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聖魔剣奪還
魔獣討伐(2)
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討伐が終わるとアーレスが倒れた魔獣の側へと行き、魔獣の角谷爪、牙等を剣で切り落として、魔法の袋の中へと入れる。
「リーミアちゃん、今日一日の討伐が終わったら、これをギルドの受付に出して来なさい。そうすれば後日参加者全員に奨励金が入るからね…。参加者たちは皆、自分達の集会所で奨励金が受け取れる事になっているんだよ」
アーレスが話すと、集まったメンバーは解散する。
「今、討伐に参加してくれた方達は全員、体調不良だったのですか?」
「どうしたの?」
「何か、あまり全力で戦っていなかった様な気がしたので……」
リーミアの言葉にケイレムは「それは無かったよ」と、答える。
「結構、皆……全力で戦っていたよ……」
ケイレムがゼェゼェ……と疲弊した表情をしながら言う。
「リーミア様、貴女基準で他の方を比べない方が良いですよ。むしろ……これが一般的な討伐だと考えた方が宜しいかと思います」
「そうでしたか、失礼しました」
そう答えると、リーミアはケイレムに回復の魔法を掛ける。元気を取り戻したケイレムは、その場に腰を降ろした。
「では……少し落ち着いたら、次の討伐に向かうよ」
アーレスが皆に向かって言う。
「え!まだ魔獣討伐するの?」
「疲れているなら、ケイレム君は無理に参加しなくても良いよ」
「ま……まあ、流石に連続はキツイので、体力が万全になるまで少し休ませてもらいます」
話が決まると、彼等は次の魔獣のいる場所へと向かう。少し移動して向かった先に居たのは大きな亀の様な魔獣だった。
その魔獣の討伐では、アーレスは魔法の袋から弓矢を出して、リーミアに装備させて討伐に参加させた。
リーミアは弓矢での戦闘をこなし、矢が無くなると後衛から、近接戦闘に参加して魔獣討伐を終えた。
更に、その次の魔獣討伐では、アーレスが、予備として持っていた魔法剣を魔法の袋から出して、彼女を前衛に立たせて、魔獣討伐を行わせる。
この時の魔獣討伐に参加したのは、回復魔法を行う魔術師2名だけだった。
討伐の魔獣は、大きな獣姿で鋭い牙と爪……棘状のトサカをしていて、鋭い眼光をした凶暴そうな生き物だった。
「ちょっと、こんな危険そうな魔獣、盟主1人で大丈夫何ですか?」
「危なくなったら僕が助けるよ。まあ……でもリーミアちゃんも、そんなに不安そうにして無い見たいだね」
そう言われてケイレムがリーミアを見ると、余裕そうな表情だった。
討伐が開始されると、リーミアは波動で敵を押し倒す。それと同時に魔法剣で攻撃する。魔法剣に火炎を発生させて攻撃、敵が体制を直すと同時に更に波動を使い、バランスを崩して攻撃。止めは魔法の杖で発生させた魔法の玉で敵を倒した。
「ほ……本当に1人で討伐させちゃった……」
ケイレムが唖然としながら見ていた。自分達が討伐した時間よりも速く、しかも回復系の魔術師が何も仕事をしていな状態で、完全に1人で倒した。リーミアが自分達の戦闘を見て「全力で戦っていない……」と、言う理由も理解出来た。
「全く……じゃじゃ馬ね……」
サリサが呆れながらも頼もしそうな表情で見ていた。
その後、更に魔獣討伐を行い、その日だけで10頭以上の魔獣を討伐させた。
約半日魔獣討伐して、リーミアの装備と衣装も汚れ、甲冑も綻びが目立つ頃、アーレスがその日の討伐を終わらせる。
「さて…ギルド集会所に戻ろうか?」
そう言った時だった。魔獣討伐に参加していた弓使いの少年と魔術師の少女が彼等に声を掛けて来た。
「すみません、僕達……何処のチームにも入って居ませんので、宜しければ、こちらのチームに入れさせて頂けますか?」
彼等はアーレスに向かって声をかける。
「入隊を希望なら、あちらの盟主に声を掛けてください」
アーレスは少し離れた位置でサリサと会話しているリーミアを指した。
「あ……あのぉ、私達貴女のチームに入隊したいのですけど、良いですか?」
「はい、大丈夫ですよ。ちなみにギルド集会所は、ラトムですか?」
「あ、私は違います」
「自分も、別の場所になります」
「そう……でしたら、後日、集会所の移動手続きを行って、私のグループに参加する様にお願いしいます。私のグループ名は光花ですので、集会所に来たら受付の人に言うと良いわ」
「分かりました!」
彼等は元気よく返事をした。
「あと……お名前だけでも聞かせてくれますか?私は……リーミアと言います」
「僕は、レトラと言います。武器は弓と短剣です。称号は水晶です」
「私は、シャリナと言います。回復系の魔法を使います。称号は白です」
「分かりました。では……その様に集会所にもご連絡しておきます」
リーミアがそう言うと、彼等は「ありがとうございます」と、礼を言って一旦、その日は別れた。
「また、新しいメンバーが加わったわね」
サリサが嬉しそうにリーミアに向かって言う。
「ええ、少しずつチームらしくなって来ました」
2人が話していると、アーレスとケイレムが彼女達の側まで来る。
「一旦集会所に戻ろう」
「了解です」
アーレスが転移石を使って皆を集会所へと帰還させた。
集会所に戻るとリーミアが受付に、その日討伐して持って帰ってきた魔獣の角等が入った魔法の袋とグループの羊皮紙を提出させた。
簡単な鑑定結果が行われ、リーミアは銅の称号が与えられた。ケイレムも水晶の称号が与えられて……彼は涙を流しながら大喜びする。
「うわー、やっと水晶に到達出来たー!ここまで来るのに3年も掛かったー!」
「良かったわね」
サリサが彼に祝いの言葉を掛ける。
大喜びしているケイレムを傍にアーレスがリーミアに話し掛ける。
「今日、君と半日一緒に居て、君の様々な戦闘スタイルを観察した結果、君に相応しいポジションを見つけたよ」
「それは何ですか?」
「ケントゥリオと言うポジションだ」
「リーミアちゃん、今日一日の討伐が終わったら、これをギルドの受付に出して来なさい。そうすれば後日参加者全員に奨励金が入るからね…。参加者たちは皆、自分達の集会所で奨励金が受け取れる事になっているんだよ」
アーレスが話すと、集まったメンバーは解散する。
「今、討伐に参加してくれた方達は全員、体調不良だったのですか?」
「どうしたの?」
「何か、あまり全力で戦っていなかった様な気がしたので……」
リーミアの言葉にケイレムは「それは無かったよ」と、答える。
「結構、皆……全力で戦っていたよ……」
ケイレムがゼェゼェ……と疲弊した表情をしながら言う。
「リーミア様、貴女基準で他の方を比べない方が良いですよ。むしろ……これが一般的な討伐だと考えた方が宜しいかと思います」
「そうでしたか、失礼しました」
そう答えると、リーミアはケイレムに回復の魔法を掛ける。元気を取り戻したケイレムは、その場に腰を降ろした。
「では……少し落ち着いたら、次の討伐に向かうよ」
アーレスが皆に向かって言う。
「え!まだ魔獣討伐するの?」
「疲れているなら、ケイレム君は無理に参加しなくても良いよ」
「ま……まあ、流石に連続はキツイので、体力が万全になるまで少し休ませてもらいます」
話が決まると、彼等は次の魔獣のいる場所へと向かう。少し移動して向かった先に居たのは大きな亀の様な魔獣だった。
その魔獣の討伐では、アーレスは魔法の袋から弓矢を出して、リーミアに装備させて討伐に参加させた。
リーミアは弓矢での戦闘をこなし、矢が無くなると後衛から、近接戦闘に参加して魔獣討伐を終えた。
更に、その次の魔獣討伐では、アーレスが、予備として持っていた魔法剣を魔法の袋から出して、彼女を前衛に立たせて、魔獣討伐を行わせる。
この時の魔獣討伐に参加したのは、回復魔法を行う魔術師2名だけだった。
討伐の魔獣は、大きな獣姿で鋭い牙と爪……棘状のトサカをしていて、鋭い眼光をした凶暴そうな生き物だった。
「ちょっと、こんな危険そうな魔獣、盟主1人で大丈夫何ですか?」
「危なくなったら僕が助けるよ。まあ……でもリーミアちゃんも、そんなに不安そうにして無い見たいだね」
そう言われてケイレムがリーミアを見ると、余裕そうな表情だった。
討伐が開始されると、リーミアは波動で敵を押し倒す。それと同時に魔法剣で攻撃する。魔法剣に火炎を発生させて攻撃、敵が体制を直すと同時に更に波動を使い、バランスを崩して攻撃。止めは魔法の杖で発生させた魔法の玉で敵を倒した。
「ほ……本当に1人で討伐させちゃった……」
ケイレムが唖然としながら見ていた。自分達が討伐した時間よりも速く、しかも回復系の魔術師が何も仕事をしていな状態で、完全に1人で倒した。リーミアが自分達の戦闘を見て「全力で戦っていない……」と、言う理由も理解出来た。
「全く……じゃじゃ馬ね……」
サリサが呆れながらも頼もしそうな表情で見ていた。
その後、更に魔獣討伐を行い、その日だけで10頭以上の魔獣を討伐させた。
約半日魔獣討伐して、リーミアの装備と衣装も汚れ、甲冑も綻びが目立つ頃、アーレスがその日の討伐を終わらせる。
「さて…ギルド集会所に戻ろうか?」
そう言った時だった。魔獣討伐に参加していた弓使いの少年と魔術師の少女が彼等に声を掛けて来た。
「すみません、僕達……何処のチームにも入って居ませんので、宜しければ、こちらのチームに入れさせて頂けますか?」
彼等はアーレスに向かって声をかける。
「入隊を希望なら、あちらの盟主に声を掛けてください」
アーレスは少し離れた位置でサリサと会話しているリーミアを指した。
「あ……あのぉ、私達貴女のチームに入隊したいのですけど、良いですか?」
「はい、大丈夫ですよ。ちなみにギルド集会所は、ラトムですか?」
「あ、私は違います」
「自分も、別の場所になります」
「そう……でしたら、後日、集会所の移動手続きを行って、私のグループに参加する様にお願いしいます。私のグループ名は光花ですので、集会所に来たら受付の人に言うと良いわ」
「分かりました!」
彼等は元気よく返事をした。
「あと……お名前だけでも聞かせてくれますか?私は……リーミアと言います」
「僕は、レトラと言います。武器は弓と短剣です。称号は水晶です」
「私は、シャリナと言います。回復系の魔法を使います。称号は白です」
「分かりました。では……その様に集会所にもご連絡しておきます」
リーミアがそう言うと、彼等は「ありがとうございます」と、礼を言って一旦、その日は別れた。
「また、新しいメンバーが加わったわね」
サリサが嬉しそうにリーミアに向かって言う。
「ええ、少しずつチームらしくなって来ました」
2人が話していると、アーレスとケイレムが彼女達の側まで来る。
「一旦集会所に戻ろう」
「了解です」
アーレスが転移石を使って皆を集会所へと帰還させた。
集会所に戻るとリーミアが受付に、その日討伐して持って帰ってきた魔獣の角等が入った魔法の袋とグループの羊皮紙を提出させた。
簡単な鑑定結果が行われ、リーミアは銅の称号が与えられた。ケイレムも水晶の称号が与えられて……彼は涙を流しながら大喜びする。
「うわー、やっと水晶に到達出来たー!ここまで来るのに3年も掛かったー!」
「良かったわね」
サリサが彼に祝いの言葉を掛ける。
大喜びしているケイレムを傍にアーレスがリーミアに話し掛ける。
「今日、君と半日一緒に居て、君の様々な戦闘スタイルを観察した結果、君に相応しいポジションを見つけたよ」
「それは何ですか?」
「ケントゥリオと言うポジションだ」
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