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8-01 死闘

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絶好調だ昨日以上に息もピッタリ
狩が楽しくなる。
今なら何が来ても倒せそうだ

たまに視線が合い
考えてる事がお互いにわかる程だ。
俺「アルス~2時の方向」 
アルス「了解ユージ!」
超楽しい俺達は目的地へとサクサク進んだ。

ヒーちゃんも薬草を大量に食べ色が深緑になっている。
何回分のヒールができるだろうか?

アロエの生息地に着いた、すごい群生してる。
スライム軍団に取れるだけ取って来てもらう、ピーン!

サーチに反応、LV35ミノタウロスが引っかかった。

俺「アルス、4時の方向ミノタウロス注意して!
それとも、逃げようか?」

アルス「まだ取り始めたばかりだろ
大丈夫だ、まかせろユージ!」
一気に緊張感が張り詰める。

位置を把握してるアルスが先に仕掛ける
相手は棍棒を振り回しパワーで押してくる
アルスも華麗な剣捌きで応戦
俺は余りの迫力にボーゼンと見守っていた。

やがてアルスの剣がミノタウロスの腕を落とし剣が胸に突き刺さる。

ブモオオオオオおおおおおおお…!
断末魔の雄叫びをあげ後ろへ倒れる。

俺「やったねアルス、凄いぞ!」
俺が右手を上げるとアルスも、
右手をあげてハイタッチをする。
それからアロエをほぼ回収した…その時!

アルス「ゾクっつ、何だ」
俺「ああああ」
これはダメだ、死ぬかもしれない…

サーチに100m四方から、
30匹のミノタウロスが集まって来た。

俺「こんな数無理だ、逃げられない」
逃げる隙間がないように等間隔で円状で迫ってくる。

アルス「ユージ!鉄のテントの中に入っていろ。
私が何とかする、私が死んでも出てくるな籠城してろ!
最後にお前と戦えて良かった。」
悲しそうな、それでいて覚悟を決めた戦士の顔があった。

パニック状態の頭がスッキリした、
二人で籠城してメルちゃんのハリネズミで一気に倒すか。

それだとアルスにメルちゃんの本当の力がバレる。
まだ慌てる時間じゃない!
俺「アルス…まだ諦めるな、俺に考えがある。」

俺はメルちゃんを一人が通れる程の、
トンネル型に変形させて前方だけ開口し
そこでアルスに立たせた。俺はその後ろで支援する

俺「1対1ならアルスは絶対に負けない」

アルス「ユージ…うおおお」

来たぞ、1体入ってきた、
ミノタウロスが棍棒を振り上げた瞬間
俺がスリープを掛ける、
アルスの剣がすんなり袈裟斬りが決まる

倒れた敵をすぐに収納する、次々に襲いかかる敵に
あっさりと袈裟斬りが決まる。

アルス「なんか変だ、敵の動きが止まって見える?」

俺「急に暗闇に入るから
見えないんじゃ無いかな、作戦勝ちだよ!」

アルス「……」何か言いかけたがそんな暇はない。

スリープ、アルスが倒す、収納、
入って来て振り上げる、スリープ…
30体全て倒した…はあ、はあ、はあ…
膝をつき肩で息をするアルスに.
ヒーちゃんがヒールをかける

俺「アルス…」アルス「ユージ…」 

表にでてモンスターが居ないのを目で確認し…

アルスが腰が抜けたようにへたり込んだ    
 生き残った~
見つめ合ってお互いの無事を確認してる、その刹那…
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