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8. クラス替え

8-01

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夏休みも最後の週末
ケイコちゃんの休みが取れたので
一日二人でゆっくり過ごすことにした。

俺「部活忙しいね」

ケイコ「うん、強化選手に選ばれて…
    日焼けすごいね、海行ったの?」

俺「クラスの人達とね、
  俺ばかり遊んでてごめんな」

ケイコ「ユウは女の子にモテるから心配…
    帰りも女の子がくっ付いて歩いてるの
    よく見るよ…」

俺「うん…ケイコちゃんの方はどう、
  男の人くっ付いてくる?」

ケイコ「うん、でも中学の時の失敗は
    繰り返したくないから…うまくかわしてる」

俺「うん、俺も同じ…俺達って磁石みたいだね
  異性がくっ付いてくる、磁力がその人に移ると
  放っておいてくれなくなる…」

ケイコ「そうだね、もうこの体質はしょうがないよね、
    お互い最後まではしない様にしないとね
    多分離れてくれなくなるよ」

俺「うん、最後までするのはケイコちゃんだけにしてる」

ケイコ「私もユウだけだよ、最後までするの…」

彼氏彼女の関係というよりは、
同士の関係になってきた
ケイコちゃんも好きとかではなく
嫌いになれないだけの様に感じる、

そりゃ女の子がいつも周りにいる状況を見れば、
好きでいるのも辛すぎだろう、
何だかセフレの関係になって来た。

ケイコ「ユウ、私が言ってる浮気は
    最後までしないでねって事だからね、
    それ以外は私たちにとって避けられない、
    どうしようもない事ってわかってるから」

俺「ケイコちゃんも、最後までやられそうな人が
  出て来たら言ってね、俺が何とかするから」

ケイコ「お互いに自衛はしっかりしようね」

俺はすり込みがあるから、
かわせるがケイコちゃんはそうは行かない、
女性であることもマイナスだ。

中学生の時のトラウマが俺達をこんな関係にしてしまった、
自分をしっかり持ってないと、
クラス全員と関係を持ってしまう。

俺達の能力は性欲も強い、
毎日発散して、週末にケイコちゃんと
する事で何とか性欲を押さえている。

夏休み期間のケイコちゃんと先週だけ会えない
今週は辛かったなぁ…

二人は溜まってた物を全て吐き出す様に行為に没頭した、
普通の人がこれを経験すると狂っちゃうよなぁ…


シズネ「お兄ぃ、今日も実家に行ったの?
    私も行きたかった#」

俺「何か、たくらんでいるだろう、
  お風呂に突撃しようとか」

シズネ「ぐぬぬ、なぜ分かったの?」

俺「シズネの考える事くらいお見通しだ」

シズネ「じゃあ今考えている事は?」

俺「俺とキスしたい」

顔を赤くして
シズネ「はう~その通りです~」

俺はおでこにチュっとキスした

シズネ「あっ、あわわわわわわわわわ
    くちー!口にお願いしますー」

俺「シズネが、良い子だったらね」

シズネ「はい、良い子になります
    だから、先に…ん~~」

俺「それは、悪い子だ#はい、おやすみ」

シズネ(と、とりあえず一歩進んだわ、ぐふふ)

明日から、2学期が始まる。






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