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1、浴びせられた辛辣な言葉
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30分程の船旅を終えて、僕を乗せた小型ジェット船は小さな港に到着した。
少々フラつく足取りで船を降りる。極度に緊張をしていたせいか、船酔いをしてしまったのだ。
硬いコンクリートの足場に立つと、それだけで幾分気分はマシになった。大きく深呼吸をする。潮の香りで胸が一杯になる。
僕を乗せてきた小型のジェットボードは、すぐにUターンし去っていった。置いてけぼりにされたようで非常に心細くなる。
だけど仕方がない。僕はこの島に島流しになったのだ。
《上がり》の日が来るまで、この島を出ることは許されない。
僕はポツリと呟く。
「とうとう来ちゃったんだな。S学園島に」
S学園島。
それは、瀬戸内海に位置する小さな島だ。もともとは無人島だったが、今ではスペ☆ギフを覚醒させた若者達のための学園施設となっている。中等部と高等部があり、スペ☆ギフの覚醒者、約5000名が通っている。さらに言えばこの5000名はこの島に暮らしているのだ。
スペ☆ギフ。それは若者に覚醒する特殊能力の総称だ。
世界中で特殊能力を持つ若者達が現れ始めたのは今から20年程前のことだ。原因が宇宙からの放射線であることは判明している。ただし、それを防ぐ方法は見つかっていない。若者達は千数百人に一人の割合で、スペ☆ギフの覚醒者となる。
この若者というのがポイントだ。ごく稀に例外はいるものの、スペ☆ギフに覚醒するのは決まって十三、十四の若者ばかりだった。
スペ☆ギフは永遠のものではない。十七、十八になると自然と能力は失われてしまう。もちろんこれにも例外はいるが、それでも二十を超えてもなおスペ☆ギフを持ち続けている例は世界中でもないらしい。
《上がり》と言うのは、このスペ☆ギフがなくなる現象のことだ。
いくら期間限定とは言え、スペ☆ギフという異質な能力に目覚めた若者に対する世間の目は厳しい。昔よりはメジャーになってきたとは言え、まだまだ誤解と偏見はたくさん残っている。
そこで作られたのがスペ☆ギフ学園であり、それが建つS学園島だ。
この島は日本におけるスペ☆ギフの覚醒者達の隔離場所だった。スペ☆ギフの覚醒者対策として設立された特能対策庁が管理をしている。列記とした政府施設だ。
もちろん、こんな場所に島流しにされるぐらいだから僕だってスペ☆ギフの覚醒者だ。
今から丁度一カ月前、高校二年になったばかりの四月。僕はスペ☆ギフに覚醒した。かなり遅めの覚醒だった。
あの日の出来事は今も僕の脳裏に焼き付いている。と言うか、トラウマになってしまっていた。こうして思い出すだけでも背筋にじっとりと嫌な汗をかいてくる。喉はカラカラに乾き息苦しさを覚える。
僕は、背負っていた斜め掛けの三角リュックを器用にずらすと、体の前へと持ってきた。ジッパーを開け、中からペットボトルのお茶と錠剤を取り出す。心を落ち着かせる薬だ。
薬を口に含み、お茶で流し込んだ。そして、心の中で繰り返す。
(大丈夫、大丈夫、ルールさえ守ってればあんな惨劇はもう起こらないんだから)
薬が効いてきたのか? それと自分に言い聞かせたのが良かったのか? すぐに背筋の嫌な感じは収まってきた。お茶を飲んだおかげで喉の乾きも癒される。
幾分、気持ちも上向きになった。
(どのみち、あんなことになっちゃったんだからもう元の高校には戻れないよ。スペ☆ギフ学園に通うしかないんだ)
僕はギュッと拳を握り締める。
(普通に勉強して、普通に友達がいて、普通に遊んだりする。そんな、普通の高校生活を僕はここで送るんだ)
そんな決意を固めている時だった。僕にその声がかかる。
「高倉君ね」
僕は首を動かし、声の主を見た。
スレンダーな体型の少女だった。スペ☆ギフ学園のものであろう制服を着ている。
長く綺麗な髪の毛の持ち主で、顔立ちは人形のように整っていた。眉目秀麗ってこういうことを言うのかなと、僕は思った。
スクエア型の眼鏡が、彼女のクールで真面目なイメージにピッタリだった。僕のかけている眼鏡とはえらい違いだ。
僕がかけているのは、まるで花粉対策用のゴーグルのような眼鏡だ。縁が内側に大きくせり出していて、かけると目の周りをしっかりと覆うことができる。
イケメン男子がかけると未来っぽくて素敵なのかもしれないけど、僕がかけるとどうにもしまらない。一人でSFごっこをしているような感じがしてしまう。
だけど、この眼鏡なしでは外を歩けない身としてはデザインにケチをつける気はなかった。
そんな感じにその少女の容姿に少しだけ見とれてしまった僕だけど、すぐにもっと注目すべき存在に気付いた。
少女の右肩に乗った小動物だ。
フェレットだろうか? 雪のような真っ白な毛並みをしている。ぬいぐるみかと思う程にじっとしているが、よく見ると鼻はヒクヒクと動いているし時折ヒゲもピンと動く。本物のようだ。
(あれ? この島ってペットは駄目なんじゃなかったっけ? 事前にもらった説明書類の中に、動物の持ち込みは禁止って書いてあったような……)
ぼんやりとそんなことを考えている僕に、少女は言う。
「高倉貴之君なんでしょ?」
(そうだ!? ちゃんと返事しなきゃ)
僕は慌てて口を開いた。
「は、はい。高倉貴之です」
「私は天宮亜里沙。あなたが加わることになる2年C組の管理委員よ」
(天宮さんか)
僕はその名前をしっかりと覚える。同時に、管理委員という聞き慣れない言葉に疑問を抱く。
「管理委員?」
「学級委員みたいなものよ。各クラスに男女一人ずついて、細々とした雑用をこなすの。転校生の案内なんかもそう」
どうやら彼女は僕を迎えに来てくれたようだ。委員の仕事で仕方なくかもしれないが、僕は少し嬉しくなった。
「まずあなたを学園の事務室に案内するわ。そこで簡単な手続きをしてからあなたが入る男子寮へ連れていく。事前に送ってもらった荷物はもう運ばれているはずよ。高等部の制服なんかも部屋にあるわ。寮での細かいことは寮長に聞いて。今日は休んでもらって、登校は明日からよ」
天宮さんは早口にそれだけ言うと、僕にクルリと背を向けた。早足で歩き始める。
僕は置いてかれないようにと急いで追いかけた。
港を後にし、緑に囲まれた歩道を進んでいく。やがて前方に大きな建物が見えた。スペ☆ギフ学園高等部の校舎だろう。近代的を通り越してかなり未来的なデザインだった。
十分近く歩いているのにも関わらず、その間ずっと天宮さんは黙ったままだった。
クラスメイトとして少し親睦を深めたくて、僕は精一杯の勇気で話しかけてみる。
「えっと、天宮さんもスペ☆ギフの覚醒者なんだよね? どんなスペ☆ギフを持ってるの?」
別にそこまで興味があった訳じゃない。ただ、話のきっかけになればいいと思っただけだった。
だけど、返ってきたのは絶対零度の冷たさを感じさせるそっけない言葉だった。
「あなたに教える必要はないわ」
以上終わりだ。いくら僕が鈍感でも、拒絶されているのだと容易に分かる。
少しデリケートな質問をしすぎたかもしれないと僕は反省した。その後は、黙って天宮さんの後を着いていくことにする。
お互いに無言で歩くこと少し。不意に天宮さんが足を止めた。当然僕も止まる。
天宮さんはクルリとこちらに向き直った。スクエア型の眼鏡がしっかりと僕をロックオンする。
見つめられるのとは少し違う。睨まれているような威圧感だ。
気のせいか、彼女の肩の上にいるフェレットまでもがこちらに敵意の眼差しを向けているように感じられた。
「最初に告げておくわ」
そう前置きしてから、天宮さんは固い口調で僕に言い放った。
「私はあなたを軽蔑してる。うちのクラスに来て欲しくなかった。でも、来てしまったからには容赦はしない。私は2年C組の管理委員としてあなたを見張る。あなたの望む学園生活なんて絶対に送らせないから!!!」
少々フラつく足取りで船を降りる。極度に緊張をしていたせいか、船酔いをしてしまったのだ。
硬いコンクリートの足場に立つと、それだけで幾分気分はマシになった。大きく深呼吸をする。潮の香りで胸が一杯になる。
僕を乗せてきた小型のジェットボードは、すぐにUターンし去っていった。置いてけぼりにされたようで非常に心細くなる。
だけど仕方がない。僕はこの島に島流しになったのだ。
《上がり》の日が来るまで、この島を出ることは許されない。
僕はポツリと呟く。
「とうとう来ちゃったんだな。S学園島に」
S学園島。
それは、瀬戸内海に位置する小さな島だ。もともとは無人島だったが、今ではスペ☆ギフを覚醒させた若者達のための学園施設となっている。中等部と高等部があり、スペ☆ギフの覚醒者、約5000名が通っている。さらに言えばこの5000名はこの島に暮らしているのだ。
スペ☆ギフ。それは若者に覚醒する特殊能力の総称だ。
世界中で特殊能力を持つ若者達が現れ始めたのは今から20年程前のことだ。原因が宇宙からの放射線であることは判明している。ただし、それを防ぐ方法は見つかっていない。若者達は千数百人に一人の割合で、スペ☆ギフの覚醒者となる。
この若者というのがポイントだ。ごく稀に例外はいるものの、スペ☆ギフに覚醒するのは決まって十三、十四の若者ばかりだった。
スペ☆ギフは永遠のものではない。十七、十八になると自然と能力は失われてしまう。もちろんこれにも例外はいるが、それでも二十を超えてもなおスペ☆ギフを持ち続けている例は世界中でもないらしい。
《上がり》と言うのは、このスペ☆ギフがなくなる現象のことだ。
いくら期間限定とは言え、スペ☆ギフという異質な能力に目覚めた若者に対する世間の目は厳しい。昔よりはメジャーになってきたとは言え、まだまだ誤解と偏見はたくさん残っている。
そこで作られたのがスペ☆ギフ学園であり、それが建つS学園島だ。
この島は日本におけるスペ☆ギフの覚醒者達の隔離場所だった。スペ☆ギフの覚醒者対策として設立された特能対策庁が管理をしている。列記とした政府施設だ。
もちろん、こんな場所に島流しにされるぐらいだから僕だってスペ☆ギフの覚醒者だ。
今から丁度一カ月前、高校二年になったばかりの四月。僕はスペ☆ギフに覚醒した。かなり遅めの覚醒だった。
あの日の出来事は今も僕の脳裏に焼き付いている。と言うか、トラウマになってしまっていた。こうして思い出すだけでも背筋にじっとりと嫌な汗をかいてくる。喉はカラカラに乾き息苦しさを覚える。
僕は、背負っていた斜め掛けの三角リュックを器用にずらすと、体の前へと持ってきた。ジッパーを開け、中からペットボトルのお茶と錠剤を取り出す。心を落ち着かせる薬だ。
薬を口に含み、お茶で流し込んだ。そして、心の中で繰り返す。
(大丈夫、大丈夫、ルールさえ守ってればあんな惨劇はもう起こらないんだから)
薬が効いてきたのか? それと自分に言い聞かせたのが良かったのか? すぐに背筋の嫌な感じは収まってきた。お茶を飲んだおかげで喉の乾きも癒される。
幾分、気持ちも上向きになった。
(どのみち、あんなことになっちゃったんだからもう元の高校には戻れないよ。スペ☆ギフ学園に通うしかないんだ)
僕はギュッと拳を握り締める。
(普通に勉強して、普通に友達がいて、普通に遊んだりする。そんな、普通の高校生活を僕はここで送るんだ)
そんな決意を固めている時だった。僕にその声がかかる。
「高倉君ね」
僕は首を動かし、声の主を見た。
スレンダーな体型の少女だった。スペ☆ギフ学園のものであろう制服を着ている。
長く綺麗な髪の毛の持ち主で、顔立ちは人形のように整っていた。眉目秀麗ってこういうことを言うのかなと、僕は思った。
スクエア型の眼鏡が、彼女のクールで真面目なイメージにピッタリだった。僕のかけている眼鏡とはえらい違いだ。
僕がかけているのは、まるで花粉対策用のゴーグルのような眼鏡だ。縁が内側に大きくせり出していて、かけると目の周りをしっかりと覆うことができる。
イケメン男子がかけると未来っぽくて素敵なのかもしれないけど、僕がかけるとどうにもしまらない。一人でSFごっこをしているような感じがしてしまう。
だけど、この眼鏡なしでは外を歩けない身としてはデザインにケチをつける気はなかった。
そんな感じにその少女の容姿に少しだけ見とれてしまった僕だけど、すぐにもっと注目すべき存在に気付いた。
少女の右肩に乗った小動物だ。
フェレットだろうか? 雪のような真っ白な毛並みをしている。ぬいぐるみかと思う程にじっとしているが、よく見ると鼻はヒクヒクと動いているし時折ヒゲもピンと動く。本物のようだ。
(あれ? この島ってペットは駄目なんじゃなかったっけ? 事前にもらった説明書類の中に、動物の持ち込みは禁止って書いてあったような……)
ぼんやりとそんなことを考えている僕に、少女は言う。
「高倉貴之君なんでしょ?」
(そうだ!? ちゃんと返事しなきゃ)
僕は慌てて口を開いた。
「は、はい。高倉貴之です」
「私は天宮亜里沙。あなたが加わることになる2年C組の管理委員よ」
(天宮さんか)
僕はその名前をしっかりと覚える。同時に、管理委員という聞き慣れない言葉に疑問を抱く。
「管理委員?」
「学級委員みたいなものよ。各クラスに男女一人ずついて、細々とした雑用をこなすの。転校生の案内なんかもそう」
どうやら彼女は僕を迎えに来てくれたようだ。委員の仕事で仕方なくかもしれないが、僕は少し嬉しくなった。
「まずあなたを学園の事務室に案内するわ。そこで簡単な手続きをしてからあなたが入る男子寮へ連れていく。事前に送ってもらった荷物はもう運ばれているはずよ。高等部の制服なんかも部屋にあるわ。寮での細かいことは寮長に聞いて。今日は休んでもらって、登校は明日からよ」
天宮さんは早口にそれだけ言うと、僕にクルリと背を向けた。早足で歩き始める。
僕は置いてかれないようにと急いで追いかけた。
港を後にし、緑に囲まれた歩道を進んでいく。やがて前方に大きな建物が見えた。スペ☆ギフ学園高等部の校舎だろう。近代的を通り越してかなり未来的なデザインだった。
十分近く歩いているのにも関わらず、その間ずっと天宮さんは黙ったままだった。
クラスメイトとして少し親睦を深めたくて、僕は精一杯の勇気で話しかけてみる。
「えっと、天宮さんもスペ☆ギフの覚醒者なんだよね? どんなスペ☆ギフを持ってるの?」
別にそこまで興味があった訳じゃない。ただ、話のきっかけになればいいと思っただけだった。
だけど、返ってきたのは絶対零度の冷たさを感じさせるそっけない言葉だった。
「あなたに教える必要はないわ」
以上終わりだ。いくら僕が鈍感でも、拒絶されているのだと容易に分かる。
少しデリケートな質問をしすぎたかもしれないと僕は反省した。その後は、黙って天宮さんの後を着いていくことにする。
お互いに無言で歩くこと少し。不意に天宮さんが足を止めた。当然僕も止まる。
天宮さんはクルリとこちらに向き直った。スクエア型の眼鏡がしっかりと僕をロックオンする。
見つめられるのとは少し違う。睨まれているような威圧感だ。
気のせいか、彼女の肩の上にいるフェレットまでもがこちらに敵意の眼差しを向けているように感じられた。
「最初に告げておくわ」
そう前置きしてから、天宮さんは固い口調で僕に言い放った。
「私はあなたを軽蔑してる。うちのクラスに来て欲しくなかった。でも、来てしまったからには容赦はしない。私は2年C組の管理委員としてあなたを見張る。あなたの望む学園生活なんて絶対に送らせないから!!!」
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