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chapter5:Whereabouts of the curse
家族のカタチ その3
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あれ、ここは夢の中かしら?草むらの真ん中で横になってるなんて。
周囲にはさまざまな矢車菊も咲いているわ。
『やぁ、久しぶりだね』
顔を覗き込む女の子の姿は私と同じくらいの年齢かしらね、私と同じ髪と瞳の持った子...きっと前に夢や私の身体に入ってきたあの女の子ね。
「前は小さい女の子だったのに」
『まぁ姿は何故かコロコロ変わっちゃうんだよね、確か前回は小さい子供の姿だったし』
とニッコリ笑う顔はディビッドやエステルお姉様によく似ているわね。
『君がしばらく『眠って』いる間に君に影響を及ぼす『呪い』が打ち砕かれたんだけどさ、どう?調子は』
「呪いが???でもどう?って言われても...」
『そっか...でもきっとすぐにわかるかもね』
「?」
『まぁ今日はね、君に会わせたい人がいるんだ』
そう言って手を伸ばされ、その手をとって起き上がる。
『さぁ、時間は有限なんだ...こっちに来て』
女の子が振り向いて声をかけるとそこには一人の女の人が立っていたわ。
「...ママ...」
無理矢理連れていかれてしまって、会いたくて泣いて叫んで、でも戻ってくる事が無かったママ。
ピンクに近い赤い髪とペパーミント色の瞳のママ、白くて長いロングのワンピースを着てる姿で此方を見ているわ。
『ティナちゃん』
「ママぁ...」
近寄って抱きつくとママは優しく抱きしめ返してくれる。
『ごめんね』
「ううん...だってパパがポンコツだったからだもん、ママが悪い訳じゃないの知ってるから...」
『でもパパを恨まないでね?パパはうっかり者でお人好しなだけだから』
「うん...」
『ずっと大変だったわよね?』
「でもお兄様が頑張ってくれたから大丈夫よ、しかもお兄様公爵になるの」
『シルヴィオはしっかり者だものね』
「あとね...ママ、私好きな人が出来たの...その内その人と結婚する事になるのよ」
『そうなの...ティナちゃんもうそんな年頃なのね』
「いつもニコニコしてて優しいしすごいカッコいいし強いしお菓子を作るのが上手なんだけど、いろいろしつこい所が玉に瑕なのよね...何だか流されて付き合ってる感じなのよ」
『ふふ、誰かさんにそっくりね...やっぱりティナちゃんはママの娘なのかしらね』
「???」
誰かさんって誰かしら?
「あ!ママから貰ったうさちゃん大切にしてるのよ!リボン代わりの組み紐も」
『そうなの、良かった!ティナちゃんはうさぎさんが大好きだものね』
ママが笑顔を見せる、あれ?だんだんママの姿が薄れてる様に見えるわ。
周囲にはさまざまな矢車菊も咲いているわ。
『やぁ、久しぶりだね』
顔を覗き込む女の子の姿は私と同じくらいの年齢かしらね、私と同じ髪と瞳の持った子...きっと前に夢や私の身体に入ってきたあの女の子ね。
「前は小さい女の子だったのに」
『まぁ姿は何故かコロコロ変わっちゃうんだよね、確か前回は小さい子供の姿だったし』
とニッコリ笑う顔はディビッドやエステルお姉様によく似ているわね。
『君がしばらく『眠って』いる間に君に影響を及ぼす『呪い』が打ち砕かれたんだけどさ、どう?調子は』
「呪いが???でもどう?って言われても...」
『そっか...でもきっとすぐにわかるかもね』
「?」
『まぁ今日はね、君に会わせたい人がいるんだ』
そう言って手を伸ばされ、その手をとって起き上がる。
『さぁ、時間は有限なんだ...こっちに来て』
女の子が振り向いて声をかけるとそこには一人の女の人が立っていたわ。
「...ママ...」
無理矢理連れていかれてしまって、会いたくて泣いて叫んで、でも戻ってくる事が無かったママ。
ピンクに近い赤い髪とペパーミント色の瞳のママ、白くて長いロングのワンピースを着てる姿で此方を見ているわ。
『ティナちゃん』
「ママぁ...」
近寄って抱きつくとママは優しく抱きしめ返してくれる。
『ごめんね』
「ううん...だってパパがポンコツだったからだもん、ママが悪い訳じゃないの知ってるから...」
『でもパパを恨まないでね?パパはうっかり者でお人好しなだけだから』
「うん...」
『ずっと大変だったわよね?』
「でもお兄様が頑張ってくれたから大丈夫よ、しかもお兄様公爵になるの」
『シルヴィオはしっかり者だものね』
「あとね...ママ、私好きな人が出来たの...その内その人と結婚する事になるのよ」
『そうなの...ティナちゃんもうそんな年頃なのね』
「いつもニコニコしてて優しいしすごいカッコいいし強いしお菓子を作るのが上手なんだけど、いろいろしつこい所が玉に瑕なのよね...何だか流されて付き合ってる感じなのよ」
『ふふ、誰かさんにそっくりね...やっぱりティナちゃんはママの娘なのかしらね』
「???」
誰かさんって誰かしら?
「あ!ママから貰ったうさちゃん大切にしてるのよ!リボン代わりの組み紐も」
『そうなの、良かった!ティナちゃんはうさぎさんが大好きだものね』
ママが笑顔を見せる、あれ?だんだんママの姿が薄れてる様に見えるわ。
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