66 / 94
第2章
美凪side ② 後編 その③
しおりを挟む
美凪side ② 後編 その③
浴室から出た私は、濡れた部屋着を脱ぎ捨てて洗濯機の中へと放り込みます。
彼の服と私の服が絡まるのを見て、何だかえっちに見えてしまうのは……ちょっと変態かも知れません……
そして、私はかなり大きいバスタオルで身体を覆います。
流石に素っ裸で浴室に突入するような真似はしませんよ……
バスタオルを巻いた身体で湯船に浸かることも許してもらいたいところですね。
スー……ハー……
私は大きく息を吸って……吐きます。
深呼吸をした後に、もう一度曇りガラスの扉を開けて中に入ります。
「……し、失礼します」
「お、おぅ……」
浴室に入ると、隣人さんは身体は既に洗っていたようです。
後は、頭を洗う感じですかね。
私はその間に湯船に浸からせてもらうことにします。
「そ、その……私は湯船に入って待ってますね」
「……わかった。俺はあとは頭を洗うだけだから」
私は湯船に浸かるため、そう言う彼の横を通りました。
チラリ。と彼が私を見たのがわかりました。
ふ……ふふーん?怪我の功名かと思いますが、かなり意識してますね。
で、ですがやっぱり恥ずかしいですね……
「ば、バスタオルを巻いたまま湯船に入るのは許してください……」
「そんなことを気にする人間じゃないから平気だよ。てか……下はやっぱり裸なのか?その……実は下に水着を着てました……とか」
はぁ……隣人さんは漫画の読みすぎですね。
まぁ、私が言える立場ではありませんが……
お風呂に入るのに水着なんて有り得ませんよ。
私は湯船に身を沈めながら、彼に言いました。
「着てません。その……隣人さんは漫画の読みすぎでは?この時期に水着なんてすぐに用意できませんよ」
「そ、そうか……すまん」
隣人さんはそう言うと、自分の頭にシャワーをかけ始めました。
「少し泡が跳ねるかもしれないけど、その時はすまん」
「平気ですよ。そのくらいでしたら我慢出来ますから」
私がそう言うと、彼は頭をシャカシャカと洗い始めました。
…………無防備ですね。
私の心に、ムクムクとイタズラ心が湧き出てきました。
「…………えい」
私はツンと彼の脇腹をつついてみました。
「うぉおおおい!!??」
驚いて身をよじる隣人さん。
ふふふ。可愛いですね。
「えへへ。イタズラをしてしまいました」
「こっちは無防備なんだから、それは酷いと思うんですけど!!」
おやおや?隣人さんが敬語を使って抗議をしてきました。
なかなか珍しい言葉使いです。
随分と余裕が無いように見えます。
そんな彼の姿に、私は愛おしさを感じてしまいます。
「ふふーん?いつもは冷静沈着な隣人さんの慌てふためく所は貴重です。もっとイタズラをしたくなってしまいますね」
「お、お願いします。美凪お嬢様。その……もう少しだけ猶予をくれませんか?」
敬語で懇願する隣人さん。
そうですね。でしたら私としても、貴方に是非ともお願いしたい事があったんです。
「仕方ないですね。それでは私の頭を洗ってくれるのでしたら我慢してあげます」
「はぁあああ!!!???」
どうやらさっさとこの場を立ち去ろうと考えていたようですね。そうは問屋が卸さないです!!
「ふふーん。この私の髪の毛を洗えるなんて光栄だと思ってくださいね!!」
「さ、さっさと風呂場から出て行きたいんだけど……」
やはりそうでした。
私はニヤリと笑いながら人差し指を立てました。
「ツンツンされたいんですか?」
「いえ、洗わせてもらいます!!」
やりました!!彼から良い返事が貰えました!!
ドライヤーで彼に髪を乾かして貰うのもとても気持ち良かったので、今回も非常に期待しています!!
「ふふーん。今から楽しみです!!期待してますからね、隣人さん」
「……はい。丁寧に洗わせていただきます」
そして、シャワーで頭の泡を洗い流し終えました。
彼はお風呂用の椅子から立ち上がり、私にその場を譲りました。
「ほら、椅子に座れよ」
「はい。了解です」
私は湯船から立ち上がり、椅子へと向かいます。
……おっと。いけません。
濡れたバスタオルが身体から落ちそうになりました。
そ、それに、身体にピタリと張り付いてるので、この私のパーフェクトボディのラインが丸わかりです……
こ、これは結構恥ずかしいですね……
「……っ!!??」
隣の隣人さんを見ると、こちらを見たあとに慌てて視線を逸らすのが確認出来ました。
ふ、ふふーん?あ、貴方でしたらガン見しても良かったんですよ?
そんな彼の様子に、私は少しだけ余裕を取り戻して椅子に座りました。
「それではよろしくお願いします」
「あ、あぁ……」
私はお風呂用の椅子に腰を下ろし、彼にそう告げました。
そして、彼はキチンとシャワーがお湯になったのを確認してから私の頭を濡らしていきます。
私用のシャンプーを手に取り、ゆっくりと丁寧に、優しく私の頭を洗い始めました。
「……どうだ?」
不安気な彼の言葉。私は安心させてあげようと思い、正直な気持ちを告げました。
「……はい。とても気持ちいいです。隣人さんはお上手ですね」
毎日こうしてもらいたい。そう思うくらいに、彼からの施しは気持ちが良いです……
そんなことを思ってると、隣人さんはわざとらしく床屋さんみたいなことを言ってきました。
「お客様ー痒いところはありませんかー」
「あはは。大丈夫ですよー」
きっと余裕が無かったんですね。
そんなことを言わないと耐えられないくらいに。
「じゃあシャワーで流すからな」
彼はそう言うと、私の髪の毛からシャンプーの泡をしっかりと洗い流していきます。
そして、私用のトリートメントを丁寧に塗り込んでくれます。
「髪の毛が長いと大変だな」
隣人さんは私の髪の毛に触れながらそう言いました。
「そうですね。ですが、こうした努力を普通の女の子ならみんなしてますよ?」
「そうなのか。女の子は大変なんだな」
そうなんです。女の子は大変なんですよ?
大好きな貴方に、いつだって最高に綺麗で可愛い私を見てもらいたいから。
「あはは。そうですよ。『気になる男の子』に、綺麗だねって言ってもらいたいですからね」
「………………そうか」
私の『意味深』なセリフの意味。
隣人さんならわかりますよね?
ふふーん。これからもどんどんアプローチをかけていきますからね!!
我慢出来なくなって、貴方が狼さんになっても私は一向に構いませんからね。
「ありがとうございます。隣人さん。とてもお上手でしたよ」
私が彼にお礼を言うと、ほっとしたような声でそう返事がありました。
「あはは。どういたしまして。じゃあ俺は風呂から出るよ」
「はい。では私も身体を洗いますね。お風呂から出たらご飯にしましょう」
「そうだな。じゃあな、美凪」
隣人さんはそう言って、曇りガラスの扉を開けて浴室を後にしました。
「……ふぅ」
とても緊張しました。
私は濡れたバスタオルを外してから、私用のボディタオルで身体を洗っていきます。
まさかこんなことになるとは、夢にも思っていませんでしたが……
「……ですが、とてもとても意識して貰えたのはわかりました」
お風呂から出たら二人で作ったカレーを食べて、寝る支度をしましょう。
今日は結構歩きましたからね、しっかりと寝て明日に備えましょう。
私は髪の毛のトリートメントと、身体の泡をしっかりと洗い流してから、浴室を後にしました。
浴室から出た私は、濡れた部屋着を脱ぎ捨てて洗濯機の中へと放り込みます。
彼の服と私の服が絡まるのを見て、何だかえっちに見えてしまうのは……ちょっと変態かも知れません……
そして、私はかなり大きいバスタオルで身体を覆います。
流石に素っ裸で浴室に突入するような真似はしませんよ……
バスタオルを巻いた身体で湯船に浸かることも許してもらいたいところですね。
スー……ハー……
私は大きく息を吸って……吐きます。
深呼吸をした後に、もう一度曇りガラスの扉を開けて中に入ります。
「……し、失礼します」
「お、おぅ……」
浴室に入ると、隣人さんは身体は既に洗っていたようです。
後は、頭を洗う感じですかね。
私はその間に湯船に浸からせてもらうことにします。
「そ、その……私は湯船に入って待ってますね」
「……わかった。俺はあとは頭を洗うだけだから」
私は湯船に浸かるため、そう言う彼の横を通りました。
チラリ。と彼が私を見たのがわかりました。
ふ……ふふーん?怪我の功名かと思いますが、かなり意識してますね。
で、ですがやっぱり恥ずかしいですね……
「ば、バスタオルを巻いたまま湯船に入るのは許してください……」
「そんなことを気にする人間じゃないから平気だよ。てか……下はやっぱり裸なのか?その……実は下に水着を着てました……とか」
はぁ……隣人さんは漫画の読みすぎですね。
まぁ、私が言える立場ではありませんが……
お風呂に入るのに水着なんて有り得ませんよ。
私は湯船に身を沈めながら、彼に言いました。
「着てません。その……隣人さんは漫画の読みすぎでは?この時期に水着なんてすぐに用意できませんよ」
「そ、そうか……すまん」
隣人さんはそう言うと、自分の頭にシャワーをかけ始めました。
「少し泡が跳ねるかもしれないけど、その時はすまん」
「平気ですよ。そのくらいでしたら我慢出来ますから」
私がそう言うと、彼は頭をシャカシャカと洗い始めました。
…………無防備ですね。
私の心に、ムクムクとイタズラ心が湧き出てきました。
「…………えい」
私はツンと彼の脇腹をつついてみました。
「うぉおおおい!!??」
驚いて身をよじる隣人さん。
ふふふ。可愛いですね。
「えへへ。イタズラをしてしまいました」
「こっちは無防備なんだから、それは酷いと思うんですけど!!」
おやおや?隣人さんが敬語を使って抗議をしてきました。
なかなか珍しい言葉使いです。
随分と余裕が無いように見えます。
そんな彼の姿に、私は愛おしさを感じてしまいます。
「ふふーん?いつもは冷静沈着な隣人さんの慌てふためく所は貴重です。もっとイタズラをしたくなってしまいますね」
「お、お願いします。美凪お嬢様。その……もう少しだけ猶予をくれませんか?」
敬語で懇願する隣人さん。
そうですね。でしたら私としても、貴方に是非ともお願いしたい事があったんです。
「仕方ないですね。それでは私の頭を洗ってくれるのでしたら我慢してあげます」
「はぁあああ!!!???」
どうやらさっさとこの場を立ち去ろうと考えていたようですね。そうは問屋が卸さないです!!
「ふふーん。この私の髪の毛を洗えるなんて光栄だと思ってくださいね!!」
「さ、さっさと風呂場から出て行きたいんだけど……」
やはりそうでした。
私はニヤリと笑いながら人差し指を立てました。
「ツンツンされたいんですか?」
「いえ、洗わせてもらいます!!」
やりました!!彼から良い返事が貰えました!!
ドライヤーで彼に髪を乾かして貰うのもとても気持ち良かったので、今回も非常に期待しています!!
「ふふーん。今から楽しみです!!期待してますからね、隣人さん」
「……はい。丁寧に洗わせていただきます」
そして、シャワーで頭の泡を洗い流し終えました。
彼はお風呂用の椅子から立ち上がり、私にその場を譲りました。
「ほら、椅子に座れよ」
「はい。了解です」
私は湯船から立ち上がり、椅子へと向かいます。
……おっと。いけません。
濡れたバスタオルが身体から落ちそうになりました。
そ、それに、身体にピタリと張り付いてるので、この私のパーフェクトボディのラインが丸わかりです……
こ、これは結構恥ずかしいですね……
「……っ!!??」
隣の隣人さんを見ると、こちらを見たあとに慌てて視線を逸らすのが確認出来ました。
ふ、ふふーん?あ、貴方でしたらガン見しても良かったんですよ?
そんな彼の様子に、私は少しだけ余裕を取り戻して椅子に座りました。
「それではよろしくお願いします」
「あ、あぁ……」
私はお風呂用の椅子に腰を下ろし、彼にそう告げました。
そして、彼はキチンとシャワーがお湯になったのを確認してから私の頭を濡らしていきます。
私用のシャンプーを手に取り、ゆっくりと丁寧に、優しく私の頭を洗い始めました。
「……どうだ?」
不安気な彼の言葉。私は安心させてあげようと思い、正直な気持ちを告げました。
「……はい。とても気持ちいいです。隣人さんはお上手ですね」
毎日こうしてもらいたい。そう思うくらいに、彼からの施しは気持ちが良いです……
そんなことを思ってると、隣人さんはわざとらしく床屋さんみたいなことを言ってきました。
「お客様ー痒いところはありませんかー」
「あはは。大丈夫ですよー」
きっと余裕が無かったんですね。
そんなことを言わないと耐えられないくらいに。
「じゃあシャワーで流すからな」
彼はそう言うと、私の髪の毛からシャンプーの泡をしっかりと洗い流していきます。
そして、私用のトリートメントを丁寧に塗り込んでくれます。
「髪の毛が長いと大変だな」
隣人さんは私の髪の毛に触れながらそう言いました。
「そうですね。ですが、こうした努力を普通の女の子ならみんなしてますよ?」
「そうなのか。女の子は大変なんだな」
そうなんです。女の子は大変なんですよ?
大好きな貴方に、いつだって最高に綺麗で可愛い私を見てもらいたいから。
「あはは。そうですよ。『気になる男の子』に、綺麗だねって言ってもらいたいですからね」
「………………そうか」
私の『意味深』なセリフの意味。
隣人さんならわかりますよね?
ふふーん。これからもどんどんアプローチをかけていきますからね!!
我慢出来なくなって、貴方が狼さんになっても私は一向に構いませんからね。
「ありがとうございます。隣人さん。とてもお上手でしたよ」
私が彼にお礼を言うと、ほっとしたような声でそう返事がありました。
「あはは。どういたしまして。じゃあ俺は風呂から出るよ」
「はい。では私も身体を洗いますね。お風呂から出たらご飯にしましょう」
「そうだな。じゃあな、美凪」
隣人さんはそう言って、曇りガラスの扉を開けて浴室を後にしました。
「……ふぅ」
とても緊張しました。
私は濡れたバスタオルを外してから、私用のボディタオルで身体を洗っていきます。
まさかこんなことになるとは、夢にも思っていませんでしたが……
「……ですが、とてもとても意識して貰えたのはわかりました」
お風呂から出たら二人で作ったカレーを食べて、寝る支度をしましょう。
今日は結構歩きましたからね、しっかりと寝て明日に備えましょう。
私は髪の毛のトリートメントと、身体の泡をしっかりと洗い流してから、浴室を後にしました。
0
お気に入りに追加
83
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
運命の歯車が壊れるとき
和泉鷹央
恋愛
戦争に行くから、君とは結婚できない。
恋人にそう告げられた時、子爵令嬢ジゼルは運命の歯車が傾いで壊れていく音を、耳にした。
他の投稿サイトでも掲載しております。
公爵様、契約通り、跡継ぎを身籠りました!-もう契約は満了ですわよ・・・ね?ちょっと待って、どうして契約が終わらないんでしょうかぁぁ?!-
猫まんじゅう
恋愛
そう、没落寸前の実家を助けて頂く代わりに、跡継ぎを産む事を条件にした契約結婚だったのです。
無事跡継ぎを妊娠したフィリス。夫であるバルモント公爵との契約達成は出産までの約9か月となった。
筈だったのです······が?
◆◇◆
「この結婚は契約結婚だ。貴女の実家の財の工面はする。代わりに、貴女には私の跡継ぎを産んでもらおう」
拝啓、公爵様。財政に悩んでいた私の家を助ける代わりに、跡継ぎを産むという一時的な契約結婚でございましたよね・・・?ええ、跡継ぎは産みました。なぜ、まだ契約が完了しないんでしょうか?
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってくださいませええ!この契約!あと・・・、一体あと、何人子供を産めば契約が満了になるのですッ!!?」
溺愛と、悪阻(ツワリ)ルートは二人がお互いに想いを通じ合わせても終わらない?
◆◇◆
安心保障のR15設定。
描写の直接的な表現はありませんが、”匂わせ”も気になる吐き悪阻体質の方はご注意ください。
ゆるゆる設定のコメディ要素あり。
つわりに付随する嘔吐表現などが多く含まれます。
※妊娠に関する内容を含みます。
【2023/07/15/9:00〜07/17/15:00, HOTランキング1位ありがとうございます!】
こちらは小説家になろうでも完結掲載しております(詳細はあとがきにて、)
美少女だらけの姫騎士学園に、俺だけ男。~神騎士LV99から始める強くてニューゲーム~
マナシロカナタ✨ラノベ作家✨子犬を助けた
ファンタジー
異世界💞推し活💞ファンタジー、開幕!
人気ソーシャルゲーム『ゴッド・オブ・ブレイビア』。
古参プレイヤー・加賀谷裕太(かがや・ゆうた)は、学校の階段を踏み外したと思ったら、なぜか大浴場にドボンし、ゲームに出てくるツンデレ美少女アリエッタ(俺の推し)の胸を鷲掴みしていた。
ふにょんっ♪
「ひあんっ!」
ふにょん♪ ふにょふにょん♪
「あんっ、んっ、ひゃん! って、いつまで胸を揉んでるのよこの変態!」
「ご、ごめん!」
「このっ、男子禁制の大浴場に忍び込むだけでなく、この私のむ、む、胸を! 胸を揉むだなんて!」
「ちょっと待って、俺も何が何だか分からなくて――」
「問答無用! もはやその行い、許し難し! かくなる上は、あなたに決闘を申し込むわ!」
ビシィッ!
どうやら俺はゲームの中に入り込んでしまったようで、ラッキースケベのせいでアリエッタと決闘することになってしまったのだが。
なんと俺は最高位職のLv99神騎士だったのだ!
この世界で俺は最強だ。
現実世界には未練もないし、俺はこの世界で推しの子アリエッタにリアル推し活をする!
転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました
古里@10/25シーモア発売『王子に婚約
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。
前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。
恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに!
しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに……
見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!?
小説家になろうでも公開しています。
第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品
もう彼女でいいじゃないですか
キムラましゅろう
恋愛
ある日わたしは婚約者に婚約解消を申し出た。
常にわたし以外の女を腕に絡ませている事に耐えられなくなったからだ。
幼い頃からわたしを溺愛する婚約者は婚約解消を絶対に認めないが、わたしの心は限界だった。
だからわたしは行動する。
わたしから婚約者を自由にするために。
わたしが自由を手にするために。
残酷な表現はありませんが、
性的なワードが幾つが出てきます。
苦手な方は回れ右をお願いします。
小説家になろうさんの方では
ifストーリーを投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる