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王位継承権への道
漆黒の魔剣士
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人の身の丈よりも数倍大きい魔物が彼等を睨みつける。
魔物は大きな棍棒を手にしていて、それを大きく振り下ろした。
ズバンッ!
棍棒は湿地帯の水飛沫を大きく跳ね上げて、周囲に飛び散る。
一同は、魔物から逃げ始める。
リーミアは魔物を見て、フォルサ、カルファ、アメリに向かって話す。
「私がヤツを倒すから協力して!」
「おいおい、正気か?いくら嬢ちゃんでも、ちょっとそれは…」
「勝てる秘策があるの、ただ…数体程魔物の生き血を剣に与える必要があるから、少し時間稼ぎが必要なのよ。お願い、やらせて」
「勝てる自信はあるのか」
カルファがリーミアに尋ねると、彼女は黙って頷く。
「全く、こんな化け物を、相手にすることになるとは…」
「仕方ない、やってみろ!だがな…負けは許されないぞ」
「分かったわ。ありがとう」
リーミアはフォルサに礼を言うと、短剣を抜き出して、湿地帯に残っている魔物達を切りに向かう。
ギャアッ!
生き残った魔物達はリーミアの攻撃によって一匹ずつ息絶えて行く。
途中、彼女は魔物が使っていた弓矢を手に入れる。剣の魔力が増強されるのを感じた彼女は、魔物と同じ高さの木へと登って、魔物に向かって矢を放つ。
それに気付いた魔物は、リーミアを見付けて突進して来た。
彼女は短剣を抜き、物腰が長剣の長さになった剣に祈りを込めると、剣は光り出した。
光輝く剣を振りかざし、リーミアは一閃、一撃で巨体な魔物を切り倒した。
湿地帯の主を倒して、皆がリーミアの処へと向かった。戦勝を祝おうと皆が集まって話している時だった。
ゾクッとリーミアは、不気味な殺気を感じた。
「皆、危ない!」
リーミアが叫んだ瞬間だった。
ザンッ!
激しい斬撃と共に、巨体な主の亡骸の胴が真っ二つに切り裂かれる。
「何だ?」
フォルサが顔を上げると、裂かれた主の胴体の上には、不気味な漆黒の鎧を身に纏った剣士の姿があった。
顔を隠し角が生えた仮面からは、シュウ…シュウ…と呼吸の音が聞こえる。彼は、ジッとリーミアを見ていた。
「まさか、ヤツが現れるなんて…」
カルファが怯えながら言う。
「アレは何者なの…?貴方達は知っているの?」
アメリは突然現れた異様な気配を巻き散らしている者に、恐怖を感じていた。
「漆黒の魔剣士と異名を持つヤツだ。元々…ギルドのメンバーだったけど、強い敵と戦いたくて、魔法剣を手にしたら、徐々に魔法剣の魔力に心を蝕まれて、何時しか魔法剣を持つ者だけを襲う様になったと言われている、呪われた魔剣士…」
「そんな…」
ティオロが震えながら言う。
そんな周囲の反応を他所に、フォルサが魔剣士の近くまで行く。
「ルディアンス。こんな場所まで何しに来た、お前は既にギルド集会所から永久追放された筈だ。まだ無益な流血を好み、殺戮を繰り返すなら、王国に申し立てて、貴様を処刑させるように申し立てるぞ!」
「俺ハ、貴様ト話二来タノデハ無イ、引ッ込ンデロ!」
魔剣士は、波動でフォルサを弾き飛ばす。
「グワッ!」
巨体な筈のフォルサは、まるで赤子の様に仲間達の近くまで飛ばされる。
「オイ、オ前」
魔剣士はリーミアを指しながら、しゃがれた声で叫ぶ。
「何者なの貴方は…私と決闘するつもりなの?」
「貴様ノ魔法剣ヲ頂クゾ」
「奪えるものなら奪って見なさい!」
彼女が右手を短剣の柄を握りしめた。それを見たフォルサが「ダメだ!」と、叫んだ。
「え…?」
リーミアがフォルサが居る方へと振り向いた。
「ギルドのメンバーは、非公式の決闘は御法度だ。如何なる理由で在ろうと、公式以外で決闘した場合、条件次第では王位継承権すら剥奪されてしまう。武器以外で応戦しなきゃダメだ」
「そ…そんな」
リーミアは唖然とした表情で言う。
「そんなの有りなの?これじゃあ、相手のやり放題じゃない」
「悔しい気持ちは分かるが、この様な決め方をしないと、ギルドで殺戮被害が起きかね無い理由から、対人戦は闘技場か…公式として認められた場所のみでと定められている。だから…ヤツ見たいな者が現れた場合は、我々は逃げるしか無いのだが…。全く嬢ちゃんは、何処まで強気何だ?」
リーミアは、相手との決闘が無理だと気付くと、倒れた魔物の側へ行き、木の盾に魔法を掛けて強化する。
彼女は魔剣士の方へと振り返る。
相手は棒状の柄を取り出して、軽く一振りした。
ボオッ!
一瞬、彼の立っている付近が揺れ出し、それと同時に彼の手元に異様な形状をした魔法剣が現れた。
赤黒く鉈よりも大きな刃で、剣の刃には血管を思わせる様な模様が有り、更に剣から紅いオーラが揺らめいていた。
「あ…あんな武器を見せられても、戦っちゃいけないの?」
ティオロが震えながら言う。
「出来ないものは、出来ないんだよ!ヤツに睨まれた以上。逃げるか殺されるしか無いんだ。俺達は…」
カルファが苛立ちながら言う。
「魔法剣をヨコセ、サモナケレバ殺ス」
「奪ってみなさい」
「フン、デハ行クゾ!」
魔剣士は、そう言うと同時に、主の腹の上からジャンプした。と、同時に物凄い勢いで、リーミアの場所まで近付き、大剣を振りかざす。
カァンッ!
鉄と魔法の壁が激しく衝突し鳴り響いた。
「ホオ…中々ヤルナ」
リーミアは、仮面の中に見える、相手の目を見た。まるで…この世全ての生き物を憎む様に、激しく血走った目…。とても常人とは思えない形相に彼女は悍ましさを感じた。
「フンッ!」
魔剣士の力を込めた打撃にリーミアは押し倒される。無敗と思われたリーミアが始めて難色を見せ出した。
「武器が使えず、力差があるのでは…嬢ちゃんには不利な相手だな」
「ちょっと、感心してないで助けに行かないと…」
「下手にアイツを攻撃すれば、こっちが御法度になる」
「そんな…」
魔剣士は、更に追い打ちを掛けて来た。
「オラァ!」
不気味な大剣を勢い良く振り下ろす。
ガアァーン!
強化した盾にヒビが入る。
「ウグ…」
リーミアは、よろめきながら後退りする。内心敵わない相手だと感じ、焦りの色が見え始めて来た。
「やめろー!」
我慢出来なくなったティオロが魔剣士に向かって走り出す。
「あ、あの野郎!」
カルファアが呆れた口調で叫ぶ。
魔剣士はティオロが突進して来るのに気付くと、手から波動を放ち弾き飛ばす。
「ウワッ」
彼は湿地帯の泥沼の中に落ちる。
「雑魚ハ引ッ込ンデイロ」
ティオロが弾き飛ばされたのを見て、一瞬そちらに気を取られたリーミア。その隙を見逃さなかった魔剣士が、彼女を目掛けて突進して来た。
「ハッ!」
それに気付いたリーミアが急いで盾を構える。
「遅イッ!」
そう叫びながら魔剣士は大剣を振り落とす。
バキイィーン!
魔法で強化した盾が壊れて、リーミアはその反動で弾き飛ばされる。
後方の沼地の樹の側まで飛ばされた彼女は何とか起き上がろうとするが…疲労と魔剣士からのダメージにより、上手く起き上がれなかった。
「ウソ…あんなに強かった、あの子が負けるなんて…」
アメリは震えながら言う。
「いや、彼女が負けて当然だ。ここの湿地帯の魔物を倒し、主をも倒して疲労が溜まっている状態を狙ってヤツは現れたんだ。しかも…こっちは、戦う事が出来ない状態だ。ヤツの一方的な勝利さ」
魔剣士は、倒れたリーミアの側へと行くと、左手のグローブを外す。グローブの下から現れた掌には緑色に光る不思議な紋様が浮かび上がっていた。
洞窟の中…魔剣士が出掛けようとした時、メヌザが彼を呼び止めて、不思議な呪文を唱える。老婆は彼に左手を差し出す様に言うと、彼の左手に不思議な紋様が浮かび上がる。
『良いかルディアンスよ、あの娘を動けなくさせたら、この魔法を使え』
『コレハ?』
『転生者の能力を封印させる魔法だ。良いか1回しか使え無いから気を付けて使え』
『分カッタ』
魔剣士は、リーミアの額にある紋様に左手を当てる、すると…不思議な光が放たれた。
「キャアーッ!」
まるで断末魔の様な悲鳴の叫び声を発してリーミアは苦しみもがく。
「ギャアアーッ!」
耳を塞ぎたくなる様な叫び声が周囲に轟き渡る。やがて光が消えると、リーミアは事切れた様に動かなくなった。
魔剣士は彼女の腰に携えている短剣に手を掛ける。触ろうとした瞬間、バチッと電気が走った。
「クッ…」
彼は、更に短剣に手を掛ける。バチッと短剣から電気が走るが…魔剣士はそのまま短剣を掴む。
短剣はバチバチッと電気を放している、しかし…魔剣士は「ハッ!」と、魔力で短剣を押さえ付けた。
「コレハ頂イタゾ」
勝利した魔剣士は最後の止めとして大剣を振り上げて、リーミアの首を切り落とそう構える。
魔物は大きな棍棒を手にしていて、それを大きく振り下ろした。
ズバンッ!
棍棒は湿地帯の水飛沫を大きく跳ね上げて、周囲に飛び散る。
一同は、魔物から逃げ始める。
リーミアは魔物を見て、フォルサ、カルファ、アメリに向かって話す。
「私がヤツを倒すから協力して!」
「おいおい、正気か?いくら嬢ちゃんでも、ちょっとそれは…」
「勝てる秘策があるの、ただ…数体程魔物の生き血を剣に与える必要があるから、少し時間稼ぎが必要なのよ。お願い、やらせて」
「勝てる自信はあるのか」
カルファがリーミアに尋ねると、彼女は黙って頷く。
「全く、こんな化け物を、相手にすることになるとは…」
「仕方ない、やってみろ!だがな…負けは許されないぞ」
「分かったわ。ありがとう」
リーミアはフォルサに礼を言うと、短剣を抜き出して、湿地帯に残っている魔物達を切りに向かう。
ギャアッ!
生き残った魔物達はリーミアの攻撃によって一匹ずつ息絶えて行く。
途中、彼女は魔物が使っていた弓矢を手に入れる。剣の魔力が増強されるのを感じた彼女は、魔物と同じ高さの木へと登って、魔物に向かって矢を放つ。
それに気付いた魔物は、リーミアを見付けて突進して来た。
彼女は短剣を抜き、物腰が長剣の長さになった剣に祈りを込めると、剣は光り出した。
光輝く剣を振りかざし、リーミアは一閃、一撃で巨体な魔物を切り倒した。
湿地帯の主を倒して、皆がリーミアの処へと向かった。戦勝を祝おうと皆が集まって話している時だった。
ゾクッとリーミアは、不気味な殺気を感じた。
「皆、危ない!」
リーミアが叫んだ瞬間だった。
ザンッ!
激しい斬撃と共に、巨体な主の亡骸の胴が真っ二つに切り裂かれる。
「何だ?」
フォルサが顔を上げると、裂かれた主の胴体の上には、不気味な漆黒の鎧を身に纏った剣士の姿があった。
顔を隠し角が生えた仮面からは、シュウ…シュウ…と呼吸の音が聞こえる。彼は、ジッとリーミアを見ていた。
「まさか、ヤツが現れるなんて…」
カルファが怯えながら言う。
「アレは何者なの…?貴方達は知っているの?」
アメリは突然現れた異様な気配を巻き散らしている者に、恐怖を感じていた。
「漆黒の魔剣士と異名を持つヤツだ。元々…ギルドのメンバーだったけど、強い敵と戦いたくて、魔法剣を手にしたら、徐々に魔法剣の魔力に心を蝕まれて、何時しか魔法剣を持つ者だけを襲う様になったと言われている、呪われた魔剣士…」
「そんな…」
ティオロが震えながら言う。
そんな周囲の反応を他所に、フォルサが魔剣士の近くまで行く。
「ルディアンス。こんな場所まで何しに来た、お前は既にギルド集会所から永久追放された筈だ。まだ無益な流血を好み、殺戮を繰り返すなら、王国に申し立てて、貴様を処刑させるように申し立てるぞ!」
「俺ハ、貴様ト話二来タノデハ無イ、引ッ込ンデロ!」
魔剣士は、波動でフォルサを弾き飛ばす。
「グワッ!」
巨体な筈のフォルサは、まるで赤子の様に仲間達の近くまで飛ばされる。
「オイ、オ前」
魔剣士はリーミアを指しながら、しゃがれた声で叫ぶ。
「何者なの貴方は…私と決闘するつもりなの?」
「貴様ノ魔法剣ヲ頂クゾ」
「奪えるものなら奪って見なさい!」
彼女が右手を短剣の柄を握りしめた。それを見たフォルサが「ダメだ!」と、叫んだ。
「え…?」
リーミアがフォルサが居る方へと振り向いた。
「ギルドのメンバーは、非公式の決闘は御法度だ。如何なる理由で在ろうと、公式以外で決闘した場合、条件次第では王位継承権すら剥奪されてしまう。武器以外で応戦しなきゃダメだ」
「そ…そんな」
リーミアは唖然とした表情で言う。
「そんなの有りなの?これじゃあ、相手のやり放題じゃない」
「悔しい気持ちは分かるが、この様な決め方をしないと、ギルドで殺戮被害が起きかね無い理由から、対人戦は闘技場か…公式として認められた場所のみでと定められている。だから…ヤツ見たいな者が現れた場合は、我々は逃げるしか無いのだが…。全く嬢ちゃんは、何処まで強気何だ?」
リーミアは、相手との決闘が無理だと気付くと、倒れた魔物の側へ行き、木の盾に魔法を掛けて強化する。
彼女は魔剣士の方へと振り返る。
相手は棒状の柄を取り出して、軽く一振りした。
ボオッ!
一瞬、彼の立っている付近が揺れ出し、それと同時に彼の手元に異様な形状をした魔法剣が現れた。
赤黒く鉈よりも大きな刃で、剣の刃には血管を思わせる様な模様が有り、更に剣から紅いオーラが揺らめいていた。
「あ…あんな武器を見せられても、戦っちゃいけないの?」
ティオロが震えながら言う。
「出来ないものは、出来ないんだよ!ヤツに睨まれた以上。逃げるか殺されるしか無いんだ。俺達は…」
カルファが苛立ちながら言う。
「魔法剣をヨコセ、サモナケレバ殺ス」
「奪ってみなさい」
「フン、デハ行クゾ!」
魔剣士は、そう言うと同時に、主の腹の上からジャンプした。と、同時に物凄い勢いで、リーミアの場所まで近付き、大剣を振りかざす。
カァンッ!
鉄と魔法の壁が激しく衝突し鳴り響いた。
「ホオ…中々ヤルナ」
リーミアは、仮面の中に見える、相手の目を見た。まるで…この世全ての生き物を憎む様に、激しく血走った目…。とても常人とは思えない形相に彼女は悍ましさを感じた。
「フンッ!」
魔剣士の力を込めた打撃にリーミアは押し倒される。無敗と思われたリーミアが始めて難色を見せ出した。
「武器が使えず、力差があるのでは…嬢ちゃんには不利な相手だな」
「ちょっと、感心してないで助けに行かないと…」
「下手にアイツを攻撃すれば、こっちが御法度になる」
「そんな…」
魔剣士は、更に追い打ちを掛けて来た。
「オラァ!」
不気味な大剣を勢い良く振り下ろす。
ガアァーン!
強化した盾にヒビが入る。
「ウグ…」
リーミアは、よろめきながら後退りする。内心敵わない相手だと感じ、焦りの色が見え始めて来た。
「やめろー!」
我慢出来なくなったティオロが魔剣士に向かって走り出す。
「あ、あの野郎!」
カルファアが呆れた口調で叫ぶ。
魔剣士はティオロが突進して来るのに気付くと、手から波動を放ち弾き飛ばす。
「ウワッ」
彼は湿地帯の泥沼の中に落ちる。
「雑魚ハ引ッ込ンデイロ」
ティオロが弾き飛ばされたのを見て、一瞬そちらに気を取られたリーミア。その隙を見逃さなかった魔剣士が、彼女を目掛けて突進して来た。
「ハッ!」
それに気付いたリーミアが急いで盾を構える。
「遅イッ!」
そう叫びながら魔剣士は大剣を振り落とす。
バキイィーン!
魔法で強化した盾が壊れて、リーミアはその反動で弾き飛ばされる。
後方の沼地の樹の側まで飛ばされた彼女は何とか起き上がろうとするが…疲労と魔剣士からのダメージにより、上手く起き上がれなかった。
「ウソ…あんなに強かった、あの子が負けるなんて…」
アメリは震えながら言う。
「いや、彼女が負けて当然だ。ここの湿地帯の魔物を倒し、主をも倒して疲労が溜まっている状態を狙ってヤツは現れたんだ。しかも…こっちは、戦う事が出来ない状態だ。ヤツの一方的な勝利さ」
魔剣士は、倒れたリーミアの側へと行くと、左手のグローブを外す。グローブの下から現れた掌には緑色に光る不思議な紋様が浮かび上がっていた。
洞窟の中…魔剣士が出掛けようとした時、メヌザが彼を呼び止めて、不思議な呪文を唱える。老婆は彼に左手を差し出す様に言うと、彼の左手に不思議な紋様が浮かび上がる。
『良いかルディアンスよ、あの娘を動けなくさせたら、この魔法を使え』
『コレハ?』
『転生者の能力を封印させる魔法だ。良いか1回しか使え無いから気を付けて使え』
『分カッタ』
魔剣士は、リーミアの額にある紋様に左手を当てる、すると…不思議な光が放たれた。
「キャアーッ!」
まるで断末魔の様な悲鳴の叫び声を発してリーミアは苦しみもがく。
「ギャアアーッ!」
耳を塞ぎたくなる様な叫び声が周囲に轟き渡る。やがて光が消えると、リーミアは事切れた様に動かなくなった。
魔剣士は彼女の腰に携えている短剣に手を掛ける。触ろうとした瞬間、バチッと電気が走った。
「クッ…」
彼は、更に短剣に手を掛ける。バチッと短剣から電気が走るが…魔剣士はそのまま短剣を掴む。
短剣はバチバチッと電気を放している、しかし…魔剣士は「ハッ!」と、魔力で短剣を押さえ付けた。
「コレハ頂イタゾ」
勝利した魔剣士は最後の止めとして大剣を振り上げて、リーミアの首を切り落とそう構える。
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