも!」

「うん、三十個位しか思い浮かばないよ」



あ~、ロベルくんタイプかな?



無自覚係?



いや、この微かに浮かべている笑み........



「からかわないで下さい」

「ごめんごめん、で?要件は何だったっけ?」

「アイテムです」

「あー、そうね」



まさか一週間考えてもなにも浮かばないなんて............やっぱり凱さんとかゴーンさんは凄いんだ!



「どう言うのが良いの?」

「へ?」

「相手を無力化する方法」

「無力化............体のコントロールを奪う!」

「された方は嫌だと思うけど.........作れる?」

「あっ」



そうか!何でも作れる訳じゃないんだ!



「でもその方法がいい!」

「う~ん、じゃあコントロールを奪うんじゃなくて、自分の意のままに動かすってのはどう?」



う~ん、違いはよく分からないけど........まあどうにかなるでしょ!



「それ!」

「じゃあ自分の終わったし、一緒に頑張ろう」



そうして笑った凱さんの顔で地獄が始まった



アイテム制作がこんなに難しいなんて.........



◇◇◇◇

ロベルの家にて



「ふっ、神さんのおかげて最高の作戦が完成した!

リンもあっと言わせてやるぞ!て言うか遅いな」



コンコン



「あっ、開いてるよ」



そう声を掛けた時(オリジナリテ.........いやいや、ここは無難が良いんだよ!人が来たらこの返答!)



ドアが空き、今にも崩れ落ちそうなリンが現れた



「な、何があったの!?お、襲われた!?」

「だ、大丈夫、不眠で3日働いたあとアイテムを2日掛けて試しただけだから............」



安心できる要素一個もないよ!声もやばいことになってるし!



寝起きのアライグマ..........寝起きのアーニャ!?って思えるもん



「ま、先ずは布団に座って!」

「あ、有難う....」



そう言ってリンは布団に腰を掛けた



2日後戦争だよ、大丈夫?



「でも、アイテムは完成したんでしょう?」

「う、うん(もうあんなに頑張って出来てなかった.......いや!問題が1つでもあったら人間を一人ずつ自分で無力にするわ!!!)」



よ、良かった、質問した時空耳が聞こえたけど、まあ良いとしょう



「じゃあ、大丈夫?」

「う、うん、で、でもロベルくんから作戦教えて、私はちょっと無理」



どうやって来たの!?



そうツッコミをするのを我慢し、俺は自分の作戦を言った



そしてなんか呆れられた、絶対実戦で使えるのに、何でかな?

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