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chapter7:become a teacher
私が教師だなんて! その7
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ー
午後の授業...ジョナサンがいるクラスでの授業。
なんと言うか気まずい...ジョナサンは賢者の称号持ちでかつ四大系統マスターだから、こう言う初歩的な話なんて絶対つまらないだろうからね。
でも結構真面目に授業を受けてるのよねぇ、きっちりノート取ってるし居眠りしないし...それこそ本当に真面目な生徒を演じているって証拠なのかしらねぇ。
ー
「ジョナサンは真面目ねぇ、さっきの授業分かりきってる事なのにしっかり授業受けてるもの」
「先生の話は分かりやすいし、結構発見もあるから興味深いよ?」
「そう?」
「うん、それこそそのまま先生やればいいんじゃねぇかってくらい、言語だけじゃなくて術式学にもしっかり教えられるしすごいよ」
「そう、嬉しい事言ってくれるじゃない」
「まぁあいつが許しちゃあくれなさそうだけど...あとさ...」
「何?」
「なんか先生にあいつ以外のうっすら別の男の気が纏ってるんだけどなんかあった?」
「え?」
そう言われて頭を巡らすと例のイシドロ先生の事を思い出す。
「そうねぇ...やたらと構ってくる教師がいるから...」
「気をつけた方がいいなぁ...ディビッドは気を読む事は出来ないけどそんな風に纏わせようとする奴を絶対あいつ許さないと思うから」
「一応付き合ってる人はいるって言ってるんだけど、なかなかしつこいのよ」
「しつこい???うーん...先生は変な奴に好かれる傾向があるんかなぁ...」
「変って...」
「最たるのがあいつ、ディビッドだよ...」
「うっ...そうね...」
「ただ元々先生は赤宿しだから髪色はともかくその瞳で狙われやすい事は自覚した方がいいと思う、特にこの学校関係者ならさ」
「え?」
「だってここ国家主導の術士の養成施設だろ?教師達だってそうだし生徒も全員エリート目指して虎視眈々としてるじゃん」
「確かにそう言う面もあるかもだけど、そんな感じなの???」
「気づかねぇのか...ウルムって言う国の考えなんかなぁ...ある意味ウルムは術士至上主義で平民でもそれなりな術士になれば簡単に爵位を得られるし、産まれた子供も術士の能力持ちで三代も続けばそのまま貴族になれるだろうしな」
「そうよねぇ...でもうちはパパやお兄様には術士の能力が無いけど高位貴族よ?」
確かに術士は優先されるけど、うちみたいな術士があまり産まれてこない高位貴族だっているしね。
「うーん...ベルガモの土地柄や歴史もあるかもだけど、アルカンタルの家系はある意味特別...術士として最強格のウルムの王族に対抗出来る唯一みたいなもんだから...」
「?」
「術士にとって術がほとんど効かねぇなんてどれだけ恐ろしい事か...そんでもって死をも恐れない怒り狂う戦士だぜ?あんなのにやられたら一溜まりもない...」
ジョナサンが変な事を言ってるわ。
「???シルヴィオお兄様は見た目が怖いけど優しいしパパはあんなポンコツよ???」
そうそう、お兄様は見た目や物言いはともかくお友達も多いし人情溢れる優しい人よ?
まぁ怒らせると『イオーゼ海の魚の餌にしてやる』って脅したりするし悪党にはバールのようなものを振り回す事もあるけど本物の武器で暴れる訳じゃないし、パパなんてあんなゆるふわ系で人に騙されまくりなポンコツよ???
「え...まさか気づいてない系???」
ジョナサンが呆れたような顔をするわ。
「む!お兄様やパパに失礼よ!」
「...うーんまさかの認識のズレが...いやしかし知らない方が幸せなのかも...」
ジョナサンが小声で何だかぶつくさ言ってるわ、全く失礼ねぇ。
「まぁ...それはともかく先生はそう言う連中に目をつけられやすい、ぶっちゃけ結婚相手と言う意味合いで、だから気をつけて」
と言い残すジョナサン、まぁ確かに気をつけた方がいいわよね、うん。
午後の授業...ジョナサンがいるクラスでの授業。
なんと言うか気まずい...ジョナサンは賢者の称号持ちでかつ四大系統マスターだから、こう言う初歩的な話なんて絶対つまらないだろうからね。
でも結構真面目に授業を受けてるのよねぇ、きっちりノート取ってるし居眠りしないし...それこそ本当に真面目な生徒を演じているって証拠なのかしらねぇ。
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「ジョナサンは真面目ねぇ、さっきの授業分かりきってる事なのにしっかり授業受けてるもの」
「先生の話は分かりやすいし、結構発見もあるから興味深いよ?」
「そう?」
「うん、それこそそのまま先生やればいいんじゃねぇかってくらい、言語だけじゃなくて術式学にもしっかり教えられるしすごいよ」
「そう、嬉しい事言ってくれるじゃない」
「まぁあいつが許しちゃあくれなさそうだけど...あとさ...」
「何?」
「なんか先生にあいつ以外のうっすら別の男の気が纏ってるんだけどなんかあった?」
「え?」
そう言われて頭を巡らすと例のイシドロ先生の事を思い出す。
「そうねぇ...やたらと構ってくる教師がいるから...」
「気をつけた方がいいなぁ...ディビッドは気を読む事は出来ないけどそんな風に纏わせようとする奴を絶対あいつ許さないと思うから」
「一応付き合ってる人はいるって言ってるんだけど、なかなかしつこいのよ」
「しつこい???うーん...先生は変な奴に好かれる傾向があるんかなぁ...」
「変って...」
「最たるのがあいつ、ディビッドだよ...」
「うっ...そうね...」
「ただ元々先生は赤宿しだから髪色はともかくその瞳で狙われやすい事は自覚した方がいいと思う、特にこの学校関係者ならさ」
「え?」
「だってここ国家主導の術士の養成施設だろ?教師達だってそうだし生徒も全員エリート目指して虎視眈々としてるじゃん」
「確かにそう言う面もあるかもだけど、そんな感じなの???」
「気づかねぇのか...ウルムって言う国の考えなんかなぁ...ある意味ウルムは術士至上主義で平民でもそれなりな術士になれば簡単に爵位を得られるし、産まれた子供も術士の能力持ちで三代も続けばそのまま貴族になれるだろうしな」
「そうよねぇ...でもうちはパパやお兄様には術士の能力が無いけど高位貴族よ?」
確かに術士は優先されるけど、うちみたいな術士があまり産まれてこない高位貴族だっているしね。
「うーん...ベルガモの土地柄や歴史もあるかもだけど、アルカンタルの家系はある意味特別...術士として最強格のウルムの王族に対抗出来る唯一みたいなもんだから...」
「?」
「術士にとって術がほとんど効かねぇなんてどれだけ恐ろしい事か...そんでもって死をも恐れない怒り狂う戦士だぜ?あんなのにやられたら一溜まりもない...」
ジョナサンが変な事を言ってるわ。
「???シルヴィオお兄様は見た目が怖いけど優しいしパパはあんなポンコツよ???」
そうそう、お兄様は見た目や物言いはともかくお友達も多いし人情溢れる優しい人よ?
まぁ怒らせると『イオーゼ海の魚の餌にしてやる』って脅したりするし悪党にはバールのようなものを振り回す事もあるけど本物の武器で暴れる訳じゃないし、パパなんてあんなゆるふわ系で人に騙されまくりなポンコツよ???
「え...まさか気づいてない系???」
ジョナサンが呆れたような顔をするわ。
「む!お兄様やパパに失礼よ!」
「...うーんまさかの認識のズレが...いやしかし知らない方が幸せなのかも...」
ジョナサンが小声で何だかぶつくさ言ってるわ、全く失礼ねぇ。
「まぁ...それはともかく先生はそう言う連中に目をつけられやすい、ぶっちゃけ結婚相手と言う意味合いで、だから気をつけて」
と言い残すジョナサン、まぁ確かに気をつけた方がいいわよね、うん。
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