銭ゲバ令嬢なまぐさ司祭に溺愛される【R18】

chapter7:become a teacher

一応復活したみたい その6

今日は朝から何故か色々トラブルがあってお昼を準備出来ずで仕方なく学食でお昼を頂く為に向かう。

「それにしても何で卵やサンドイッチ用のパンが無くなっちゃったのかしらねぇ...」

朝早く起きてサンドイッチを作ろうと思ったら、メイド達が全部使い切ったってオロオロしてたけど、最近みんな疲れてるのかしらねぇ...そのうちメイドみんなに慰労の為にお休みさせなきゃ、あとでピエトロに相談しておきましょ。

学食に着くと何だかキャアキャア女の子が...まさか！

「あ...先生来てたんだ...」

「あら？ジョナサンも学食に？？？」

ジョナサンもお昼を準備しなかったのか学食へ来たのかしら？？？

「うん、あいつが復帰したのがちょっと心配で...」

「やっぱり...」

ジョナサンと一緒の受け取り口に目をやるとディビッドが女の子達に食事を乗せたランチプレートを渡してるわ...ああ、確かに間近で渡してくれるのだもの、女の子達がキャアキャア言うに決まってるわね...うん。

「何だか元気そうねぇ...それにしてもとんでもなく人気者よねぇ...」

「先生、もしかして嫉妬？？？」

「違うわよ...流石に子供相手にそんな感情は持たないわよ...」

そんな話をしていると、どうやらディビッドがこちらに気がついたのか、仕事を放棄してやってくるわ！

「ティナ～来てくれたんですね！！！」

「ち！ちょっと！！！」

不味い！親しい間柄ってバレると不味いわ！！！

「さぁさぁティナにもとっておきのランチ用意してるんで、楽しみにして下さい！！」

と何とも能天気にそんな事言って...周りの女の子がじっとこっちを見てるじゃないの？？？

「...ねぇ、もしかしてアネリ先生って...」

「ちょっと見覚えあるんだけど...あ！」

「そうよ！髪は短くなってるけどディビッドさんの妹さんで一度ウェイトレスをお店でやってた子だわ！道理でアネリ先生って美人だと思ってたのよね！」

「へ？？？」

まぁ！まさか一度だけジョナサンの為にあのウェイトレス姿をしていた事を知ってた子がいるなんて？？？

こうなったらその設定また使わせて貰うしか！

「もう！お兄ちゃんったら恥ずかしいんだから！！！」

「うっ！ティナがお兄ちゃんって言ってくれるなんて！」

胸を押さえながら悶絶しそうなディビッド...ううっ...甘えたがりの癖に何故か妹属性好きとか厄介な性癖を再度くすぐる事になるなんて、でもここはもうこの設定で乗り切らなきゃだわ！