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2章 婚約破棄のちプロポーズ! 婚約破棄編

お昼寝タイム復活!

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あのあと。

とても疲れてパーティー会場に戻った。幸いなれかパーティーも中盤に差し掛かっており、ダンスはすでに始まっている。その為、四大公爵家の令嬢全揃いにも関わらず、あまり声をかけられなかった。

それでも、一人でいる時の倍はかけられたけどね!

なので疲れてはいたが、何とか乗り切った!

あれだけの嵐に立ち会って、というか渦中に巻き込まれての後なので察してほしい。超頑張った。

そして今…やっと家に帰り着いた。やっとだよ…。
パーティーの終盤ごろで早めに切り上げたとはいえ、社交はしっかりこなした為精神的疲労がエグい。
結構限界が来たので、踊っていた両親とハンターなお嬢様に取り囲まれていたお兄様を回収、即時撤収。馬車に乗り込んだ。
余談だが、お兄様は時期公爵家当主かつ容姿端麗で文武両道、ちょっと残念な性格(主に天然とシスコン拗らせ気味)に目を瞑れば理想的な男性、らしい。いつも狩ってやるとばかりのハンター精神をもつご令嬢に囲まれているのが目撃される。

そんなことはどうでもいい!←アンタが勝手に言い出したことだろ

噴水前での出来事を家族に話したところ、反応は以下の通り。

お父様「・・・・・・」(額に青筋が立っていた。もともとの強面も相まって修羅がごときだった)

お兄様「可愛いフローシアにそんな仕打ちを?!」(飛び出さんばかりに怒り狂っていた。走る馬車から飛び降りようとしないでください)

お母様「・・・王家見限っていいかしら?」
バキッ!という音がした。
(お母様の手に扇の残骸?知らないワタシハナニモミエテナイ)

一言で言えば、馬車の中に鬼が3人出現したのだ。
なんで当事者より怖いのかなぁ?!

おかしくないかな?!

なんて突っ込む気力はなかったし、鬼3人に意見できるほど私のメンタルは鉄ではない!
そもそもバカ王子を擁護する気ないけどね!

まあそんな状態が落ち着いたところで、3人から許可が出た。
曰く、あのバカのせいで疲労も溜まっているだろうし、これまで仕事にレッスンにと追われていたのだから、お昼寝タイムを復活させよう!ということだった。

そう…。最近は忙しすぎて、あの!!精神的平穏を保つ!!大切な時間が!!無くなっていたのだ!!!
だが…ついに!その時は巡ってきたのだ!

これで!眠る時間が増える!
間違いなく私は上機嫌だった。
ただ、その傍で3人の鬼がどうやって王子を潰すかとか、どんな地獄を見せてやろうかとか話していたのは気のせいだと思いたい。

被害者って一応私たちだよ!
というか怖い!
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