235 / 304
8章 「ユズワールド」脱出と、新顔2匹/人と
233話 【朗報・ユズワールド展開】
しおりを挟む
「………………………………」
……良く分かんないけど――とりあえず。
この状況は――良くない。
嬉しくない。
僕は、くすぐったいところを触ってきてからなんか言い訳してる教官さんを置いて、引きずられた道を引き返す。
「ねぇ、元お兄さん」
「……エリーと申します」
「なら、エリーさん」
けども、前にはみんなが立ち塞がってる。
なら――どうする?
『羽』
あ、そっか。
「こうやって生やせば良い」んだね、ありがと。
「!? 柚希さん!」
「柚希先輩、ダメ……って、羽が!?」
「? ……あ、ほんとだ」
元お兄さん……お姉さん、悪い人じゃないのにって思ってたら、なぜか僕はお姉さんの真横に来てて、なんかふわふわ浮かんでて。
【!?】
【ユズちゃんが】
【瞬間移動!?】
【教官さんの腕から】
【教官さんがぽかんとしてる】
【えぇ……】
【朗報・ユズちゃん、生えた】
【おっぱいは!?】
【ダメだ、ない……あれ、なんかインターホンが】
【捕獲】
【ケー】
【連行しろ】
【次は誰だ?】
【こええよ!?】
【怖すぎて草】
「……ゆず?」
「お母さん」
理央ちゃんたちの後ろで、いつの間にかにチョコとおまんじゅうを抱っこしてるお母さんが、話しかけてくる。
「その人は……大丈夫、なのね?」
「うん、だって悪い人じゃないもん」
「魔族です! しかも柚希先輩を誘拐しようとして! 2度も!!」
「大丈夫だよ、理央ちゃん」
理央ちゃんは、いつも以上にきゃんきゃんしてて。
「恐らくは認識阻害……あるいは魅惑魔法などを……!」
「なんと卑劣な……!」
教官さんと優さんが、こっちをにらんでて。
――うん、そうだ。
いつもの顔だ。
いつもの――僕よりも落ち着いてる人たちが、僕よりも強い人たちが――僕より優しい人たちが、僕を守ろうとしてるときにする、顔だ。
怖いけど――優しい顔。
……でも、今は必要無いんだよ。
「………………………………」
「?」
そう思ってたら――ぱちり。
ひなたちゃんと、目が合う。
――彼女だけは、みんなとは違う目をしていて。
「……うんっ。 ゆずきちゃんが大丈夫って言ってるもんね」
「ひなたさん!? ……ああもうっ、待ってください!」
とててて、ってひなたちゃんが大剣を地面に刺してから歩いてきて、それをあやさんが追ってきて。
「ひなたちゃんまで!?」
「大丈夫だよ、りおちゃん。 ゆずきちゃん、おっちょこちょいだしぼーっとしてるしすぐふらふらしちゃうからひなたも心配だけど、悪い人が分からない子じゃないよ」
【草】
【かわいいけど草】
【小学生ロリからこの評価なユズちゃん……】
【ま、まあ、普段が普段だし……】
【そ、そうそう、それに感覚派ってことは、ひなたちゃんが言ったみたいに善悪にも無意識で反応できるだろうし……】
ひなたちゃん、続いてあやさんが僕たちのところへ来る。
みんなに怖い顔されてる、元お兄さんの前に。
「もう、大丈夫だからね」
「……ええ、私も、お守りします」
「うん、2人とも……ありがと」
「……ユズ様……あや様、ひなた様……」
元――いや、お姉さんは、びっくりした顔で。
「きゅ」
「ぴ」
そんな僕たちの元へ、ぴょんぴょんと2匹が駆け寄ってくる。
「ありがと、2人とも」
ぴょんと僕の腕に乗っかってくる2匹。
……だけど。
「おまんじゅう、チョコ……」
2匹とも、あったかい気持ちを送ってくれる。
「あ。 おまんじゅう、何食べてるの! ぺっしなさい!」
おまんじゅうがなんだか拾い食いしてるみたいだから、口を開けさせてからぺちっとはたかないと、悪いもの食べておかしくなっちゃうから――――――
「あ、ちょっと待ってくださいませユズ様ぁ!?」
【草】
【草】
【えぇ……】
【ユズちゃん!?】
【何やってるのこの子……】
【ユズちゃんだからね……】
「ぎゅ」
「え?」
――はたいても離してくれなかったけども――代わりにずざざざっとスライディングして、僕たちの真下に来たお姉さん。
「?」
「はぁ……はぁ……、そ、それは、ワタシのコアで……地面に落ちる衝撃だけでも……」
「コア? ……あ、なるほど」
コア。
なんか大切なものらしい。
「柚希先あああああああああああああああ!!!」
「りおちゃんうるさい」
「うるさいです理央さん」
「少し黙ってくれるかな、理央さん」
「理央さん、TPOをわきまえましょう」
「そうだよ、いつも思ってたけどうるさいよ理央ちゃん。 特に朝とか耳が痛くなるんだから」
「全員!? 柚希先輩まで!?」
【草】
【草】
【総スカンの理央様で草】
【なぁにこれぇ……】
【ユズちゃんが居るんだぞ こうなるに決まってるだろ】
【ああ……】
【あの、周りはちょっと押され気味で】
【こっちも今熾烈な争いだからがんばって】
【草】
【熾烈(ユズワールド】
【認識を歪めてくるからな……】
「……そんな大切なもの、人にあげちゃダメですよエリーさん。 ほら、おまんじゅう」
「ぎゅ」
「おまんじゅう?」
「ぎゅ……」
「だめ。 離して」
「……きゅ」
ぽろん。
おまんじゅうの口から綺麗な赤い宝石が離れ、僕の手のひらに落ちてくる。
「そう。 人の、大切なものだからね」
「きゅ……」
【ユズちゃんが】
【ユズちゃん、真剣になると声、低くなるよね】
【なんかショタっぽくなるよな】
【見た目は女の子らしいのに言動は男の子にも見えるときがあるからね】
【同級生と思しきコメントでも、ユズちゃんのこと男って思って性癖歪まされたとかあったし】
【かわいそう】
【小学校高学年になるまで、どっちか分かんない子って居るからね……】
【ユズちゃんももし……ズボン穿いて髪の毛短かったら……】
【<URL>】
【しっしっ】
【こういう場面の切り抜きで正気を保ってるショタコンどもだ……哀れんでやれ……】
【必死にユズちゃんショタ説を唱えてる、ごく少数から増えない可哀想なグループの奴らだもんな……】
【誰にも見向きもされず、何言ってもネタ扱いされてな……】
【大丈夫、こいつらかの女神に対してすら不敬してるやつらだから】
【そのうち捕まりそう……】
【草】
……良く分かんないけど――とりあえず。
この状況は――良くない。
嬉しくない。
僕は、くすぐったいところを触ってきてからなんか言い訳してる教官さんを置いて、引きずられた道を引き返す。
「ねぇ、元お兄さん」
「……エリーと申します」
「なら、エリーさん」
けども、前にはみんなが立ち塞がってる。
なら――どうする?
『羽』
あ、そっか。
「こうやって生やせば良い」んだね、ありがと。
「!? 柚希さん!」
「柚希先輩、ダメ……って、羽が!?」
「? ……あ、ほんとだ」
元お兄さん……お姉さん、悪い人じゃないのにって思ってたら、なぜか僕はお姉さんの真横に来てて、なんかふわふわ浮かんでて。
【!?】
【ユズちゃんが】
【瞬間移動!?】
【教官さんの腕から】
【教官さんがぽかんとしてる】
【えぇ……】
【朗報・ユズちゃん、生えた】
【おっぱいは!?】
【ダメだ、ない……あれ、なんかインターホンが】
【捕獲】
【ケー】
【連行しろ】
【次は誰だ?】
【こええよ!?】
【怖すぎて草】
「……ゆず?」
「お母さん」
理央ちゃんたちの後ろで、いつの間にかにチョコとおまんじゅうを抱っこしてるお母さんが、話しかけてくる。
「その人は……大丈夫、なのね?」
「うん、だって悪い人じゃないもん」
「魔族です! しかも柚希先輩を誘拐しようとして! 2度も!!」
「大丈夫だよ、理央ちゃん」
理央ちゃんは、いつも以上にきゃんきゃんしてて。
「恐らくは認識阻害……あるいは魅惑魔法などを……!」
「なんと卑劣な……!」
教官さんと優さんが、こっちをにらんでて。
――うん、そうだ。
いつもの顔だ。
いつもの――僕よりも落ち着いてる人たちが、僕よりも強い人たちが――僕より優しい人たちが、僕を守ろうとしてるときにする、顔だ。
怖いけど――優しい顔。
……でも、今は必要無いんだよ。
「………………………………」
「?」
そう思ってたら――ぱちり。
ひなたちゃんと、目が合う。
――彼女だけは、みんなとは違う目をしていて。
「……うんっ。 ゆずきちゃんが大丈夫って言ってるもんね」
「ひなたさん!? ……ああもうっ、待ってください!」
とててて、ってひなたちゃんが大剣を地面に刺してから歩いてきて、それをあやさんが追ってきて。
「ひなたちゃんまで!?」
「大丈夫だよ、りおちゃん。 ゆずきちゃん、おっちょこちょいだしぼーっとしてるしすぐふらふらしちゃうからひなたも心配だけど、悪い人が分からない子じゃないよ」
【草】
【かわいいけど草】
【小学生ロリからこの評価なユズちゃん……】
【ま、まあ、普段が普段だし……】
【そ、そうそう、それに感覚派ってことは、ひなたちゃんが言ったみたいに善悪にも無意識で反応できるだろうし……】
ひなたちゃん、続いてあやさんが僕たちのところへ来る。
みんなに怖い顔されてる、元お兄さんの前に。
「もう、大丈夫だからね」
「……ええ、私も、お守りします」
「うん、2人とも……ありがと」
「……ユズ様……あや様、ひなた様……」
元――いや、お姉さんは、びっくりした顔で。
「きゅ」
「ぴ」
そんな僕たちの元へ、ぴょんぴょんと2匹が駆け寄ってくる。
「ありがと、2人とも」
ぴょんと僕の腕に乗っかってくる2匹。
……だけど。
「おまんじゅう、チョコ……」
2匹とも、あったかい気持ちを送ってくれる。
「あ。 おまんじゅう、何食べてるの! ぺっしなさい!」
おまんじゅうがなんだか拾い食いしてるみたいだから、口を開けさせてからぺちっとはたかないと、悪いもの食べておかしくなっちゃうから――――――
「あ、ちょっと待ってくださいませユズ様ぁ!?」
【草】
【草】
【えぇ……】
【ユズちゃん!?】
【何やってるのこの子……】
【ユズちゃんだからね……】
「ぎゅ」
「え?」
――はたいても離してくれなかったけども――代わりにずざざざっとスライディングして、僕たちの真下に来たお姉さん。
「?」
「はぁ……はぁ……、そ、それは、ワタシのコアで……地面に落ちる衝撃だけでも……」
「コア? ……あ、なるほど」
コア。
なんか大切なものらしい。
「柚希先あああああああああああああああ!!!」
「りおちゃんうるさい」
「うるさいです理央さん」
「少し黙ってくれるかな、理央さん」
「理央さん、TPOをわきまえましょう」
「そうだよ、いつも思ってたけどうるさいよ理央ちゃん。 特に朝とか耳が痛くなるんだから」
「全員!? 柚希先輩まで!?」
【草】
【草】
【総スカンの理央様で草】
【なぁにこれぇ……】
【ユズちゃんが居るんだぞ こうなるに決まってるだろ】
【ああ……】
【あの、周りはちょっと押され気味で】
【こっちも今熾烈な争いだからがんばって】
【草】
【熾烈(ユズワールド】
【認識を歪めてくるからな……】
「……そんな大切なもの、人にあげちゃダメですよエリーさん。 ほら、おまんじゅう」
「ぎゅ」
「おまんじゅう?」
「ぎゅ……」
「だめ。 離して」
「……きゅ」
ぽろん。
おまんじゅうの口から綺麗な赤い宝石が離れ、僕の手のひらに落ちてくる。
「そう。 人の、大切なものだからね」
「きゅ……」
【ユズちゃんが】
【ユズちゃん、真剣になると声、低くなるよね】
【なんかショタっぽくなるよな】
【見た目は女の子らしいのに言動は男の子にも見えるときがあるからね】
【同級生と思しきコメントでも、ユズちゃんのこと男って思って性癖歪まされたとかあったし】
【かわいそう】
【小学校高学年になるまで、どっちか分かんない子って居るからね……】
【ユズちゃんももし……ズボン穿いて髪の毛短かったら……】
【<URL>】
【しっしっ】
【こういう場面の切り抜きで正気を保ってるショタコンどもだ……哀れんでやれ……】
【必死にユズちゃんショタ説を唱えてる、ごく少数から増えない可哀想なグループの奴らだもんな……】
【誰にも見向きもされず、何言ってもネタ扱いされてな……】
【大丈夫、こいつらかの女神に対してすら不敬してるやつらだから】
【そのうち捕まりそう……】
【草】
67
お気に入りに追加
571
あなたにおすすめの小説
最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~
尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。
ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。
亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。
ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!?
そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。
さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。
コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く!
はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?
目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう
果 一
ファンタジー
目立つことが大嫌いな男子高校生、篠村暁斗の通う学校には、アイドルがいる。
名前は芹なずな。学校一美人で現役アイドル、さらに有名ダンジョン配信者という勝ち組人生を送っている女の子だ。
日夜、ぼんやりと空を眺めるだけの暁斗とは縁のない存在。
ところが、ある日暁斗がダンジョンの下層でひっそりとモンスター狩りをしていると、SSクラスモンスターのワイバーンに襲われている小規模パーティに遭遇する。
この期に及んで「目立ちたくないから」と見捨てるわけにもいかず、暁斗は隠していた実力を解放して、ワイバーンを一撃粉砕してしまう。
しかし、近くに倒れていたアイドル配信者の芹なずなに目撃されていて――
しかも、その一部始終は生放送されていて――!?
《ワイバーン一撃で倒すとか異次元過ぎw》
《さっき見たらツイットーのトレンドに上がってた。これ、明日のネットニュースにも載るっしょ絶対》
SNSでバズりにバズり、さらには芹なずなにも正体がバレて!?
暁斗の陰キャ自由ライフは、瞬く間に崩壊する!
※本作は小説家になろう・カクヨムでも公開しています。両サイトでのタイトルは『目立つのが嫌でダンジョンのソロ攻略をしていた俺、アイドル配信者のいる前で、うっかり最凶モンスターをブッ飛ばしてしまう~バズりまくって陰キャ生活が無事終了したんだが~』となります。
※この作品はフィクションです。実在の人物•団体•事件•法律などとは一切関係ありません。あらかじめご了承ください。
俺だけ展開できる聖域《ワークショップ》~ガチャで手に入れたスキルで美少女達を救う配信がバズってしまい、追放した奴らへざまあして人生大逆転~
椿紅颯
ファンタジー
鍛誠 一心(たんせい いっしん)は、生ける伝説に憧憬の念を抱く駆け出しの鍛冶師である。
探索者となり、同時期に新米探索者になったメンバーとパーティを組んで2カ月が経過したそんなある日、追放宣言を言い放たれてしまった。
このことからショックを受けてしまうも、生活するために受付嬢の幼馴染に相談すると「自らの価値を高めるためにはスキルガチャを回してみるのはどうか」、という提案を受け、更にはそのスキルが希少性のあるものであれば"配信者"として活動するのもいいのではと助言をされた。
自身の戦闘力が低いことからパーティを追放されてしまったことから、一か八かで全て実行に移す。
ガチャを回した結果、【聖域】という性能はそこそこであったが見た目は派手な方のスキルを手に入れる。
しかし、スキルの使い方は自分で模索するしかなかった。
その後、試行錯誤している時にダンジョンで少女達を助けることになるのだが……その少女達は、まさかの配信者であり芸能人であることを後々から知ることに。
まだまだ驚愕的な事実があり、なんとその少女達は自身の配信チャンネルで配信をしていた!
そして、その美少女達とパーティを組むことにも!
パーティを追放され、戦闘力もほとんどない鍛冶師がひょんなことから有名になり、間接的に元パーティメンバーをざまあしつつ躍進を繰り広げていく!
泥臭く努力もしつつ、実はチート級なスキルを是非ご覧ください!
食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
ダンジョン配信 【人と関わるより1人でダンジョン探索してる方が好きなんです】ダンジョン生活10年目にして配信者になることになった男の話
天野 星屑
ファンタジー
突如地上に出現したダンジョン。中では現代兵器が使用できず、ダンジョンに踏み込んだ人々は、ダンジョンに初めて入ることで発現する魔法などのスキルと、剣や弓といった原始的な武器で、ダンジョンの環境とモンスターに立ち向かい、その奥底を目指すことになった。
その出現からはや10年。ダンジョン探索者という職業が出現し、ダンジョンは身近な異世界となり。ダンジョン内の様子を外に配信する配信者達によってダンジョンへの過度なおそれも減った現在。
ダンジョン内で生活し、10年間一度も地上に帰っていなかった男が、とある事件から配信者達と関わり、己もダンジョン内の様子を配信することを決意する。
10年間のダンジョン生活。世界の誰よりも豊富な知識と。世界の誰よりも長けた戦闘技術によってダンジョンの様子を明らかにする男は、配信を通して、やがて、世界に大きな動きを生み出していくのだった。
*本作は、ダンジョン籠もりによって強くなった男が、配信を通して地上の人たちや他の配信者達と関わっていくことと、ダンジョン内での世界の描写を主としています
*配信とは言いますが、序盤はいわゆるキャンプ配信とかブッシュクラフト、旅動画みたいな感じが多いです。のちのち他の配信者と本格的に関わっていくときに、一般的なコラボ配信などをします
*主人公と他の探索者(配信者含む)の差は、後者が1~4まで到達しているのに対して、前者は100を越えていることから推察ください。
*主人公はダンジョン引きこもりガチ勢なので、あまり地上に出たがっていません
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
目覚めた世界は異世界化? ~目が覚めたら十年後でした~
白い彗星
ファンタジー
十年という年月が、彼の中から奪われた。
目覚めた少年、達志が目にしたのは、自分が今までに見たことのない世界。見知らぬ景色、人ならざる者……まるで、ファンタジーの中の異世界のような世界が、あった。
今流行りの『異世界召喚』!? そう予想するが、衝撃の真実が明かされる!
なんと達志は十年もの間眠り続け、その間に世界は魔法ありきのファンタジー世界になっていた!?
非日常が日常となった世界で、現実を生きていくことに。
大人になった幼なじみ、新しい仲間、そして……
十年もの時間が流れた世界で、世界に取り残された達志。しかし彼は、それでも動き出した時間を手に、己の足を進めていく。
エブリスタで投稿していたものを、中身を手直しして投稿しなおしていきます!
エブリスタ、小説家になろう、ノベルピア、カクヨムでも、投稿してます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる