上 下
41 / 841
Quiet talk:Watch out for stalker women!

ストーカー女が現れたわ! その3

しおりを挟む
一応つい最近まで通っていた学園は術式の教育もあってそれぞれの能力に応じて、能力を扱えるように学んでいる...それはあくまでも人々を守るため...しかし彼女はそれを一応一般人に使用している!

それは刃物を振り回す犯罪者と同じ事!

「ほぅ!すごいなバレンティナ嬢!」

「そんな呑気な事言ってないで!下手に2人が一般人の目の前で戦うのは不味いんでしょ?マキシムさんはディビッドを守って」

一応マキシムさんは騎士ではあるから、でもディビッドは普通の一般人で通ってる訳なら下手な事はさせられないわ!

目の前にはフランチェスカが見た目と違って恐ろしい力をもって攻撃してくる筈だわ!

ロッド以外に壊れた扉の一部を掴んでるわ、アレを武器にでもするつもりかしら...こうなったらと思ってカツラ脱いで眼鏡を外して緑の髪とピンクダイヤモンドの瞳を見せる。

「私はアルカンタル侯の娘バレンティナ!フランチェスカ!貴女のやっている事は犯罪よ!」

「バレンティナ!お金に汚くて婚約破棄されたバレンティナじゃない!まさかディビッドに無理矢理迫ってるんじゃないでしょうね!」

無理矢理はあっちよ!全く!しかし身分差では説得は無理っぽいわね...とにかく憲兵が来るまで時間稼ぎしなきゃ!

一般人を守るのだって貴族の義務ですもの!

それにしてもただのナイフをロッド代わりに使用するには心許ないわ...

「ティナ...ティナはそんなに丈夫じゃないし無理しなくても私なら」

ディビッドは肩に触れる。

「貴方が下手に暴れてしまったらそれこそここにいられないでしょ?私が怪我したら回復させてくれればいいわ、一応フランチェスカとは模擬戦で勝った事があるから心配しないで」

そうよ下手に神罰なんて派手なものや銃とか使われるとか不味いに決まってるわ!

まずフランチェスカから杖を取り払って術式を利用できないようにして、被害が出ない様に守りに重点を置かなきゃだわ!

「銭ゲバで卑しい女の癖にディビッドに色目を使って!許せないわ!」

フランチェスカが壊れた扉の破片を投げつける!

肉体強化した力で投げつけてくる破片は恐ろしいくらいの勢いでこちらにぶつけてくるが、守りの壁で防御するも少し心許ない
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

婚約を破棄したいと言うのなら、私は愛することをやめます

天宮有
恋愛
 婚約者のザオードは「婚約を破棄したい」と言うと、私マリーがどんなことでもすると考えている。  家族も命令に従えとしか言わないから、私は愛することをやめて自由に生きることにした。

兄がいるので悪役令嬢にはなりません〜苦労人外交官は鉄壁シスコンガードを突破したい〜

藤也いらいち
恋愛
無能王子の婚約者のラクシフォリア伯爵家令嬢、シャーロット。王子は典型的な無能ムーブの果てにシャーロットにあるはずのない罪を並べ立て婚約破棄を迫る。 __婚約破棄、大歓迎だ。 そこへ、視線で人手も殺せそうな眼をしながらも満面の笑顔のシャーロットの兄が王子を迎え撃った! 勝負は一瞬!王子は場外へ! シスコン兄と無自覚ブラコン妹。 そして、シャーロットに思いを寄せつつ兄に邪魔をされ続ける外交官。妹が好きすぎる侯爵令嬢や商家の才女。 周りを巻き込み、巻き込まれ、果たして、彼らは恋愛と家族愛の違いを理解することができるのか!? 短編 兄がいるので悪役令嬢にはなりません を大幅加筆と修正して連載しています カクヨム、小説家になろうにも掲載しています。

趣味を極めて自由に生きろ! ただし、神々は愛し子に異世界改革をお望みです

紫南
ファンタジー
魔法が衰退し、魔導具の補助なしに扱うことが出来なくなった世界。 公爵家の第二子として生まれたフィルズは、幼い頃から断片的に前世の記憶を夢で見ていた。 そのため、精神的にも早熟で、正妻とフィルズの母である第二夫人との折り合いの悪さに辟易する毎日。 ストレス解消のため、趣味だったパズル、プラモなどなど、細かい工作がしたいと、密かな不満が募っていく。 そこで、変身セットで身分を隠して活動開始。 自立心が高く、早々に冒険者の身分を手に入れ、コソコソと独自の魔導具を開発して、日々の暮らしに便利さを追加していく。 そんな中、この世界の神々から使命を与えられてーーー? 口は悪いが、見た目は母親似の美少女!? ハイスペックな少年が世界を変えていく! 異世界改革ファンタジー! 息抜きに始めた作品です。 みなさんも息抜きにどうぞ◎ 肩肘張らずに気楽に楽しんでほしい作品です!

ショートショート集 ファイナリストの決戦は一秒で終わる。

沼津平成
大衆娯楽
沼津平成の珠玉のショートショート集をアルファポリスで特別公開! ジャンル不明。大衆娯楽の作品も純文学ぅな作品も!

自衛官、異世界に墜落する

フレカレディカ
ファンタジー
ある日、航空自衛隊特殊任務部隊所属の元陸上自衛隊特殊作戦部隊所属の『暁神楽(あかつきかぐら)』が、乗っていた輸送機にどこからか飛んできたミサイルが当たり墜落してしまった。だが、墜落した先は異世界だった!暁はそこから新しくできた仲間と共に生活していくこととなった・・・ 現代軍隊×異世界ファンタジー!!! ※この作品は、長年デスクワークの私が現役の頃の記憶をひねり、思い出して趣味で制作しております。至らない点などがございましたら、教えて頂ければ嬉しいです。

私を侮辱するだけの婚約者はもういりません!

杉本凪咲
恋愛
聖女に選ばれた男爵令嬢の私。 しかし一向に力は目覚めず、婚約者の王子にも侮辱される日々を送っていた。 やがて王子は私の素性を疑いはじめ……

私の愛する人は、私ではない人を愛しています

ハナミズキ
恋愛
代々王宮医師を輩出しているオルディアン伯爵家の双子の妹として生まれたヴィオラ。 物心ついた頃から病弱の双子の兄を溺愛する母に冷遇されていた。王族の専属侍医である父は王宮に常駐し、領地の邸には不在がちなため、誰も夫人によるヴィオラへの仕打ちを諫められる者はいなかった。 母に拒絶され続け、冷たい日々の中でヴィオラを支えたのは幼き頃の初恋の相手であり、婚約者であるフォルスター侯爵家嫡男ルカディオとの約束だった。 『俺が騎士になったらすぐにヴィオを迎えに行くから待っていて。ヴィオの事は俺が一生守るから』 だが、その約束は守られる事はなかった。 15歳の時、愛するルカディオと再会したヴィオラは残酷な現実を知り、心が壊れていく。 そんなヴィオラに、1人の青年が近づき、やがて国を巻き込む運命が廻り出す。 『約束する。お前の心も身体も、俺が守るから。だからもう頑張らなくていい』 それは誰の声だったか。 でもヴィオラの壊れた心にその声は届かない。 もうヴィオラは約束なんてしない。 信じたって最後には裏切られるのだ。 だってこれは既に決まっているシナリオだから。 そう。『悪役令嬢』の私は、破滅する為だけに生まれてきた、ただの当て馬なのだから。

王太子様には優秀な妹の方がお似合いですから、いつまでも私にこだわる必要なんてありませんよ?

木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるラルリアは、優秀な妹に比べて平凡な人間であった。 これといって秀でた点がない彼女は、いつも妹と比較されて、時には罵倒されていたのである。 しかしそんなラルリアはある時、王太子の婚約者に選ばれた。 それに誰よりも驚いたのは、彼女自身である。仮に公爵家と王家の婚約がなされるとしても、その対象となるのは妹だと思っていたからだ。 事実として、社交界ではその婚約は非難されていた。 妹の方を王家に嫁がせる方が有益であると、有力者達は考えていたのだ。 故にラルリアも、婚約者である王太子アドルヴに婚約を変更するように進言した。しかし彼は、頑なにラルリアとの婚約を望んでいた。どうやらこの婚約自体、彼が提案したものであるようなのだ。

処理中です...