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chapter7:become a teacher
古い夢3 その6
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「なんかまだ引っかかる事でもあるのか?」
「ジョナサンやマキシムの実力を疑う訳じゃないですが、心配はありますよ...それにサミュエルもいないですし」
「...確かにそうかもだけど、俺もエステル様と同じく思ってるからしばらくは戦闘に出ない方が良い、無茶して先生を悲しませんなよ?」
そう言われるとディビッドは何も言えなくなる、自分の為にバレンティナを悲しませる事が何よりも苦しい事を知ってしまったからだ。
「あんまり無理はしないで下さいよ、マキシムもですがジョナサンは普段は頭は良いし冷静なのに、たまに頭に血が上ると脳筋になって直接物理に走る時があるんですから」
「う...うーん...」
少し痛い所を突かれるジョナサン。
実は作戦でちゃんと後方型で戦ったり補助する様に、とディビッドとマキシムに散々言われていたのだ。
直近だとバビロン戦で効率重視で途中術式を無効化させる式を付与した札を使わずに、直接自分の拳に付与させて物理的に殴りながら消した件を後で二人に咎められたのだ。
それはジョナサンの身を考えてもあるが、ジョナサンが死ぬ事によって悪魔の贄になる可能性を減らす面もあってだ...そしてそれをエステルが目の前で贄になった時十分に理解をしてるのにだ。
食事を終わらせて食器を片付けようとするといつの間にか使用人達が勝手に持っていってあっという間に洗われてしまう事にやや不満げな顔をするディビッド。
基本何もない時は食事や食器の片付けなどは自分でやりたいのだが、発作の件で倒れて以降使用人達が過保護とも思える程に手を出してくるからだ。
「みんな過保護ですよねぇ...こんな姿サミュエルに見られたら何を言われるか...」
「それこそ仕方ねぇよ...みーんな心配してるんだよ、お前の事をさぁ、こんな時は甘えておけよ...あちち」
使用人がお茶を出すので冷めないうちにとジョナサンは飲むも思ったより熱かったのか顰めっ面で舌を出す。
「あはは」
そんなジョナサンを見てディビッドは笑いながらコップに水を汲んできて渡す。
随分成長したとは言え、ディビッドの中ではまだジョナサンは子供のままなイメージがあるのか、手助けしてあげたくなる所があるのはディビッドが自身が『兄』と言う存在に憧れがあるせいだ。
ただ当の本人は根が末っ子気質でそれを利用していた所もあるから、サミュエルに『甘ったれ』と揶揄されるのだが。
水で舌を冷やす姿を微笑むように見つめるディビッドに眉をひそめるジョナサン。
「にゃんだよ...気持ちわるいにゃ...」
「あはは」
舌を火傷したジョナサンの舌足らずっぽい話し方にディビッドは笑うのだった。
「ジョナサンやマキシムの実力を疑う訳じゃないですが、心配はありますよ...それにサミュエルもいないですし」
「...確かにそうかもだけど、俺もエステル様と同じく思ってるからしばらくは戦闘に出ない方が良い、無茶して先生を悲しませんなよ?」
そう言われるとディビッドは何も言えなくなる、自分の為にバレンティナを悲しませる事が何よりも苦しい事を知ってしまったからだ。
「あんまり無理はしないで下さいよ、マキシムもですがジョナサンは普段は頭は良いし冷静なのに、たまに頭に血が上ると脳筋になって直接物理に走る時があるんですから」
「う...うーん...」
少し痛い所を突かれるジョナサン。
実は作戦でちゃんと後方型で戦ったり補助する様に、とディビッドとマキシムに散々言われていたのだ。
直近だとバビロン戦で効率重視で途中術式を無効化させる式を付与した札を使わずに、直接自分の拳に付与させて物理的に殴りながら消した件を後で二人に咎められたのだ。
それはジョナサンの身を考えてもあるが、ジョナサンが死ぬ事によって悪魔の贄になる可能性を減らす面もあってだ...そしてそれをエステルが目の前で贄になった時十分に理解をしてるのにだ。
食事を終わらせて食器を片付けようとするといつの間にか使用人達が勝手に持っていってあっという間に洗われてしまう事にやや不満げな顔をするディビッド。
基本何もない時は食事や食器の片付けなどは自分でやりたいのだが、発作の件で倒れて以降使用人達が過保護とも思える程に手を出してくるからだ。
「みんな過保護ですよねぇ...こんな姿サミュエルに見られたら何を言われるか...」
「それこそ仕方ねぇよ...みーんな心配してるんだよ、お前の事をさぁ、こんな時は甘えておけよ...あちち」
使用人がお茶を出すので冷めないうちにとジョナサンは飲むも思ったより熱かったのか顰めっ面で舌を出す。
「あはは」
そんなジョナサンを見てディビッドは笑いながらコップに水を汲んできて渡す。
随分成長したとは言え、ディビッドの中ではまだジョナサンは子供のままなイメージがあるのか、手助けしてあげたくなる所があるのはディビッドが自身が『兄』と言う存在に憧れがあるせいだ。
ただ当の本人は根が末っ子気質でそれを利用していた所もあるから、サミュエルに『甘ったれ』と揶揄されるのだが。
水で舌を冷やす姿を微笑むように見つめるディビッドに眉をひそめるジョナサン。
「にゃんだよ...気持ちわるいにゃ...」
「あはは」
舌を火傷したジョナサンの舌足らずっぽい話し方にディビッドは笑うのだった。
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