231 / 841
chapter4:Older sister, invasion
お買い物に行きましょう! その3
しおりを挟む
何だかだいぶ沢山お買い物をしてしまったわ...
マキシムさんに持たせてる買い物袋の7割が私の服とかネグリジェとか下着とか靴なんだけど...二、三日でこれ着れないわ...
でも普通にエステルお姉様はこんな風にお買い物したり出来ないから、楽しいのかもね。
そうやってお店から出て別なお店にって街並みを歩く。
記念式典前だし、街はすごく活気づいてるのよね。
そんな時にふと目に付く宝飾品店でいろいろとオーダーメイドしてくれるお店...
そういえば、お互いの瞳の色でペアになるアクセサリーを持とうって約束だけど、いろいろあってまだ来れてないのよね。
「ティナちゃんどうしたの?」
つい足を止めたのをエステルお姉様が気が付いたのか声をかけてくれる。
「あ!大丈夫ですよ」
エステルお姉様の今の勢いじゃ服だけじゃ無くてアクセサリーまで大量に買いかねないもの!
「ティナちゃん?ここも見ていきたいの?」
エステルお姉様はにっこり笑顔を浮かべるわ...その顔がディビッドによく似てるわね...
でもできればここはディビッドと一緒に行きたい場所だから本当の事を話そう!
「お姉様、ここはディビッドとの約束で一緒にアクセサリーを作る約束してる場所だから...」
「え?」
「お互いにお互いの瞳の色の石をあしらったペアになるものを作ろうって約束してて...」
「...そっか...」
お姉様はそう言って私の腕を掴む。
「じゃあ私達もこの記念に既製品で良いから何か買いましょう!ね!」
とエステルお姉様はウィンクしてそのお店に入る事になっちゃった!えええ!!!
ーーー
一方その頃
街の中で高い建物の屋根の上でジョナサンは集中して街中の気を探る。
エステルとバレンティナの気を探す為にだ。
「...あ!見つけた!」
とジョナサンが指差す先には例のオーダーメイドでアクセサリーを作ってくれる宝飾品店。
「姉上め...あそこは私とティナで一緒にペアのアクセサリーを作る為約束してた場所なのに!」
ディビッドは三人が宝飾品店に入る所を悔しそうな顔をしながら見ている。
「そもそもその件だってさっさとこっちに戻って来た時にすりゃあ良かった話じゃん...」
「だってコッチに戻って来たら昼は暫く店を休んだ分頑張れってスタッフ達にどやされるし、それ以外の時間だって悪魔二体倒した件とかの報告云々ありましたし...ティナと二人っきりになれるのが深夜だけでしたからね」
大体夜とか朝帰りが多いなぁとジョナサンは思ってた原因が、バレンティナの部屋に夜から入り浸り、そのまま寝て朝帰りしてた事を聞かされ目を丸くする。
「毎晩居なかったのって...お前嫁の所でヨロシクやってたのかよ!」
「別に良いでしょ?」
「うーん...」
もし万が一の事があればエステルにボコボコにされるのに、とジョナサンは眉を顰めながら悩む。
「じゃあ私は向かうので、ジョナサンはその辺で気を探ってて下さい、姉上が気づく可能性もありますからね」
そう言ってディビッドは認識阻害の札を取り出して使用するとスゥっと姿が消える。
「まぁあんまり無茶すんなよーバレたらボコボコにされるだけだからなー」
とジョナサンは姿の見えないディビッドに声をかけるのだった。
─────
※ディビッドとジョナサン二人だけだとエアヴァルド語でしか話してませんw
マキシムさんに持たせてる買い物袋の7割が私の服とかネグリジェとか下着とか靴なんだけど...二、三日でこれ着れないわ...
でも普通にエステルお姉様はこんな風にお買い物したり出来ないから、楽しいのかもね。
そうやってお店から出て別なお店にって街並みを歩く。
記念式典前だし、街はすごく活気づいてるのよね。
そんな時にふと目に付く宝飾品店でいろいろとオーダーメイドしてくれるお店...
そういえば、お互いの瞳の色でペアになるアクセサリーを持とうって約束だけど、いろいろあってまだ来れてないのよね。
「ティナちゃんどうしたの?」
つい足を止めたのをエステルお姉様が気が付いたのか声をかけてくれる。
「あ!大丈夫ですよ」
エステルお姉様の今の勢いじゃ服だけじゃ無くてアクセサリーまで大量に買いかねないもの!
「ティナちゃん?ここも見ていきたいの?」
エステルお姉様はにっこり笑顔を浮かべるわ...その顔がディビッドによく似てるわね...
でもできればここはディビッドと一緒に行きたい場所だから本当の事を話そう!
「お姉様、ここはディビッドとの約束で一緒にアクセサリーを作る約束してる場所だから...」
「え?」
「お互いにお互いの瞳の色の石をあしらったペアになるものを作ろうって約束してて...」
「...そっか...」
お姉様はそう言って私の腕を掴む。
「じゃあ私達もこの記念に既製品で良いから何か買いましょう!ね!」
とエステルお姉様はウィンクしてそのお店に入る事になっちゃった!えええ!!!
ーーー
一方その頃
街の中で高い建物の屋根の上でジョナサンは集中して街中の気を探る。
エステルとバレンティナの気を探す為にだ。
「...あ!見つけた!」
とジョナサンが指差す先には例のオーダーメイドでアクセサリーを作ってくれる宝飾品店。
「姉上め...あそこは私とティナで一緒にペアのアクセサリーを作る為約束してた場所なのに!」
ディビッドは三人が宝飾品店に入る所を悔しそうな顔をしながら見ている。
「そもそもその件だってさっさとこっちに戻って来た時にすりゃあ良かった話じゃん...」
「だってコッチに戻って来たら昼は暫く店を休んだ分頑張れってスタッフ達にどやされるし、それ以外の時間だって悪魔二体倒した件とかの報告云々ありましたし...ティナと二人っきりになれるのが深夜だけでしたからね」
大体夜とか朝帰りが多いなぁとジョナサンは思ってた原因が、バレンティナの部屋に夜から入り浸り、そのまま寝て朝帰りしてた事を聞かされ目を丸くする。
「毎晩居なかったのって...お前嫁の所でヨロシクやってたのかよ!」
「別に良いでしょ?」
「うーん...」
もし万が一の事があればエステルにボコボコにされるのに、とジョナサンは眉を顰めながら悩む。
「じゃあ私は向かうので、ジョナサンはその辺で気を探ってて下さい、姉上が気づく可能性もありますからね」
そう言ってディビッドは認識阻害の札を取り出して使用するとスゥっと姿が消える。
「まぁあんまり無茶すんなよーバレたらボコボコにされるだけだからなー」
とジョナサンは姿の見えないディビッドに声をかけるのだった。
─────
※ディビッドとジョナサン二人だけだとエアヴァルド語でしか話してませんw
0
お気に入りに追加
343
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
睡姦しまくって無意識のうちに落とすお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレな若旦那様を振ったら、睡姦されて落とされたお話。
安定のヤンデレですがヤンデレ要素は薄いかも。
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
絶倫彼は私を離さない~あぁ、私は貴方の虜で快楽に堕ちる~
一ノ瀬 彩音
恋愛
私の彼氏は絶倫で、毎日愛されていく私は、すっかり彼の虜になってしまうのですが
そんな彼が大好きなのです。
今日も可愛がられている私は、意地悪な彼氏に愛され続けていき、
次第に染め上げられてしまうのですが……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる