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第1章 夢の中?

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 私は髪を整えてもらった後、父上との食事に赴く。
 そこにはデレデレの中年の男がおった。
 そうか。
 ゲーム内では、悪役令嬢のエリザベト・フォン・ハインツは、父上をみ嫌い、一度として食事に応じなかった。
 それを想えば、こうなるのも仕方ないか。
 まあ、それは置いておくとして。
 何はともあれ、食事である。
 夢の中であれ、私は一食たりとも、おろそかにせぬぞ。
 その決意も新たにのぞんだのだが。
 パン・・・・・・うーん。固いんですけど。
 牛乳・・・・・・いや、私、おなか弱いんで、牛乳飲むと、すぐXXします。遠慮しときます。
 チョコ・・・・・・おいしい。
 私は、これが夢であることを幸いに、ひたすらチョコばかり食べる。
 デレデレの父上が文句の一つも言うはずがない。

(きっとフトンの上で、私はヨダレを垂らしながら、眠っておるのだろう)

 そうして、たらふく食べると。
 まさに満足。満足。
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