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chapter6:Be baptized
今日はおめでたい日だからね! その3
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『旅には多少のアクシデントはつきものだし、それが良い思い出にもなるよ...まぁ子供が産まれたり育てたりしなきゃならない時はバーレや君の実家のベルガモでゆっくりすればいい』
「子供!」
『何びっくりしてるんだか...あれだけイチャイチャしてていつかは産まれてくるでしょ?呪いも解けたし洗礼も受けたから時期が来れば必ず産まれてくるよ』
「でも結婚もしてないし...」
『まぁ契り印があるから神の目から見れば結婚したも同然とは言え、見える形で式は上げた方が外聞としてはねぇ、特に君は貴族の子女な訳だし、それに『白の射手』自体は結婚したがってるみたいだからあとは君次第じゃない?』
「それは分かってるし、ディビッド以外考えられないのもそうだけどね」
『まぁ悩むよねぇ、まだ君18歳なのに急に結婚だの子供だの言われて戸惑うしねぇ~貴族の世界で育ったって言っても、その気持ちはわからなくも無いよ~私も逃げたクチだから』
「逃げた...って...それにしても結局貴女はどっちを薦めてるのかわからないわねぇ」
『うーん私は選択肢を提示してるだけだよ、早々に結婚するのも良し、自由を求めて1人旅も良し...旅自体しないも良しだし...まぁ選んだ結果で幸不幸が左右されちゃうけどね...』
「ならみんなが幸せになれる選択肢を選びたいわ...」
パパやお兄様やエステルお姉様やディビッド...みんなが不幸な目に遭わない選択肢を選びたいわ。
『なら神が望む選択肢を選ぶのが1番だよ、さっき見えた道を選ぶのがね』
「でも何で神は選ばせるの?」
『そりゃあ生きるもの全てに慈愛を持っているからだよ、自由な意志の無いものなんてロボット...じゃ分からないか...操り人形と変わらないじゃない、それこそものの使い方で良くも悪くも変わるようにね...』
と言ってナイフでアップルパイを再度切り分けるわ。
『このナイフだってこうやってお菓子を切り分ける為に使えば有用だけど、 人を刺して怪我させたり場合によっては命を落とす可能性もあるでしょ?』
「そうね」
『悪魔は元々天使だったのに、自由な意志を保つ故に本来持つべきでは無い欲を持ち悪魔となって堕ちたんだけれどね...でも自由な意志を持ってもそれに加担しない存在もいた事を考えれば悪く用いた方に問題があったって事なんだ...』
「神はそういう叛逆をしないように制限をかけなかったの?」
『それこそそんな制限かけたら自由な意志を持つ事ができない人形と変わらないじゃない』
「あ...」
『自由に選択できる事はとても大切な事なんだよ、それ故に私は因果を打ち破る事が出来たんだもの、そのお陰で家族を持ち血を繋ぐ事が出来るようになったんだもの』
と女の子は笑顔を見せる、すると女の子の後ろにいつの間にかいつもの鎧兜の神殿騎士...マキシって呼ばれる人物が佇んでるわ。
『もっと話をしたいのにもう時間みたいだね』
その事に気がついて女の子はそう話す。
「子供!」
『何びっくりしてるんだか...あれだけイチャイチャしてていつかは産まれてくるでしょ?呪いも解けたし洗礼も受けたから時期が来れば必ず産まれてくるよ』
「でも結婚もしてないし...」
『まぁ契り印があるから神の目から見れば結婚したも同然とは言え、見える形で式は上げた方が外聞としてはねぇ、特に君は貴族の子女な訳だし、それに『白の射手』自体は結婚したがってるみたいだからあとは君次第じゃない?』
「それは分かってるし、ディビッド以外考えられないのもそうだけどね」
『まぁ悩むよねぇ、まだ君18歳なのに急に結婚だの子供だの言われて戸惑うしねぇ~貴族の世界で育ったって言っても、その気持ちはわからなくも無いよ~私も逃げたクチだから』
「逃げた...って...それにしても結局貴女はどっちを薦めてるのかわからないわねぇ」
『うーん私は選択肢を提示してるだけだよ、早々に結婚するのも良し、自由を求めて1人旅も良し...旅自体しないも良しだし...まぁ選んだ結果で幸不幸が左右されちゃうけどね...』
「ならみんなが幸せになれる選択肢を選びたいわ...」
パパやお兄様やエステルお姉様やディビッド...みんなが不幸な目に遭わない選択肢を選びたいわ。
『なら神が望む選択肢を選ぶのが1番だよ、さっき見えた道を選ぶのがね』
「でも何で神は選ばせるの?」
『そりゃあ生きるもの全てに慈愛を持っているからだよ、自由な意志の無いものなんてロボット...じゃ分からないか...操り人形と変わらないじゃない、それこそものの使い方で良くも悪くも変わるようにね...』
と言ってナイフでアップルパイを再度切り分けるわ。
『このナイフだってこうやってお菓子を切り分ける為に使えば有用だけど、 人を刺して怪我させたり場合によっては命を落とす可能性もあるでしょ?』
「そうね」
『悪魔は元々天使だったのに、自由な意志を保つ故に本来持つべきでは無い欲を持ち悪魔となって堕ちたんだけれどね...でも自由な意志を持ってもそれに加担しない存在もいた事を考えれば悪く用いた方に問題があったって事なんだ...』
「神はそういう叛逆をしないように制限をかけなかったの?」
『それこそそんな制限かけたら自由な意志を持つ事ができない人形と変わらないじゃない』
「あ...」
『自由に選択できる事はとても大切な事なんだよ、それ故に私は因果を打ち破る事が出来たんだもの、そのお陰で家族を持ち血を繋ぐ事が出来るようになったんだもの』
と女の子は笑顔を見せる、すると女の子の後ろにいつの間にかいつもの鎧兜の神殿騎士...マキシって呼ばれる人物が佇んでるわ。
『もっと話をしたいのにもう時間みたいだね』
その事に気がついて女の子はそう話す。
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