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chapter6:Be baptized
聖地バーレ その6
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ヘルムート様のお屋敷は重厚な作りのお屋敷で、歴史を感じさせるわね。
ここにって割り当てられた部屋は煌びやかさは無いしシンプルだけど、綺麗に整えられているからすごく手入れはされているようね。
一応休んでいるけど、何だか自分の部屋じゃ無いからかしら落ち着かないわ。
それにしてもディビッドやエステルお姉様はまだ帰ってこないのかしら?
もうそろそろ夕食の時間よねぇ...一体どれだけ怒られているのかしら、法皇様って前にチラッと見たことあるけどとても優しそうなお爺様って感じなのに。
窓から外を見るともう空は暗いわ...
そんな事を窓を眺めながらぼんやり考えていたら急に何かがやって来たのか窓が真っ暗になっちゃった!
「きゃあ!」
ガタン!と窓が空いたと思ったらディビッドだわ!
「もう!驚かせないでよ!!!」
「あはは、すみません!誰にも邪魔されないでティナに会いたかったから」
「...仕方ないわねぇ」
窓から部屋に入ってくるディビッドに悪態をついちゃうけど、そのまま優しく抱きしめられるとなんだか許しちゃうのは私が甘いのかしら...
「ところで結構怒られたの?なかなか戻って来ないからどうしたのかって思ったわ」
「うーん、まぁ確かに小言はいつも多いお爺さんなんですよねぇ...叔父上みたいな雷は落とさないけどすごーく時間がかかるんですよねぇ、まぁ半分くらい聴いてないですけどね」
「反省してないのね」
「反省って???別にティナと離れたくないだけでついて来ただけですし、そもそも引き離そうとする方がですよ」
ディビッドは不思議そうに首を傾げるけど、こんな感じだから怒られるのよねぇ。
「でもいつかそう言う時だってある筈でしょ?」
そうよ、今みたいな悪魔を倒す事を続けるなら遠い場所へ行くことだってあり得る訳だし、私と離れるのが嫌で悪魔を倒しに行かないなんて論外だし!
「ええっ!まさか私と別れたいって!!!」
勘違い甚だしいこと言い出したわ!もう!
「そうじゃないわよ!もう!」
そう言ってディビッドの背中に手を回してぎゅっと抱き返す。
「...ディビッド、貴方見た目はともかくとしてもすごいエッチだしワガママでどうしようもない所も一杯あるけど、私は貴方じゃなきゃ嫌だもの」
「ティナ...」
そのまま抱きしめる腕を強めるディビッド...でも何だか手が下の方に、不埒にお尻を触り始めたわ!
「ダメよっもう!」
お尻を触る不埒な手を抓るわ!
「痛っ!えー数日お預けだったんですよ~」
「もう夕食の時間近いでしょ!」
日も暮れてきてるし夕食前なのよ!何言ってるのかしら!
「大丈夫ですよ~どうせ夕食の時間はいつもあと1時間くらい先ですからね」
「まさか今からエッチする気なの???」
ここにって割り当てられた部屋は煌びやかさは無いしシンプルだけど、綺麗に整えられているからすごく手入れはされているようね。
一応休んでいるけど、何だか自分の部屋じゃ無いからかしら落ち着かないわ。
それにしてもディビッドやエステルお姉様はまだ帰ってこないのかしら?
もうそろそろ夕食の時間よねぇ...一体どれだけ怒られているのかしら、法皇様って前にチラッと見たことあるけどとても優しそうなお爺様って感じなのに。
窓から外を見るともう空は暗いわ...
そんな事を窓を眺めながらぼんやり考えていたら急に何かがやって来たのか窓が真っ暗になっちゃった!
「きゃあ!」
ガタン!と窓が空いたと思ったらディビッドだわ!
「もう!驚かせないでよ!!!」
「あはは、すみません!誰にも邪魔されないでティナに会いたかったから」
「...仕方ないわねぇ」
窓から部屋に入ってくるディビッドに悪態をついちゃうけど、そのまま優しく抱きしめられるとなんだか許しちゃうのは私が甘いのかしら...
「ところで結構怒られたの?なかなか戻って来ないからどうしたのかって思ったわ」
「うーん、まぁ確かに小言はいつも多いお爺さんなんですよねぇ...叔父上みたいな雷は落とさないけどすごーく時間がかかるんですよねぇ、まぁ半分くらい聴いてないですけどね」
「反省してないのね」
「反省って???別にティナと離れたくないだけでついて来ただけですし、そもそも引き離そうとする方がですよ」
ディビッドは不思議そうに首を傾げるけど、こんな感じだから怒られるのよねぇ。
「でもいつかそう言う時だってある筈でしょ?」
そうよ、今みたいな悪魔を倒す事を続けるなら遠い場所へ行くことだってあり得る訳だし、私と離れるのが嫌で悪魔を倒しに行かないなんて論外だし!
「ええっ!まさか私と別れたいって!!!」
勘違い甚だしいこと言い出したわ!もう!
「そうじゃないわよ!もう!」
そう言ってディビッドの背中に手を回してぎゅっと抱き返す。
「...ディビッド、貴方見た目はともかくとしてもすごいエッチだしワガママでどうしようもない所も一杯あるけど、私は貴方じゃなきゃ嫌だもの」
「ティナ...」
そのまま抱きしめる腕を強めるディビッド...でも何だか手が下の方に、不埒にお尻を触り始めたわ!
「ダメよっもう!」
お尻を触る不埒な手を抓るわ!
「痛っ!えー数日お預けだったんですよ~」
「もう夕食の時間近いでしょ!」
日も暮れてきてるし夕食前なのよ!何言ってるのかしら!
「大丈夫ですよ~どうせ夕食の時間はいつもあと1時間くらい先ですからね」
「まさか今からエッチする気なの???」
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