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第26話
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エルドラでの大冒険から半年近くが経った。
その間あたし達の周りでは、そこそこいろんな出来事が起こった。
まず驚いたことに、あたし達が四週間近くエルドラで旅していた時間は、こっちの世界だとほんの一晩ぐらいの出来事だったのだ。
時間の流れが現世とエルドラとではぜんぜん違うからだそうで、少なくともあたしやみずっちの失踪は大きな事件として取り上げられることはなかった。
でも他の、もっと長い時間エルドラにいたような子達は、ちょっとしたニュースになった。さすがにつきのんやむっちーみたいな上流階級は、家柄の都合もあるのかセンセーショナルに取り上げられることはなかったけど。
どうして失踪したのか、どこへ失踪していたのか、どうして戻ってきたのか。答えのわからない問答を四六時中ワイドショーが取り上げていたけど、結論なんて出ないまま話題は風化していった。
あたしは連絡もなしに一晩家を留守にしたからということで、お母さんに五十回もお尻を叩かれた。
今時女子高生にもなってお尻を叩かれて怒られることってあるのか! とビックリしたけど、心配かけさせちゃったのはあたしも悪いなって思って、甘んじて受け止めた。翌日、パンツのサイズがキツキツだった。
むしろあたしは、みずっちの方を心配していた。
彼女とはエルドラから帰ってきた翌日にも会った。ただビックリしたことに、ほっぺたが腫れていたのだ。訊いたらお義父さんに叩かれたらしい。
虐待かこんにゃろ! と思ってカチこみに行こうと思ったら、みずっちに止められた。
みずっちはなぜか叩かれたのにすごい嬉しそうだった。
理由を訊いたら、お義父さんもお義母さんもものすごーく心配してくれたんだって。お義父さんは、愛情表現で叩いてきただけなんだそう。
「あたしがお母さんからお尻叩かれたのと同じようなもんかー」
「……え? お尻? 今時? 女子高生を?」
目を丸くするみずっちだったけど、クスクスと笑ってもくれた。
エルドラから帰ってきてから笑顔が増えたし、毎日が楽しそうだなって思った。
「家に居場所がないって思ってたけど、なんか、ただの被害妄想だったみたい」
みずっちはあとでそんな風に言っていた。
要らない子だと勝手に思い込んでいたのは、単にお互いコミュニケーションがうまく取れていないだけ。お義父さんお義母さんはずっと自分の娘のように想って育ててきてくれていたらしい。
みずっちも、自分がちゃんと向き合っていたらと今は反省し、仲はかなり良好だそうだ。
だからこそ、最近のみずっちはいつも表情が晴れやかなんだろうな。
「それもこれも、エルドラでの旅のおかげなんだって、確信してる」
みずっちは遠くを眺めながら、嬉しそうに呟いた。
現世で初めてつきのんに会った時、まだ車いすでの生活から抜け出せていない状態だった。
エルドラで見つけた義足はエルドラでのみ形を保てるもので、現世へは持ってこられなかったらしい。今後は車いすか、別の義足をつけないとならないそうだ。
でも、つきのんは悲観してなかった。すごくすごーく前向きに、笑っていた。
「あの義足をそのまま持ってこられたらよかったんですけどね。日本舞踊の新たな可能性を模索できたかもしれませんのに」
どうやらつきのんは、日本舞踊の名家という立場や血筋を、諦めるつもりはこれっぽっちもないらしい。今は無理でも、いつか義足を履いたまま舞台に上がるんだと、強い眼差しで言っていた。
義足のメーカーにも、特注で、踊りに適した義足を作ってもらっているらしい。
「リハビリが死ぬほどきつい、と脅されましたわ。主治医に。酷い話ですわよね」
そう苦笑いを浮かべながらも、つきのんは余裕綽々といった様子で言い切る。
「ですが、エルドラでの旅に比べればどうということはありませんし、なにより日本舞踊のお稽古の方が一億倍は厳しいんですもの。乗り越えてみせますわ」
若葉ちゃんやかすみんとは今でもLINEでよくやり取りをしている。二人ともそれぞれの生活圏で元気にやっているそうだ。
若葉ちゃんは相変わらず読者モデルとしてのお仕事が忙しいみたい。あたしも、若葉ちゃんがモデルをしている雑誌は購読している。若葉ちゃんとお友達、というのはあたしの密かな自慢だった。
一方かすみんは、趣味だった小説の執筆を仕事に変えた。新人賞に投稿した作品が賞を取ったのだ。ライトノベルの世界で活躍する、今後が楽しみな新人作家さんだ。
ちなみにそのデビュー作は、エルドラでの体験を元に書いたらしい。
生首だったあたしがどんな風に書かれているのか気になって、LINEでネタバレをねだったら、
「ちゃんと買って読んでよ!」
と軽く怒られてしまった。
そうそう、むっちーはなんと、レスリングの選手として電撃デビューと相成った。
それどころかデビュー後、毎日誰かしらと戦う様子をネットへアップし知名度を上げつつ、小さい大会から大きな大会まで出まくって結果を残した末に、史上最速でオリンピック出場を決めたのだ!
その女の子とは思えない爽やかなイケメンマスクといい、化け物じみた強さといい、女性ファンが急上昇してバラエティでも引っ張りだこだった。
みんな、それぞれの場所でそれぞれの人生を楽しんでいる。
でも、あたし達はやっぱり繋がっている。今の時代はLINEもあるし、そうでなくとも、エルドラという夢の世界での冒険はあたし達をつなぎ止める絆でもある。
これまでの半年間は、それを実感させてくれる半年間だった。
板橋の喫茶店で、あたしとみずっち、そしてつきのんは待ち合わせをしていた。
今日はこの三人でビックゲストを迎える予定なのだ。
でも、そのゲストが駅に着いたという報告と同時に、頼んでいたミルクレープが遅れてやってくるもんだから、あたしはかっ込む勢いで食べ、
「げっほげっほ!」
案の定、喉に詰まらせてむせ返った。
背中をみずっちがトントンと叩いてくれて大事には至らなかったけど。
今ので軽くエルドラが見えたよ。カマカマ先生が手を振ってたよ。久しぶりに見た気がするなぁ。
「望実さんは本当に変わりませんわね、そういうところ」
つきのんが呆れたようにため息をついた。
「別に、そんなに急がなくても大丈夫でしてよ」
とか言いながら、さっきまでテーブルの上に出していたラノベ――かすみんのデビュー作を鞄にしまうなどして、出発の準備を進めていた。
「ごめんごめん。でも、もう大丈夫! 早く迎えに行こう」
今度はカフェラテを一気に全部飲み干して、出発の準備を整える。お残しはやっぱり行儀悪いもんね!
「ノゾミ、あとでちゃんと、マスターに謝るんだよ」
みずっちに釘を刺されて、あたしはチラリと宮○駿似のマスターを見やる。
あからさまにイライラしている感じだったけど、顔見知りだし平気平気。
「マスター、ごめんなさい! 美味しかったよ、またくるね!」
と、店の雰囲気など意識する余裕もなく大声で挨拶し、あたしは店を飛び出した。
目指すは駅前の広場だ。そこに、あの子がいる。
迎えに行かなくっちゃ。
商店街を抜け、駅が見えてきた。ホームを行き来する電車や人々の喧騒で溢れる、駅前の広場。そこの一角に、見覚えのある小柄な女の子を見つけた。
白を基調とし、ところどころに色つきのワンポイントを差し込んだお洋服。あたし達にとっては見慣れた、それでいて懐かしいお洋服を着こなしているその少女は、あたし達を探しているのか辺りをキョロキョロと見回していた。
あたしは手を振り、大きな声で呼んだ。
「おーい、ユニっち! こっちだよこっち!」
異世界で出会い、異世界で初めて友達になった、その子の名前を。
――あなたの願いはなんですか?
そう訊ねられると、あたしは答えに困っちゃってた。だって、願いらしい願いなんて持っていなかったから。
とりあえず、今日も明日も明後日も何事もなく楽しく過ごせたらいいなってぐらい。
でもね、見つけたんだよ。あたしの願い。
それは今も――これからもずっと、あたしの周りにあり続けるもの。
その間あたし達の周りでは、そこそこいろんな出来事が起こった。
まず驚いたことに、あたし達が四週間近くエルドラで旅していた時間は、こっちの世界だとほんの一晩ぐらいの出来事だったのだ。
時間の流れが現世とエルドラとではぜんぜん違うからだそうで、少なくともあたしやみずっちの失踪は大きな事件として取り上げられることはなかった。
でも他の、もっと長い時間エルドラにいたような子達は、ちょっとしたニュースになった。さすがにつきのんやむっちーみたいな上流階級は、家柄の都合もあるのかセンセーショナルに取り上げられることはなかったけど。
どうして失踪したのか、どこへ失踪していたのか、どうして戻ってきたのか。答えのわからない問答を四六時中ワイドショーが取り上げていたけど、結論なんて出ないまま話題は風化していった。
あたしは連絡もなしに一晩家を留守にしたからということで、お母さんに五十回もお尻を叩かれた。
今時女子高生にもなってお尻を叩かれて怒られることってあるのか! とビックリしたけど、心配かけさせちゃったのはあたしも悪いなって思って、甘んじて受け止めた。翌日、パンツのサイズがキツキツだった。
むしろあたしは、みずっちの方を心配していた。
彼女とはエルドラから帰ってきた翌日にも会った。ただビックリしたことに、ほっぺたが腫れていたのだ。訊いたらお義父さんに叩かれたらしい。
虐待かこんにゃろ! と思ってカチこみに行こうと思ったら、みずっちに止められた。
みずっちはなぜか叩かれたのにすごい嬉しそうだった。
理由を訊いたら、お義父さんもお義母さんもものすごーく心配してくれたんだって。お義父さんは、愛情表現で叩いてきただけなんだそう。
「あたしがお母さんからお尻叩かれたのと同じようなもんかー」
「……え? お尻? 今時? 女子高生を?」
目を丸くするみずっちだったけど、クスクスと笑ってもくれた。
エルドラから帰ってきてから笑顔が増えたし、毎日が楽しそうだなって思った。
「家に居場所がないって思ってたけど、なんか、ただの被害妄想だったみたい」
みずっちはあとでそんな風に言っていた。
要らない子だと勝手に思い込んでいたのは、単にお互いコミュニケーションがうまく取れていないだけ。お義父さんお義母さんはずっと自分の娘のように想って育ててきてくれていたらしい。
みずっちも、自分がちゃんと向き合っていたらと今は反省し、仲はかなり良好だそうだ。
だからこそ、最近のみずっちはいつも表情が晴れやかなんだろうな。
「それもこれも、エルドラでの旅のおかげなんだって、確信してる」
みずっちは遠くを眺めながら、嬉しそうに呟いた。
現世で初めてつきのんに会った時、まだ車いすでの生活から抜け出せていない状態だった。
エルドラで見つけた義足はエルドラでのみ形を保てるもので、現世へは持ってこられなかったらしい。今後は車いすか、別の義足をつけないとならないそうだ。
でも、つきのんは悲観してなかった。すごくすごーく前向きに、笑っていた。
「あの義足をそのまま持ってこられたらよかったんですけどね。日本舞踊の新たな可能性を模索できたかもしれませんのに」
どうやらつきのんは、日本舞踊の名家という立場や血筋を、諦めるつもりはこれっぽっちもないらしい。今は無理でも、いつか義足を履いたまま舞台に上がるんだと、強い眼差しで言っていた。
義足のメーカーにも、特注で、踊りに適した義足を作ってもらっているらしい。
「リハビリが死ぬほどきつい、と脅されましたわ。主治医に。酷い話ですわよね」
そう苦笑いを浮かべながらも、つきのんは余裕綽々といった様子で言い切る。
「ですが、エルドラでの旅に比べればどうということはありませんし、なにより日本舞踊のお稽古の方が一億倍は厳しいんですもの。乗り越えてみせますわ」
若葉ちゃんやかすみんとは今でもLINEでよくやり取りをしている。二人ともそれぞれの生活圏で元気にやっているそうだ。
若葉ちゃんは相変わらず読者モデルとしてのお仕事が忙しいみたい。あたしも、若葉ちゃんがモデルをしている雑誌は購読している。若葉ちゃんとお友達、というのはあたしの密かな自慢だった。
一方かすみんは、趣味だった小説の執筆を仕事に変えた。新人賞に投稿した作品が賞を取ったのだ。ライトノベルの世界で活躍する、今後が楽しみな新人作家さんだ。
ちなみにそのデビュー作は、エルドラでの体験を元に書いたらしい。
生首だったあたしがどんな風に書かれているのか気になって、LINEでネタバレをねだったら、
「ちゃんと買って読んでよ!」
と軽く怒られてしまった。
そうそう、むっちーはなんと、レスリングの選手として電撃デビューと相成った。
それどころかデビュー後、毎日誰かしらと戦う様子をネットへアップし知名度を上げつつ、小さい大会から大きな大会まで出まくって結果を残した末に、史上最速でオリンピック出場を決めたのだ!
その女の子とは思えない爽やかなイケメンマスクといい、化け物じみた強さといい、女性ファンが急上昇してバラエティでも引っ張りだこだった。
みんな、それぞれの場所でそれぞれの人生を楽しんでいる。
でも、あたし達はやっぱり繋がっている。今の時代はLINEもあるし、そうでなくとも、エルドラという夢の世界での冒険はあたし達をつなぎ止める絆でもある。
これまでの半年間は、それを実感させてくれる半年間だった。
板橋の喫茶店で、あたしとみずっち、そしてつきのんは待ち合わせをしていた。
今日はこの三人でビックゲストを迎える予定なのだ。
でも、そのゲストが駅に着いたという報告と同時に、頼んでいたミルクレープが遅れてやってくるもんだから、あたしはかっ込む勢いで食べ、
「げっほげっほ!」
案の定、喉に詰まらせてむせ返った。
背中をみずっちがトントンと叩いてくれて大事には至らなかったけど。
今ので軽くエルドラが見えたよ。カマカマ先生が手を振ってたよ。久しぶりに見た気がするなぁ。
「望実さんは本当に変わりませんわね、そういうところ」
つきのんが呆れたようにため息をついた。
「別に、そんなに急がなくても大丈夫でしてよ」
とか言いながら、さっきまでテーブルの上に出していたラノベ――かすみんのデビュー作を鞄にしまうなどして、出発の準備を進めていた。
「ごめんごめん。でも、もう大丈夫! 早く迎えに行こう」
今度はカフェラテを一気に全部飲み干して、出発の準備を整える。お残しはやっぱり行儀悪いもんね!
「ノゾミ、あとでちゃんと、マスターに謝るんだよ」
みずっちに釘を刺されて、あたしはチラリと宮○駿似のマスターを見やる。
あからさまにイライラしている感じだったけど、顔見知りだし平気平気。
「マスター、ごめんなさい! 美味しかったよ、またくるね!」
と、店の雰囲気など意識する余裕もなく大声で挨拶し、あたしは店を飛び出した。
目指すは駅前の広場だ。そこに、あの子がいる。
迎えに行かなくっちゃ。
商店街を抜け、駅が見えてきた。ホームを行き来する電車や人々の喧騒で溢れる、駅前の広場。そこの一角に、見覚えのある小柄な女の子を見つけた。
白を基調とし、ところどころに色つきのワンポイントを差し込んだお洋服。あたし達にとっては見慣れた、それでいて懐かしいお洋服を着こなしているその少女は、あたし達を探しているのか辺りをキョロキョロと見回していた。
あたしは手を振り、大きな声で呼んだ。
「おーい、ユニっち! こっちだよこっち!」
異世界で出会い、異世界で初めて友達になった、その子の名前を。
――あなたの願いはなんですか?
そう訊ねられると、あたしは答えに困っちゃってた。だって、願いらしい願いなんて持っていなかったから。
とりあえず、今日も明日も明後日も何事もなく楽しく過ごせたらいいなってぐらい。
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