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第1章 夢の中?
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それで得られたところは、といえば、ゲームはほとんど進展していない。
私は処刑間近でもなければ、
――まあ、これは無いだろうとは、昨日の父上や召し使いの様子で予想がついたけれど、
――婚約破棄までも至ってなかった。
なら、どうするか。
問題は私が王太子の親友たちと逢瀬を重ねておるかだが、これはさすがに父上に聞く訳には行かぬ。
それで、とりあえず部屋を探してみることにする。
ラブレターである。
実際、それは、ゲームの中で逢瀬の証拠となった。
しかも1通ではない。
1人では持ち上げられぬほどの箱一杯である。
エリザベトにとっては、その歯の浮くような言葉で満たされたそれが、よほどに心地良かったのだろうか?
恐らく1通も捨てずに持っておったのだろう。
私は処刑間近でもなければ、
――まあ、これは無いだろうとは、昨日の父上や召し使いの様子で予想がついたけれど、
――婚約破棄までも至ってなかった。
なら、どうするか。
問題は私が王太子の親友たちと逢瀬を重ねておるかだが、これはさすがに父上に聞く訳には行かぬ。
それで、とりあえず部屋を探してみることにする。
ラブレターである。
実際、それは、ゲームの中で逢瀬の証拠となった。
しかも1通ではない。
1人では持ち上げられぬほどの箱一杯である。
エリザベトにとっては、その歯の浮くような言葉で満たされたそれが、よほどに心地良かったのだろうか?
恐らく1通も捨てずに持っておったのだろう。
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