83 / 841
Chapter2:Jealous lover
ダリオ モルティード その2【R18】
しおりを挟む
毎日例のパティスリーへ通っているバレンティナ嬢が心配で向かいの店の二階の窓際の席で様子を見る。
今日もまた例の男...ディビッドとか言うあの怪しい男の元へ向かう。
窓に認識阻害の術式を付与しているが...アークメイジの目をもってすれば阻害はされない...しかし何故そんな高度な術式を???一体あいつは何者なんだ????
一応バレンティナはあの少年に勉強...どちらかと言うとウルム語を話す為の練習なんだろうが懸命に教えているようだ。
彼女は6カ国語を話せる為、教えるに適切なのだろう。
あ!あの男!あいつがやって来た。
カンノーリを出している...チッ、バレンティナに気に入られる為にか...あれはシルヴィオの好物だからな。
3人でお茶を楽しんでいるようだが...ん!
あの男!バレンティナにキスをしている????
え?抱き上げて何処かに連れて行くぞ!おい!
まぁ直ぐにその姿を表すが...寝室か???ちょっと待て!何故バレンティナの服を脱がす!おい辞めろ!
あの怪しげな男にバレンティナが蹂躙されていく姿に怒りと情欲の気持ちが入り混じる...
あの男...顔はいいが身体中に酷い傷痕だらけでとても醜いのにっ!
バレンティナのあんな美しい裸体をその醜悪な身で穢すのか!
バレンティナもあんな抉られた傷痕だらけの醜悪な男に身を喜んで捧げるなんて...何故だ???
ってバレンティナを持ち上げて此方に向ける???
あの美しいバレンティナとの痴態を...裸で抱き合い結合しあっている姿を醜悪なあの男がまざまざと見せつける!
「気づいていないと思いやがって...」
下唇を噛みながらその姿を見る事を辞められない...
そんな悔しい気持ちが湧き上がる中...あの男は此方に顔を向ける...まさか...今も気がついているのか?
俺が見えている事を見透かして...あの男はバレンティナがお前のモノだと言うが為になのか???
深い紫色の双眸を此方に向けてニヤリと笑うと、まるでショーを行うかの様にバレンティナと行為に耽る!
蕩けるような表情をするバレンティナ...なんて事だ...もうきっとあの男の行為を楽しんでいるのか?
本来なら俺のモノになる予定だったのに!
シルヴィオに伝えねば...お前の妹は得体の知れない男と爛れた関係を続けていると!
そう思って立ち上がると数人の男達に囲まれている事に気がつく。
「?」
「...本来見てはならない神聖な行為を見ていたのか?」
1人の男がそう言い出す。神聖?なんだ??あの行為をか???
「消すか?」
「いや...あまり大事にすれば怪しまれるだろう」
「アークメイジマスターレベルなら...記憶改ざんはまだ可能かと...」
と不穏な話を男達はする...そして1人の男が目の前に立って俺の額に指を向ける。
『お前は先程見たものを全て忘れろ...ハイラントに繋がる母の1人となる為の神聖な行為の全てを』
そう目の前の男に言われると急に眠気に襲われる...一体なにが...
ー「ハイラントの誕生は我々の悲願...とはいえあの方は人が悪い...」
ー「全くだ...きっとこの男に見せつける為にわざとやったんだろう?なかなか嫉妬深い方だからな」
ー「まぁあの方への叱責等は教皇様と預言者エステル様の範疇、我等は淡々と処理するまでよ」
そんな声が聞こえるも...もう気が...遠く...
───
「ん?一体俺は???」
「お客様?もう店を閉めるのですが...」
と店員に声をかけられる。
「あ?ああ...すまん」
どうやら眠ってしまったらしいな、窓の外を見ると日が暮れている...あれ?俺は何故ここに???
店を出てシルヴィオのタウンハウスへと足を運ぶ...
一体今日は何で此処に居たのか...どうにも思い出せなかった。
───
※ね、行為を恋敵に見せつけるとか奴鬼畜でしょ?酷いなぁ。
そして異端審問官やら使用人達はまぁまぁ狂信的であるので...ティナさんかわいそうに...
今日もまた例の男...ディビッドとか言うあの怪しい男の元へ向かう。
窓に認識阻害の術式を付与しているが...アークメイジの目をもってすれば阻害はされない...しかし何故そんな高度な術式を???一体あいつは何者なんだ????
一応バレンティナはあの少年に勉強...どちらかと言うとウルム語を話す為の練習なんだろうが懸命に教えているようだ。
彼女は6カ国語を話せる為、教えるに適切なのだろう。
あ!あの男!あいつがやって来た。
カンノーリを出している...チッ、バレンティナに気に入られる為にか...あれはシルヴィオの好物だからな。
3人でお茶を楽しんでいるようだが...ん!
あの男!バレンティナにキスをしている????
え?抱き上げて何処かに連れて行くぞ!おい!
まぁ直ぐにその姿を表すが...寝室か???ちょっと待て!何故バレンティナの服を脱がす!おい辞めろ!
あの怪しげな男にバレンティナが蹂躙されていく姿に怒りと情欲の気持ちが入り混じる...
あの男...顔はいいが身体中に酷い傷痕だらけでとても醜いのにっ!
バレンティナのあんな美しい裸体をその醜悪な身で穢すのか!
バレンティナもあんな抉られた傷痕だらけの醜悪な男に身を喜んで捧げるなんて...何故だ???
ってバレンティナを持ち上げて此方に向ける???
あの美しいバレンティナとの痴態を...裸で抱き合い結合しあっている姿を醜悪なあの男がまざまざと見せつける!
「気づいていないと思いやがって...」
下唇を噛みながらその姿を見る事を辞められない...
そんな悔しい気持ちが湧き上がる中...あの男は此方に顔を向ける...まさか...今も気がついているのか?
俺が見えている事を見透かして...あの男はバレンティナがお前のモノだと言うが為になのか???
深い紫色の双眸を此方に向けてニヤリと笑うと、まるでショーを行うかの様にバレンティナと行為に耽る!
蕩けるような表情をするバレンティナ...なんて事だ...もうきっとあの男の行為を楽しんでいるのか?
本来なら俺のモノになる予定だったのに!
シルヴィオに伝えねば...お前の妹は得体の知れない男と爛れた関係を続けていると!
そう思って立ち上がると数人の男達に囲まれている事に気がつく。
「?」
「...本来見てはならない神聖な行為を見ていたのか?」
1人の男がそう言い出す。神聖?なんだ??あの行為をか???
「消すか?」
「いや...あまり大事にすれば怪しまれるだろう」
「アークメイジマスターレベルなら...記憶改ざんはまだ可能かと...」
と不穏な話を男達はする...そして1人の男が目の前に立って俺の額に指を向ける。
『お前は先程見たものを全て忘れろ...ハイラントに繋がる母の1人となる為の神聖な行為の全てを』
そう目の前の男に言われると急に眠気に襲われる...一体なにが...
ー「ハイラントの誕生は我々の悲願...とはいえあの方は人が悪い...」
ー「全くだ...きっとこの男に見せつける為にわざとやったんだろう?なかなか嫉妬深い方だからな」
ー「まぁあの方への叱責等は教皇様と預言者エステル様の範疇、我等は淡々と処理するまでよ」
そんな声が聞こえるも...もう気が...遠く...
───
「ん?一体俺は???」
「お客様?もう店を閉めるのですが...」
と店員に声をかけられる。
「あ?ああ...すまん」
どうやら眠ってしまったらしいな、窓の外を見ると日が暮れている...あれ?俺は何故ここに???
店を出てシルヴィオのタウンハウスへと足を運ぶ...
一体今日は何で此処に居たのか...どうにも思い出せなかった。
───
※ね、行為を恋敵に見せつけるとか奴鬼畜でしょ?酷いなぁ。
そして異端審問官やら使用人達はまぁまぁ狂信的であるので...ティナさんかわいそうに...
0
お気に入りに追加
342
あなたにおすすめの小説
氷獄の中の狂愛─弟の執愛に囚われた姉─
イセヤ レキ
恋愛
※この作品は、R18作品です、ご注意下さい※
箸休め作品です。
がっつり救いのない近親相姦ものとなります。
(双子弟✕姉)
※メリバ、近親相姦、汚喘ぎ、♡喘ぎ、監禁、凌辱、眠姦、ヤンデレ(マジで病んでる)、といったキーワードが苦手な方はUターン下さい。
※何でもこい&エロはファンタジーを合言葉に読める方向けの作品となります。
※淫語バリバリの頭のおかしいヒーローに嫌悪感がある方も先に進まないで下さい。
注意事項を全てクリアした強者な読者様のみ、お進み下さい。
溺愛/執着/狂愛/凌辱/眠姦/調教/敬語責め
女性の少ない異世界に生まれ変わったら
Azuki
恋愛
高校に登校している途中、道路に飛び出した子供を助ける形でトラックに轢かれてそのまま意識を失った私。
目を覚ますと、私はベッドに寝ていて、目の前にも周りにもイケメン、イケメン、イケメンだらけーーー!?
なんと私は幼女に生まれ変わっており、しかもお嬢様だった!!
ーーやった〜!勝ち組人生来た〜〜〜!!!
そう、心の中で思いっきり歓喜していた私だけど、この世界はとんでもない世界で・・・!?
これは、女性が圧倒的に少ない異世界に転生した私が、家族や周りから溺愛されながら様々な問題を解決して、更に溺愛されていく物語。
ドS騎士団長のご奉仕メイドに任命されましたが、私××なんですけど!?
yori
恋愛
*ノーチェブックスさまより書籍化&コミカライズ連載7/5~startしました*
コミカライズは最新話無料ですのでぜひ!
読み終わったらいいね♥もよろしくお願いします!
⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆
ふりふりのエプロンをつけたメイドになるのが夢だった男爵令嬢エミリア。
王城のメイド試験に受かったはいいけど、処女なのに、性のお世話をする、ご奉仕メイドになってしまった!?
担当する騎士団長は、ある事情があって、専任のご奉仕メイドがついていないらしい……。
だけど普通のメイドよりも、お給金が倍だったので、貧乏な実家のために、いっぱい稼ぎます!!
本編完結R18)メイドは王子に喰い尽くされる
ハリエニシダ・レン
恋愛
とりあえず1章とおまけはエロ満載です。1章後半からは、そこに切なさが追加されます。
あらすじ:
精神的にいたぶるのが好きな既婚者の王子が、気まぐれで凌辱したメイドに歪んだ執着を持つようになった。
メイドの妊娠を機に私邸に閉じ込めて以降、彼女への王子の執着はますます歪み加速していく。彼らの子どもたちをも巻き込んで。※食人はありません
タグとあらすじで引いたけど読んでみたらよかった!
普段は近親相姦読まないけどこれは面白かった!
という感想をちらほら頂いているので、迷ったら読んで頂けたらなぁと思います。
1章12話くらいまではノーマルな陵辱モノですが、その後は子どもの幼児期を含んだ近親相姦込みの話(攻められるのは、あくまでメイドさん)になります。なので以降はそういうのokな人のみコンティニューでお願いします。
メイドさんは、気持ちよくなっちゃうけど嫌がってます。
完全な合意の上での話は、1章では非常に少ないです。
クイック解説:
1章: 切ないエロ
2章: 切ない近親相姦
おまけ: ごった煮
マーカスルート: 途中鬱展開のバッドエンド(ifのifでの救済あり)。
サイラスルート: 甘々近親相姦
レオン&サイラスルート: 切ないバッドエンド
おまけ2: ごった煮
※オマケは本編の補完なので時系列はぐちゃぐちゃですが、冒頭にいつ頃の話か記載してあります。
※重要な設定: この世界の人の寿命は150歳くらい。最後の10〜20年で一気に歳をとる。
※現在、並べ替えテスト中
◻︎◾︎◻︎◾︎◻︎
本編完結しました。
読んでくれる皆様のおかげで、ここまで続けられました。
ありがとうございました!
時々彼らを書きたくてうずうずするので、引き続きオマケやifを不定期で書いてます。
◻︎◼︎◻︎◼︎◻︎
書くかどうかは五分五分ですが、何か読んでみたいお題があれば感想欄にどうぞ。
◻︎◼︎◻︎◼︎◻︎
去年の年末年始にアップしたもののうち
「うたた寝(殿下)」
「そこにいてくれるなら」
「閑話マーカス1.5」(おまけ1に挿入)
の3話はエロです。
それ以外は非エロです。
ってもう一年経つ。月日の経つのがああああああ!
睡姦しまくって無意識のうちに落とすお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレな若旦那様を振ったら、睡姦されて落とされたお話。
安定のヤンデレですがヤンデレ要素は薄いかも。
ムーンライトノベルズ様でも投稿しています。
7人のイケメン兄弟に、求愛されて眠れません。
aika
恋愛
主人公 月見 弓(つきみ ゆみ)は、古より代々続く神社の娘。
月見家には300年に一度の割合で、予知能力を持つ娘が生まれる。弓は、男性と交わることでその相手の未来を見ることが出来るという特殊能力の持ち主だ。
父が生前友人と交わした約束を果たすため、弓はとある兄弟たちの元へ向かう。7人の兄弟たちは全員がイケメンで・・・父は彼ら全員と弓を結婚させるというとんでもない約束を結んでいたことがわかり・・・・
多重婚、超能力、なんでもありの世界で繰り広げられる逆ハーレムラブコメディ。
※閲覧注意 複数プレイ、マニアックな性的描写などが含まれる場合がございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる