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Chapter2:Jealous lover
闇オークション その3
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「おや...あれ確かシュテファン教会から盗まれた聖ジョシュア像じゃないですか?」
現在競り落とされる『商品』に耳打ちする。
「まさかあんなモノすら...」
「全くろくでもないですねぇ」
ディビッドはあのジョシュア像、エアヴァルドへ向かう前に盗まれて、教皇様が怒り狂っていたなぁ、程度の目で見る。
「次はとても珍しい『逸品』です!生贄の娘です!」
と司会をする男が言うと、大きな鳥籠のような檻が運ばれてくる...その中いる人物にディビッドは目の色が変わる。
「...バレンティナ嬢じゃないか...」
その檻の中には悪趣味な椅子があり、そこに座らされている。
ざわざわと参加者が騒ぎだす...貴族ならすぐ分かるだろう、彼女が『バレンティナ アルカンタル』であるくらいは。
首には声を出せない様にサイレントの首輪をつけられ、古代の生贄の娘の衣装...その昔現人神アスモデウスの花嫁として捧げられた際の衣装を身につけている。
それは紫色の金や宝石で飾りたてられたブラにシースルーのフレアスカートを身につけされられ、さまざまな黄金の首飾りや耳輪などの装飾品で飾り立てられている姿...とても煽動的で美しい。
意識があるのか何か叫んでいるみたいだが、サイレントの首輪のせいで何も声が発せられない状態である。
「この美しい翡翠色の髪!そしてピンクダイヤモンドの瞳!そしてこの美しさと豊満な体型は悪魔が好んだと言われてます!鑑賞用にするも良し!性奴隷にしても良し!それこそ悪魔崇拝の生贄するも良し!では500万リーレからスタートです!」
「1000万!」
競りが始まるとディビッドは即座に倍の金額を提示する。
それに負けじと1100万、1500万と声が上がるが即座にディビッドはその金額以上を提示する。
「おい!ディビッド!」
「2000万」
その声に反応して色欲に塗れた男が2100万と言えばディビッドは即2500万と値を釣り上げる。
「お前...」
「3000万」
冷静な声の様に聞こえるが実際の所かなり怒っている...マキシムはそれを肌でピリピリと感じる。
マスクで緑の瞳に変えているが、それを外せばきっとアメジストの瞳はルビーの様に真っ赤に変色しているだろう...。
まだまだ金額は釣り上がっていくが、ディビッドはそれ以上を提示していく。
バレンティナはずっと叫んでいるが...マキシムは口の動きをじっと見解析する。
り、ゅ、し、ふ、ぇ、る、が、い、る、か、ら、に、げ、て、い、け、に、え、に、さ、れ、る????リュシフェル!
「...リュシフェルがいるから逃げて???おい!ディビッド!」
「4000万」
ディビッドは兎に角バレンティナを競り落とす為に集中しているのか話を全く聞く気がない。
「4100万」
「4500万」
「4700万」
「5000万」
最後はマンティエロ伯爵との一騎打ちという形だ。
マンティエロ伯もあの『バレンティナ』は欲しい所だ...まさかの普通手に入れる事ができない上位貴族の娘、子供を産ませたら間違いなく強い術士になるだろうし、何より若く美しい乙女だ、純粋に抱き潰したい。
「6000万」
「7000万」
マンティエロ伯の声に即刻ディビッドは金額を釣り上げる...絶対に他の男に渡すものかという執念、ディビッドの唯一を金如きで負けたりなどしないという思いだ。
「一億!」
ディビッドは一気に金額を釣り上げた、一億リーレなんてそんな王都の一等地に屋敷を建てられる金額は出せない!
そこでマンティエロ伯の声は止まる...これ以上は無理だ...と諦めた。
────
※1リーレ=1円でいいや...
────
現在競り落とされる『商品』に耳打ちする。
「まさかあんなモノすら...」
「全くろくでもないですねぇ」
ディビッドはあのジョシュア像、エアヴァルドへ向かう前に盗まれて、教皇様が怒り狂っていたなぁ、程度の目で見る。
「次はとても珍しい『逸品』です!生贄の娘です!」
と司会をする男が言うと、大きな鳥籠のような檻が運ばれてくる...その中いる人物にディビッドは目の色が変わる。
「...バレンティナ嬢じゃないか...」
その檻の中には悪趣味な椅子があり、そこに座らされている。
ざわざわと参加者が騒ぎだす...貴族ならすぐ分かるだろう、彼女が『バレンティナ アルカンタル』であるくらいは。
首には声を出せない様にサイレントの首輪をつけられ、古代の生贄の娘の衣装...その昔現人神アスモデウスの花嫁として捧げられた際の衣装を身につけている。
それは紫色の金や宝石で飾りたてられたブラにシースルーのフレアスカートを身につけされられ、さまざまな黄金の首飾りや耳輪などの装飾品で飾り立てられている姿...とても煽動的で美しい。
意識があるのか何か叫んでいるみたいだが、サイレントの首輪のせいで何も声が発せられない状態である。
「この美しい翡翠色の髪!そしてピンクダイヤモンドの瞳!そしてこの美しさと豊満な体型は悪魔が好んだと言われてます!鑑賞用にするも良し!性奴隷にしても良し!それこそ悪魔崇拝の生贄するも良し!では500万リーレからスタートです!」
「1000万!」
競りが始まるとディビッドは即座に倍の金額を提示する。
それに負けじと1100万、1500万と声が上がるが即座にディビッドはその金額以上を提示する。
「おい!ディビッド!」
「2000万」
その声に反応して色欲に塗れた男が2100万と言えばディビッドは即2500万と値を釣り上げる。
「お前...」
「3000万」
冷静な声の様に聞こえるが実際の所かなり怒っている...マキシムはそれを肌でピリピリと感じる。
マスクで緑の瞳に変えているが、それを外せばきっとアメジストの瞳はルビーの様に真っ赤に変色しているだろう...。
まだまだ金額は釣り上がっていくが、ディビッドはそれ以上を提示していく。
バレンティナはずっと叫んでいるが...マキシムは口の動きをじっと見解析する。
り、ゅ、し、ふ、ぇ、る、が、い、る、か、ら、に、げ、て、い、け、に、え、に、さ、れ、る????リュシフェル!
「...リュシフェルがいるから逃げて???おい!ディビッド!」
「4000万」
ディビッドは兎に角バレンティナを競り落とす為に集中しているのか話を全く聞く気がない。
「4100万」
「4500万」
「4700万」
「5000万」
最後はマンティエロ伯爵との一騎打ちという形だ。
マンティエロ伯もあの『バレンティナ』は欲しい所だ...まさかの普通手に入れる事ができない上位貴族の娘、子供を産ませたら間違いなく強い術士になるだろうし、何より若く美しい乙女だ、純粋に抱き潰したい。
「6000万」
「7000万」
マンティエロ伯の声に即刻ディビッドは金額を釣り上げる...絶対に他の男に渡すものかという執念、ディビッドの唯一を金如きで負けたりなどしないという思いだ。
「一億!」
ディビッドは一気に金額を釣り上げた、一億リーレなんてそんな王都の一等地に屋敷を建てられる金額は出せない!
そこでマンティエロ伯の声は止まる...これ以上は無理だ...と諦めた。
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※1リーレ=1円でいいや...
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