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勇者クラフティ編
第26話「廃部決定?マルチメディア部を守れ!」④
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「散々自分の身体を辱められる気分はどうかしら?ソルベは私に対して、そーゆー事をしてきたもの…倍にしてお返ししてやるわ!!!!!」
黒いマジパティの笑い声と同時に、ユキの声にならない悲鳴が響く。セーラー服のボタンは全て弾け飛び、辛うじて局部は隠れているものの、ブラも外され、這いずり回る触手は両太ももを支える触手と共にユキの股間を覆うショーツにその身を引っかけ始めている。
「はー…さっきから黙って聞ーでりゃ、ごじゃっぺな事を…うっとせーな…」
空き教室の隅から突然、トロールの声がすると、掃除用具入れからトロールが現れた。
「おめ、いじやけるやっちゃね…調子に乗ってんじゃねーかんな!!!」
そう言いながら、トロールはユキと黒いマジパティの目の前でブレイブスプーンを構える。
「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!(標準語)」
特徴的な茨城弁から標準語で呪文を叫んだトロールは、紫色のお団子つきのセミロングから銀髪のハーフアップに髪型を変え、来ている服もサン・ジェルマン学園中等部の夏服から白と赤紫を基調としたコスチュームに変わり、彼女のおみ足を白いタイツが覆い、耳はエルフのように尖り、背中に羽根が生える。この姿こそ、魔界のクリームパフの姿なのである。
「白銀のマジパティ・クリームパフ!!!禍々しい混沌のスイーツさん、勇者の光で邪な感情はお捨てなさい!!!!!」
「はっ…あなたがクリームパフ?こんな小さな子が…」
ダークミルフィーユは鼻で嗤うが…
「魔界の住人は種族にもよるけど、寿命が人間界の人間よりも4倍長い…お前さんの見た目は15歳のようだけど、あたしが70歳だと言ったら…泡、吹いちゃうかしら?」
ダークミルフィーユによる「侮辱とも解釈できる言葉」を論破して返す魔界のクリームパフの姿に、ダークミルフィーユは「ちっ」と舌打ちする。そんなダークミルフィーユの背後から、突然凍り付くような冷気が漂い始める。
「ソルベドラグーン!!!!!」
ゼリー状のカオスイーツの身体を突き破るかの如く、氷を纏った竜がユキをさらなる辱めから救出し、机の上で魔界のソルベの姿に戻りつつ、ユキをお姫様抱っこする。
「ネロ!!!」
「やっぱり来てたのね。グッジョブよ♪」
「ダークミルフィーユとやら…貴様は雪斗とユキに集中しすぎて、私の存在に気が付かなかったようだな!!!」
別のソルベが現れた事に、ダークミルフィーユは焦りの表情を見せる。どちらも別のモノではあるが、ダークミルフィーユにとっては「あと少しは欲しい」と思うモノをネロとユキはそれぞれ持っており、そんな2人の様子を目の当たりにした彼女は、さらなる焦りで顔全体を真っ赤にする。
魔界のマジパティの人間界での活動時間は時間帯にもよるが、日中は5分間と短く、更に初っ端から大技を披露してしまったため、魔界のソルベのエネルギーは限界にきてしまっている。
「気に食わない…どっちも気に食わないわ!!!カオスイーツ、2人まとめて…ぶっ潰してやりなさいっ!!!!!」
ダークミルフィーユの叫び声と共に、カオスイーツは両目を赤く光らせるが、再びスライム状に伸ばした触手は…
「えっ…」
「きゃあっ!!!!!」
魔界のマジパティ達とユキの目の前で、ダークミルフィーユがカオスイーツの触手の餌食となってしまったのだった。唖然とするユキだが、魔界のマジパティ2人は「やれやれ」と言わんばかりの表情をする。
「お前さん…ゼリーや寒天のカオスイーツを出すのは初めてかい?」
まるで質問に答える事を許さないかのように、カオスイーツの触手はダークミルフィーユを拘束し…
「ピギャアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
執拗に彼女の尻尾をいたぶり始めたのだった。流石のダークミルフィーユも尻尾には弱いようで、彼女の両脚はガクガク震えている。
「聞くまでもないようだな。このゲル状のカオスイーツは、結び付いた人間の知能がどれほど優れていようが、その知能は決して引き継ぐことはない…貴様、カオスイーツに対する学習が足りんぞ。」
魔界が戦争ばかりだった頃、魔界のミルフィーユは毎回ゼリーや寒天のカオスイーツによってピンチに陥っていたようで、魔界のマジパティ2人にとっては見慣れた光景だ。
「…けて…助けて!勇者様ぁぁぁぁぁっ!!!!!」
完全に周囲に何があるのか分からなくなってしまうほどの感覚に限界を感じた黒いマジパティは、とうとう泣きだしてしまった。そんな光景が繰り広げられる空き教室に向かって、とてつもなく強い覇気が迫る。
「シュパッ!!!!!」
空き教室の入口から白い光がやって来て、カオスイーツだけでなく、教室の机、椅子、窓ガラスを一刀両断してしまう。その拍子にカオスイーツから強制的に引き離された黒いマジパティは空き教室の外へ放り出されたのだった。
「アタシを呼んだのはあなたかしら?」
白い光の正体は、スイーツ界の姿のシュトーレンだった。魔界のマジパティ2人はユキ、ガトー共々床に伏せていたため、無事のようだ。
「ダークミルフィーユ…あなた、アタシのソルベ以上においたが過ぎるわよ!!!自分の勇者様から何を学んだのかしら?」
突然現れた女勇者の姿に、黒いマジパティの言葉が詰まる。
「勇者がマジパティに攻撃するのは気が引けるけど…大切なマジパティを辱めたんですもの。いい事を教えてあげるわ!!!」
「Two holes if you curse people…カオスイーツからの報いを受けて、当然だわっ!!!!!」
勇者からの辛辣な言葉に、黒いマジパティの思考回路がパンクした。どうやら、英語が苦手なようだ。
「「人を呪わば穴二つ」…か。勇者様からの言葉、次までには暗記でもしとくんだな?」
魔界のソルベが黒いマジパティにそう告げると同時に、雪斗は「コレ…僕も覚えないといけない奴だ」と思ったのは言うまでもない。カオスイーツに辱められ、女勇者から辛辣な言葉を受けた黒いマジパティは何も言わずに「フッ」と音を立てて消えてしまった。
「大技を使ってしまった私には、決め技を使えん!頼んだぞ、クリームパフ!!!」
「えっ…でも、クリームパフの決め技は精霊が…」
「安心して♪あたしは特殊なのよ♪」
困惑するユキに、魔界のクリームパフはウインクをしながら銀色に光る宝石を腰のチェーンから取り出す。
「精霊の意志よ!今こそ、ここに甦り、勇者の光と共に結びつけ!!!アイシングジュエル!!!」
魔界のクリームパフはそう叫ぶと、クリームグレネードのレンコン状のシリンダーに銀色の宝石をはめ込み、シリンダーをくるくると回転させ、狙いをカオスイーツに定める。
「クリームバレットシャワー!!!」
彼女の掛け声と当時に、クリームパフの人差し指は拳銃のトリガーを引く。
「インパクト!!!!!」
銃声音と共に、魔界のクリームパフが放った無数の銃弾は、カオスイーツに全弾命中し、魔界のクリームパフは銃口にフっと息を吹きかける。
「アデュー♪」
鳥類の血を引くマジパティがウインクをすると、カオスイーツは光の粒子となり、本来の姿を取り戻す。
「あぁ…やっぱり、カオスイーツにされてたんだ…十津川くん…」
今回のカオスイーツの正体は、高等部の十津川新だった。
「本来はアタシがどうにかすべきなんだけど、今のアタシは試験を受けてる女子高生…試験をサボるワケにはいかないわ!あとはユキの事頼んだわよ!」
そう言いながら勇者は女子高生の姿に戻りながら、十津川を背負う。十津川は身長がシュトーレンよりも低い事もあり、ギリギリではあるが背負って運べるようだ。
黒いマジパティの笑い声と同時に、ユキの声にならない悲鳴が響く。セーラー服のボタンは全て弾け飛び、辛うじて局部は隠れているものの、ブラも外され、這いずり回る触手は両太ももを支える触手と共にユキの股間を覆うショーツにその身を引っかけ始めている。
「はー…さっきから黙って聞ーでりゃ、ごじゃっぺな事を…うっとせーな…」
空き教室の隅から突然、トロールの声がすると、掃除用具入れからトロールが現れた。
「おめ、いじやけるやっちゃね…調子に乗ってんじゃねーかんな!!!」
そう言いながら、トロールはユキと黒いマジパティの目の前でブレイブスプーンを構える。
「マジパティ・スイート・トランスフォーム!!!(標準語)」
特徴的な茨城弁から標準語で呪文を叫んだトロールは、紫色のお団子つきのセミロングから銀髪のハーフアップに髪型を変え、来ている服もサン・ジェルマン学園中等部の夏服から白と赤紫を基調としたコスチュームに変わり、彼女のおみ足を白いタイツが覆い、耳はエルフのように尖り、背中に羽根が生える。この姿こそ、魔界のクリームパフの姿なのである。
「白銀のマジパティ・クリームパフ!!!禍々しい混沌のスイーツさん、勇者の光で邪な感情はお捨てなさい!!!!!」
「はっ…あなたがクリームパフ?こんな小さな子が…」
ダークミルフィーユは鼻で嗤うが…
「魔界の住人は種族にもよるけど、寿命が人間界の人間よりも4倍長い…お前さんの見た目は15歳のようだけど、あたしが70歳だと言ったら…泡、吹いちゃうかしら?」
ダークミルフィーユによる「侮辱とも解釈できる言葉」を論破して返す魔界のクリームパフの姿に、ダークミルフィーユは「ちっ」と舌打ちする。そんなダークミルフィーユの背後から、突然凍り付くような冷気が漂い始める。
「ソルベドラグーン!!!!!」
ゼリー状のカオスイーツの身体を突き破るかの如く、氷を纏った竜がユキをさらなる辱めから救出し、机の上で魔界のソルベの姿に戻りつつ、ユキをお姫様抱っこする。
「ネロ!!!」
「やっぱり来てたのね。グッジョブよ♪」
「ダークミルフィーユとやら…貴様は雪斗とユキに集中しすぎて、私の存在に気が付かなかったようだな!!!」
別のソルベが現れた事に、ダークミルフィーユは焦りの表情を見せる。どちらも別のモノではあるが、ダークミルフィーユにとっては「あと少しは欲しい」と思うモノをネロとユキはそれぞれ持っており、そんな2人の様子を目の当たりにした彼女は、さらなる焦りで顔全体を真っ赤にする。
魔界のマジパティの人間界での活動時間は時間帯にもよるが、日中は5分間と短く、更に初っ端から大技を披露してしまったため、魔界のソルベのエネルギーは限界にきてしまっている。
「気に食わない…どっちも気に食わないわ!!!カオスイーツ、2人まとめて…ぶっ潰してやりなさいっ!!!!!」
ダークミルフィーユの叫び声と共に、カオスイーツは両目を赤く光らせるが、再びスライム状に伸ばした触手は…
「えっ…」
「きゃあっ!!!!!」
魔界のマジパティ達とユキの目の前で、ダークミルフィーユがカオスイーツの触手の餌食となってしまったのだった。唖然とするユキだが、魔界のマジパティ2人は「やれやれ」と言わんばかりの表情をする。
「お前さん…ゼリーや寒天のカオスイーツを出すのは初めてかい?」
まるで質問に答える事を許さないかのように、カオスイーツの触手はダークミルフィーユを拘束し…
「ピギャアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
執拗に彼女の尻尾をいたぶり始めたのだった。流石のダークミルフィーユも尻尾には弱いようで、彼女の両脚はガクガク震えている。
「聞くまでもないようだな。このゲル状のカオスイーツは、結び付いた人間の知能がどれほど優れていようが、その知能は決して引き継ぐことはない…貴様、カオスイーツに対する学習が足りんぞ。」
魔界が戦争ばかりだった頃、魔界のミルフィーユは毎回ゼリーや寒天のカオスイーツによってピンチに陥っていたようで、魔界のマジパティ2人にとっては見慣れた光景だ。
「…けて…助けて!勇者様ぁぁぁぁぁっ!!!!!」
完全に周囲に何があるのか分からなくなってしまうほどの感覚に限界を感じた黒いマジパティは、とうとう泣きだしてしまった。そんな光景が繰り広げられる空き教室に向かって、とてつもなく強い覇気が迫る。
「シュパッ!!!!!」
空き教室の入口から白い光がやって来て、カオスイーツだけでなく、教室の机、椅子、窓ガラスを一刀両断してしまう。その拍子にカオスイーツから強制的に引き離された黒いマジパティは空き教室の外へ放り出されたのだった。
「アタシを呼んだのはあなたかしら?」
白い光の正体は、スイーツ界の姿のシュトーレンだった。魔界のマジパティ2人はユキ、ガトー共々床に伏せていたため、無事のようだ。
「ダークミルフィーユ…あなた、アタシのソルベ以上においたが過ぎるわよ!!!自分の勇者様から何を学んだのかしら?」
突然現れた女勇者の姿に、黒いマジパティの言葉が詰まる。
「勇者がマジパティに攻撃するのは気が引けるけど…大切なマジパティを辱めたんですもの。いい事を教えてあげるわ!!!」
「Two holes if you curse people…カオスイーツからの報いを受けて、当然だわっ!!!!!」
勇者からの辛辣な言葉に、黒いマジパティの思考回路がパンクした。どうやら、英語が苦手なようだ。
「「人を呪わば穴二つ」…か。勇者様からの言葉、次までには暗記でもしとくんだな?」
魔界のソルベが黒いマジパティにそう告げると同時に、雪斗は「コレ…僕も覚えないといけない奴だ」と思ったのは言うまでもない。カオスイーツに辱められ、女勇者から辛辣な言葉を受けた黒いマジパティは何も言わずに「フッ」と音を立てて消えてしまった。
「大技を使ってしまった私には、決め技を使えん!頼んだぞ、クリームパフ!!!」
「えっ…でも、クリームパフの決め技は精霊が…」
「安心して♪あたしは特殊なのよ♪」
困惑するユキに、魔界のクリームパフはウインクをしながら銀色に光る宝石を腰のチェーンから取り出す。
「精霊の意志よ!今こそ、ここに甦り、勇者の光と共に結びつけ!!!アイシングジュエル!!!」
魔界のクリームパフはそう叫ぶと、クリームグレネードのレンコン状のシリンダーに銀色の宝石をはめ込み、シリンダーをくるくると回転させ、狙いをカオスイーツに定める。
「クリームバレットシャワー!!!」
彼女の掛け声と当時に、クリームパフの人差し指は拳銃のトリガーを引く。
「インパクト!!!!!」
銃声音と共に、魔界のクリームパフが放った無数の銃弾は、カオスイーツに全弾命中し、魔界のクリームパフは銃口にフっと息を吹きかける。
「アデュー♪」
鳥類の血を引くマジパティがウインクをすると、カオスイーツは光の粒子となり、本来の姿を取り戻す。
「あぁ…やっぱり、カオスイーツにされてたんだ…十津川くん…」
今回のカオスイーツの正体は、高等部の十津川新だった。
「本来はアタシがどうにかすべきなんだけど、今のアタシは試験を受けてる女子高生…試験をサボるワケにはいかないわ!あとはユキの事頼んだわよ!」
そう言いながら勇者は女子高生の姿に戻りながら、十津川を背負う。十津川は身長がシュトーレンよりも低い事もあり、ギリギリではあるが背負って運べるようだ。
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