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8. クラス替え

8-03

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2学期も終わり、冬休みに突入する。

マイコ「クリスマスパーティしようぜ」

俺「マイコさんまだ彼氏出来ないの?」

パンチが俺のアゴをとらえた、
俺はひざから崩れ落ちた。

クズハ「ユウくん!」

アイコ「綺麗に決まったねぇ、
    総合格闘技習ってるもんねー」

俺「素人殴るんじゃねー」
休みの間は部活が無いのでクズハに
気を使っての事か?

俺「アイコさんは男の話し聞かないけど
  彼氏とかいるんですか?」

アイコ「居るよ、大学生だけど」

はぁ、大学生って奴は
俺「じゃあクリスマスは忙しいんじゃ?」

アイコ「田舎に帰っていないんだよ」

クズハ「ユウくんは予定あるの?
    か、彼女さんとか…」

そういえば、ケイコちゃんと初めて結ばれたのって
クリスマスだったなぁ、
懐かしい、アレって中1だったな、どんだけ早いんだよ俺。

俺「家族旅行だって言ってたな」

アイコ「怪しくね、浮気だな」
マイコ「クリスマスだぞ、浮気だな」

俺「そんな事言ってたらキリないでしょ
  他の男とデートしてても俺達にとってそれは
  浮気じゃないんです、もう、ほっといて」

クズハ「ユウくん…」

アイコ「それじゃどっかに集まるか」

クラスの友達とは次の日に遊ぶ約束をした
順風満帆な高校生活を送れてる。

正月…オヤジさんはいつも通り3日で東京に
戻って行った、空気がキンキンに冷えた3日間だった。

3学期、バレンタインデー

アスカ・カナデ・コノミ「はい、ギリチョコ」
ふむ、アスカは彼氏がいるがこの二人…
本命チョコを交換してる、最近の女子は…

アイコ・マイコ「ほれユウ、ギリチョコやるから
        コーヒー入れてくれ」
自分達で食べる用は凄く旨そうだ

クズハ「ユウくん、チョコレートもらって下さい」

俺「クズハは清楚で可憐だねぇ~
  ありがたくいただきます」

クズハの顔が真っ赤になってる
クズハ「本当はわたしを…」

アイコとマイコがうるさくて
その声はかき消された

俺は聞こえてないフリをしていた。

ケイコちゃんがチョコを渡したいと言うので
部活が終わって、駅まで一緒に帰る事にした

駅のベンチで雑談をして、チョコをもらい
電車が別方向なので、別々のホームに降りた、

クズハが遠くから見てるのは気が付かなかった。

ホームで電車を待っていると
クズハが後ろから抱きついてきた、

反対のホームでケイコちゃんが呆れ顔で見てる、
クズハも計算ずくのようだ、困った子だなぁ。


家に帰ると、アツコさんがチョコレートケーキを
作ってくれた、凄く美味しい、
日課の肩揉みにプラスして腰も揉んであげると、
喘ぎ声を必死に我慢してる、大人だなぁ。

シズネ「お兄ぃ、もらって欲しい物があります」

俺「なに?チョコレートか、くれ」

シズネ「わたしのしょ…」

俺はもらったチョコレートをシズネの口に
詰め込んだ、ダメだコイツ早く何とかしないと…













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