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彼の背中を見送る切ない朝
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恥を忍んで食べ物の誘惑に負けたおかげで、とっても美味しいランチを堪能できた。
そう、平日ランチとは思えない……いや、ディナーでだってそうそう出せない、一人八千円もする高級イタリアンを。
『慰労ランチ』と誘ってきたのは郡司さんだけど、仕事の後輩でしかない私が、全額出してもらっていいんだろうか?
取引先のビルに戻って地下駐車場に降り、社用車の助手席に乗り込んでから、私は「あの」と声をかけた。
郡司さんは運転席に座り、シートベルトを引き出しながら、「ん?」と首を傾げて聞き返してくる。
「ランチ。とても美味しかったです。でも、ただの先輩にご馳走になるわけにはいきません。あの……せめて半分支払わせてください」
支払いをしてくれた男性にこう言うのって、もしかしたら失礼に当たるかもしれない。
心のどこかでそう思いながらも、やっぱりそれが正しいと思ったから、私は思い切ってそう言った。
郡司さんは私には返事をせずに、顔を伏せ気味にシートベルトを締めながら、はあっと声に出して溜め息をついた。
「『ただの先輩』……ね」
「え?」
つい身を乗り出していた私の目の前で、郡司さんがなにやら呟いてフッと顔を上げた。
予期せずして、ものすごい至近距離から、真っすぐ顔を向き合わせる恰好になってしまう。
「っ、す、すみませ……!」
郡司さんの整った綺麗な顔を、鼻先が掠めそうなほど近くで見てしまい、私は慌てて助手席のドアギリギリまで飛びのいた。
不覚にも、心臓が早鐘のように打ち始める。
私は跳ね上がる音を抑えようとして、咄嗟に両手を胸に当てた。
郡司さんの方は全然動じる様子もなく、わかりやすく動揺する私を、口角を上げて笑った。
「『ただの後輩』でも、今後の収支予測に基づいての投資だ。ランチくらい、安い安い」
「しゅ、収支?」
なんてことない言葉が、なんだかとても物騒に聞こえた。
助手席のドアに背を張りつかせるように逃げたまま、私は自分の口で繰り返してみる。
「食事の代金なんか、女が気にしなくていいんだよ。いいからおとなしく『ご馳走様』で済ませとけ」
だけど郡司さんは煙に巻くような笑みを浮かべただけで、しっかり前方のフロントガラスを見据えた。
「そ、そうですか。じゃあ……ありがとうございます。ご馳走様でした」
郡司さんがこうまで言うなら、『でも』を続けるのはやっぱり失礼に当たる。
私はそう観念して、素直にお礼を告げた。
仕方ない。
今度なにかお菓子でも買ってきてお礼しよう……。
そう考える私の前で、郡司さんは黙って頷くだけ。
エンジンをかけながら、私に横目を向けてきた。
「若槻さん、シートベルト」
「あ、は、はい。すみません」
ブレーキを解除する準備万端の郡司さんに促され、私は慌ててシートに背を戻した。
ドア側の巻き取り口から、シートベルトを引き出そうと身を捩る。
ところが。
「? あ、あれ?」
来る時はなんともなかったのに。
なぜだか妙に固くて、ベルトが動かない。
私がベルト相手に地味に格闘をしている間、郡司さんは黙って待っていてくれたけれど。
「お前、なにやってるんだ? 鈍臭い」
早くしろ、と言わんばかりに呟かれ、私は「う」と口ごもった。
そっと振り返ると、前を向いているものと思っていた郡司さんが、私の方に身体を捩って眺めている。
「すみません……ベルトが、引っかかっちゃったみたいで」
「え? あ~……この車、古いからなあ。巻き取る時に縒れでもしたかな」
郡司さんがそう言って、私の方に身を乗り出してきた。
眉間に皺を刻み、そこから助手席のシートベルトの巻き取り口に目を凝らす。
「やれやれ……。社用車で業務中に交通違反取られたくないしな。どれ。見せてみろ」
小さな溜め息をつき、駆動させたエンジンを切る。
郡司さんは、自分のシートベルトを一度外した。
「どけ」という短い言葉と同時に、後ろから肩を掴まれた。
私は思わず肩越しに振り返り……。
「!!」
シートに埋まる勢いで背を引いた。
運転席から大きく腰を浮かせ、助手席に片膝を突いて乗り出す郡司さんの横顔が、私のすぐ目の前にある。
私は息を吸ったっきり、そこで止めてしまった。
ベルトを直してくれているのだから、業務中にありえないほどの密着状態も仕方がない。
仕方がないのはわかっているけど……。
車内という狭い空間では、私がどんなに背筋を伸ばして、お腹を引っ込めても、取れる間隔には限界というものがある。
いっそシートを倒してしまうべきかと思ったけど、そのタイミングも逃してしまった気がする。
今やったら、変に意識してることを見抜かれて、またからかわれるだけだ。
だから、息まで止めて必死に堪えていたというのに。
「あれ。結構本気で固いな……」
「っ……!」
郡司さんがそう言いながらグッと腕を引いた瞬間、大きく息をのみ、私の喉がひゅっと変な音を立てた。
「ん?」
それが、すぐ耳元で聞こえたんだろう。
彼は両手でベルトを辿るように掴んだまま、ちらりと視線だけ横に流して私を視界に入れる。
私は慌てて口を両手で覆って、首を横に振って誤魔化した。
それを見て、郡司さんは再び目線をベルトに戻していく。
「お前、かなり乱暴に引っ張ったろ。シートベルト、中で縒れてるぞ」
どこかボヤくように言いながら、郡司さんはグイグイと力を込めて両腕を動かしている。
おかげで、その度に、郡司さんの肘が遠慮なく私の胸元を掠める。
「っ、う」
郡司さんは全然気付いていない様子だから、私はなんとかやり過ごそうとした。
口に当てた両手に無駄に力を込めて、声を殺す。
だけど、微かな、それでいてはっきりした刺激に、私の鼓動が速くなる。
体温まで上昇してしまう。
郡司さんが気付かないなら、このままやりおおせたい。
むしろ気付かれる方が気まずくて恥ずかしいし、なんとかこのままシートベルトが直ってくれれば……!
そう思うのに、意識し始めたら治まらない。
目の前にある郡司さんの横顔から目を逸らすと、彼の肘が私の胸を掠める様が目に入ってきてしまう。
私は慌てて固く目を瞑った。
心臓がバクバクとすごい音を立て始める。
これだけ早鐘のような音になると、狭い車内では響いてしまいそうだ。
どうしよう、どうしよう、とそればかり考えて、とうとう頭の中でまで血管が脈打つ感覚を覚えた。
その時。
「あ、直ったぞ、若槻さん」
どうやら引っかかりが外れたみたいだ。
郡司さんがホッとしたような声をあげるのと同時に、一際強くその肘が私の胸を突いた。
掠めるどころじゃない。
確かに、『ふに』って埋まるような感触があり、
「ひゃんっ……」
私は堪らず変な声をあげてしまった。
私の目線より少し高い位置から、郡司さんが「へ?」と言いながら見下ろしてくる。
「あ」
私は慌てて顔を背けたけれど、耳まで真っ赤に染まっているのを隠し切れない。
彼はジーッと音が出そうな勢いで私の顔を見遣り、最後にその視線を自分の肘に落として止めた。
そして……。
「悪い。感じさせた?」
「っ……!?」
「さっきから、柔らかいとこ突いてるのはわかってたんだけどね」
郡司さんが、意地悪にニヤリと笑いながら顔を覗き込んでくる。
「!! 酷い。わざとですか!?」
頭から湯気が立ちそうなくらい、頬が熱くなるのがわかる。
「わざとではない。これだけ狭きゃ、不可抗力だろ」
「う、嘘ばっかり! 最低っ!!」
私は郡司さんの肩に両手を突き、いっぱい運転席の方に押し返した。
彼がシートに腰を下ろすと、限界ギリギリまで身を捩って背を向ける。
「だから、わざとじゃないって。そんなに怒るなよ」
私の背中で、郡司さんが悪びれる様子もなくそう言った。
それには無言のまま、抗議を続ける。
背後から、やれやれというような溜め息が聞こえてきた。
「出すぞ。オフィスに着くまでに、機嫌直せ」
謝罪は早々に切り上げ、郡司さんは再びエンジンをかけた。
車は静かに発進して、螺旋状の坂を抜けて地上の広い道路に合流する。
私は窓に張りつくように外を見つめたまま、言われた通り、オフィスに着くまでには平常心を取り戻そうと必死だった。
だけど、恥ずかしいのと腹立たしいのとで、簡単に冷静には戻れない。
機嫌直せ、って。
そんな軽い言い方されたって、直るわけがないじゃない。
気付いてたくせに、わざとじゃないなんて。
不可抗力だなんて信じられるわけがない。
『広報マンの郡司さんは文句なくカッコいい』なんて、前言撤回。
最低。郡司さんは、本当に節操なくて最低な人だ。
そう、平日ランチとは思えない……いや、ディナーでだってそうそう出せない、一人八千円もする高級イタリアンを。
『慰労ランチ』と誘ってきたのは郡司さんだけど、仕事の後輩でしかない私が、全額出してもらっていいんだろうか?
取引先のビルに戻って地下駐車場に降り、社用車の助手席に乗り込んでから、私は「あの」と声をかけた。
郡司さんは運転席に座り、シートベルトを引き出しながら、「ん?」と首を傾げて聞き返してくる。
「ランチ。とても美味しかったです。でも、ただの先輩にご馳走になるわけにはいきません。あの……せめて半分支払わせてください」
支払いをしてくれた男性にこう言うのって、もしかしたら失礼に当たるかもしれない。
心のどこかでそう思いながらも、やっぱりそれが正しいと思ったから、私は思い切ってそう言った。
郡司さんは私には返事をせずに、顔を伏せ気味にシートベルトを締めながら、はあっと声に出して溜め息をついた。
「『ただの先輩』……ね」
「え?」
つい身を乗り出していた私の目の前で、郡司さんがなにやら呟いてフッと顔を上げた。
予期せずして、ものすごい至近距離から、真っすぐ顔を向き合わせる恰好になってしまう。
「っ、す、すみませ……!」
郡司さんの整った綺麗な顔を、鼻先が掠めそうなほど近くで見てしまい、私は慌てて助手席のドアギリギリまで飛びのいた。
不覚にも、心臓が早鐘のように打ち始める。
私は跳ね上がる音を抑えようとして、咄嗟に両手を胸に当てた。
郡司さんの方は全然動じる様子もなく、わかりやすく動揺する私を、口角を上げて笑った。
「『ただの後輩』でも、今後の収支予測に基づいての投資だ。ランチくらい、安い安い」
「しゅ、収支?」
なんてことない言葉が、なんだかとても物騒に聞こえた。
助手席のドアに背を張りつかせるように逃げたまま、私は自分の口で繰り返してみる。
「食事の代金なんか、女が気にしなくていいんだよ。いいからおとなしく『ご馳走様』で済ませとけ」
だけど郡司さんは煙に巻くような笑みを浮かべただけで、しっかり前方のフロントガラスを見据えた。
「そ、そうですか。じゃあ……ありがとうございます。ご馳走様でした」
郡司さんがこうまで言うなら、『でも』を続けるのはやっぱり失礼に当たる。
私はそう観念して、素直にお礼を告げた。
仕方ない。
今度なにかお菓子でも買ってきてお礼しよう……。
そう考える私の前で、郡司さんは黙って頷くだけ。
エンジンをかけながら、私に横目を向けてきた。
「若槻さん、シートベルト」
「あ、は、はい。すみません」
ブレーキを解除する準備万端の郡司さんに促され、私は慌ててシートに背を戻した。
ドア側の巻き取り口から、シートベルトを引き出そうと身を捩る。
ところが。
「? あ、あれ?」
来る時はなんともなかったのに。
なぜだか妙に固くて、ベルトが動かない。
私がベルト相手に地味に格闘をしている間、郡司さんは黙って待っていてくれたけれど。
「お前、なにやってるんだ? 鈍臭い」
早くしろ、と言わんばかりに呟かれ、私は「う」と口ごもった。
そっと振り返ると、前を向いているものと思っていた郡司さんが、私の方に身体を捩って眺めている。
「すみません……ベルトが、引っかかっちゃったみたいで」
「え? あ~……この車、古いからなあ。巻き取る時に縒れでもしたかな」
郡司さんがそう言って、私の方に身を乗り出してきた。
眉間に皺を刻み、そこから助手席のシートベルトの巻き取り口に目を凝らす。
「やれやれ……。社用車で業務中に交通違反取られたくないしな。どれ。見せてみろ」
小さな溜め息をつき、駆動させたエンジンを切る。
郡司さんは、自分のシートベルトを一度外した。
「どけ」という短い言葉と同時に、後ろから肩を掴まれた。
私は思わず肩越しに振り返り……。
「!!」
シートに埋まる勢いで背を引いた。
運転席から大きく腰を浮かせ、助手席に片膝を突いて乗り出す郡司さんの横顔が、私のすぐ目の前にある。
私は息を吸ったっきり、そこで止めてしまった。
ベルトを直してくれているのだから、業務中にありえないほどの密着状態も仕方がない。
仕方がないのはわかっているけど……。
車内という狭い空間では、私がどんなに背筋を伸ばして、お腹を引っ込めても、取れる間隔には限界というものがある。
いっそシートを倒してしまうべきかと思ったけど、そのタイミングも逃してしまった気がする。
今やったら、変に意識してることを見抜かれて、またからかわれるだけだ。
だから、息まで止めて必死に堪えていたというのに。
「あれ。結構本気で固いな……」
「っ……!」
郡司さんがそう言いながらグッと腕を引いた瞬間、大きく息をのみ、私の喉がひゅっと変な音を立てた。
「ん?」
それが、すぐ耳元で聞こえたんだろう。
彼は両手でベルトを辿るように掴んだまま、ちらりと視線だけ横に流して私を視界に入れる。
私は慌てて口を両手で覆って、首を横に振って誤魔化した。
それを見て、郡司さんは再び目線をベルトに戻していく。
「お前、かなり乱暴に引っ張ったろ。シートベルト、中で縒れてるぞ」
どこかボヤくように言いながら、郡司さんはグイグイと力を込めて両腕を動かしている。
おかげで、その度に、郡司さんの肘が遠慮なく私の胸元を掠める。
「っ、う」
郡司さんは全然気付いていない様子だから、私はなんとかやり過ごそうとした。
口に当てた両手に無駄に力を込めて、声を殺す。
だけど、微かな、それでいてはっきりした刺激に、私の鼓動が速くなる。
体温まで上昇してしまう。
郡司さんが気付かないなら、このままやりおおせたい。
むしろ気付かれる方が気まずくて恥ずかしいし、なんとかこのままシートベルトが直ってくれれば……!
そう思うのに、意識し始めたら治まらない。
目の前にある郡司さんの横顔から目を逸らすと、彼の肘が私の胸を掠める様が目に入ってきてしまう。
私は慌てて固く目を瞑った。
心臓がバクバクとすごい音を立て始める。
これだけ早鐘のような音になると、狭い車内では響いてしまいそうだ。
どうしよう、どうしよう、とそればかり考えて、とうとう頭の中でまで血管が脈打つ感覚を覚えた。
その時。
「あ、直ったぞ、若槻さん」
どうやら引っかかりが外れたみたいだ。
郡司さんがホッとしたような声をあげるのと同時に、一際強くその肘が私の胸を突いた。
掠めるどころじゃない。
確かに、『ふに』って埋まるような感触があり、
「ひゃんっ……」
私は堪らず変な声をあげてしまった。
私の目線より少し高い位置から、郡司さんが「へ?」と言いながら見下ろしてくる。
「あ」
私は慌てて顔を背けたけれど、耳まで真っ赤に染まっているのを隠し切れない。
彼はジーッと音が出そうな勢いで私の顔を見遣り、最後にその視線を自分の肘に落として止めた。
そして……。
「悪い。感じさせた?」
「っ……!?」
「さっきから、柔らかいとこ突いてるのはわかってたんだけどね」
郡司さんが、意地悪にニヤリと笑いながら顔を覗き込んでくる。
「!! 酷い。わざとですか!?」
頭から湯気が立ちそうなくらい、頬が熱くなるのがわかる。
「わざとではない。これだけ狭きゃ、不可抗力だろ」
「う、嘘ばっかり! 最低っ!!」
私は郡司さんの肩に両手を突き、いっぱい運転席の方に押し返した。
彼がシートに腰を下ろすと、限界ギリギリまで身を捩って背を向ける。
「だから、わざとじゃないって。そんなに怒るなよ」
私の背中で、郡司さんが悪びれる様子もなくそう言った。
それには無言のまま、抗議を続ける。
背後から、やれやれというような溜め息が聞こえてきた。
「出すぞ。オフィスに着くまでに、機嫌直せ」
謝罪は早々に切り上げ、郡司さんは再びエンジンをかけた。
車は静かに発進して、螺旋状の坂を抜けて地上の広い道路に合流する。
私は窓に張りつくように外を見つめたまま、言われた通り、オフィスに着くまでには平常心を取り戻そうと必死だった。
だけど、恥ずかしいのと腹立たしいのとで、簡単に冷静には戻れない。
機嫌直せ、って。
そんな軽い言い方されたって、直るわけがないじゃない。
気付いてたくせに、わざとじゃないなんて。
不可抗力だなんて信じられるわけがない。
『広報マンの郡司さんは文句なくカッコいい』なんて、前言撤回。
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