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10. 科学部

10-02

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リンカ「ユウ、昼休みはいつもどこに行ってるの?」

俺「コムギ先生の所でご飯食べてるよ」

ミキ「マジで!ユウの好みのタイプ、イマイチ分からん」

ホンダ「彼女いるのに?」

俺「彼女にも話したけど、納得してくれない」

リンカ「そりゃそうだ、お前はアホか」

誰一人味方がいない、俺は間違ってるのだろうな
一緒にいたいだけなのに…

放課後~

部室でジェンガをして遊んでいると顧問のアサダが来た

アサダ「お前達、部室を与えたんだから
    今年の文化祭はちゃんと展示しろよ」

アイコ「え~横暴だ」
マイコ「ぶ~~~~う」
クズハ「去年の感じはダメでしたか?」
俺「まいったな」

アサダ「YouTube流すだけって、なめとんのか
    ちゃんと研究しろ、じゃなければ部室没収だ」

アイコ「マジか~」

アサダ「それとアマノ、コムギ先生の所に
    要も無いのに行くな、迷惑かけるんじゃ無い」
    そう言うと帰っていった

アイコ「何なんだいきなり」
マイコ「ユウ、お前のせいじゃね?」
クズハ「コムギ先生の所にまだ行ってるの?」

俺「これは困ったな…何か用事を作らねば」

アイコ「行くの前提かよ」
マイコ「めげないねぇ」
クズハ「どこがいいのよ#ユウくんのバカ!」

俺「ちょっと下に行ってくる」

俺は科学実験室を覗きに行った

俺「うわ~科学部ってなにやってるんだ?
  特進の人ばっかりだ…」

科学実験室の前でウロウロしてたら
科学部の部長が出てきた
 
科学部部長カンタ「キミなんか用?」

俺「あ、あの、科学部に興味があって…」

カンタ「キミ普通科でしょ、科学分かるの?」

俺「いや~俺、歴史研究部なんですけど、科学の面から
  神話を検証したくて、あははは」

カンタ「科学って範囲が広いけど、
    どんなアプローチを考えてるの?」

俺は頭をフル回転させて 
アツコさんと昨日Netflixで見た
映画「天地明察」主演:岡田准一 天文暦学者の話
を思い出した

俺「暦とか日食とか星座とか…そんな感じ、あははは」

カンタ「ふ~ん、科学関係あるのかよくわからんが
    科学部に入るの?」

俺「歴史研究部なので見習いでもいいですか?」 

カンタ「正式な部員じゃ無いのか…
    ならいいか、俺らの邪魔しないでね」

俺「端っこにいますので、
  気にしないでください、あははは」

カンタ(変なヤツ)

俺「コムギ先生、俺、
  科学部を兼任する事にしました、あはは」

コムギ「ユウ君、お前なあ、はぁ、
    アサダ先生に何か言われたのか?」
(まずったなぁ、つい後ろめたくて言っちゃったよ)

俺「はい、コムギ先生の所に用もないのに行くなと」

コムギ「ああ、すまん、ちょっとアサダ先生に
    キミの話をしてしまって」
    (アサダ先生も気にする事無いのに)

俺「アサダ先生に…コムギ先生は俺の事、邪魔?」

コムギ「そんな事無いよ、ただの世間話でな…
    抱きつき事件の有名人だろキミは」
    (邪魔どころか良い助手だよ)

俺「そうですね」
(よかった、邪魔に思われてたら、
 もう関わらないつもりだったから)

俺「科学部員(仮)何で色々教えてください」ニコニコ

コムギ「ああ、もちろんだよ」
(すごい執念だな)

俺は科学部に潜入する事に成功した。


























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