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chapter7:become a teacher
天使降臨 その2
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空から降り注ぐ雨は周囲の火を消していくも、モレクは依然としてその勢い余る炎が消える事がないわ。
でも雨のお陰でそれ以上火災の影響は無くなったし、他の人に燃え移ってもすぐ消火される、ただ直接触れるならきっと大火傷しそうだから距離をとりながらジョナサンと一緒になって氷の槍の術式で対抗している。
大量の氷の槍を生じさせてはモレクにぶつける、すぐに溶けて消えてしまうけれど、一応炎の威力が落ちて来ている様子だから効いているはず。
このまま炎の威力が落ちて来た隙を見計らってモレクを砕く、と2人に打ち合わせているから。
私達に燃える拳で攻撃を仕掛けようとすると全てマキシムさんが大剣で弾き返してくれるからできる作戦でもある。
「アルカンタル公爵家のバレンティナ様!我々も加勢いたします!」
「ありがとう!お願い、氷の壁を作って動きを狭めて!」
私はウルムの高位貴族で臣民を守る義務もあるから私の名前を使っていい、と異端審問官にお願いして呼んでいたウルムの軍人達も到着して私達に加勢してモレクを囲い集中し氷の壁を展開させる。
「マキシムさん!一旦下がって!」
「ああ!」
マキシムさんが一旦モレクから距離を取ったと同時に大量の氷の壁が生成される。
モレクを封じ込める様に囲った氷の壁を維持させ、マキシムさんを一時的に休ませる為に、1人で守りを続けるのは大変だもの。
「マキシム!ポーション!」
「悪いな!」
疲れが出ていたマキシムさんにジョナサンが特製ポーションを渡すと兜のバイザーを上げてそのまま飲み干す、相当暑かったのか大汗をかいてるわね。
「ジョナサン、悪いが鎧と剣に氷の術式を更に付与してくれるか?奴の近くがとてつもなく熱いんでな」
「ああ、今度は俺が代わりに前線に立とうか?」
ジョナサンはマキシムさんの鎧に術式を付与させながらマキシムさんに尋ねるわ。
「いいやお前はバレンティナ嬢と一緒になってモレクに氷の槍を喰らわせてくれ、威力の高い術式を組めるのは今の時点だとお前たち2人だけだし、そうなる時はお前とバレンティナ嬢が残った場合だけだ...守りは俺に任せておけ」
「...わかった」
そんな会話をしている合間に氷の壁が破壊されていく。
モレクがまた拳を振り下ろして私たち目掛けて攻撃を仕掛けてようとする。
「...さぁてまた俺の出番か」
そう言ってマキシムさんはバイザーを下げてから大剣を片手にまた前線に戻り、その攻撃を跳ね返す。
「さぁみなさんも半分は守りへ、残り半分は氷の槍での攻撃に集中して!」
空から降り注ぐ雨は周囲の火を消していくも、モレクは依然としてその勢い余る炎が消える事がないわ。
でも雨のお陰でそれ以上火災の影響は無くなったし、他の人に燃え移ってもすぐ消火される、ただ直接触れるならきっと大火傷しそうだから距離をとりながらジョナサンと一緒になって氷の槍の術式で対抗している。
大量の氷の槍を生じさせてはモレクにぶつける、すぐに溶けて消えてしまうけれど、一応炎の威力が落ちて来ている様子だから効いているはず。
このまま炎の威力が落ちて来た隙を見計らってモレクを砕く、と2人に打ち合わせているから。
私達に燃える拳で攻撃を仕掛けようとすると全てマキシムさんが大剣で弾き返してくれるからできる作戦でもある。
「アルカンタル公爵家のバレンティナ様!我々も加勢いたします!」
「ありがとう!お願い、氷の壁を作って動きを狭めて!」
私はウルムの高位貴族で臣民を守る義務もあるから私の名前を使っていい、と異端審問官にお願いして呼んでいたウルムの軍人達も到着して私達に加勢してモレクを囲い集中し氷の壁を展開させる。
「マキシムさん!一旦下がって!」
「ああ!」
マキシムさんが一旦モレクから距離を取ったと同時に大量の氷の壁が生成される。
モレクを封じ込める様に囲った氷の壁を維持させ、マキシムさんを一時的に休ませる為に、1人で守りを続けるのは大変だもの。
「マキシム!ポーション!」
「悪いな!」
疲れが出ていたマキシムさんにジョナサンが特製ポーションを渡すと兜のバイザーを上げてそのまま飲み干す、相当暑かったのか大汗をかいてるわね。
「ジョナサン、悪いが鎧と剣に氷の術式を更に付与してくれるか?奴の近くがとてつもなく熱いんでな」
「ああ、今度は俺が代わりに前線に立とうか?」
ジョナサンはマキシムさんの鎧に術式を付与させながらマキシムさんに尋ねるわ。
「いいやお前はバレンティナ嬢と一緒になってモレクに氷の槍を喰らわせてくれ、威力の高い術式を組めるのは今の時点だとお前たち2人だけだし、そうなる時はお前とバレンティナ嬢が残った場合だけだ...守りは俺に任せておけ」
「...わかった」
そんな会話をしている合間に氷の壁が破壊されていく。
モレクがまた拳を振り下ろして私たち目掛けて攻撃を仕掛けてようとする。
「...さぁてまた俺の出番か」
そう言ってマキシムさんはバイザーを下げてから大剣を片手にまた前線に戻り、その攻撃を跳ね返す。
「さぁみなさんも半分は守りへ、残り半分は氷の槍での攻撃に集中して!」
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