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chapter7:become a teacher
一応復活したみたい その8
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「ザナージ大佐の息子がしつこい...」
試験前の休日、久々にジョナサンのウルム語の勉強を見る為にやって来たけど、ジョナサンが毎日の様にグラート生徒会長がウルムへの帰化を進めてくる事にウンザリししてるわ。
ジョナサンだいぶウルム語も上達したし、普通に話せるようになって来たから勉強はもう良さそうなんだけどね。
それにしてもジョナサンも生徒たちの保護とモレクの情報収集の為に集中したいだろうし。
「確かに帰化をあんなに薦めるのもねぇ...」
「先生何とか出来ないかなぁ...」
「うーん、なんならレナート先生を通して聞いてみるわ...ところでジョナサンが異端審問官って学校内でどこまでの人が知ってるの?」
「うーん...学園長クラスじゃ分からないかも...この学校に入るための推薦状の大元はきっとサヴェリオ国王配下の軍人だろうし...それこそディビッドに知らない所であれよあれよと決められてこんな感じだからさぁ...」
ジョナサンの知らない所で色々あるのねぇ。
「それにもうすぐある期末試験、上手いこと五位より下を狙わなきゃだし...うーん」
「どうして?」
ジョナサンなら簡単に一番狙えるのに???
「...王子誕生の式典に学生代表で参加させられそうになってるんだよ、エアヴァルド人の僕に...学年五位ならどんな身分でも強制参加...」
「別にいいじゃない?」
何がダメなのかしらねぇ?
「ダメに決まってるじゃん...前回のサヴェリオ国王の記念式典の件でまた悪魔に狙われたらって事でわざわざ警護の依頼が入ってるんだよ、ディビッドとマキシムと僕の三人とも指名して来たんだ...サヴェリオ国王陛下直々に...しかもわざわざ呼ばなきゃ良いのにちっちゃくなったエステル様呼び出してその護衛も兼ねて...」
面倒臭そうな顔をしながらジョナサンがぼやくわ。
「あらら...」
確かにそれじゃあ何とかしなきゃだわ!
「だから何とかして不自然なく成績を落とさなきゃなんだよ...やっぱり言語と実技かなぁ...先生前回の試験の成績一覧とか分からない???」
「うーん...私には試験の絡みの権限が無いのよね...」
「そうかぁ...」
ジョナサンは腕を組みながらため息を吐く。
「まぁ術式の実技で私が受けたウルムの中等学校時点でどんな試験だったかくらいは教えられるけど...基本的な指導要項ってそんな変わらないとは思うから」
「え!ほんと???」
「基本その子の潜在能力は問わないで正しい方法で術式を発動させる事をきっちり見せる事が重要なのよ、術式での対戦自体は二年生からだし...で確か一年生の秋当たりだと型通りに初歩の術式を組んで発動させる事がメインだから...」
とジョナサンにその話をすると、ノートにメモを取り始める。
試験前の休日、久々にジョナサンのウルム語の勉強を見る為にやって来たけど、ジョナサンが毎日の様にグラート生徒会長がウルムへの帰化を進めてくる事にウンザリししてるわ。
ジョナサンだいぶウルム語も上達したし、普通に話せるようになって来たから勉強はもう良さそうなんだけどね。
それにしてもジョナサンも生徒たちの保護とモレクの情報収集の為に集中したいだろうし。
「確かに帰化をあんなに薦めるのもねぇ...」
「先生何とか出来ないかなぁ...」
「うーん、なんならレナート先生を通して聞いてみるわ...ところでジョナサンが異端審問官って学校内でどこまでの人が知ってるの?」
「うーん...学園長クラスじゃ分からないかも...この学校に入るための推薦状の大元はきっとサヴェリオ国王配下の軍人だろうし...それこそディビッドに知らない所であれよあれよと決められてこんな感じだからさぁ...」
ジョナサンの知らない所で色々あるのねぇ。
「それにもうすぐある期末試験、上手いこと五位より下を狙わなきゃだし...うーん」
「どうして?」
ジョナサンなら簡単に一番狙えるのに???
「...王子誕生の式典に学生代表で参加させられそうになってるんだよ、エアヴァルド人の僕に...学年五位ならどんな身分でも強制参加...」
「別にいいじゃない?」
何がダメなのかしらねぇ?
「ダメに決まってるじゃん...前回のサヴェリオ国王の記念式典の件でまた悪魔に狙われたらって事でわざわざ警護の依頼が入ってるんだよ、ディビッドとマキシムと僕の三人とも指名して来たんだ...サヴェリオ国王陛下直々に...しかもわざわざ呼ばなきゃ良いのにちっちゃくなったエステル様呼び出してその護衛も兼ねて...」
面倒臭そうな顔をしながらジョナサンがぼやくわ。
「あらら...」
確かにそれじゃあ何とかしなきゃだわ!
「だから何とかして不自然なく成績を落とさなきゃなんだよ...やっぱり言語と実技かなぁ...先生前回の試験の成績一覧とか分からない???」
「うーん...私には試験の絡みの権限が無いのよね...」
「そうかぁ...」
ジョナサンは腕を組みながらため息を吐く。
「まぁ術式の実技で私が受けたウルムの中等学校時点でどんな試験だったかくらいは教えられるけど...基本的な指導要項ってそんな変わらないとは思うから」
「え!ほんと???」
「基本その子の潜在能力は問わないで正しい方法で術式を発動させる事をきっちり見せる事が重要なのよ、術式での対戦自体は二年生からだし...で確か一年生の秋当たりだと型通りに初歩の術式を組んで発動させる事がメインだから...」
とジョナサンにその話をすると、ノートにメモを取り始める。
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