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chapter3:Travel Emotions Bergamo
『白の射手』
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その瞬間、ディビッドは勝手に口が開く!
これは...さっきの夢に出てきたハイラントの祖である少女が言っていた力の事なのか???
『我は勝利の上の勝利を獲る者!』
聖典の四騎士の預言の一節を読み上げると、右手の銃...エクソダス1922が光ったと同時に光り輝く銃身の長いダブルバレルショットガンへと形状が変化した!
銃身にはエクソダス1922と同じ様にアーモンドの花と実の絵が彫られている。
あまり重みは感じない為そのまま片手で構えフェネクスに銃口を向け引き金を引く。
『我は神から使わされし『白の射手』!邪悪な者の心臓を撃ち抜く者!』
ディビッドはそう語ると大きな銃声とともに光り輝く弾丸が撃ち込まれ、フェネクスの身体を撃ち抜いた!
『ぎゃああああああああああ!』
フェネクスの胸元部分に光り輝く弾丸が散らばるように貫き通し、大きな穴が空くと身体がジュウジュウと黒い霧の様になり霧散していく。
霧が晴れるとバタリと倒れた先程の術士と禁呪の書き板が地面にあった...。
禁呪書き板はそのままバラバラに砕け、中の心臓の様な黒い脈打つものもジュウ!といって消えてしまう。
ディビッドの銃も再び元のエクソダス1922の姿へと戻ってしまうと、それをじっとディビッドは見つめる。
「ディビッド!」
マキシムがディビッドに駆け寄る。
「さっきのは...」
「神託で伝えられていた...力なんですかね、勝手に口が動きました」
そして自身が聖典に書かれている『白の射手』として...神から使わされた存在と認められたと言う事に心臓が高鳴る。
聖典で現れる四騎士の最初の1人『白の射手』は必ず勝利をもたらす存在、悪魔を貫き通す者とされ、ハイラントと戦う者の1人である。
将来、自身の家系から現れるハイラント...それを守る者たる『白の射手』の預言の『原型』ともなったのだ...これ程光栄な事は無い。
そして夢の中で伝えられた神託では『この悲しみに囚われた地に安寧を与えよ』とも言っていた。
ジョナサンは倒れた術士と砕けた書き板の元へ。
『なぁ...書き板が1枚しか無いぞ...』
ジョナサンが倒れた術士のポケット等探るも出てはこない。
「何ですって!」
ディビッドはジョナサンの元へ、一緒になってその術士の服を探るも出てこない。
「まさか...リュシフェルが?いや...ここを出て行った連中の誰かが....」
そう言いかけた時に上から大きな音が聞こえる。
「!」
何か不味い事が起こっていると思い、ジョナサンは倒れていた術士を担ぎ、ディビッドは砕けた書き板のかけらをまとめて3人で上へ続く階段を駆け上がる!
そして惨状を見る事になる...
そう...軍人達が仲間同士でありながら殺しあっていたのだから...
これは...さっきの夢に出てきたハイラントの祖である少女が言っていた力の事なのか???
『我は勝利の上の勝利を獲る者!』
聖典の四騎士の預言の一節を読み上げると、右手の銃...エクソダス1922が光ったと同時に光り輝く銃身の長いダブルバレルショットガンへと形状が変化した!
銃身にはエクソダス1922と同じ様にアーモンドの花と実の絵が彫られている。
あまり重みは感じない為そのまま片手で構えフェネクスに銃口を向け引き金を引く。
『我は神から使わされし『白の射手』!邪悪な者の心臓を撃ち抜く者!』
ディビッドはそう語ると大きな銃声とともに光り輝く弾丸が撃ち込まれ、フェネクスの身体を撃ち抜いた!
『ぎゃああああああああああ!』
フェネクスの胸元部分に光り輝く弾丸が散らばるように貫き通し、大きな穴が空くと身体がジュウジュウと黒い霧の様になり霧散していく。
霧が晴れるとバタリと倒れた先程の術士と禁呪の書き板が地面にあった...。
禁呪書き板はそのままバラバラに砕け、中の心臓の様な黒い脈打つものもジュウ!といって消えてしまう。
ディビッドの銃も再び元のエクソダス1922の姿へと戻ってしまうと、それをじっとディビッドは見つめる。
「ディビッド!」
マキシムがディビッドに駆け寄る。
「さっきのは...」
「神託で伝えられていた...力なんですかね、勝手に口が動きました」
そして自身が聖典に書かれている『白の射手』として...神から使わされた存在と認められたと言う事に心臓が高鳴る。
聖典で現れる四騎士の最初の1人『白の射手』は必ず勝利をもたらす存在、悪魔を貫き通す者とされ、ハイラントと戦う者の1人である。
将来、自身の家系から現れるハイラント...それを守る者たる『白の射手』の預言の『原型』ともなったのだ...これ程光栄な事は無い。
そして夢の中で伝えられた神託では『この悲しみに囚われた地に安寧を与えよ』とも言っていた。
ジョナサンは倒れた術士と砕けた書き板の元へ。
『なぁ...書き板が1枚しか無いぞ...』
ジョナサンが倒れた術士のポケット等探るも出てはこない。
「何ですって!」
ディビッドはジョナサンの元へ、一緒になってその術士の服を探るも出てこない。
「まさか...リュシフェルが?いや...ここを出て行った連中の誰かが....」
そう言いかけた時に上から大きな音が聞こえる。
「!」
何か不味い事が起こっていると思い、ジョナサンは倒れていた術士を担ぎ、ディビッドは砕けた書き板のかけらをまとめて3人で上へ続く階段を駆け上がる!
そして惨状を見る事になる...
そう...軍人達が仲間同士でありながら殺しあっていたのだから...
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