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17-03

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2日目、6領村合同グルメフェスの開催です

高らかに開会宣言をシャルが行い華やかにスタートした、
我がマゴシカは、「黒魔豚のトンカツ」「黒魔豚のしゃぶしゃぶ」
何となくネーミングに黒を付けた。

ガナサキは、「ガナハンバーガー」「冒険者カレー」
味はピカイチ

カオフクは、「とんこつチャーシューラーメン」「バラエティー串焼き」
製麺器の製作が間に合いラーメンが出来る様になった
もつ鍋は内臓を食べる習慣がない為却下された、美味いのに…

ガサは、「海鮮お好み焼き」「ガンガン浜焼き」
四角い鉄の入れ物に海産物を色々入れて焼く豪快な料理

クマトモは、「とろ~りチーズと牛肉のピザ」
「とろ~りチーズとローストビーフ」
とろ~りチーズ推し

オタイオは、「鳥の唐揚げ」「山賊焼き」
骨付きモモ肉を炭火で焼き上げたシンプルで美味い逸品

どれもこれも最高に美味しい、今まで食べた事ない
人達からすると一つ一つが異次元の料理だった

ここまで、頑張った飲食部門の方々に労いの言葉をかけ
社員全員に臨時ボーナスと休暇をプレゼントした

1日の売り上げで最高の料理には
金賞の名誉と賞金を出す案がでたが、

今回はヨモギラボが全てのレシピを
提供してる手前却下となった、
将来的に自分達で考えるようになってからの話かな。

ヨモギさんとピザを食べてたら…      

カエデ『主様、ちょっと門まで来て下さい』

俺「ちょっとごめん、警備から呼びだしみたい」

ヨモギ「いってら~」

門の方に歩き出した、後ろをガサ村のケイが、
ヨモギさんの横を通って追いかけてきた

ヨモギ「綺麗な人…ピザうま~」

ケイ「ユージ…」

俺「ケイ!来てたんだ」
(ヤバかった~)

ケイ「さっき、一緒にご飯食べてた人誰?」

俺「ウチの社長だよ」
(もう、正直に言った方が…)

ケイ「そっか、浮気してるかと思った、良かった
ユージに会いたくて、付いて来ちゃった」

俺「ケイ…俺…俺も会いたかったよ」
(違うだろ~)

ケイ「今日も時間取れないの?」

俺「うん、領主達が戻られるまで色々とね」

ケイ「…もう、抱いてくれないのね…」

俺「ガサ村に行くまで、待っててくれ」
(うわー、ちゃんと別れなきゃ)

ケイ「うん、わかった、大好きだよ」

俺「俺も…じゃあ行くね、また」   

カエデ『ヌシ様さいてー』

(分かってるから、言わないでカエデ)

俺「ごめんごめん、まった、って、全部食べてるし」

ヨモギ「遅いよ、冷えるから食べちゃった」

俺「もーまた並んで買うかな」   

コノハ『ヌッシー、ちょっと来て』

俺「ちょっと行ってくる」

ヨモギ「いってら~」

ピザの売店に歩き出した、後ろをオタイオ村のミントが、
ヨモギさんの横を通って追いかけてきた

ヨモギ「可愛い子、次何食べよ」

ミント「ユージ君」

俺「み、み、み、ミントさん!どうしてここに」

ミント「変な別れ方したでしょ、帰りは泊まってくれなかったし
あの後、コノハさんが来て謝られたの、ウソでしたって」

俺「知らなかったです」
(アイツいいとこあるじゃん)

ミント「今日は私の泊まってる宿に来ない?」

俺「い、行きたいけど、ごめんなさい、オタイオに行った時に
また、スイートバジルに泊まりますからその時に」

ミント「絶対よ、また一緒にお風呂はいろうね」

俺「はい、絶対行きます、じぁあ」  

コノハ『ヌッシーさいてー』

(言わないでー、分かってるよー)

二人『無いわー、助けてやった甲斐が無いわー』

俺「二人とも、ご迷惑をおかけしました」

マジでこの性格何とかしないと、絶対刺される…








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