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chapter5:Whereabouts of the curse
目覚め その5
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「そもそも司祭で加護有りかつ耐性のあるディビッドが魅了って...」
そう...アメジストの様な瞳の奥に何だかピンク色のハートマークが見える所から魅了にかかっているのだ、しかもかなり強くである。
「え!魅了なんて禁呪レベルじゃない???」
思い出すのはフールフールが使ったファッシネイションだ、精神的に人を左右させる最も危険とされるものである。
「確か『生贄の娘』は悪魔もだけど人の男も惑わせるって聞いた事はあったけど...」
「でも私本当に何もしてないわよ!」
そう...バレンティナはただ『結婚したい』と言っただけだが、それがきっかけだったのだ。
ただでさえ少ない理性をこの1週間フル活動させて欲望を止まらせて来た訳だが、結婚の言葉とキスがトドメを刺してなけなしの理性が粉々に砕け散り精神耐性すら突き抜けて魅了にかかった状態になってしまったのだ。
まぁこの先やる事はいつもとは変わらないだろうが、いかんせん1週間...いや幼児後退前のエステルの妨害もあって実際10日くらい禁欲を続けて来ていた為その分が溜まりに溜まっている事を考えれば危険極まりないとは言えるが...
「ティナ、ジョナサンばかり見ないで私を見て下さいよ」
とディビッドはバレンティナの顔を自分に向けさせる、欲情しきっている顔ではあるが、イケメン故か色っぽくどきっとさせる表情だ。
「ディビッド...冷静になりましょ...ね???」
バレンティナは顔を引きつらせながらそう言う。
「私は至って冷静ですよ~」
「きゃあ!」
ディビッドはバレンティナをお姫様抱っこしてそのまま二階へ連れて行こうとする。
「え!まさかちょっと!真っ昼間からエッチな事なんてダメよ!!!」
バレンティナはこの先何が起こるか想像して真っ赤になりながらそう言うも、もうディビッドは欲情しきっていて致す事しか頭に無い様子で聴く気は全くない。
ジョナサンはディビッドが禁欲生活をする為に自分を殴れと言ってきたり、鎮静剤&ヤバい感じな体力回復薬を渋々飲んだり、シルヴィオに散々な目にあったりとこの1週間のあれこれを思い出すと無理に今止めるのも可哀想かもしれないし、無自覚にも煽っていたバレンティナにも原因の一端はあるしな...と思うと止める事は出来なかった。
「...先生...頑張って...」
ジョナサンはただそれだけしか言えず、せめて周囲に何も聞こえない様に認識阻害術をかけてその場を去る事しか出来なかったのだった...。
そう...アメジストの様な瞳の奥に何だかピンク色のハートマークが見える所から魅了にかかっているのだ、しかもかなり強くである。
「え!魅了なんて禁呪レベルじゃない???」
思い出すのはフールフールが使ったファッシネイションだ、精神的に人を左右させる最も危険とされるものである。
「確か『生贄の娘』は悪魔もだけど人の男も惑わせるって聞いた事はあったけど...」
「でも私本当に何もしてないわよ!」
そう...バレンティナはただ『結婚したい』と言っただけだが、それがきっかけだったのだ。
ただでさえ少ない理性をこの1週間フル活動させて欲望を止まらせて来た訳だが、結婚の言葉とキスがトドメを刺してなけなしの理性が粉々に砕け散り精神耐性すら突き抜けて魅了にかかった状態になってしまったのだ。
まぁこの先やる事はいつもとは変わらないだろうが、いかんせん1週間...いや幼児後退前のエステルの妨害もあって実際10日くらい禁欲を続けて来ていた為その分が溜まりに溜まっている事を考えれば危険極まりないとは言えるが...
「ティナ、ジョナサンばかり見ないで私を見て下さいよ」
とディビッドはバレンティナの顔を自分に向けさせる、欲情しきっている顔ではあるが、イケメン故か色っぽくどきっとさせる表情だ。
「ディビッド...冷静になりましょ...ね???」
バレンティナは顔を引きつらせながらそう言う。
「私は至って冷静ですよ~」
「きゃあ!」
ディビッドはバレンティナをお姫様抱っこしてそのまま二階へ連れて行こうとする。
「え!まさかちょっと!真っ昼間からエッチな事なんてダメよ!!!」
バレンティナはこの先何が起こるか想像して真っ赤になりながらそう言うも、もうディビッドは欲情しきっていて致す事しか頭に無い様子で聴く気は全くない。
ジョナサンはディビッドが禁欲生活をする為に自分を殴れと言ってきたり、鎮静剤&ヤバい感じな体力回復薬を渋々飲んだり、シルヴィオに散々な目にあったりとこの1週間のあれこれを思い出すと無理に今止めるのも可哀想かもしれないし、無自覚にも煽っていたバレンティナにも原因の一端はあるしな...と思うと止める事は出来なかった。
「...先生...頑張って...」
ジョナサンはただそれだけしか言えず、せめて周囲に何も聞こえない様に認識阻害術をかけてその場を去る事しか出来なかったのだった...。
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