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閑話 ルーデルの変人
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エーぺレス・ルーデルは厳格な父である先々代ルーデル辺境伯と、穏やかで慎ましいその夫人から生まれたルーデル家の長女である。
嫡男であったトウシとは歳が離れており、トウシの長男リュートとは6歳しか違わない。
長く綺麗な黒い髪、スラッと伸びた体つきに、目鼻立ちのはっきりした美人となった彼女は、ランドール王国でも屈指の美人と言われた。
しかし彼女は「どうしてあの親からこの子が」と言われるほど、両親とは似つかないお転婆で奔放に育ち、ルーデル家きっての変わり者とカテゴライズされてしまう。
「ちょっと乗馬してくる」と言ったかと思えば野宿をしながら国を一周したり、「食事に行ってきます」と言っては何か国か回って食べ歩き、数か月後に帰ってくるなど奇行が目立った。
常にじっとしていられないエーぺレスに嘆きつつも、恋に夢中になれば変わるかと期待をして父親は何度か婚約者をあてがっては見たが、あまりの奔放っぷりに疲れてしまったのかその悉くが逃げ出した。
勇猛果敢な武人で名をはせた父親ですらついに心を折り、淑女として貴族の責務を果たせぬのならと、エーぺレスをルーデルから除籍とする代わりにもう好きに生きろと彼女に告げた。
「ありがとうございます。これでワタクシ自由ですのね!」
既に十二分に自由を謳歌していたのでは?とオミトは思ったが、彼は心底嬉しそうに荷物をまとめていくエーペレスを笑顔で見送った。経済支援を一切受けることなく、彼女は17歳で単身外国へ渡っていった。
その2年後、どのようにして稼いだのかは不明だが、生まれてからこれまでにエーペレスにかかった費用を越える金がルーデル家に送られたという。
「知らぬ。あれはもう死んだのだ」
エーペレスとは仲の良かったショウは、突如としていなくなった叔母について祖父に聞いてもこうとしか返ってこなかった。
「あの方はいつでも私たちの心の中にいます」
オミトに聞くと、彼は慢心の笑みでこう語った。まるで死んでしまったみたいな言い方だが、オミトの心の中にはいつだってエーペレスがいるんだなとショウは思った。
だが父トウシが家督を継ぎ、祖父母が王都に隠居すると、たまにひょっこりとエーペレスは顔を出すようになった。数日ほどこちらに滞在することもあれば、半日さえいないこともある。数週間でまた顔出すこともあれば、数か月音沙汰がないのもしばしば。
とにかく雲のようにつかめない、どこまでも自由なのがショウの叔母、エーペレスであった。
----------
「寄付金・・・ですか?」
そんな自由奔放なエーペレスさんが言ったルーデルの苦境を救うワード・・・それは『寄付金』であった。
「そうよ。コストカットも限界で税収を増やすのも難しいとなれば、寄付金を増やせばいいのよ」
随分と簡単なようにそう言うエーペレスさんに、俺は思わず本日何度目かのため息をもらしてしまう。
「増やせばいいのよ、ってどうやって増やすんですか?エーペレスさんが寄付してくれるんですか?」
「別にそれでもいいけど、それに依存してるともし私に何かがあったときにまた同じ問題に直面することになるわ」
それでもいいけど、ってそれだけの財力を持っているってこと?この人は本当に普段何をしている人なんだ・・・
「まぁ、確かにルーデル家への寄付金は年々減少してますね」
オミトが言う。
有難いことにルーデルにも毎年少なからず寄付金は送られてくる。
退役した騎士であったり、保守的な貴族だったり、国防を担うルーデル家の活躍に感謝している旨を手紙にしたためながら寄付して下さる方々がいるのだ。
だが年々、その方々も高齢で亡くなったりすることでその額は減少傾向にある。また、辺境で敵を食い止め続けて中央が平和を維持することで、皮肉にも軍縮を叫ぶ声が上がるようになってしまったのも寄付金の減少にもつながっている。
とはいえ寄付金は人の善意による施しだ。元よりアテにはしていないし、それをアテにする領地運営など論外と俺は考える。
「寄付金が貰えるのをただ待つだけじゃないの。取りにいく気持ちで行くのよ」
「・・・はぁ」
「まず寄付金の減少の最大の理由は、ルーデル家のイメージが良くないからだと思うわ」
エーペレスさんの言葉にズキリと胸が痛む。それはわかっている。そうだろうなとは思う。
ルーデル家が慢性的に抱える問題に金の不足、人の不足、そしてイメージの悪さがある。金についてはもはや説明不要だろう。次に人。あまり平和な土地とは言えないので、とにかく住民が中々寄り付かない。税を安く設定しているのでそれでもいくらかは人が流れてくるが・・・
そしてイメージの悪さ。
ルーデル家はランドール王国の辺境を守る最強の騎士団を率いている・・・という世間の認知があるが、この騎士団がやはり戦いに明け暮れているからか辺境にいるせいか品がない、というイメージが広まっている。
実際に王都で式典があるときなどにうちの騎士団を派遣することがあるのだが、そこでも他の騎士団と揉めたり酒場で騒ぎを起こしたりとすることがある。
城下町を歩いているときも市井の目はどこか汚いものを見るというか、少なくとも良いイメージを抱いていないのはわかった。着せてる鎧もちょっとボロかったりするしな。仕方がないかもしれん。
口が悪い、礼儀を知らない、下品、見苦しい、臭そう、中央務めの騎士様はどうにも辺境騎士団をそのように見るので何かの拍子にこちらと衝突する。そしてその話が市井にも広まることでイメージがどんどん悪くなる。ルードの田舎騎士だ、などと。
俺達は辺境で日々、ランドール王国の外敵から身を護るために必死でやってはいるのだが、実際に戦場におらず平和な王都で訓練にのみ明け暮れる騎士様からすれば、腕っぷしが強かろうと下品で汚い辺境騎士団など同じ騎士ではない思っているのだろう。
だがそれは直せといってすぐに直せるものでもないし、下品だろうとやることはやっているのだ。これが俺らなのだからもうほっとけ!というのが先代からのスタンスだ。
イメージ悪いことでの弊害もあるにはあるし、どうにかしたいけどどうにもならないので正直諦めていた。
「そんなわけでイメージを変えていきましょう」
「・・・はぁ」
「極端な話、イメージを変えて人気者にさえなれば、寄付金は今の何倍も集められるようになるのよ」
エーペレスさんの言葉に、俺は生返事をするしかない。それが簡単に出来るならもう既にやってる・・・かもしれない。
「あぁ、別にあなた達自身を無理に全部変える必要はないわ」
「・・・え?」
「変えられるところを変えていきましょう」
エーペレスさんの提案はこうだ。
ルーデル率いる辺境騎士団は「黒の騎士団」と呼ばれている。いかにもダーティーなイメージがあるが、それを逆手にとって人気に繋げるのだという。
「黒の騎士団」の「黒」をシンボルカラーとし、領地外で人の目に触れるルーデル家の人間は全てこれから新しく制作する黒色の服を着てもらう。使う馬車も黒色に改装する。そうだどうせなら馬も黒いのにしましょう。
まずは見た目からわかりやすく変われば、人の印象も案外コロッと変わってしまうものなのよと、そこまでエーペレスさんが言ったところで俺は待ったをかけた。
「ちょっと待ってください。なんですかそれは?そんな恥ずかしい真似ができるわけないでしょうが!道化になれと?」
俺達に歌劇団か何かになれというのか?
「ショウ。貴方は見た目もいいし、ルーデルの代表なんだから特に映えるようにしないとね」
エーペレスさんは話を聞いていない。
「そりゃイメージも変えられて寄付金もそれなりに集まるなら、こんないい話はありませんがね。けど少々短絡的では・・・」
「統一感を持たせることで『黒の騎士団』を印象付けるのよ。服もこれから制作にとりかかるわ。段取りから費用まで全部私に任せなさい」
エーペレスさんは話を聞いていない!
「いや、ですから・・・」
「やるのよ!道化になるだけでルーデルの懐具合を改善できる可能性があるなら、安いものでしょう」
「その・・・」
「 や る の よ 」
「・・・はぁ」
エーペレスさんの威圧に、ついに俺も抵抗することをやめた。
アイディアを聞いてくれとやってきた割には、自分の案を実行してもらうこと前提だったようだ。相変わらず自由で勝手な人である。有無を言わさず、といった感じだ。
「エーペレス様。お言葉ですが・・・」
おっ?流石に見かねたのかオミトが助け船を出してくれそうだ。
「やってくれないの?(涙目)」
「やりましょう」
しかしエーペレスさんが悲し気(フリ)な顔を見せると、彼女に甘いオミトは即座に頷いてしまった。
おい(怒
「いいから私に任せなさい」
そういうエーペレスさんに俺は不安な気持ちしか抱けなかった。大恥をかいて失敗するだけのような気がするが、費用は出してくれると言ってくれているし、俺の気持ちの問題だけで実際損失がないなら駄目で元々でやるしかないのだろう。
こうしてルーデル家の懐事情を改善するための起死回生の一手は、ルーデルきっての変人に託されることになった。
そして良いんだか悪いんだか、その変人の作戦は成功してしまうのである。
嫡男であったトウシとは歳が離れており、トウシの長男リュートとは6歳しか違わない。
長く綺麗な黒い髪、スラッと伸びた体つきに、目鼻立ちのはっきりした美人となった彼女は、ランドール王国でも屈指の美人と言われた。
しかし彼女は「どうしてあの親からこの子が」と言われるほど、両親とは似つかないお転婆で奔放に育ち、ルーデル家きっての変わり者とカテゴライズされてしまう。
「ちょっと乗馬してくる」と言ったかと思えば野宿をしながら国を一周したり、「食事に行ってきます」と言っては何か国か回って食べ歩き、数か月後に帰ってくるなど奇行が目立った。
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「ありがとうございます。これでワタクシ自由ですのね!」
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その2年後、どのようにして稼いだのかは不明だが、生まれてからこれまでにエーペレスにかかった費用を越える金がルーデル家に送られたという。
「知らぬ。あれはもう死んだのだ」
エーペレスとは仲の良かったショウは、突如としていなくなった叔母について祖父に聞いてもこうとしか返ってこなかった。
「あの方はいつでも私たちの心の中にいます」
オミトに聞くと、彼は慢心の笑みでこう語った。まるで死んでしまったみたいな言い方だが、オミトの心の中にはいつだってエーペレスがいるんだなとショウは思った。
だが父トウシが家督を継ぎ、祖父母が王都に隠居すると、たまにひょっこりとエーペレスは顔を出すようになった。数日ほどこちらに滞在することもあれば、半日さえいないこともある。数週間でまた顔出すこともあれば、数か月音沙汰がないのもしばしば。
とにかく雲のようにつかめない、どこまでも自由なのがショウの叔母、エーペレスであった。
----------
「寄付金・・・ですか?」
そんな自由奔放なエーペレスさんが言ったルーデルの苦境を救うワード・・・それは『寄付金』であった。
「そうよ。コストカットも限界で税収を増やすのも難しいとなれば、寄付金を増やせばいいのよ」
随分と簡単なようにそう言うエーペレスさんに、俺は思わず本日何度目かのため息をもらしてしまう。
「増やせばいいのよ、ってどうやって増やすんですか?エーペレスさんが寄付してくれるんですか?」
「別にそれでもいいけど、それに依存してるともし私に何かがあったときにまた同じ問題に直面することになるわ」
それでもいいけど、ってそれだけの財力を持っているってこと?この人は本当に普段何をしている人なんだ・・・
「まぁ、確かにルーデル家への寄付金は年々減少してますね」
オミトが言う。
有難いことにルーデルにも毎年少なからず寄付金は送られてくる。
退役した騎士であったり、保守的な貴族だったり、国防を担うルーデル家の活躍に感謝している旨を手紙にしたためながら寄付して下さる方々がいるのだ。
だが年々、その方々も高齢で亡くなったりすることでその額は減少傾向にある。また、辺境で敵を食い止め続けて中央が平和を維持することで、皮肉にも軍縮を叫ぶ声が上がるようになってしまったのも寄付金の減少にもつながっている。
とはいえ寄付金は人の善意による施しだ。元よりアテにはしていないし、それをアテにする領地運営など論外と俺は考える。
「寄付金が貰えるのをただ待つだけじゃないの。取りにいく気持ちで行くのよ」
「・・・はぁ」
「まず寄付金の減少の最大の理由は、ルーデル家のイメージが良くないからだと思うわ」
エーペレスさんの言葉にズキリと胸が痛む。それはわかっている。そうだろうなとは思う。
ルーデル家が慢性的に抱える問題に金の不足、人の不足、そしてイメージの悪さがある。金についてはもはや説明不要だろう。次に人。あまり平和な土地とは言えないので、とにかく住民が中々寄り付かない。税を安く設定しているのでそれでもいくらかは人が流れてくるが・・・
そしてイメージの悪さ。
ルーデル家はランドール王国の辺境を守る最強の騎士団を率いている・・・という世間の認知があるが、この騎士団がやはり戦いに明け暮れているからか辺境にいるせいか品がない、というイメージが広まっている。
実際に王都で式典があるときなどにうちの騎士団を派遣することがあるのだが、そこでも他の騎士団と揉めたり酒場で騒ぎを起こしたりとすることがある。
城下町を歩いているときも市井の目はどこか汚いものを見るというか、少なくとも良いイメージを抱いていないのはわかった。着せてる鎧もちょっとボロかったりするしな。仕方がないかもしれん。
口が悪い、礼儀を知らない、下品、見苦しい、臭そう、中央務めの騎士様はどうにも辺境騎士団をそのように見るので何かの拍子にこちらと衝突する。そしてその話が市井にも広まることでイメージがどんどん悪くなる。ルードの田舎騎士だ、などと。
俺達は辺境で日々、ランドール王国の外敵から身を護るために必死でやってはいるのだが、実際に戦場におらず平和な王都で訓練にのみ明け暮れる騎士様からすれば、腕っぷしが強かろうと下品で汚い辺境騎士団など同じ騎士ではない思っているのだろう。
だがそれは直せといってすぐに直せるものでもないし、下品だろうとやることはやっているのだ。これが俺らなのだからもうほっとけ!というのが先代からのスタンスだ。
イメージ悪いことでの弊害もあるにはあるし、どうにかしたいけどどうにもならないので正直諦めていた。
「そんなわけでイメージを変えていきましょう」
「・・・はぁ」
「極端な話、イメージを変えて人気者にさえなれば、寄付金は今の何倍も集められるようになるのよ」
エーペレスさんの言葉に、俺は生返事をするしかない。それが簡単に出来るならもう既にやってる・・・かもしれない。
「あぁ、別にあなた達自身を無理に全部変える必要はないわ」
「・・・え?」
「変えられるところを変えていきましょう」
エーペレスさんの提案はこうだ。
ルーデル率いる辺境騎士団は「黒の騎士団」と呼ばれている。いかにもダーティーなイメージがあるが、それを逆手にとって人気に繋げるのだという。
「黒の騎士団」の「黒」をシンボルカラーとし、領地外で人の目に触れるルーデル家の人間は全てこれから新しく制作する黒色の服を着てもらう。使う馬車も黒色に改装する。そうだどうせなら馬も黒いのにしましょう。
まずは見た目からわかりやすく変われば、人の印象も案外コロッと変わってしまうものなのよと、そこまでエーペレスさんが言ったところで俺は待ったをかけた。
「ちょっと待ってください。なんですかそれは?そんな恥ずかしい真似ができるわけないでしょうが!道化になれと?」
俺達に歌劇団か何かになれというのか?
「ショウ。貴方は見た目もいいし、ルーデルの代表なんだから特に映えるようにしないとね」
エーペレスさんは話を聞いていない。
「そりゃイメージも変えられて寄付金もそれなりに集まるなら、こんないい話はありませんがね。けど少々短絡的では・・・」
「統一感を持たせることで『黒の騎士団』を印象付けるのよ。服もこれから制作にとりかかるわ。段取りから費用まで全部私に任せなさい」
エーペレスさんは話を聞いていない!
「いや、ですから・・・」
「やるのよ!道化になるだけでルーデルの懐具合を改善できる可能性があるなら、安いものでしょう」
「その・・・」
「 や る の よ 」
「・・・はぁ」
エーペレスさんの威圧に、ついに俺も抵抗することをやめた。
アイディアを聞いてくれとやってきた割には、自分の案を実行してもらうこと前提だったようだ。相変わらず自由で勝手な人である。有無を言わさず、といった感じだ。
「エーペレス様。お言葉ですが・・・」
おっ?流石に見かねたのかオミトが助け船を出してくれそうだ。
「やってくれないの?(涙目)」
「やりましょう」
しかしエーペレスさんが悲し気(フリ)な顔を見せると、彼女に甘いオミトは即座に頷いてしまった。
おい(怒
「いいから私に任せなさい」
そういうエーペレスさんに俺は不安な気持ちしか抱けなかった。大恥をかいて失敗するだけのような気がするが、費用は出してくれると言ってくれているし、俺の気持ちの問題だけで実際損失がないなら駄目で元々でやるしかないのだろう。
こうしてルーデル家の懐事情を改善するための起死回生の一手は、ルーデルきっての変人に託されることになった。
そして良いんだか悪いんだか、その変人の作戦は成功してしまうのである。
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