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46.X7話 犯罪か否か(少女たち視点で) その3
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女の子は1回話し始めると口がくるくると回るから、その声を遮るっていうのはとっても難しい。
いや、遮ること自体は僕だってできる。
できるけれども……それをしたら最後、きっと機嫌は悪くなる。
そんなもんだから……普段から口数の少ない僕なんだ、普段からおしゃべりで生きているような子たちの会話を遮るなんて芸当、できっこない。
もともとそういう性格なんだ、ガワが変わって女の子になったとしてもそれは変えられない。
だから僕は、あんまり聞いちゃよくないだろうって分かっていても……止められなかった。
だから、最後まで聞いちゃったんだ。
ふたりの……いや、ゆりかの、それを。
どこまで本当かは……ゆりかやかがりならともかくりさのことだ、大した誇張もなく話していたんだろう。
だからこそ……その、ゆりかが僕と付き合うとかそういう話への反応に……ものすごく困るんだけれども。
え?
これ僕にどうしろっていうのりさりんさん?
どんな反応ほしくてこんな話し出したの?
もしかしてノリなの?
かがりなの?
くるんなの?
「ってことがあったから、ゆりかには『とにかく絶対に慎重に進めるように!』って言い含めてねー。 まずはスマホ越しに嫌がられない程度に。 嫌じゃないかってその都度に確かめつつ。 たとえアクション起こすにも、まずは響さんの事情を少しでも教えてもらえる程度の仲になってからにしなさいな。 そんな感じでアドバイスしてたのよ」
「 」
しゃべり倒して満足した様子のりさりんと、その横で――微動だにせずうつむいているゆりか。
彼女のことは……今はあまり見ないほうがいいだろう。
そんな感じだから再びの静寂が戻って来て、同時にファミレスっていういろんな声や音がずっと響いている空間の喧噪が戻って来た。
けれども……さすがは「女子」っていうもの。
あの時点で……ゆりかが僕と2回目に会って、それからメッセージの絨毯爆撃が来始めたあのときにはもうすでに。
この子たち4人がばったりと会っちゃって、説明したりした頃にはそんな会話をしていたのか。
……女の子は小学生のときからませているって言うけれども。
中学生でも……僕、普通の中学生だったころって本に興味があるくらいしかなかった気がするのになぁ……。
単純に僕が幼かっただけ?
あるいは時代の違い?
……いや、女性がおしゃべりでこういう話題が大好物なのは古今東西万国共通。
かがりを見れば誰だって分かるものな。
つまりはそういうこと。
どういうことか分かんないけども。
「ね。 ね。 ……りさりん」
「ん?」
「やっぱこれ、ちょーハズいんだけど。 それも、ヘタに隣から延々と他人の視点で聞かされるってのが、こ――……」
「我慢しなさいよ。 いいって言ったわよね? そうよね? 確認はしたわよ? 了解も。 そうでしょ? ゆりか?」
「……あのさ。 りさりん、いえ、りささま、やっぱりまだ怒っていらっしゃる……?」
「いえ? でも、言ったわよね? そうよね? 私、なにかまちがっているかしら?」
「そんなことはないです……あい……」
あと。
僕はこういう駆け引き……未だに怖い。
もちろん顔にも出さないけど、でも怖いものは怖いんだ。
なるべくなら避けたい。
僕も、話が始まりそうな気配を察した時点で帰りたかったんだ。
まぁいつも通りに無理だったけれども。
……これはひょっとして。
女性に……対人関係に慣れていないっていうのもあるんだろうけれども。
これって、僕、小さいころにおいたをして母さんに笑顔で問い詰められたりしたことが影響しているのかなって。
声こそ荒らげて怒られたことはないけれど、こういう怒り方をしていた気がする。
もう10年は前のことなのに。
いや、小さいころの経験だからこそかな?
……とにかく何か反応しなきゃいけないんだったら。
「……ふたりとも。 もうひとつだけ、いいかな……」
「なーに?」
「響っ! どうかこの空気を変える一手を! なにとぞなにとぞ!!!」
「僕は。 ……そんなにも幼く見えるんだろうか」
「……えっ」
「え? あ、もしかしてものすごく気にして」
「みんなして小さい小さいというけれども、いや、自覚はしているんだ。 しているんだけれども、でもどうしても気になるものはなるんだよ。 僕は……そこまで小さいんだろうか。 幼いんだろうか。 どれだけ背伸びをしても無駄なんだろうか」
いろんな人に聞いて回っている気がしないでもないけれど、ふたりへも問う。
よりにもよって僕のこと「ショタ」とかのたまってくれたふたりに対して問う。
そんなふたりは固まっている。
ゆりかは助けを求めるようなポーズをしたまま、いい笑顔のまま。
りさは……すっごくあいまいな笑顔のまま。
ふたりとも、口が半開きだ。
「教えてくれる? ふたりとも……僕の友達なんだよね?」
「……え、えっと」
「……えと。 響、って、えと、ね。 ……ちっこい私とかでっかいりさりん、それよりもいろいろとでっかいかがりと比べると……その。 誰が見ても中学生だって分かるさよちんを中心に、全員身長がけっこう離れてるから……その、うん。 余計に、……かな。 うん」
ごまかそうとしてくれたりさ。
はっきり言ってくれるゆりか。
彼女たちなりに真摯に答えてくれたらしい。
そっか。
僕、そんなに……そうだよね。
ごまかしにごまかして高学年だもんね。
こういうときにははっきりと言ってくれるゆりかのような存在が、とてもありがたい。
他人からの……それも背の低さをコンプレックスにしているような、おなじような悲しみを背負っている彼女からなら客観的な意見を聞くことができて、とても参考になるから。
ああ。
そうだ、僕は……今の僕は、小さいんだ。
幼いんだ。
それはもう、子供と普段から接しなくなった年代以上の人たちからは……歳を取れば取るほどに、特に公園でよく話しかけてきたりするおじいさんおばあさんたちになればなるほど僕の容姿がより幼いものに見えるらしく――はては園児だと、本気で親を探そうと気合いを入れられたりしたこともある。
忘れたかったから忘れていたけれども、でも何回もあったけれども必死に忘れていたような、そういう出来事が……僕の頭の中でフラッシュバックしてくる。
それらはこの子たちに嘘をついた罪悪感で潰れそうだったあのときよりもずっと苦しいもの。
ああ。
そうだ。
そうだった。
僕だって……今の僕を鏡で見た段階でも、お風呂に入って観察したときでも……紛れもなく幼い体、どう見たって小学生、下手をすると園児でもおかしくはないって思っていたじゃないか。
ましてや髪の色から骨格からなにからなにまでみんなが違うんだ。
そうだ。
それが普通の視点なんだ。
だから別に特段にあえて今さらに胃が重くなる思いなんてする必要はないんだ。
「――びき。 ねぇ、響?」
顔を上げてみたら、いつの間にか傍に……定位置の誕生日席に座らされている僕に手が届く距離にまでふたりが来ていて。
「そんなに気にすること……そうだよ! 響はずっと入院してたんでしょ! たしか体動かさないと成長ホルモンが出にくいから背が伸びにくいって聞いたことあるし! 私は動かしててもそうだったけどね!! だからだからなんていうか、そう! 元気出してよ響、私たちはちっこい同志じゃないか! だいじょーぶ、これから運動すればきっと!! あ、今度オススメの牛乳教えたげるから!」
「え、ええそうよっ! それに響さんみたいに落ち着いていて頭がよくって、そういう魅力で好きになる女性もいるんだし! むしろ幼……小さいほうがいいって女性だってきっといるんだから! そうよ! ええ、そうだわ! いろいろ相談にも乗ってくれるし、よくものごとを知っているからこそすぐに正解を教えてくれたり! なのになのに他の男子みたいに自分の自慢ばかりするわけでもなくってムネばっか見て来なくって、他にはええと……話を聞いてほしいだけなのに自分の意見を遮るように言ってきたりする人に比べれば見かけの歳なんて!!!」
「――――ほう……?」
ひゅっと怖い気配がする。
どこから?
……ゆりかからだ。
「……おんやぁー? りさりん。 私との約束、まさか反故にしようと企んではおるまいな? 私たち、シンユウだよね? ……人の、取ろうとしたりは……」
なんだかどうでも良さそうな理由だったから放っておいていいか。
でも2人の必死な感じの援護は、なんの励ましにもなっていなかった。
むしろ僕の心はより傷ついた気がする。
……お酒だ。
うん。
帰ったらお酒を呑もう。
うんと呑もう。
お酒を呑んで……悲しいことに前の体でも前後不覚になるっていうのはできなかったけれど、今の体だって眠くなる程度には呑むことができるんだ。
それで……適当な映画でも見ながら呑んで、眠くなったらさっさと布団に入って眠って……みんな忘れちゃおう。
そうだ。
それがいい。
だって……こんなにも年下の子たちに幼いって断言されちゃったんだから。
「ちょ、ゆりか!? ひ、響さん! 響さん落ち込んだままだから!」
「その前に泥棒猫さんについて、ちょーっとオハナシ、しないとね……?」
分かってはいるんだ。
理解はしていても……何度だって思う。
理解と納得は、別物なんだから。
そうだ、僕は小さい……ゆりかにも言われたことがあるんだ。
まるで「銀髪幼女」だって。
だから大丈夫。
何が大丈夫かなんてさっぱり分からないけど、多分何かが大丈夫。
僕が男だって言う確固たる自我が残っているうちは大丈夫。
もしそれが無くなったら?
……完全に幼女になってるだろうからもうどうでも良くなってるはずだもん。
いや、遮ること自体は僕だってできる。
できるけれども……それをしたら最後、きっと機嫌は悪くなる。
そんなもんだから……普段から口数の少ない僕なんだ、普段からおしゃべりで生きているような子たちの会話を遮るなんて芸当、できっこない。
もともとそういう性格なんだ、ガワが変わって女の子になったとしてもそれは変えられない。
だから僕は、あんまり聞いちゃよくないだろうって分かっていても……止められなかった。
だから、最後まで聞いちゃったんだ。
ふたりの……いや、ゆりかの、それを。
どこまで本当かは……ゆりかやかがりならともかくりさのことだ、大した誇張もなく話していたんだろう。
だからこそ……その、ゆりかが僕と付き合うとかそういう話への反応に……ものすごく困るんだけれども。
え?
これ僕にどうしろっていうのりさりんさん?
どんな反応ほしくてこんな話し出したの?
もしかしてノリなの?
かがりなの?
くるんなの?
「ってことがあったから、ゆりかには『とにかく絶対に慎重に進めるように!』って言い含めてねー。 まずはスマホ越しに嫌がられない程度に。 嫌じゃないかってその都度に確かめつつ。 たとえアクション起こすにも、まずは響さんの事情を少しでも教えてもらえる程度の仲になってからにしなさいな。 そんな感じでアドバイスしてたのよ」
「 」
しゃべり倒して満足した様子のりさりんと、その横で――微動だにせずうつむいているゆりか。
彼女のことは……今はあまり見ないほうがいいだろう。
そんな感じだから再びの静寂が戻って来て、同時にファミレスっていういろんな声や音がずっと響いている空間の喧噪が戻って来た。
けれども……さすがは「女子」っていうもの。
あの時点で……ゆりかが僕と2回目に会って、それからメッセージの絨毯爆撃が来始めたあのときにはもうすでに。
この子たち4人がばったりと会っちゃって、説明したりした頃にはそんな会話をしていたのか。
……女の子は小学生のときからませているって言うけれども。
中学生でも……僕、普通の中学生だったころって本に興味があるくらいしかなかった気がするのになぁ……。
単純に僕が幼かっただけ?
あるいは時代の違い?
……いや、女性がおしゃべりでこういう話題が大好物なのは古今東西万国共通。
かがりを見れば誰だって分かるものな。
つまりはそういうこと。
どういうことか分かんないけども。
「ね。 ね。 ……りさりん」
「ん?」
「やっぱこれ、ちょーハズいんだけど。 それも、ヘタに隣から延々と他人の視点で聞かされるってのが、こ――……」
「我慢しなさいよ。 いいって言ったわよね? そうよね? 確認はしたわよ? 了解も。 そうでしょ? ゆりか?」
「……あのさ。 りさりん、いえ、りささま、やっぱりまだ怒っていらっしゃる……?」
「いえ? でも、言ったわよね? そうよね? 私、なにかまちがっているかしら?」
「そんなことはないです……あい……」
あと。
僕はこういう駆け引き……未だに怖い。
もちろん顔にも出さないけど、でも怖いものは怖いんだ。
なるべくなら避けたい。
僕も、話が始まりそうな気配を察した時点で帰りたかったんだ。
まぁいつも通りに無理だったけれども。
……これはひょっとして。
女性に……対人関係に慣れていないっていうのもあるんだろうけれども。
これって、僕、小さいころにおいたをして母さんに笑顔で問い詰められたりしたことが影響しているのかなって。
声こそ荒らげて怒られたことはないけれど、こういう怒り方をしていた気がする。
もう10年は前のことなのに。
いや、小さいころの経験だからこそかな?
……とにかく何か反応しなきゃいけないんだったら。
「……ふたりとも。 もうひとつだけ、いいかな……」
「なーに?」
「響っ! どうかこの空気を変える一手を! なにとぞなにとぞ!!!」
「僕は。 ……そんなにも幼く見えるんだろうか」
「……えっ」
「え? あ、もしかしてものすごく気にして」
「みんなして小さい小さいというけれども、いや、自覚はしているんだ。 しているんだけれども、でもどうしても気になるものはなるんだよ。 僕は……そこまで小さいんだろうか。 幼いんだろうか。 どれだけ背伸びをしても無駄なんだろうか」
いろんな人に聞いて回っている気がしないでもないけれど、ふたりへも問う。
よりにもよって僕のこと「ショタ」とかのたまってくれたふたりに対して問う。
そんなふたりは固まっている。
ゆりかは助けを求めるようなポーズをしたまま、いい笑顔のまま。
りさは……すっごくあいまいな笑顔のまま。
ふたりとも、口が半開きだ。
「教えてくれる? ふたりとも……僕の友達なんだよね?」
「……え、えっと」
「……えと。 響、って、えと、ね。 ……ちっこい私とかでっかいりさりん、それよりもいろいろとでっかいかがりと比べると……その。 誰が見ても中学生だって分かるさよちんを中心に、全員身長がけっこう離れてるから……その、うん。 余計に、……かな。 うん」
ごまかそうとしてくれたりさ。
はっきり言ってくれるゆりか。
彼女たちなりに真摯に答えてくれたらしい。
そっか。
僕、そんなに……そうだよね。
ごまかしにごまかして高学年だもんね。
こういうときにははっきりと言ってくれるゆりかのような存在が、とてもありがたい。
他人からの……それも背の低さをコンプレックスにしているような、おなじような悲しみを背負っている彼女からなら客観的な意見を聞くことができて、とても参考になるから。
ああ。
そうだ、僕は……今の僕は、小さいんだ。
幼いんだ。
それはもう、子供と普段から接しなくなった年代以上の人たちからは……歳を取れば取るほどに、特に公園でよく話しかけてきたりするおじいさんおばあさんたちになればなるほど僕の容姿がより幼いものに見えるらしく――はては園児だと、本気で親を探そうと気合いを入れられたりしたこともある。
忘れたかったから忘れていたけれども、でも何回もあったけれども必死に忘れていたような、そういう出来事が……僕の頭の中でフラッシュバックしてくる。
それらはこの子たちに嘘をついた罪悪感で潰れそうだったあのときよりもずっと苦しいもの。
ああ。
そうだ。
そうだった。
僕だって……今の僕を鏡で見た段階でも、お風呂に入って観察したときでも……紛れもなく幼い体、どう見たって小学生、下手をすると園児でもおかしくはないって思っていたじゃないか。
ましてや髪の色から骨格からなにからなにまでみんなが違うんだ。
そうだ。
それが普通の視点なんだ。
だから別に特段にあえて今さらに胃が重くなる思いなんてする必要はないんだ。
「――びき。 ねぇ、響?」
顔を上げてみたら、いつの間にか傍に……定位置の誕生日席に座らされている僕に手が届く距離にまでふたりが来ていて。
「そんなに気にすること……そうだよ! 響はずっと入院してたんでしょ! たしか体動かさないと成長ホルモンが出にくいから背が伸びにくいって聞いたことあるし! 私は動かしててもそうだったけどね!! だからだからなんていうか、そう! 元気出してよ響、私たちはちっこい同志じゃないか! だいじょーぶ、これから運動すればきっと!! あ、今度オススメの牛乳教えたげるから!」
「え、ええそうよっ! それに響さんみたいに落ち着いていて頭がよくって、そういう魅力で好きになる女性もいるんだし! むしろ幼……小さいほうがいいって女性だってきっといるんだから! そうよ! ええ、そうだわ! いろいろ相談にも乗ってくれるし、よくものごとを知っているからこそすぐに正解を教えてくれたり! なのになのに他の男子みたいに自分の自慢ばかりするわけでもなくってムネばっか見て来なくって、他にはええと……話を聞いてほしいだけなのに自分の意見を遮るように言ってきたりする人に比べれば見かけの歳なんて!!!」
「――――ほう……?」
ひゅっと怖い気配がする。
どこから?
……ゆりかからだ。
「……おんやぁー? りさりん。 私との約束、まさか反故にしようと企んではおるまいな? 私たち、シンユウだよね? ……人の、取ろうとしたりは……」
なんだかどうでも良さそうな理由だったから放っておいていいか。
でも2人の必死な感じの援護は、なんの励ましにもなっていなかった。
むしろ僕の心はより傷ついた気がする。
……お酒だ。
うん。
帰ったらお酒を呑もう。
うんと呑もう。
お酒を呑んで……悲しいことに前の体でも前後不覚になるっていうのはできなかったけれど、今の体だって眠くなる程度には呑むことができるんだ。
それで……適当な映画でも見ながら呑んで、眠くなったらさっさと布団に入って眠って……みんな忘れちゃおう。
そうだ。
それがいい。
だって……こんなにも年下の子たちに幼いって断言されちゃったんだから。
「ちょ、ゆりか!? ひ、響さん! 響さん落ち込んだままだから!」
「その前に泥棒猫さんについて、ちょーっとオハナシ、しないとね……?」
分かってはいるんだ。
理解はしていても……何度だって思う。
理解と納得は、別物なんだから。
そうだ、僕は小さい……ゆりかにも言われたことがあるんだ。
まるで「銀髪幼女」だって。
だから大丈夫。
何が大丈夫かなんてさっぱり分からないけど、多分何かが大丈夫。
僕が男だって言う確固たる自我が残っているうちは大丈夫。
もしそれが無くなったら?
……完全に幼女になってるだろうからもうどうでも良くなってるはずだもん。
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