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chapter1:Pastry chef she loved
パパがお見合い相手を見つけてきたわ!
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「お嬢様!はしたないですよ!」
ピエトロが夕食の時間を告げに部屋にやってくるなりベッドでうつ伏せで倒れている姿に注意する。
「仕方ないじゃない...今日はすごい疲れたのよ...」
なまぐさ司祭に出会うとか、スザンナの質問責めとかいろいろ大変だったのよ...
「まぁ早く支度をして下さい!旦那様がお待ちですから」
「え!パパ帰って来てるの???」
飛び起きてすぐに支度し食堂へ向かう。
パパ...ジャンマリオ アルカンタル侯爵...人が良すぎていろいろ苦労しているポンコツである。
「パパ!」
「ティナ~久しいねぇ」
パパはニコニコしながら食堂の椅子に座って待っていた、パパは今45歳...しかしそんな年に見えない。
赤毛と淡いグリーンの瞳はまんまるくやや背が低くて童顔でどう見ても30代すら怪しいと思われるのだ...
茶系のラウンジスーツに蝶ネクタイをつけているが何故だか子供っぽい...
ちなみに昔童顔をなんとかしようと髭を生やした事もあったがどう見ても付け髭にしか見えず仕方なく剃っている。
パパは基本領地での仕事があるからあまり王都のタウンハウスには来ない。
「どうしたの???」
「ティナにいいお話があってね、で速攻ここにやって来たんだ!」
パパはニコニコしてそう語りかける。
いい話...そう言う時は大体悪い話である...
「いい話って...」
「あのね!ティナにお見合いの話が出ているんだよ!」
嫌な予感...
「隣国エアヴァルドのアーヴァイン国王の弟君でね...ほらこの方なんだけど」
とお見合い用の絵姿の代わりに最近流行りの写真を見せて貰う、おや???
「ね?なかなかいい感じの男性じゃない」
「そうね...」
想像とは違って白黒の写真の男性は精悍な顔立ちの好青年だった...着ているのはこの国の軍服とは違うよう。
いやぁ...流石になまぐさ司祭が出ては来ないか...よかったわぁ...
「名前はマキシマム アイザック エアヴァルド様で年齢は25歳で近いうちに爵位も献上されるそうだ、一代限りの公爵家って所だろうけど、1ヶ月前の例の婚約破棄騒動を聞いて心を痛めた我が国のサヴェリオ国王陛下がね、エアヴァルドの要人との話し合いの中でマキシマム様も年頃で結婚相手を探しているという事だから、ぜひお見合いしてみてはって話になったんだよ!」
「凄く良い話ですが私傷モノみたいなものなのに大丈夫なのかしら...」
いくらウルムの方が大国でパワーバランスが上とは言ってもエアヴァルド国王の弟君とウルムの侯爵令嬢なんて釣り合い取れるのかしら...うーん何かこの方自体に問題があるのかしら...
「ウルムの王家には今姫君はいないし、年頃の御令嬢だともう相手が大体いるからねぇ」
あーなるほど...それにしても王弟殿下なら地位もお金も持ってそうだし良いかもしれないわ!
「じゃあ来週だから!ドレスも用意しなきゃだね」
「ええ!来週????」
結構急だわ!
「だから明日仕立て屋に行こうね?ティナ?」
パパは終始ニコニコとしていた。
ピエトロが夕食の時間を告げに部屋にやってくるなりベッドでうつ伏せで倒れている姿に注意する。
「仕方ないじゃない...今日はすごい疲れたのよ...」
なまぐさ司祭に出会うとか、スザンナの質問責めとかいろいろ大変だったのよ...
「まぁ早く支度をして下さい!旦那様がお待ちですから」
「え!パパ帰って来てるの???」
飛び起きてすぐに支度し食堂へ向かう。
パパ...ジャンマリオ アルカンタル侯爵...人が良すぎていろいろ苦労しているポンコツである。
「パパ!」
「ティナ~久しいねぇ」
パパはニコニコしながら食堂の椅子に座って待っていた、パパは今45歳...しかしそんな年に見えない。
赤毛と淡いグリーンの瞳はまんまるくやや背が低くて童顔でどう見ても30代すら怪しいと思われるのだ...
茶系のラウンジスーツに蝶ネクタイをつけているが何故だか子供っぽい...
ちなみに昔童顔をなんとかしようと髭を生やした事もあったがどう見ても付け髭にしか見えず仕方なく剃っている。
パパは基本領地での仕事があるからあまり王都のタウンハウスには来ない。
「どうしたの???」
「ティナにいいお話があってね、で速攻ここにやって来たんだ!」
パパはニコニコしてそう語りかける。
いい話...そう言う時は大体悪い話である...
「いい話って...」
「あのね!ティナにお見合いの話が出ているんだよ!」
嫌な予感...
「隣国エアヴァルドのアーヴァイン国王の弟君でね...ほらこの方なんだけど」
とお見合い用の絵姿の代わりに最近流行りの写真を見せて貰う、おや???
「ね?なかなかいい感じの男性じゃない」
「そうね...」
想像とは違って白黒の写真の男性は精悍な顔立ちの好青年だった...着ているのはこの国の軍服とは違うよう。
いやぁ...流石になまぐさ司祭が出ては来ないか...よかったわぁ...
「名前はマキシマム アイザック エアヴァルド様で年齢は25歳で近いうちに爵位も献上されるそうだ、一代限りの公爵家って所だろうけど、1ヶ月前の例の婚約破棄騒動を聞いて心を痛めた我が国のサヴェリオ国王陛下がね、エアヴァルドの要人との話し合いの中でマキシマム様も年頃で結婚相手を探しているという事だから、ぜひお見合いしてみてはって話になったんだよ!」
「凄く良い話ですが私傷モノみたいなものなのに大丈夫なのかしら...」
いくらウルムの方が大国でパワーバランスが上とは言ってもエアヴァルド国王の弟君とウルムの侯爵令嬢なんて釣り合い取れるのかしら...うーん何かこの方自体に問題があるのかしら...
「ウルムの王家には今姫君はいないし、年頃の御令嬢だともう相手が大体いるからねぇ」
あーなるほど...それにしても王弟殿下なら地位もお金も持ってそうだし良いかもしれないわ!
「じゃあ来週だから!ドレスも用意しなきゃだね」
「ええ!来週????」
結構急だわ!
「だから明日仕立て屋に行こうね?ティナ?」
パパは終始ニコニコとしていた。
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