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4章 初心者ダンジョン卒業、中級者ダンジョンへ
130話 目が醒めて、退学回避――最初の目標、達成
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「――はっ!?」
【朗報・ユズちゃん、起きた】
【大丈夫? また寝ぼけてない??】
【多分魔力が底を着いたままだったんだろうし、今は大丈夫だろ……ちょっと寝たし】
【あー】
【だからさっき、金額見て気絶しちゃったのか】
【でもさ、いくらすごい金額だとはいえ……それ見ただけで気絶するもんなの?】
【お金に苦労してたって言ってたし】
【あー】
【まぁあの金額じゃしょうがない】
【子供があんな金額見ちゃったらなぁ】
【お前ら、一応ユズちゃんは自分のこと高校生って言い張って……いややっぱどう考えても完全に無理だわ】
【草】
【言っときながらひでぇ】
【大丈夫、だーれも本気でそう思ってないから】
【まぁ、あるとしたらかなりの飛び級ってだけでね】
【でも……いつまでこの配信続くの……?】
【さぁ……?】
【草】
【さすがにこれ、ダンジョン協会さん止めないの??】
【ま、まあ、もう国家機密の暴露大会は終わってるし……】
【あー、今さら気づいても止める意味がないのね……】
【あーあ】
【でもせめて、あの子たちの誰かに連絡くらい……】
なんか僕、札束に押し潰される夢見てた気がする。
なんでだろ。
「……? ここは?」
「あ、起きましたね先輩」
僕は横になって寝ていたらしい。
真上から声が降ってきたし、多分光宮さんが見ててくれたんだろう。
だから、柔らかい感覚から体を離――
「わぷっ」
――そうとしたら、目の前でぼいんって弾き飛ばされてもったい仰向けになった僕。
結構ぼいんってなった。
頭がくらくらするぅ……。
「あら、ごめんなさい」
「……?」
僕の目元が、ぼいんって弾き飛ばされた。
……今の、何?
【●REC】
【おい、今あやちゃんのお胸でユズちゃんが弾き飛ばされたぞ!?】
【草】
【すげぇ……】
【バウンドしてた!!】
【さすがのでかさだ……】
【南半球の弾力がすごそう】
【なかなか見れるものじゃないね】
【ああ……!】
【投げ銭がすごいことになっていく】
【もちろんこの場面の切り抜きでもすごいことになるな!】
【素人JDのハリのある弾力だもんな!】
【その表現はいかがわしすぎるから止めろ!!】
「ゆずきちゃん? 大丈夫?」
「う、うん……あれ? ここ……」
さっきまでとは違って、がやがやとにぎやかな雰囲気。
周りを見てみると……銀行?
「ごめんなさいね、のぞき込んでいたから……」
「あ、いえ、ありがとうございます」
状況が飲み込めてきた僕。
どうやら僕は、あやさんに膝枕されてたんだ。
で、あやさんのお胸は大きいから……勢いよく真上に上がろうとして、吹っ飛ばされたんだ。
すごいね。
お母さんのお胸はそんなにないからこんな経験がなくって、だからすっごく新鮮だ。
将来いいお母さんになりそうだね、あやさん。
「柚希先輩!」
「うん?」
すっ、と僕のスマホを差し出してくる光宮さん。
「勝手に、やっちゃいました。 ……多分、あの金額見ても『でも……』とか『だって……』とか言いそうだったので」
光宮さんが、画面をぴっと指す。
「……?」
「あの、本当に良かったのでしょうか……?」
「はい、御母様から許可ももらってますから」
「ゆずきちゃんのお母さんだよね!」
【まだ事態を飲み込めていないユズちゃん】
【むしろ俺たちの方が飲み込めてるよな!】
【草】
【だってまぁだ配信続いてるんだもん……】
【ま、まあ、もう国家機密じゃないから……】
【一応個人情報っぽいのは全部ぼかされてるし……】
【というか理央ちゃん、ユズちゃんの口座のこととか普通にできるんだな】
【まぁ家族ぐるみの付き合いみたいだし】
【でもさ、電話で聞こえてたユズちゃんのお母さんの声……】
【ああ……】
【ユズちゃんそっくりだったよな……】
【なんならあのぽわぽわした話し方も……】
【もしかして:ユズちゃん、ユズちゃんのお母さんそのままコピー】
【草】
【い、一応経産婦のはずだから……】
【このロリっ子が経産婦だって!?】
【みなぎってきた】
【ユズちゃんとほぼ同じ見た目と性格のシンママか……】
【「ユズちゃんは狙えないけど」ってワンチャン狙いが押し寄せそう】
【ユズちゃんのママも守ってもらわないとね】
スマホの画面。
そこには――「学費」。
「……まさか」
「はい、そのまさかです。 ……元々、これが最初の目標だったじゃないですか。 ダンジョンに潜る、最初の。 長時間のバイトを掛け持ちして、学校も休学して――ぼろぼろだった生活を、変える目標」
光宮さんを見上げると、いたずらっぽさと申し訳なさとが混じった、嬉しそうで泣きそうな顔つき。
「ゆずきちゃん、怒らないで」
「そうです、先ほど柚希さんのスマホで、お母様と電話をされたんです、理央さんが」
「………………………………」
……口座には、1回すごい金額が入って。
で、そこから学費の――施設費とかそういう系の、去年の分も滞納してたのを、まとめて引かれてて。
それでも……まるまる1年、バイトもダンジョン潜りもしなくたって生活には困らない金額が、最初は0だったダンジョン用の口座に入ってて。
【数字以外が見えねぇ】
【しかも大雑把な金額以外ぼかされてる絶妙さ加減】
【配信用のAIってすげぇよな、個人情報だけは徹底的にぼかすんだから】
【でもこの子たち、まだ何回目なのに……】
【まぁ最初っから規格外だったじゃん? ユニコーンとか】
【あー】
……そっか。
光宮さ――理央ちゃんが、これを。
「……………………理央ちゃん」
「柚希先輩、勝手にごめ――」
「ありがと」
頭を下げてこようとしてた彼女を、優しく押し戻す。
「きっと、僕だけだったら……何日ももやもや考えて悩んで、それでようやくだった」
そうだ。
僕は、高校生。
本当は学校に行かなきゃ行けなくって、でもお金がなくて行けなくって。
去年の分とか滞納してたのを、学校の好意でずっと待っててもらってて――その期限が、あと数日とかで。
「……ダンジョンだってそうだよ。 君がぐいぐい押してくれてなかったら、僕はこうして」
横で僕たちを見てくれていた、2人を見る。
「あやさんにひなたさん。 そして理央ちゃん。 みんなで冒険して……毎回なぜか危ない目に遭ったけど、それでも無事で、こうして必要だったお金を貯めることなんて、できなかったから」
【ユズちゃん……】
【イイハナシダナー】
【ぶわっ】
【さすがのユズちゃんでも思ってたのね……毎回事故るって……】
【草】
【お前! 今いい話だったろ!!】
【朗報・ユズちゃん、起きた】
【大丈夫? また寝ぼけてない??】
【多分魔力が底を着いたままだったんだろうし、今は大丈夫だろ……ちょっと寝たし】
【あー】
【だからさっき、金額見て気絶しちゃったのか】
【でもさ、いくらすごい金額だとはいえ……それ見ただけで気絶するもんなの?】
【お金に苦労してたって言ってたし】
【あー】
【まぁあの金額じゃしょうがない】
【子供があんな金額見ちゃったらなぁ】
【お前ら、一応ユズちゃんは自分のこと高校生って言い張って……いややっぱどう考えても完全に無理だわ】
【草】
【言っときながらひでぇ】
【大丈夫、だーれも本気でそう思ってないから】
【まぁ、あるとしたらかなりの飛び級ってだけでね】
【でも……いつまでこの配信続くの……?】
【さぁ……?】
【草】
【さすがにこれ、ダンジョン協会さん止めないの??】
【ま、まあ、もう国家機密の暴露大会は終わってるし……】
【あー、今さら気づいても止める意味がないのね……】
【あーあ】
【でもせめて、あの子たちの誰かに連絡くらい……】
なんか僕、札束に押し潰される夢見てた気がする。
なんでだろ。
「……? ここは?」
「あ、起きましたね先輩」
僕は横になって寝ていたらしい。
真上から声が降ってきたし、多分光宮さんが見ててくれたんだろう。
だから、柔らかい感覚から体を離――
「わぷっ」
――そうとしたら、目の前でぼいんって弾き飛ばされてもったい仰向けになった僕。
結構ぼいんってなった。
頭がくらくらするぅ……。
「あら、ごめんなさい」
「……?」
僕の目元が、ぼいんって弾き飛ばされた。
……今の、何?
【●REC】
【おい、今あやちゃんのお胸でユズちゃんが弾き飛ばされたぞ!?】
【草】
【すげぇ……】
【バウンドしてた!!】
【さすがのでかさだ……】
【南半球の弾力がすごそう】
【なかなか見れるものじゃないね】
【ああ……!】
【投げ銭がすごいことになっていく】
【もちろんこの場面の切り抜きでもすごいことになるな!】
【素人JDのハリのある弾力だもんな!】
【その表現はいかがわしすぎるから止めろ!!】
「ゆずきちゃん? 大丈夫?」
「う、うん……あれ? ここ……」
さっきまでとは違って、がやがやとにぎやかな雰囲気。
周りを見てみると……銀行?
「ごめんなさいね、のぞき込んでいたから……」
「あ、いえ、ありがとうございます」
状況が飲み込めてきた僕。
どうやら僕は、あやさんに膝枕されてたんだ。
で、あやさんのお胸は大きいから……勢いよく真上に上がろうとして、吹っ飛ばされたんだ。
すごいね。
お母さんのお胸はそんなにないからこんな経験がなくって、だからすっごく新鮮だ。
将来いいお母さんになりそうだね、あやさん。
「柚希先輩!」
「うん?」
すっ、と僕のスマホを差し出してくる光宮さん。
「勝手に、やっちゃいました。 ……多分、あの金額見ても『でも……』とか『だって……』とか言いそうだったので」
光宮さんが、画面をぴっと指す。
「……?」
「あの、本当に良かったのでしょうか……?」
「はい、御母様から許可ももらってますから」
「ゆずきちゃんのお母さんだよね!」
【まだ事態を飲み込めていないユズちゃん】
【むしろ俺たちの方が飲み込めてるよな!】
【草】
【だってまぁだ配信続いてるんだもん……】
【ま、まあ、もう国家機密じゃないから……】
【一応個人情報っぽいのは全部ぼかされてるし……】
【というか理央ちゃん、ユズちゃんの口座のこととか普通にできるんだな】
【まぁ家族ぐるみの付き合いみたいだし】
【でもさ、電話で聞こえてたユズちゃんのお母さんの声……】
【ああ……】
【ユズちゃんそっくりだったよな……】
【なんならあのぽわぽわした話し方も……】
【もしかして:ユズちゃん、ユズちゃんのお母さんそのままコピー】
【草】
【い、一応経産婦のはずだから……】
【このロリっ子が経産婦だって!?】
【みなぎってきた】
【ユズちゃんとほぼ同じ見た目と性格のシンママか……】
【「ユズちゃんは狙えないけど」ってワンチャン狙いが押し寄せそう】
【ユズちゃんのママも守ってもらわないとね】
スマホの画面。
そこには――「学費」。
「……まさか」
「はい、そのまさかです。 ……元々、これが最初の目標だったじゃないですか。 ダンジョンに潜る、最初の。 長時間のバイトを掛け持ちして、学校も休学して――ぼろぼろだった生活を、変える目標」
光宮さんを見上げると、いたずらっぽさと申し訳なさとが混じった、嬉しそうで泣きそうな顔つき。
「ゆずきちゃん、怒らないで」
「そうです、先ほど柚希さんのスマホで、お母様と電話をされたんです、理央さんが」
「………………………………」
……口座には、1回すごい金額が入って。
で、そこから学費の――施設費とかそういう系の、去年の分も滞納してたのを、まとめて引かれてて。
それでも……まるまる1年、バイトもダンジョン潜りもしなくたって生活には困らない金額が、最初は0だったダンジョン用の口座に入ってて。
【数字以外が見えねぇ】
【しかも大雑把な金額以外ぼかされてる絶妙さ加減】
【配信用のAIってすげぇよな、個人情報だけは徹底的にぼかすんだから】
【でもこの子たち、まだ何回目なのに……】
【まぁ最初っから規格外だったじゃん? ユニコーンとか】
【あー】
……そっか。
光宮さ――理央ちゃんが、これを。
「……………………理央ちゃん」
「柚希先輩、勝手にごめ――」
「ありがと」
頭を下げてこようとしてた彼女を、優しく押し戻す。
「きっと、僕だけだったら……何日ももやもや考えて悩んで、それでようやくだった」
そうだ。
僕は、高校生。
本当は学校に行かなきゃ行けなくって、でもお金がなくて行けなくって。
去年の分とか滞納してたのを、学校の好意でずっと待っててもらってて――その期限が、あと数日とかで。
「……ダンジョンだってそうだよ。 君がぐいぐい押してくれてなかったら、僕はこうして」
横で僕たちを見てくれていた、2人を見る。
「あやさんにひなたさん。 そして理央ちゃん。 みんなで冒険して……毎回なぜか危ない目に遭ったけど、それでも無事で、こうして必要だったお金を貯めることなんて、できなかったから」
【ユズちゃん……】
【イイハナシダナー】
【ぶわっ】
【さすがのユズちゃんでも思ってたのね……毎回事故るって……】
【草】
【お前! 今いい話だったろ!!】
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