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7章 ダンジョン化と異界と、テイム
217話 【悲報・親衛隊、終わってた】
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「俺様の群れはよ、周りは体でかくて頭良いやつばっかりでよぉ、小さいころはいじめられ続けてよぉ」
「分かるよ……僕も小学校まではいじめられてたから……」
「お前も苦労したんだなぁ……」
「おやびんさんも……」
なんだかくらくらする。
けど、おやびんさんも同じらしく、さっきからぐてーって横たわりながら、顔だけこっち見て話してる。
【は?】
【ユズちゃんを?】
【いじめた?】
【どこのどいつだ】
【お? 全力するか?】
【大丈夫だ そいつらはもれなく高学年になったころのユズちゃんの色気で見事性癖を消し飛ばされたから】
【そうそう、それまでは同性の男の子としてしか見てなかったユズちゃんから放たれ始めた女の子らしさにね】
【それよりも問題なのは、俺たちの手からすり抜けたユズちゃんに接触したやつの行方だ】
【情報は?】
【30人にまで絞れた】
【良し】
【誰だお前ら!】
【休憩中の親衛隊だが?】
【いえーい、末裔のみなさん見てるー?】
【あ、さっきの下手人の情報募集してまーす】
【ただいまOBOGご近所網駆使して捜索開始してまーす】
【あ、自首するなら今のうちにね 大丈夫、今なら間に合うから】
【大丈夫大丈夫、ちょっと1000人くらいで囲んでお説教するだけだから】
【今なら大丈夫だよ ちょっと再教育するだけだからね】
【草】
【ひぇっ】
【親衛隊で草】
【そしてユズちゃんを利用しようとしたやつがやばい】
【ああ、かわいそうに……】
【まぁほっといても視聴者がカチコミかけそうだし……】
【そうか、こいつら、ユズちゃんの幼なじみか……】
【ユズちゃん、確かに中学入ってちょっとくらいまではガキ大将系のやつとかにいじめられてたよ】
【あれだ、かわいい女子をいじめたくなるってやつで】
【そうそう、女子たちからは小動物として愛でられてたから余計にね】
【草】
【あー、そんなやついたなぁ……(優しい目】
【ああ……】
【小学生中学生で性癖を……不憫な】
【許した】
【中には今でも素直になれないやつも居るけどね】
【みんな、ユズちゃんにやられてるって知ってるからほほえましく見守ってるよ】
【今では立派に性癖溶けてるから安心してね!】
【ユズちゃんをいじめようとしてもいじめられなくって、もはやただの気持ち悪いツンデレ野郎って見られてるからね!】
【草】
【というか、ユズちゃん、マジで中学生なのか……】
【え? 小学生だと思ってた】
【本人は高校生だって】
【そこんとこはどうなのよ親衛隊】
【ユズちゃんの年齢 本当に知りたい?】
【後悔しても良いなら言うけど】
【小さくてもそこそこでも、確実に捻じ曲がるよ?】
【それで良いんなら言うけど】
【他にも特大の情報はあるけど……どう?】
【やめとく……】
【どっちでもとんでもないことになりそうだから遠慮しとく】
【うん……聞いたら何か、もう……】
【一生、ユズちゃんしか意識できなくなりそうだし……】
【ユズちゃんが10歳未満ならロリに、もし万が一あり得ないことだけど高校生とかだったりしたら、それはそれで合法ロリに目覚めるからやめとく……】
【相手が絞られすぎるな……】
【女の私たちはどうすれば?】
【大丈夫、この前の重婚法案で女同士もクリアしてるから】
【!!!!】
【草】
【それに自由に想像できる方が素敵だし……】
【分かる】
【年齢公開で捻じ曲がるのと、かろうじてストライクゾーンが拡大するのとじゃ……ねぇ】
【でしょ?】
【草】
【親衛隊も解像度が高すぎる】
【ユズちゃん親衛隊だからね、ネットスラングも必死に学んだよ】
【うんうん、そうするとコメント欄と掲示板、SNSで誘導しやすいし】
【え?】
【誘導?】
【うん、特に最初期】
【まだ親衛隊じゃなかったころからね】
【そうそう、自主的に】
【あのときはまだ、みんな脳を焼かれてなかったからいろいろあったもんね】
【おかげで今はすっかり焼かれて仲間だね!】
【えぇ……】
【なにそれこわい】
【それは必要無かったのでは……?】
【ユズちゃんを守る気持ちがいらんことまで……】
【もしかして:親衛隊という名の知り合いたち、もう脳が焼き切れてる】
【かわいそう……】
【え、今、すっごくしあわせだよ?】
【そうそう、ユズちゃん親衛隊できて】
【でもちょっとは認識してほしいかなって】
【そうそう、理央ちゃんと数人以外もね】
【ユズちゃん、ああ見えて実は「友人」までは行けても「親友」までは入り込ませないからね……】
【誰にでも懐くんだけどね……】
【顔と名前は覚えてくれてるんだけどね……】
【それ以上の関係にはね……】
【あ、理央様ごめんなさい違うんです今のは友達としてって意味でそれ以上の意味はだから怒らないでお願い】
【かわいそう……】
【草】
「うぅ……眠くなってきた……」
くぁぁ。
大きなあくびが出てくる。
「俺の仲間が……寝てないやつらが見張りしてるから寝とけ。 人間だって寝なきゃ魔力も回復しにくいだろ」
「そうですねぇ……じゃ、寝ますぅ……」
どうにか眠い体を起こして、ふらふらした体でお母さんのところへ。
「よいしょ……重いなぁ……」
くたっとしてるお母さんを抱き上げる。
お母さんの介護がとっても楽になったのは、ほんとに嬉しい。
やっぱりダンジョン潜りってすごいんだね。
【!?】
【ユズちゃん、ユズねぇをお姫様抱っこ!?】
【ガタタッ】
【キマシ】
【姉妹百合!?】
【ユズちゃん、そんな力が!?】
【まぁレベルは高いはずだし……】
【あ、そっか】
【この空間も、魔力使いたい放題だって言うしな】
【双子百合……素晴らしいわね】
【この配信は、本当に素敵ですわね……】
【ええ、この爬虫類どもが柚希様に近づいてからは殺意しかありませんでしたけれど、見逃しましょう……】
【ひぇっ】
【ああ、コイツらも居たなぁ……】
「……ここしかないっか」
おやびんさんと、おやびんさんの子分さんたち。
彼らに囲まれてる、さっきぶちまけた荷物のある場所。
ここしかないよね。
「じゃ、おやすみぃ……」
【おやすみ】
【おやすー】
【あの、ユズちゃんたち】
【大丈夫、ユズワールドだから】
【そうそう、なんとかなるって】
【草】
【もう、それでいいや……】
「分かるよ……僕も小学校まではいじめられてたから……」
「お前も苦労したんだなぁ……」
「おやびんさんも……」
なんだかくらくらする。
けど、おやびんさんも同じらしく、さっきからぐてーって横たわりながら、顔だけこっち見て話してる。
【は?】
【ユズちゃんを?】
【いじめた?】
【どこのどいつだ】
【お? 全力するか?】
【大丈夫だ そいつらはもれなく高学年になったころのユズちゃんの色気で見事性癖を消し飛ばされたから】
【そうそう、それまでは同性の男の子としてしか見てなかったユズちゃんから放たれ始めた女の子らしさにね】
【それよりも問題なのは、俺たちの手からすり抜けたユズちゃんに接触したやつの行方だ】
【情報は?】
【30人にまで絞れた】
【良し】
【誰だお前ら!】
【休憩中の親衛隊だが?】
【いえーい、末裔のみなさん見てるー?】
【あ、さっきの下手人の情報募集してまーす】
【ただいまOBOGご近所網駆使して捜索開始してまーす】
【あ、自首するなら今のうちにね 大丈夫、今なら間に合うから】
【大丈夫大丈夫、ちょっと1000人くらいで囲んでお説教するだけだから】
【今なら大丈夫だよ ちょっと再教育するだけだからね】
【草】
【ひぇっ】
【親衛隊で草】
【そしてユズちゃんを利用しようとしたやつがやばい】
【ああ、かわいそうに……】
【まぁほっといても視聴者がカチコミかけそうだし……】
【そうか、こいつら、ユズちゃんの幼なじみか……】
【ユズちゃん、確かに中学入ってちょっとくらいまではガキ大将系のやつとかにいじめられてたよ】
【あれだ、かわいい女子をいじめたくなるってやつで】
【そうそう、女子たちからは小動物として愛でられてたから余計にね】
【草】
【あー、そんなやついたなぁ……(優しい目】
【ああ……】
【小学生中学生で性癖を……不憫な】
【許した】
【中には今でも素直になれないやつも居るけどね】
【みんな、ユズちゃんにやられてるって知ってるからほほえましく見守ってるよ】
【今では立派に性癖溶けてるから安心してね!】
【ユズちゃんをいじめようとしてもいじめられなくって、もはやただの気持ち悪いツンデレ野郎って見られてるからね!】
【草】
【というか、ユズちゃん、マジで中学生なのか……】
【え? 小学生だと思ってた】
【本人は高校生だって】
【そこんとこはどうなのよ親衛隊】
【ユズちゃんの年齢 本当に知りたい?】
【後悔しても良いなら言うけど】
【小さくてもそこそこでも、確実に捻じ曲がるよ?】
【それで良いんなら言うけど】
【他にも特大の情報はあるけど……どう?】
【やめとく……】
【どっちでもとんでもないことになりそうだから遠慮しとく】
【うん……聞いたら何か、もう……】
【一生、ユズちゃんしか意識できなくなりそうだし……】
【ユズちゃんが10歳未満ならロリに、もし万が一あり得ないことだけど高校生とかだったりしたら、それはそれで合法ロリに目覚めるからやめとく……】
【相手が絞られすぎるな……】
【女の私たちはどうすれば?】
【大丈夫、この前の重婚法案で女同士もクリアしてるから】
【!!!!】
【草】
【それに自由に想像できる方が素敵だし……】
【分かる】
【年齢公開で捻じ曲がるのと、かろうじてストライクゾーンが拡大するのとじゃ……ねぇ】
【でしょ?】
【草】
【親衛隊も解像度が高すぎる】
【ユズちゃん親衛隊だからね、ネットスラングも必死に学んだよ】
【うんうん、そうするとコメント欄と掲示板、SNSで誘導しやすいし】
【え?】
【誘導?】
【うん、特に最初期】
【まだ親衛隊じゃなかったころからね】
【そうそう、自主的に】
【あのときはまだ、みんな脳を焼かれてなかったからいろいろあったもんね】
【おかげで今はすっかり焼かれて仲間だね!】
【えぇ……】
【なにそれこわい】
【それは必要無かったのでは……?】
【ユズちゃんを守る気持ちがいらんことまで……】
【もしかして:親衛隊という名の知り合いたち、もう脳が焼き切れてる】
【かわいそう……】
【え、今、すっごくしあわせだよ?】
【そうそう、ユズちゃん親衛隊できて】
【でもちょっとは認識してほしいかなって】
【そうそう、理央ちゃんと数人以外もね】
【ユズちゃん、ああ見えて実は「友人」までは行けても「親友」までは入り込ませないからね……】
【誰にでも懐くんだけどね……】
【顔と名前は覚えてくれてるんだけどね……】
【それ以上の関係にはね……】
【あ、理央様ごめんなさい違うんです今のは友達としてって意味でそれ以上の意味はだから怒らないでお願い】
【かわいそう……】
【草】
「うぅ……眠くなってきた……」
くぁぁ。
大きなあくびが出てくる。
「俺の仲間が……寝てないやつらが見張りしてるから寝とけ。 人間だって寝なきゃ魔力も回復しにくいだろ」
「そうですねぇ……じゃ、寝ますぅ……」
どうにか眠い体を起こして、ふらふらした体でお母さんのところへ。
「よいしょ……重いなぁ……」
くたっとしてるお母さんを抱き上げる。
お母さんの介護がとっても楽になったのは、ほんとに嬉しい。
やっぱりダンジョン潜りってすごいんだね。
【!?】
【ユズちゃん、ユズねぇをお姫様抱っこ!?】
【ガタタッ】
【キマシ】
【姉妹百合!?】
【ユズちゃん、そんな力が!?】
【まぁレベルは高いはずだし……】
【あ、そっか】
【この空間も、魔力使いたい放題だって言うしな】
【双子百合……素晴らしいわね】
【この配信は、本当に素敵ですわね……】
【ええ、この爬虫類どもが柚希様に近づいてからは殺意しかありませんでしたけれど、見逃しましょう……】
【ひぇっ】
【ああ、コイツらも居たなぁ……】
「……ここしかないっか」
おやびんさんと、おやびんさんの子分さんたち。
彼らに囲まれてる、さっきぶちまけた荷物のある場所。
ここしかないよね。
「じゃ、おやすみぃ……」
【おやすみ】
【おやすー】
【あの、ユズちゃんたち】
【大丈夫、ユズワールドだから】
【そうそう、なんとかなるって】
【草】
【もう、それでいいや……】
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