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10章 竜の花嫁
180話 ぐろさも慣れればへっちゃら
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翌日。
ちゃんと寝て元気になって、今日もダンジョン探検。
「きゅー!?」
「ぶぎー!?」
「慣れたらなんてことないですね」
【草】
【ハルちゃんタフ過ぎない??】
【だってハルちゃんだもん】
【けろりとしてるハルちゃん】
【もうそれでいいや……】
【たったの1日で血なまぐさいのに慣れるとか……】
「ぶひー!?」
「ガァー!?」
「しょせんはただのモンスターってことですか」
【草】
【喜々として狙撃していく幼女】
【ぅゎょぅι゛ょっょぃ】
【だってハルちゃんだもん】
【爆裂天使だもんな!】
【なぁにこれぇ……】
進んでいくにつれて、だんだんと種類が増えていくモンスター。
確認したのは、昨日までのうさぎの他に数種類。
いずれも初心者ダンジョンで出て来る範囲だからか、今のところはまだ石で倒せる様子。
でっかいのはさすがに2発とか3発だけどね。
【生きてる動物を何のためらいも無く撃ち抜く幼女】
【動物じゃないぞ、モンスターだぞ】
【でも血なまぐさいって言うし、なにより……】
【考えるな 考えるな】
【まだ俺たちの方が慣れないまであるよな】
【ハルちゃんが攻撃した後の残骸が、完全に動物だからな……】
「ぶぎぃ……」
「こけー……」
良かった。
ちょっと動けるようになってからの3週間で、ちゃんと鍛え直しておいて。
前の感覚にはほど遠いし、なんなら獲物もとっときの銃以外は使い慣れたスリングショットだけだけども、攻撃手段が石しかないって割り切れば逆に気が楽。
石だって拾えばいくらでもあるし、なによりも。
「今朝適当に遊んでて気が付きましたけど、もろくなってる壁を石で打てばいくらでも弾が補給できるって分かりましたし」
【今遊んでるって言った!?】
【ハルちゃんにとっては鍛錬も遊びなんだよ】
【朝飯前って言葉通り、起きてすぐ準備運動とか言って30分えんえんと撃ったり走ったりしてた幼女だもんな】
【ハルちゃんしゅごい】
【もはや完全に狩人なんよ、現代に生きる】
【ああ……】
つまり僕は、遠くからモンスターの場所を把握できて。
そいつらがのこのこ来るのを待ち構えて、射程範囲に入れて。
「ぶもう……」
「ちゅん……」
それから、足の遅いモンスターで1分くらい、早いやつでも20秒くらいで仕留めたら良いわけだ。
こういうときに索敵スキルと射撃スキルのコンボがハマる。
現役に戻って来たね。
「なんか楽しいです」
【草】
【危機として死体の山を築いていくハルちゃん】
【ハルちゃんがにやりとしている……】
【なんで楽しいのハルちゃん……?】
【さあ……?】
【しょせんは幼女のフリをした天使よ 根本的なところで何かが違うんだろ】
【けど一気に種類増えたな】
【スライムにラビット、ボアに牛】
【豚にシカとか馬まで出て来たな】
【鳥系もかなり居るぞ】
【でもなんか……】
【うん……よりにもよって、全部動物モチーフのモンスター……】
今日はたくさんあっちから出て来てくれるモンスターたち。
おかげで、僕は閃いた。
「死体が残っちゃうので、通路の真ん中で倒すのはダメ。 左右どっちかに寄ってるときか、部屋に引き込んでから。 こうすればもう1回通るときに気持ち悪くなりませんし、万が一逃げ帰ってきたと思ったら死体目当てに別のモンスターたちがたむろってるってこともないですし。 完璧ですね」
そうだよ、このダンジョンはなんかちょっとおかしいんだ。
じゃあ僕も試行錯誤して慣れてみないとね。
【めっちゃ早口でノリノリなハルちゃん】
【かわいい】
【この幼女、本のこととダンジョンのこととお酒のことだけは早口だよね】
【普段はのんびりなのにね】
【でもそこが?】
【かわいい】
【♥】
【だよな!】
【草】
【あの、ノーネームちゃん……ノーネームちゃん、全世界から指名手配中だからこっそりね……?】
【アクティブな時間になると数億行く配信でそれは無理がある】
【まあ10億は行かないから】
【行ったらやべーよ!?】
【草】
ひゅんひゅんっ。
うん、順調順調。
このままどんどん行こうっと。
【というかハルちゃん、さりげなく2連射してない?】
【してるな】
【ヘッドショットなワンショットキル増えたなーって思ったら、まさかのスキルアップか】
【手元見て構えるときをよーく見ると分かるけど、ゴム紐のとこにちゃんと石を2個横に詰めてるぞ】
【それでなんで両方とも真正面に飛ぶの……?】
【さあ……?】
【ま、まあ、飛距離は長くて10メートル20メートル……長いわ!!】
【草】
【昨日の配信観直すと分かるけど、構えて狙って撃つ動作もめっちゃ速くなってるぞ】
【子供の成長は早いな】
【ハルちゃんを子供代表だと思わないで】
【全世界の子供が泣くぞ!】
【大丈夫、あれは天使族の子供って意味だから】
【なるほど、じゃあいいや】
【草】
ちゃんと寝て元気になって、今日もダンジョン探検。
「きゅー!?」
「ぶぎー!?」
「慣れたらなんてことないですね」
【草】
【ハルちゃんタフ過ぎない??】
【だってハルちゃんだもん】
【けろりとしてるハルちゃん】
【もうそれでいいや……】
【たったの1日で血なまぐさいのに慣れるとか……】
「ぶひー!?」
「ガァー!?」
「しょせんはただのモンスターってことですか」
【草】
【喜々として狙撃していく幼女】
【ぅゎょぅι゛ょっょぃ】
【だってハルちゃんだもん】
【爆裂天使だもんな!】
【なぁにこれぇ……】
進んでいくにつれて、だんだんと種類が増えていくモンスター。
確認したのは、昨日までのうさぎの他に数種類。
いずれも初心者ダンジョンで出て来る範囲だからか、今のところはまだ石で倒せる様子。
でっかいのはさすがに2発とか3発だけどね。
【生きてる動物を何のためらいも無く撃ち抜く幼女】
【動物じゃないぞ、モンスターだぞ】
【でも血なまぐさいって言うし、なにより……】
【考えるな 考えるな】
【まだ俺たちの方が慣れないまであるよな】
【ハルちゃんが攻撃した後の残骸が、完全に動物だからな……】
「ぶぎぃ……」
「こけー……」
良かった。
ちょっと動けるようになってからの3週間で、ちゃんと鍛え直しておいて。
前の感覚にはほど遠いし、なんなら獲物もとっときの銃以外は使い慣れたスリングショットだけだけども、攻撃手段が石しかないって割り切れば逆に気が楽。
石だって拾えばいくらでもあるし、なによりも。
「今朝適当に遊んでて気が付きましたけど、もろくなってる壁を石で打てばいくらでも弾が補給できるって分かりましたし」
【今遊んでるって言った!?】
【ハルちゃんにとっては鍛錬も遊びなんだよ】
【朝飯前って言葉通り、起きてすぐ準備運動とか言って30分えんえんと撃ったり走ったりしてた幼女だもんな】
【ハルちゃんしゅごい】
【もはや完全に狩人なんよ、現代に生きる】
【ああ……】
つまり僕は、遠くからモンスターの場所を把握できて。
そいつらがのこのこ来るのを待ち構えて、射程範囲に入れて。
「ぶもう……」
「ちゅん……」
それから、足の遅いモンスターで1分くらい、早いやつでも20秒くらいで仕留めたら良いわけだ。
こういうときに索敵スキルと射撃スキルのコンボがハマる。
現役に戻って来たね。
「なんか楽しいです」
【草】
【危機として死体の山を築いていくハルちゃん】
【ハルちゃんがにやりとしている……】
【なんで楽しいのハルちゃん……?】
【さあ……?】
【しょせんは幼女のフリをした天使よ 根本的なところで何かが違うんだろ】
【けど一気に種類増えたな】
【スライムにラビット、ボアに牛】
【豚にシカとか馬まで出て来たな】
【鳥系もかなり居るぞ】
【でもなんか……】
【うん……よりにもよって、全部動物モチーフのモンスター……】
今日はたくさんあっちから出て来てくれるモンスターたち。
おかげで、僕は閃いた。
「死体が残っちゃうので、通路の真ん中で倒すのはダメ。 左右どっちかに寄ってるときか、部屋に引き込んでから。 こうすればもう1回通るときに気持ち悪くなりませんし、万が一逃げ帰ってきたと思ったら死体目当てに別のモンスターたちがたむろってるってこともないですし。 完璧ですね」
そうだよ、このダンジョンはなんかちょっとおかしいんだ。
じゃあ僕も試行錯誤して慣れてみないとね。
【めっちゃ早口でノリノリなハルちゃん】
【かわいい】
【この幼女、本のこととダンジョンのこととお酒のことだけは早口だよね】
【普段はのんびりなのにね】
【でもそこが?】
【かわいい】
【♥】
【だよな!】
【草】
【あの、ノーネームちゃん……ノーネームちゃん、全世界から指名手配中だからこっそりね……?】
【アクティブな時間になると数億行く配信でそれは無理がある】
【まあ10億は行かないから】
【行ったらやべーよ!?】
【草】
ひゅんひゅんっ。
うん、順調順調。
このままどんどん行こうっと。
【というかハルちゃん、さりげなく2連射してない?】
【してるな】
【ヘッドショットなワンショットキル増えたなーって思ったら、まさかのスキルアップか】
【手元見て構えるときをよーく見ると分かるけど、ゴム紐のとこにちゃんと石を2個横に詰めてるぞ】
【それでなんで両方とも真正面に飛ぶの……?】
【さあ……?】
【ま、まあ、飛距離は長くて10メートル20メートル……長いわ!!】
【草】
【昨日の配信観直すと分かるけど、構えて狙って撃つ動作もめっちゃ速くなってるぞ】
【子供の成長は早いな】
【ハルちゃんを子供代表だと思わないで】
【全世界の子供が泣くぞ!】
【大丈夫、あれは天使族の子供って意味だから】
【なるほど、じゃあいいや】
【草】
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