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第2章
第五話 ~今までの人生で褒められたことの無い、姿勢の良さを美凪に褒められた件~
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第五話
「むーーー!!!!納得行きません!!!!」
「あはは。まぁ仕方ないじゃないか。ボタンが押せなかったことくらいでそんなに怒るなよ」
バスから降りてショッピングモールへと歩いている時。
美凪はプンプンと怒りながら頬を膨らませていた。
間も無くショッピングモールに到着です。
そんな車内アナウンスが流れな頃。
美凪は意気揚々とボタンに手を伸ばした。
『ふふーん!!このバスを停めるかどうかは、私のこの指にかかってます!!』
『あはは。じゃあよろしく頼むわ』
俺がそう言って美凪にボタンを任せると……
『あ、あれ……反応しません……』
ポチポチと美凪がボタンを押しても
ピンポーン
という音が鳴らない。
『んー……故障してるのかな?』
『な、なんですってぇ!?』
そんなやり取りをしていると、誰かがボタンを押したようでピンポーンという音が車内に鳴り響いた。
視線の先には申し訳なさそうなおばさんが居た。
『ごめんなさいね。譲ってあげようと思ってたんだけど、トラブルがあったみたいね』
『いえ、お気遣いなく。ご配慮下さりありがとうございます』
俺はそう言って、年配の女性に頭を下げた。
そんなやり取りがあったバスの車内。
子供っぽい所のある美凪はバスから降りてもプンプンしていた。
「まぁ、帰りも乗るんだからさ。その時に押せば良いだろ?」
「……ふぅ。そうですね。何時でも冷静沈着なパーフェクト美少女の美凪優花ちゃんにしては珍しく、少し取り乱してしまいました」
……冷静沈着?
……珍しく?
まぁ……そういうことにしておくか。
「まぁせっかくのデートなんだ。あんまりプンプンしないで楽しく過ごそうぜ」
「そうですね。では、まずはどちらの洋服から見に行きますか?」
「……そうだな」
ショッピングモールの中に入った俺と美凪。
案内板を見ながら俺は思案する。
メンズ用とレディース用の洋服屋は併設しているようだ。
「俺の方が多分時間かからないと思うから、俺から選ぶか」
「はい!!では三階へ向かいましょう」
俺と美凪は目的地を決めると、エレベーターに乗り込む。
鏡に映った俺と美凪の姿を見る。
まぁ、隣に立てるレベルには仕上がってるかな。
なんて思っていると、
「私は思うんですよ。男の人の良さって『姿勢』に現れるものだと」
「姿勢?」
俺がそう問いかけると、美凪は鏡に映った俺を指さす。
「はい。見ればわかりますよ。猫背の人は論外です。しっかりとまっすぐ立って顎を引く。それだけですごく素敵に見えます。待ってる時の姿勢の良さ。隣人さんはとても良いですね」
「そんなことを褒められたのはお前が初めてだよ」
俺がそう言うと、美凪は上目遣いでこちらを見上げて微笑んだ。
「姿勢の良さは内面の良さだと思ってます。ぶっきらぼうな言葉の裏側にある貴方の本心はとても優しい人です。そんな所からも見て取れますよ」
「……辞めろよ。照れるだろ」
「あはは。可愛いですね、隣人さん」
そんな話をしていると、三階へと辿り着く。
少し歩くとメンズファッションの店に到着する。
「着いたな、ここだな」
「はい。では、中に入りましょう」
『いらっしゃいませーごゆっくりどうぞー』
と言う店員さんの声に迎えられ、俺たちは中へと入る。
「ゆったりとした服が好き。という話をしてましたね」
「そうだな。でも、そういうのばかりを着てきたからな。スキニーパンツみたいなのを一枚持ってても良いと思ってる」
「なるほど。先程も話をしましたが、姿勢の良い人程そう言う体のラインが出る服が似合いますからね。隣人さんは細身ですが筋肉もあります。スキニーパンツは似合うと思いますよ?」
そう言って美凪は上下のセットを持ってきた。
「正確なサイズを知らないので3Lで選んできました。シンプルな色合いが私は好きです。白のTシャツに黒のスキニーパンツ。あとは隣人さんの好みでジャケットなどを合わせてはいかがですか?」
「悪くないな。俺の好みにもあってるし」
俺はそう言うと、灰色のジャケットを手に取る。
「じゃあちょっと待っててくれ。試着をしてくるから」
「はい。では試着室の前で待ってますね」
俺は試着室に入ると、今まで来ていた服を脱いでいく。
「身体にフィットする感じ。悪くないかもしれないな」
ダボッとした服を着ることが多かった。
動きが阻害されるような気がしていたからだ。
でも、実際に着てみるとそんなことはあまり気にならなかった。
そして、俺は試着を終えると扉を開ける。
「どうかな、美凪?」
目の前に居た美凪に、俺は笑いながら問いかける。
「か、かっこいい……」
「……え?」
少しだけ頬を赤くしながら、美凪は何かを呟いた。
あまり大きな声じゃなかったので、聞き取れなかった。
「な、なんでもないです!!その!!よ、良く似合ってますね!!」
「そ、そうか……ありがとう。ならこれを買うことにするよ。サイズも3Lでピッタリだったよ」
俺はそう言うと、再び試着室に戻った。
「……ふぅ。あの美凪の表情はやばかったな」
あんまり他人には見せたくない、俺だけに向けて欲しい表情をしていた。
あんな顔を見せてくれるなら、多少の出費も痛くないよな。
値札を見ると、それなりの値段がしていたが予算の範囲だったので良しとするか。
俺がそう思って、購入予定の服を持って外に出る。
「お待たせ美凪。これを買ってくるよ」
「はい。待ってますね!!」
会計を終えて美凪の元に戻ってくる。
「では次は私の服を選んでもらいますね!!」
美凪は笑顔で俺にそう言ってきた。
「何を着せてもお前なら似合いそうだからな。責任重大だな」
「ふふーん!!この美凪優花ちゃんのファッションショーを特等席で眺められるなんて、隣人さんは光栄だと思ってくださいね!!」
そんな会話をしながら、俺と美凪はレディースファッションショップに足を踏み入れた。
「むーーー!!!!納得行きません!!!!」
「あはは。まぁ仕方ないじゃないか。ボタンが押せなかったことくらいでそんなに怒るなよ」
バスから降りてショッピングモールへと歩いている時。
美凪はプンプンと怒りながら頬を膨らませていた。
間も無くショッピングモールに到着です。
そんな車内アナウンスが流れな頃。
美凪は意気揚々とボタンに手を伸ばした。
『ふふーん!!このバスを停めるかどうかは、私のこの指にかかってます!!』
『あはは。じゃあよろしく頼むわ』
俺がそう言って美凪にボタンを任せると……
『あ、あれ……反応しません……』
ポチポチと美凪がボタンを押しても
ピンポーン
という音が鳴らない。
『んー……故障してるのかな?』
『な、なんですってぇ!?』
そんなやり取りをしていると、誰かがボタンを押したようでピンポーンという音が車内に鳴り響いた。
視線の先には申し訳なさそうなおばさんが居た。
『ごめんなさいね。譲ってあげようと思ってたんだけど、トラブルがあったみたいね』
『いえ、お気遣いなく。ご配慮下さりありがとうございます』
俺はそう言って、年配の女性に頭を下げた。
そんなやり取りがあったバスの車内。
子供っぽい所のある美凪はバスから降りてもプンプンしていた。
「まぁ、帰りも乗るんだからさ。その時に押せば良いだろ?」
「……ふぅ。そうですね。何時でも冷静沈着なパーフェクト美少女の美凪優花ちゃんにしては珍しく、少し取り乱してしまいました」
……冷静沈着?
……珍しく?
まぁ……そういうことにしておくか。
「まぁせっかくのデートなんだ。あんまりプンプンしないで楽しく過ごそうぜ」
「そうですね。では、まずはどちらの洋服から見に行きますか?」
「……そうだな」
ショッピングモールの中に入った俺と美凪。
案内板を見ながら俺は思案する。
メンズ用とレディース用の洋服屋は併設しているようだ。
「俺の方が多分時間かからないと思うから、俺から選ぶか」
「はい!!では三階へ向かいましょう」
俺と美凪は目的地を決めると、エレベーターに乗り込む。
鏡に映った俺と美凪の姿を見る。
まぁ、隣に立てるレベルには仕上がってるかな。
なんて思っていると、
「私は思うんですよ。男の人の良さって『姿勢』に現れるものだと」
「姿勢?」
俺がそう問いかけると、美凪は鏡に映った俺を指さす。
「はい。見ればわかりますよ。猫背の人は論外です。しっかりとまっすぐ立って顎を引く。それだけですごく素敵に見えます。待ってる時の姿勢の良さ。隣人さんはとても良いですね」
「そんなことを褒められたのはお前が初めてだよ」
俺がそう言うと、美凪は上目遣いでこちらを見上げて微笑んだ。
「姿勢の良さは内面の良さだと思ってます。ぶっきらぼうな言葉の裏側にある貴方の本心はとても優しい人です。そんな所からも見て取れますよ」
「……辞めろよ。照れるだろ」
「あはは。可愛いですね、隣人さん」
そんな話をしていると、三階へと辿り着く。
少し歩くとメンズファッションの店に到着する。
「着いたな、ここだな」
「はい。では、中に入りましょう」
『いらっしゃいませーごゆっくりどうぞー』
と言う店員さんの声に迎えられ、俺たちは中へと入る。
「ゆったりとした服が好き。という話をしてましたね」
「そうだな。でも、そういうのばかりを着てきたからな。スキニーパンツみたいなのを一枚持ってても良いと思ってる」
「なるほど。先程も話をしましたが、姿勢の良い人程そう言う体のラインが出る服が似合いますからね。隣人さんは細身ですが筋肉もあります。スキニーパンツは似合うと思いますよ?」
そう言って美凪は上下のセットを持ってきた。
「正確なサイズを知らないので3Lで選んできました。シンプルな色合いが私は好きです。白のTシャツに黒のスキニーパンツ。あとは隣人さんの好みでジャケットなどを合わせてはいかがですか?」
「悪くないな。俺の好みにもあってるし」
俺はそう言うと、灰色のジャケットを手に取る。
「じゃあちょっと待っててくれ。試着をしてくるから」
「はい。では試着室の前で待ってますね」
俺は試着室に入ると、今まで来ていた服を脱いでいく。
「身体にフィットする感じ。悪くないかもしれないな」
ダボッとした服を着ることが多かった。
動きが阻害されるような気がしていたからだ。
でも、実際に着てみるとそんなことはあまり気にならなかった。
そして、俺は試着を終えると扉を開ける。
「どうかな、美凪?」
目の前に居た美凪に、俺は笑いながら問いかける。
「か、かっこいい……」
「……え?」
少しだけ頬を赤くしながら、美凪は何かを呟いた。
あまり大きな声じゃなかったので、聞き取れなかった。
「な、なんでもないです!!その!!よ、良く似合ってますね!!」
「そ、そうか……ありがとう。ならこれを買うことにするよ。サイズも3Lでピッタリだったよ」
俺はそう言うと、再び試着室に戻った。
「……ふぅ。あの美凪の表情はやばかったな」
あんまり他人には見せたくない、俺だけに向けて欲しい表情をしていた。
あんな顔を見せてくれるなら、多少の出費も痛くないよな。
値札を見ると、それなりの値段がしていたが予算の範囲だったので良しとするか。
俺がそう思って、購入予定の服を持って外に出る。
「お待たせ美凪。これを買ってくるよ」
「はい。待ってますね!!」
会計を終えて美凪の元に戻ってくる。
「では次は私の服を選んでもらいますね!!」
美凪は笑顔で俺にそう言ってきた。
「何を着せてもお前なら似合いそうだからな。責任重大だな」
「ふふーん!!この美凪優花ちゃんのファッションショーを特等席で眺められるなんて、隣人さんは光栄だと思ってくださいね!!」
そんな会話をしながら、俺と美凪はレディースファッションショップに足を踏み入れた。
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