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2章 ダンジョン配信、始めます
40話 モンハウだ!
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【えーっと……モンスターが10……20と何匹ぃ……?】
【なぁにこれぇ……】
【逃げてー!】
【つうか初心者が中級者ダンジョン潜ってんじゃねぇ! 入り口の守衛はどうしたぁ!】
【あ そういや、理央ちゃんってなんか慣れてるっぽくなかった……?】
【あっ……】
【え? どういうこと??】
【だからさ、「経験者の理央ちゃんが初心者のユズちゃんたちをキャリーするんだ」って守衛さんとかが思ったんじゃ……】
【あっ】
【えぇ……】
【確かにそういうのは多いけど……】
【ここへ来て、全員が完全初心者じゃなかった裏目って……】
【ああ……レベルが10くらいありそうな理央ちゃんが、レベル1たち連れて中級者ダンジョン見学するのかなって思ったのかぁ……】
【ガバガバすぎない?】
【そもそも守衛は基本止めないもんだし……】
【みんなのレベルを見て、んでリストバンドしてりゃ普通は止めないしなぁ……】
【よっぽどじゃないと止めないよなぁ……】
【いざというときの緊急離脱装置もあるしねぇ……】
【きっと初々しさをほほえましく思ってたんだろうなぁ……】
【ああ、悲しきは好意の逆効果よ】
「……どっ、どどどどどどうしよー!?」
「この数……この場は逃げ切れても、入り口まで……」
「というか逃げ切れてもまずいよ! ダンジョンの入り口にトレインすることになっちゃう!」
「し、しかし、緊急事態の場合には……っ」
モンハウたちが「ぐるる……」って唸りながら起き上がってきている。
……たしか、モンハウってのは召喚の罠の上位版。
部屋全体にモンスターがあっちこっちから召喚されるってやつで……運が悪いと、何層も下のが出て来たりとか。
だから「モンハウ遭遇詰め合わせ」とか言う動画で、いろんなパーティーが散々な目に遭ってるのが流れて来たりするんだ。
ヤな言い方だけど、でも確かに僕だってちょっと楽しんで見ちゃうもん……みんながびっくりしてるから。
それに、本当に大惨事になったのは消されて見れないから安心できるってのもある。
……だから配信はあんまり見ないんだけどね。
何かあったら怖いから。
「……あと30秒くらいで動き始めるか……奥の方のは、私だとちょっとやばいかなぁ……」
足がすくんじゃって動けなくなってる僕、「どうしよどうしよ」って、罠を踏んじゃってパニックになってるひなたさん、「大丈夫ですよ」って慰めてるあやさん。
「リストバンド、使います?」
「……囲まれちゃったら使わないとね……」
「ごめんなさいごめんなさいっ! 使った分はお母様にっ……」
「ひなたさん? ……いえ、とにかく今は……」
「………………………………」
「きゅいきゅい」
「……おまんじゅう」
「きゅい」
……そうだ。
この子は、遠距離の範囲攻撃。
それに、さっきまではそろそろ僕の出番だって。
「理央ちゃん」
「ダメです」
「え?」
ちらっとこっちを見て、すぐに前を向いて……1番手前の、まだ寝起きでぼんやりしてるモンスターに攻撃しだした光宮さん。
「やっ! はっ! ……奥に数体、強そうなのがいます。 おまんじゅうちゃんの攻撃なら一掃できるかもですけど、もし奴らのHPが中途半端に残っちゃったら……全員がリストバンド使っても、さらに怒ったモンスターたちがこの階層で暴れちゃいます」
【つよい】
【普通に殴り飛ばしながら解説してる理央ちゃん】
【なぁ 理央ちゃん、普通にレベル15くらいあるんじゃね?】
【そこまであったらちょっとは名前知られてるだろうけど……確かに強い】
【それに判断も的確だな】
【ああ……怒り状態になられたら厄介だ】
【それを思うと、理央ちゃんが攻撃してみんなでサポート で、奥のやつを倒せなかったらすぐにリストバンドで緊急避難か?】
【だな】
【中途半端はダメ、やるなら即逃げか1匹ずつ集中か】
「リストバンド、使うときは合図します!」って言い残した光宮さんが、モンスターたちの中に突撃していく。
あの子のことだから無謀ってわけじゃないんだろうけど、それでも心配になる。
……けど、ただの心配だったみたい。
「……すごい……」
「ええ……人があんなにも素早く動けるのですね……」
「……………………本当だ……」
光宮さんは、小学校のころまではずっと走り回ってたような子。
中学が近づいてからは他の女子とおんなじようにお淑やかになったけど、やっぱり体育とか部活とかじゃ、ずっと動き回るような子。
「それもダンジョン適性と、ダンジョン内でのレベルがちょびっと影響してるので私だけの力じゃないですけどねー」とは言うけども、やっぱり……すごい。
「……ごめんね、おまんじゅう。 今日の出番はないみたい」
「きゅい」
「良いの? ありがと」
「きゅいー」
【草】
【かわいくて草】
【あの、今モンハウで大変なことになってるんですが……】
【まぁユズちゃんだし……】
【現実逃避……じゃないよな】
【ああ、ユズちゃんだからな】
【ユズちゃんだもんな】
「理央ちゃんがんばれー!」
「きゅいー!」
【こんな危機でもユニコーンをはぐはぐしてマイペース……これがユズちゃんよ】
【ここだけなんか別のフィールド展開されてて草】
【でも見ろよ、ユズちゃんの応援で理央ちゃんめっちゃ笑顔だぞ】
【かわいい】
【どっちが?】
【どっちも】
【この尊い関係がしゅき……】
【分かる】
スポーツとか、大会でも応援されると力が出るよね。
だから僕は、こうして後ろから精いっぱい応援するんだ。
【なぁにこれぇ……】
【逃げてー!】
【つうか初心者が中級者ダンジョン潜ってんじゃねぇ! 入り口の守衛はどうしたぁ!】
【あ そういや、理央ちゃんってなんか慣れてるっぽくなかった……?】
【あっ……】
【え? どういうこと??】
【だからさ、「経験者の理央ちゃんが初心者のユズちゃんたちをキャリーするんだ」って守衛さんとかが思ったんじゃ……】
【あっ】
【えぇ……】
【確かにそういうのは多いけど……】
【ここへ来て、全員が完全初心者じゃなかった裏目って……】
【ああ……レベルが10くらいありそうな理央ちゃんが、レベル1たち連れて中級者ダンジョン見学するのかなって思ったのかぁ……】
【ガバガバすぎない?】
【そもそも守衛は基本止めないもんだし……】
【みんなのレベルを見て、んでリストバンドしてりゃ普通は止めないしなぁ……】
【よっぽどじゃないと止めないよなぁ……】
【いざというときの緊急離脱装置もあるしねぇ……】
【きっと初々しさをほほえましく思ってたんだろうなぁ……】
【ああ、悲しきは好意の逆効果よ】
「……どっ、どどどどどどうしよー!?」
「この数……この場は逃げ切れても、入り口まで……」
「というか逃げ切れてもまずいよ! ダンジョンの入り口にトレインすることになっちゃう!」
「し、しかし、緊急事態の場合には……っ」
モンハウたちが「ぐるる……」って唸りながら起き上がってきている。
……たしか、モンハウってのは召喚の罠の上位版。
部屋全体にモンスターがあっちこっちから召喚されるってやつで……運が悪いと、何層も下のが出て来たりとか。
だから「モンハウ遭遇詰め合わせ」とか言う動画で、いろんなパーティーが散々な目に遭ってるのが流れて来たりするんだ。
ヤな言い方だけど、でも確かに僕だってちょっと楽しんで見ちゃうもん……みんながびっくりしてるから。
それに、本当に大惨事になったのは消されて見れないから安心できるってのもある。
……だから配信はあんまり見ないんだけどね。
何かあったら怖いから。
「……あと30秒くらいで動き始めるか……奥の方のは、私だとちょっとやばいかなぁ……」
足がすくんじゃって動けなくなってる僕、「どうしよどうしよ」って、罠を踏んじゃってパニックになってるひなたさん、「大丈夫ですよ」って慰めてるあやさん。
「リストバンド、使います?」
「……囲まれちゃったら使わないとね……」
「ごめんなさいごめんなさいっ! 使った分はお母様にっ……」
「ひなたさん? ……いえ、とにかく今は……」
「………………………………」
「きゅいきゅい」
「……おまんじゅう」
「きゅい」
……そうだ。
この子は、遠距離の範囲攻撃。
それに、さっきまではそろそろ僕の出番だって。
「理央ちゃん」
「ダメです」
「え?」
ちらっとこっちを見て、すぐに前を向いて……1番手前の、まだ寝起きでぼんやりしてるモンスターに攻撃しだした光宮さん。
「やっ! はっ! ……奥に数体、強そうなのがいます。 おまんじゅうちゃんの攻撃なら一掃できるかもですけど、もし奴らのHPが中途半端に残っちゃったら……全員がリストバンド使っても、さらに怒ったモンスターたちがこの階層で暴れちゃいます」
【つよい】
【普通に殴り飛ばしながら解説してる理央ちゃん】
【なぁ 理央ちゃん、普通にレベル15くらいあるんじゃね?】
【そこまであったらちょっとは名前知られてるだろうけど……確かに強い】
【それに判断も的確だな】
【ああ……怒り状態になられたら厄介だ】
【それを思うと、理央ちゃんが攻撃してみんなでサポート で、奥のやつを倒せなかったらすぐにリストバンドで緊急避難か?】
【だな】
【中途半端はダメ、やるなら即逃げか1匹ずつ集中か】
「リストバンド、使うときは合図します!」って言い残した光宮さんが、モンスターたちの中に突撃していく。
あの子のことだから無謀ってわけじゃないんだろうけど、それでも心配になる。
……けど、ただの心配だったみたい。
「……すごい……」
「ええ……人があんなにも素早く動けるのですね……」
「……………………本当だ……」
光宮さんは、小学校のころまではずっと走り回ってたような子。
中学が近づいてからは他の女子とおんなじようにお淑やかになったけど、やっぱり体育とか部活とかじゃ、ずっと動き回るような子。
「それもダンジョン適性と、ダンジョン内でのレベルがちょびっと影響してるので私だけの力じゃないですけどねー」とは言うけども、やっぱり……すごい。
「……ごめんね、おまんじゅう。 今日の出番はないみたい」
「きゅい」
「良いの? ありがと」
「きゅいー」
【草】
【かわいくて草】
【あの、今モンハウで大変なことになってるんですが……】
【まぁユズちゃんだし……】
【現実逃避……じゃないよな】
【ああ、ユズちゃんだからな】
【ユズちゃんだもんな】
「理央ちゃんがんばれー!」
「きゅいー!」
【こんな危機でもユニコーンをはぐはぐしてマイペース……これがユズちゃんよ】
【ここだけなんか別のフィールド展開されてて草】
【でも見ろよ、ユズちゃんの応援で理央ちゃんめっちゃ笑顔だぞ】
【かわいい】
【どっちが?】
【どっちも】
【この尊い関係がしゅき……】
【分かる】
スポーツとか、大会でも応援されると力が出るよね。
だから僕は、こうして後ろから精いっぱい応援するんだ。
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