銭ゲバ令嬢なまぐさ司祭に溺愛される【R18】

chapter6:Be baptized

またいつか会えるっすから！ その1

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※エステル様視点なので一応略名のおさらい。
サム＝サミュエル
ディブ＝ディビッド
ジョニー＝ジョナサン
ちなみにマキシムはマキシムのまま。
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うーん...確かリュシフェルに槍で刺されて死んだ筈なのに、ヘルムートおじ様の屋敷の天井が見えるわねぇ...

しかもこのベッドの微妙な硬さもなじみがあるわねぇ。

「あっ！！！！」

あら？ティナちゃんが居るわ、しかも髪を肩まで切っちゃって？？？

しかもティナちゃんだけじゃない、おじ様にディブにマキシムにジョニーにパーヴェル君もみんな私を見てるわね、もしかして殺されたのってただの悪夢なだけだったのかしら？？？

でもみんななんだか泣きそうな顔をしてるわねぇ。

「どうしたのよみんな？ティナちゃん、パーヴェル君そんな顔しないで、それにディブも...」

そんな事を言うと更にみんなが泣きだすわ。

「姉上...姉上なんですね」

「エステルお姉様」

「エステルさまぁ...」

手を繋いだりしてみんな泣きながら喜んでくれてるけど何があったのかしらねぇ。

「一体どうしたのよ...あれ？？？」

そういえばみんななんだかティナちゃんの手が大きいんだけど...あれ？私の手の方が小さくなってる？？？？

身体を起こして周囲を見回す...全体がなんだか大きくなっている？？？？

「もしかしたらエステル...自分の姿がどうなっているかわからないのか？？？」

おじ様が使用人に指示して鏡を持ってくる様に促す。

「その昔、12番目の預言者が悪魔ダガンを倒した後に受肉された人物が助かった時に姿が変わる事があった記述があるけれど...」

ジョニーがぶつぶつそんな事を言い出す。

使用人が手鏡を持ってきたから自分の姿を映し出す...

「は...何？？？？まさか...」

そこに写っているのは黒いおかっぱ頭にディビッドに似た紫色の瞳の10歳くらいの女の子...でもその顔立ちは良く知っているわ...だって私の子供の頃の顔そのものなんだもの！

「ぎゃあああああ！！！！！若返ってる！！！！」

「姉上！！！」

「エステルお姉様ぁ！」

「エステル様！！！」

子供の姿の自分にショックで頭が真っ白に...なんだかみんながまた騒ぎ出してるけれど...うーん...ばたり。

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