5 / 95
私の魔力
しおりを挟む
翌朝、私は高級なホテルの一室で目を覚ました。
「知らない、天井だ」
「あ、ごめんなさい。部屋は覗かないって言ってたのに。」
「いやあああああああああああああ!!!!!」
「ごめんじゃん。機嫌を直してよ。」
朝から最悪の気分だ。
せっかくちょっと言ってみたい言葉があったから言ってみただけだったのに!!神様に見られるなんて!!
恥ずかしい。ほんとに恥ずかしい。
「神様?部屋はできれば覗かないでほしいな。私もちょっとプライバシーがあるから。」
「はい。すみませんでした。」
もし神様が地上に降りてこれるのなら一発殴ってやりたいわ。
「ハッ!?!?そうだ!!そうだった!!!!」
「何急に叫んで。」
「そうだよ!!ねえ神様!!私以前いた世界の神様にすでにステータス調整されてたんだけどさ、あなたがステータス2倍にしたせいで私今ステータス大変なことになってるんだけど!!」
「え?なにそれ。初めて聞いたんだけど。」
「いや言ってたから!!!」
みんな見てたよね??私めちゃくちゃ叫んでたよね!!何ならタイトルだけど!!
「なに?タイトルって。」
「あ、いや何となく。って!違う!話をそらさないで!これ元に戻せないの??」
「う~ん、できるけど……、面白いからいっか!」
「はああああああああ??ちょっと戻しなさいよ!!」
「やーだこった!」
「てめえぶっ殺してやる!!」
「私が死んだら世界が滅んじゃうよ~!いや~!世界を滅亡に貶めようとするなんて!はしたない!!」
絶対ぶん殴ってやる。
まあなんやかんやで神様と私の関係は極めて良好だ。
困ったことがあったら神様に頼んだり聞いたり。正直神様に頼んだらなんでもくれるので買い物とか行く必要ないのだが、それはいい気がしない。私だって普通に生きたいのだ。ニートになる気は一切存在しない。
異世界チート無双ってなんか憧れる!!でもこのままじゃ神様が異世界チート無双するだけで私はそれの代理になってしまう。"私が"異世界チート無双したいの!ステータスは戻らないことが分かったのでこれで最高の異世界ライフを送ってやる!!
この世界に来てから1か月が経過した。時間の流れとは早いもので楽しい時は一瞬で過ぎていく。ちなみにこの2週間、私の体内時計は極めてゆっくり進んでいた。つまり非常にこの世界はつまらないのだ。
まずね!娯楽がない。小説とかで娯楽がないとかよく読んでたけどこれほどまでとは思わなかった。ストレスたまりまくり!
このストレスを発散したくて森に狩りに行っても魔物が出てこないっていう問題が発生した。
そのことを神様に相談した結果、私は自身の溢れ出るパワー、つまり魔力を抑えないと魔物が怖気付いて寄ってこないそうだ。
そういえば詳しく説明していなかったけれど、私のステータスはどれほどおかしいのかを今説明しようと思う。
ステータスには基本的に体力と魔力の2つしかない。厳密にはもう少しあるのだがこの世界の水晶で見れるのはこの2つだ。だからこれ以外のステータスがどうなっているかは私でもわからない。
体力はすなわちHPのことでこれに関してはほかの人間は攻撃を受ければ最悪死ぬが私は死なないほど多いと考えていただければ結構だ。古龍の体力が特に多い個体と同程度かそれ以上の体力がある。
では本題の魔力のほうに行こう。
この世界にはまあ魔法が存在するわけだ。私はまだ試していないのだが、ていうか今の魔力を抑えられていない状態では魔法を使うとあたり一帯が消し飛ぶとか言われたので控えている。
まあこのことからわかるように私の魔力は規格外だ。
基本的に人間は空気中の魔力を感じることはできない。相当強い冒険者や騎士ほどになると見えてくるとか言われているが、この地にそのレベルの人はいなかった。
でも神様曰く、多分あのギルド長は私の膨大な魔力を多少なりとも感じていただろうと言っていた。
で、この世界の人間の一般的な魔力量が500程度で、これくらいの魔力の人は魔導士などは目指さずに、日常の生活魔法を使う程度にとどめているらしい。
魔力が0になると体は動かなくなり、回復するまでに相当な時間を有するようだ。
そして魔力量が1000を超えたあたりから魔導士を目指し始める人が出てくる。
これは10人に1人くらいと言われていて、そう考えると結構多いかもしれない。
でだ、2000を超えると国にやとわれて魔法を使ういわば国家魔導士を目指せるといわれている。
この国の筆頭魔導士の魔力量が5237で観測史上過去最高に高かったらしい。今は2番目になってしまったが。
では私はいくつか。
魔力量7,827,358,672。表記を変えると78億2735万8672だ。
神様曰く、今非常に面白いことになっている。これを明かしたら面白みが半減されるから明かさない。2週間後が楽しみだ。
だそうだ。
絶対私の身に何か起こるのだろうな。
私はとにかく魔力量が多いので、初級魔法でも筆頭魔導士の上級魔法の威力を超えるだろうと神様は言っていた。
そして、これは水晶に現れないのだが身体能力も私はとてつもないことになっていて、多分筆頭騎士になれるといわれた。
私は剣術なんてやったことないので戦えないだろうといったのだが、そこらへんは調べたところ前の世界の神様がいろいろいじってできるようになっているらしい。
何やっとるんじゃほんまに……。
「知らない、天井だ」
「あ、ごめんなさい。部屋は覗かないって言ってたのに。」
「いやあああああああああああああ!!!!!」
「ごめんじゃん。機嫌を直してよ。」
朝から最悪の気分だ。
せっかくちょっと言ってみたい言葉があったから言ってみただけだったのに!!神様に見られるなんて!!
恥ずかしい。ほんとに恥ずかしい。
「神様?部屋はできれば覗かないでほしいな。私もちょっとプライバシーがあるから。」
「はい。すみませんでした。」
もし神様が地上に降りてこれるのなら一発殴ってやりたいわ。
「ハッ!?!?そうだ!!そうだった!!!!」
「何急に叫んで。」
「そうだよ!!ねえ神様!!私以前いた世界の神様にすでにステータス調整されてたんだけどさ、あなたがステータス2倍にしたせいで私今ステータス大変なことになってるんだけど!!」
「え?なにそれ。初めて聞いたんだけど。」
「いや言ってたから!!!」
みんな見てたよね??私めちゃくちゃ叫んでたよね!!何ならタイトルだけど!!
「なに?タイトルって。」
「あ、いや何となく。って!違う!話をそらさないで!これ元に戻せないの??」
「う~ん、できるけど……、面白いからいっか!」
「はああああああああ??ちょっと戻しなさいよ!!」
「やーだこった!」
「てめえぶっ殺してやる!!」
「私が死んだら世界が滅んじゃうよ~!いや~!世界を滅亡に貶めようとするなんて!はしたない!!」
絶対ぶん殴ってやる。
まあなんやかんやで神様と私の関係は極めて良好だ。
困ったことがあったら神様に頼んだり聞いたり。正直神様に頼んだらなんでもくれるので買い物とか行く必要ないのだが、それはいい気がしない。私だって普通に生きたいのだ。ニートになる気は一切存在しない。
異世界チート無双ってなんか憧れる!!でもこのままじゃ神様が異世界チート無双するだけで私はそれの代理になってしまう。"私が"異世界チート無双したいの!ステータスは戻らないことが分かったのでこれで最高の異世界ライフを送ってやる!!
この世界に来てから1か月が経過した。時間の流れとは早いもので楽しい時は一瞬で過ぎていく。ちなみにこの2週間、私の体内時計は極めてゆっくり進んでいた。つまり非常にこの世界はつまらないのだ。
まずね!娯楽がない。小説とかで娯楽がないとかよく読んでたけどこれほどまでとは思わなかった。ストレスたまりまくり!
このストレスを発散したくて森に狩りに行っても魔物が出てこないっていう問題が発生した。
そのことを神様に相談した結果、私は自身の溢れ出るパワー、つまり魔力を抑えないと魔物が怖気付いて寄ってこないそうだ。
そういえば詳しく説明していなかったけれど、私のステータスはどれほどおかしいのかを今説明しようと思う。
ステータスには基本的に体力と魔力の2つしかない。厳密にはもう少しあるのだがこの世界の水晶で見れるのはこの2つだ。だからこれ以外のステータスがどうなっているかは私でもわからない。
体力はすなわちHPのことでこれに関してはほかの人間は攻撃を受ければ最悪死ぬが私は死なないほど多いと考えていただければ結構だ。古龍の体力が特に多い個体と同程度かそれ以上の体力がある。
では本題の魔力のほうに行こう。
この世界にはまあ魔法が存在するわけだ。私はまだ試していないのだが、ていうか今の魔力を抑えられていない状態では魔法を使うとあたり一帯が消し飛ぶとか言われたので控えている。
まあこのことからわかるように私の魔力は規格外だ。
基本的に人間は空気中の魔力を感じることはできない。相当強い冒険者や騎士ほどになると見えてくるとか言われているが、この地にそのレベルの人はいなかった。
でも神様曰く、多分あのギルド長は私の膨大な魔力を多少なりとも感じていただろうと言っていた。
で、この世界の人間の一般的な魔力量が500程度で、これくらいの魔力の人は魔導士などは目指さずに、日常の生活魔法を使う程度にとどめているらしい。
魔力が0になると体は動かなくなり、回復するまでに相当な時間を有するようだ。
そして魔力量が1000を超えたあたりから魔導士を目指し始める人が出てくる。
これは10人に1人くらいと言われていて、そう考えると結構多いかもしれない。
でだ、2000を超えると国にやとわれて魔法を使ういわば国家魔導士を目指せるといわれている。
この国の筆頭魔導士の魔力量が5237で観測史上過去最高に高かったらしい。今は2番目になってしまったが。
では私はいくつか。
魔力量7,827,358,672。表記を変えると78億2735万8672だ。
神様曰く、今非常に面白いことになっている。これを明かしたら面白みが半減されるから明かさない。2週間後が楽しみだ。
だそうだ。
絶対私の身に何か起こるのだろうな。
私はとにかく魔力量が多いので、初級魔法でも筆頭魔導士の上級魔法の威力を超えるだろうと神様は言っていた。
そして、これは水晶に現れないのだが身体能力も私はとてつもないことになっていて、多分筆頭騎士になれるといわれた。
私は剣術なんてやったことないので戦えないだろうといったのだが、そこらへんは調べたところ前の世界の神様がいろいろいじってできるようになっているらしい。
何やっとるんじゃほんまに……。
39
お気に入りに追加
2,704
あなたにおすすめの小説
25歳のオタク女子は、異世界でスローライフを送りたい
こばやん2号
ファンタジー
とある会社に勤める25歳のOL重御寺姫(じゅうおんじひめ)は、漫画やアニメが大好きなオタク女子である。
社員旅行の最中謎の光を発見した姫は、気付けば異世界に来てしまっていた。
頭の中で妄想していたことが現実に起こってしまったことに最初は戸惑う姫だったが、自身の知識と持ち前の性格でなんとか異世界を生きていこうと奮闘する。
オタク女子による異世界生活が今ここに始まる。
※この小説は【アルファポリス】及び【小説家になろう】の同時配信で投稿しています。
突然だけど、空間魔法を頼りに生き延びます
ももがぶ
ファンタジー
俺、空田広志(そらたひろし)23歳。
何故だか気が付けば、見も知らぬ世界に立っていた。
何故、そんなことが分かるかと言えば、自分の目の前には木の棒……棍棒だろうか、それを握りしめた緑色の醜悪な小人っぽい何か三体に囲まれていたからだ。
それに俺は少し前までコンビニに立ち寄っていたのだから、こんな何もない平原であるハズがない。
そして振り返ってもさっきまでいたはずのコンビニも見えないし、建物どころかアスファルトの道路も街灯も何も見えない。
見えるのは俺を取り囲む醜悪な小人三体と、遠くに森の様な木々が見えるだけだ。
「えっと、とりあえずどうにかしないと多分……死んじゃうよね。でも、どうすれば?」
にじり寄ってくる三体の何かを警戒しながら、どうにかこの場を切り抜けたいと考えるが、手元には武器になりそうな物はなく、持っているコンビニの袋の中は発泡酒三本とツナマヨと梅干しのおにぎり、後はポテサラだけだ。
「こりゃ、詰みだな」と思っていると「待てよ、ここが異世界なら……」とある期待が沸き上がる。
「何もしないよりは……」と考え「ステータス!」と呟けば、目の前に半透明のボードが現れ、そこには自分の名前と性別、年齢、HPなどが表記され、最後には『空間魔法Lv1』『次元の隙間からこぼれ落ちた者』と記載されていた。
異世界に転生!堪能させて頂きます
葵沙良
ファンタジー
遠宮 鈴霞(とおみやりんか)28歳。
大手企業の庶務課に勤める普通のOL。
今日は何時もの残業が無く、定時で帰宅途中の交差点そばのバス停で事件は起きた━━━━。
ハンドルを切り損なった車が、高校生3人と鈴霞のいるバス停に突っ込んできたのだ!
死んだと思ったのに、目を覚ました場所は白い空間。
女神様から、地球の輪廻に戻るか異世界アークスライドへ転生するか聞かれたのだった。
「せっかくの異世界、チャンスが有るなら行きますとも!堪能させて頂きます♪」
笑いあり涙あり?シリアスあり。トラブルに巻き込まれたり⁉
鈴霞にとって楽しい異世界ライフになるのか⁉
趣味の域で書いておりますので、雑な部分があるかも知れませんが、楽しく読んで頂けたら嬉しいです。戦闘シーンも出来るだけ頑張って書いていきたいと思います。
こちらは《改訂版》です。現在、加筆・修正を大幅に行っています。なので、不定期投稿です。
何の予告もなく修正等行う場合が有りますので、ご容赦下さいm(__)m
死霊王は異世界を蹂躙する~転移したあと処刑された俺、アンデッドとなり全てに復讐する~
未来人A
ファンタジー
主人公、田宮シンジは妹のアカネ、弟のアオバと共に異世界に転移した。
待っていたのは皇帝の命令で即刻処刑されるという、理不尽な仕打ち。
シンジはアンデッドを自分の配下にし、従わせることの出来る『死霊王』というスキルを死後開花させる。
アンデッドとなったシンジは自分とアカネ、アオバを殺した帝国へ復讐を誓う。
死霊王のスキルを駆使して徐々に配下を増やし、アンデッドの軍団を作り上げていく。
転移ですか!? どうせなら、便利に楽させて! ~役立ち少女の異世界ライフ~
ままるり
ファンタジー
女子高生、美咲瑠璃(みさきるり)は、気がつくと泉の前にたたずんでいた。
あれ? 朝学校に行こうって玄関を出たはずなのに……。
現れた女神は言う。
「あなたは、異世界に飛んできました」
……え? 帰してください。私、勇者とか聖女とか興味ないですから……。
帰還の方法がないことを知り、女神に願う。
……分かりました。私はこの世界で生きていきます。
でも、戦いたくないからチカラとかいらない。
『どうせなら便利に楽させて!』
実はチートな自称普通の少女が、周りを幸せに、いや、巻き込みながら成長していく冒険ストーリー。
便利に生きるためなら自重しない。
令嬢の想いも、王女のわがままも、剣と魔法と、現代知識で無自覚に解決!!
「あなたのお役に立てましたか?」
「そうですわね。……でも、あなたやり過ぎですわ……」
※R15は保険です。
※小説家になろう様、カクヨム様でも連載しております。
異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる