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chapter5:Whereabouts of the curse
家族のカタチ その4
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『...時間だね、もっと長い時間が取れればいいのにね』
女の子が近づいてきてそう話す。
『ありがとうございます』
ママが女の子にお礼を言うわ。
「ママ」
『ティナちゃん...パパとシルヴィオにも元気でって伝えてね...じゃあね』
ママがぎゅっと抱きしめてくれる...そして消えていくわ。
『君のママはずっと囚われていたんだよ...これで解放されたんだ』
「...」
そう...ママが消えて『分かった』の...パパとママに何があったのかを...
『君に以前言ってたけど、呪いの原因になった人を恨まないでねって言ったよね』
やや心配そうに女の子がこっちを見てるわ。
「ママも関係してたのね...」
『そうだね生贄にされてね...ずっと君のパパと共に縛られてたみたいだ...呪いが打ち砕かれて解放されたんだよ』
「...恨む訳ないわ?だってみんな被害者だもの...」
そうよ、悪魔以外誰も悪くないもの...パパもママも思い合うからこその結果だから。
『悲しい?』
「うん...でも大丈夫...ずっとママはパパと一緒だったって事だもん...そして私やお兄様をずっと見ててくれたんだよ」
そう...ずっとママはパパの近くにいたんだもの。
『そうか...君は強いね』
女の子が頭を撫でてくれるわ。
「それにパパやお兄様にたくさんのお友達...そしてディビッドがいるから」
『そっか...』
「ありがとう...本当はこんな風に出来ないんでしょ?」
『うん...でも君は特別だからね』
「パパやお兄様にも合わせたかったわ」
きっと二人だってママに会いたかった筈だもの。
『...いつか会える時が来るよ...遠い将来だけど』
女の子がそう言っている内にいつも一緒にいる鎧兜の騎士が現れたわ、お迎えの時間なのね。
『そっか...こっちもどうやら時間だね、また近いうちに会う事になりそうだけどさ』
女の子は微笑みながら迎えに来た騎士方へ歩く。
『じゃあまたね...もし悲しくなったら彼に慰めて貰えば良いよ、それくらい夫になるなら出来るだろうしね』
そう言って手を振ってくれる。
「ええ、本当にありがとう!」
そう言って手を振りかえすと同時に目を覚ます。
「...あ...」
いつもの天井が見えるわ...私の部屋のベッドの上ね。
もうすぐ朝かしら、だんだん窓から見える空が明るくなってきてるわ...そう思って起きあがろうとするけどなんか抱きつかれてるせいで起き上がれないわ!
そんな事するのは一人だけ...もう!
女の子が近づいてきてそう話す。
『ありがとうございます』
ママが女の子にお礼を言うわ。
「ママ」
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ママがぎゅっと抱きしめてくれる...そして消えていくわ。
『君のママはずっと囚われていたんだよ...これで解放されたんだ』
「...」
そう...ママが消えて『分かった』の...パパとママに何があったのかを...
『君に以前言ってたけど、呪いの原因になった人を恨まないでねって言ったよね』
やや心配そうに女の子がこっちを見てるわ。
「ママも関係してたのね...」
『そうだね生贄にされてね...ずっと君のパパと共に縛られてたみたいだ...呪いが打ち砕かれて解放されたんだよ』
「...恨む訳ないわ?だってみんな被害者だもの...」
そうよ、悪魔以外誰も悪くないもの...パパもママも思い合うからこその結果だから。
『悲しい?』
「うん...でも大丈夫...ずっとママはパパと一緒だったって事だもん...そして私やお兄様をずっと見ててくれたんだよ」
そう...ずっとママはパパの近くにいたんだもの。
『そうか...君は強いね』
女の子が頭を撫でてくれるわ。
「それにパパやお兄様にたくさんのお友達...そしてディビッドがいるから」
『そっか...』
「ありがとう...本当はこんな風に出来ないんでしょ?」
『うん...でも君は特別だからね』
「パパやお兄様にも合わせたかったわ」
きっと二人だってママに会いたかった筈だもの。
『...いつか会える時が来るよ...遠い将来だけど』
女の子がそう言っている内にいつも一緒にいる鎧兜の騎士が現れたわ、お迎えの時間なのね。
『そっか...こっちもどうやら時間だね、また近いうちに会う事になりそうだけどさ』
女の子は微笑みながら迎えに来た騎士方へ歩く。
『じゃあまたね...もし悲しくなったら彼に慰めて貰えば良いよ、それくらい夫になるなら出来るだろうしね』
そう言って手を振ってくれる。
「ええ、本当にありがとう!」
そう言って手を振りかえすと同時に目を覚ます。
「...あ...」
いつもの天井が見えるわ...私の部屋のベッドの上ね。
もうすぐ朝かしら、だんだん窓から見える空が明るくなってきてるわ...そう思って起きあがろうとするけどなんか抱きつかれてるせいで起き上がれないわ!
そんな事するのは一人だけ...もう!
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