転生者は常識外れなのだが…

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1章 学園生活編

学園生活②

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 教室に向かって、5分、ようやく到着した。教室は、既に数人が、椅子に腰をかけていた。ゆっくりと朝飯を食べたため、少し遅くなったようだ。しばらくするとドアの方から、背が高くゴツゴツしており、尚且つ、俺が、この間、父から教えられたを使っても分かる。この男、ステータスがとても高いと思う。

「昨日は、アルファ君が呼び出されていたので、もう一度説明します。Aクラスは、5人しかいません。そして、授業は、一人一人に教師が付きます。みんなの方に送っておいたので、確認してくれ。」

俺は、おもむろに見てみると、そこには、何も書いていなかった。

「先生!僕の名前の横には誰の名前も書いてないのですが?」

「あっ!言い忘れた、お前には先生はいない、と言うより教えられない。」

「は、はぁ。」

「と言うことでだ。お前は、1年間ココにいたら卒業だ。もちろんコレは、ここの決まりだ。1年間、首席で、更に卒業生と肩を並べられたら卒業出来る。いや卒業させる。」

結局俺には、誰も付かず、魔法の事のみ、教師が教えてくれることになった。(剣や体術では、勝てる者が居ないらしい。しかし、俺の希望で、魔法だけ学べた。)しかしそれ以外は暇なので、違う事をする。

それは、料理である。

元々、料理レベル10なので別に良いんだが、これ以上、上がるのかの実験として、レベルを上げてみよう!ということになった。
俺は、元々、料理好きだ。料理は、実は、ステータス値に少し影響される。それは、美味しさ、見た目、面白さ、素材の良さによって、数値が変わるそうだ。(辞書ガイド君情報)だから、料理も自分で作った方が、経費削減にもなるし、休憩中の娯楽にも繋がる。(飯が美味いとテンション上がるだろ?それと同じだ。)
というわけでやっていたのだが恐ろしいのである、レベルの上がり方が、熟練度が分かるため、どのくらい進んでいるのか分かるのだが、それが早すぎるのである。料理3品作るだけで、1つ上がったのである。
通常、1年かけて上がるはずなのにである。そして、そんな事を思いながら、作った料理を口の中にほうばるのである。

「うん、うまい」

素で出てしまった。まぁーそれほど美味しいのである。(半分スキルのおかげだろうが…)だが、以前のような、料理ではない。それは、過去の自分、の料理の信念とかけ離れているのが理由なのかもしれない。
そんな事を思っていると、いつもなら、そろそろ、寝るのだが、今日はまだ寝ない。何故なら、今、何を自分ができるのか。それが気になったからである。とりあえず、辞書ガイド君を呼び、(起動し。)スキルについて聞いた。

「今使えるスキルはかなり多く、全てを言うことができません。何故なら、いつのまにかスキルが増えてるからです。」

「増えてる?」

「はい、恐らく神様が、時間が経つか、一定条件下か、どちらともかはわからないのですが、模倣コピーが増えてるんですよ。何か心当たりありますか?」

「う~ん、そういや、俺がこっち来るとき言ってたな。それの事かな。」

「恐らくですが、」

自分が更に成長している実感はあった。だがそれを証明するものは無かったのである。あと気になっていた事を聞いた。

「今、レベルってどんくらい?」

「70ぐらいでしょうか。同年代であれば、10レベルでも十分なのですがね。」

「そうなのか?」

「はい。」

気になることは無くなったため寝る事にする。だが、その前に、

「結界張っといてくれ」

そう言うと何かに覆われる感覚があった。それによって安心したのか、すぐ眠りについた。一方で、

の手はずは済んでいるか?」

「はい、あの時計塔に、万事を備え、防御結界も張っています。」

「じゃあ、3日後だな。」

朝になると、陽の光が入る。昨夜のが、揺らいでいる事を見て、確信する。

「この学園の何処かに、防御結界が張られている。それも、魔法陣と一緒に。」

「確かに、反応がありますね。ですが、とても弱い、恐らく、妨害結界も張られているのでしょう。これは、探し出す必要があるでしょう。少なくとも、学院は、崩壊しますがね。」

「……。なんとか出来ないか?」

「出来たとして、崩壊します。」

「とりあえず、場所は特定しないとな。」

それから結界を探す、それを目標にして、学園をくまなく探した。だが、発見はおろか、場所さえ、分からない。と言うよりは、何故か、探知できない。そして、俺は、遂に3日後までに見つけることができなった。

なんだか何かが抜け落ちるような感覚。それに気が付いた時には、もう遅い。
次の瞬間、学園大結界が、破られた。そのあと、大量の魔獣が、一斉に現れる。皆、直ぐに思う、この数に勝てない事を。
だが、せめて、倒した方がいいと思い、前にいた魔獣を退治する。だが、そこに1人のいや、一体の魔人が1人立っていた。俺は、まるで、記憶の一部に鍵が掛かっている記憶をさぐる。
だが、魔人は、先に攻撃して来る。急いで、対抗する、その二本の武器が噛み合い、拮抗する。だが、何故か、俺の記憶の鍵が緩み始める、武器が離れ、もう一度、攻撃し直して来る、もう一度、受け止める、その度に鍵が緩んでいく。
10分程経つと、鍵はほぼ緩む、そんな、激しい闘いがある事は、皆、知らない。そうして、いくと、段々と、こっちが不利になって来る、だが、次の瞬間である、記憶の鍵は解かれた。
おそらくだが、前世の記憶に作用していたのだと思う、だが、こんなにも苦しく、そして虚しい記憶であったかと、疑問を抱く。

俺が、意識を無くす、直前に奴は言う。
悪夢の呪いナイトメア。奴の意識を……奪え!」

俺は、懐かしい、いや、俺が小学生の頃、住んでいた、アパートの一室にいた。すると、女性の声が聞こえて来る。
「真、もうすぐで、おやつ出すから、待ってね。」

「はーい」

なるべく、幼い頃の感じで喋ってみた。だが、次の瞬間である母が倒れた。いや、正確には、その音がした。
俺は直ぐに、救急車を呼び、脈があるかチェックする。脈は、まだある。だが、母が死んだ理由から考えると、どうすればいいか分からない。
その為、何も手がない、この場面は、対策をしていなかった。悲しい限りである。暫くし、救急車が来て、母を連れ去る。
母は、亡くなった。程なくすると、俺の、養子として入る、の者が やって来る。
俺は、佐藤家の養子として、佐藤奏と、生活をする。彼女は、結婚している。だが、夫は居ない、亡くなったそうだ。
彼女は、いや、母は、仕事が忙しく、料理もインスタントの物ばかりである。おr…僕は、そんな母を助けたいと、何か手伝いをしようとする。それは、料理である。料理を習う所も、料理本も、料理のサイトもみんな使えない。お金が無いのである。
そのため、古本屋で、貯めたおこずかいを使い、本を買うのである。無論、立ち読みをして、どれが良いか、判断しながら。
そして、その料理を作る今日が来た、材料費を削減し、おこずかいを使って材料を買い、準備をした、母が喜んで欲しかった、母に休んで貰いたかった。
だが、そんな夢は、母は、作った料理を食べ、なかった。それの意味がわからなかった、遠慮したのか、とか思ったが、俺は、気付いた、母の、かおを、あの迷惑そうな顔を。俺は、母の目の前で、ナイフを心臓に刺し、。これは、過去には起きていない、当たり前だ、これで、

悪夢の呪いナイトメアか、大した事ないな。」

「なん、だ、と!」

「じゃあな。」

躊躇なく、一刀両断する、魔人は、死んだ。その後、俺は、学園を去った。学園は、崩壊したらしい。下位の魔獣の一部によって、学園は、廃墟と化し、以来、そこは、魔の領域と言われる。
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