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chapter1:Pastry chef she loved
なんでなまぐさ司祭がパティシエやってんですのよ!
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ケーキも平げ紅茶を頂きながら余韻に浸っている時お店の奥がざわつく。
「きゃあ!ディビッドさん」
「ディビッドさん素敵!」
「ディビッドさん愛してる!!!」
ディビッド...聞き覚えのある名前ね...しかも名前の読みがエアヴァルド寄り...ウルムじゃあダヴィデ読みが一般的だから明らかにエアヴァルド人...まさか...
ギギギとお店の奥を見ると、なんとあのなまぐさ司祭が何故か白いコックコートを着てかわいいバスケット片手に若い女の子達一人一人に可愛くラッピングされたマカロン配ってるぅぅぅ!
「試作品のストロベリーマカロンどうぞ、ぜひ感想聞かせて下さいね」
「きゃあ!ディビッドさん!ありがとうございます!」
「ディビッドさんのマカロン!家宝にします!!」
「ディビッドさん!カッコいい!」
なんだあのなまぐさ!やたらとキラッキラしてるんだけど!しかも女の子に大人気じゃない...人の事『私の花嫁』って言ってたくせに...いやいやそうじゃなくて...なまぐさ司祭と結婚とか有り得ない訳で...女の子達!その男下ネタばっかり吐き出して悪魔と戦ってたなまぐさよ!騙されちゃダメ!
「あ!あの人がさっき言ってたパティシエよ、カッコいいわよねぇ」
スザンナはうっとりなまぐさ司祭?を見つめている。
「な...なんであのなまぐさ司祭が...」
「ティナ?」
「あ...大丈夫...」
まぁ今の私の姿はあの時と違うし...黒い髪だし眼鏡だし...大丈夫...よね...
でディビッドがだんだんこっちに向かってやって来る、きっとお客さん全員に試作品のマカロン配るのだろう...私はただの街娘...素知らぬふりして受け取ろう...ストロベリーマカロンは欲しいし...
「可愛いお嬢さん、試作品のストロベリーマカロンですどうぞ」
「え!はいっ!」
急にやって来てキラッキラの笑顔で此方の顔をを覗き込んできた、ひぇぇぇ...
「ふふ、特別可愛いらしいお嬢さんにはこちらも一緒にどうぞ」
そう言うとひょいっと口にマカロンを入れられる!むむ!これは薔薇の香り!1番高級なローズマカロン!!!美味しい!
「今日の変装姿も可愛いですよ、ティナ、私の花嫁」
そう耳元で囁かれる!げげ!バレてる!
「ひ...人違いでは...」
そうよ...今の私は黒髪の街娘よ...
「ふふ、職業柄変装見抜くのは得意なんです」
ああ...あのビビアナを悪魔を見破った上男だった事知ってたくらいだしねぇ...って違う!
そして周囲の女の子たちの目が痛い...すごい痛い...どんな舞台俳優なのよ...あんた...
「ディビッドさんとティナって知り合いだったのね!」
スザンナはわぁって笑顔を浮かべる...うう...名前...
「そうなんですよ、ほら彼女例の男と別れたんでこれ幸いと直ぐに告白して受け入れて貰えたんです!」
「ちょっ!」
勝手にOKって取ったのそっちでしょ!
「うわぁ!素敵!!でもディビッドさん...彼女は...」
そうよ、ディビッドはこんな所でお店やってるんだから平民って思われちゃうわ...
「実はお客様には秘密なんですけど私隣国のそこそこな貴族なんです...どうしてもパティシエとしてやってみたいってワガママを言ったらウルムの王都でやってみろって父がね」
そうスザンナにウインクしながら小さく話す。
「わぁ!素敵!!!国境を越えた恋なんて素敵!!」
わぁ...スザンナの乙女メーターが振り切れたわ!
「では仕事に戻りますので、ごゆっくり」
そう微笑みながらディビッドは去っていった...
うわぁ...うわぁ不味いわぁ...そして滅茶苦茶周囲の目が痛いわぁ...
そしてその後すごい勢いでスザンナから質問攻めにあう事になったわ....とほほ
「きゃあ!ディビッドさん」
「ディビッドさん素敵!」
「ディビッドさん愛してる!!!」
ディビッド...聞き覚えのある名前ね...しかも名前の読みがエアヴァルド寄り...ウルムじゃあダヴィデ読みが一般的だから明らかにエアヴァルド人...まさか...
ギギギとお店の奥を見ると、なんとあのなまぐさ司祭が何故か白いコックコートを着てかわいいバスケット片手に若い女の子達一人一人に可愛くラッピングされたマカロン配ってるぅぅぅ!
「試作品のストロベリーマカロンどうぞ、ぜひ感想聞かせて下さいね」
「きゃあ!ディビッドさん!ありがとうございます!」
「ディビッドさんのマカロン!家宝にします!!」
「ディビッドさん!カッコいい!」
なんだあのなまぐさ!やたらとキラッキラしてるんだけど!しかも女の子に大人気じゃない...人の事『私の花嫁』って言ってたくせに...いやいやそうじゃなくて...なまぐさ司祭と結婚とか有り得ない訳で...女の子達!その男下ネタばっかり吐き出して悪魔と戦ってたなまぐさよ!騙されちゃダメ!
「あ!あの人がさっき言ってたパティシエよ、カッコいいわよねぇ」
スザンナはうっとりなまぐさ司祭?を見つめている。
「な...なんであのなまぐさ司祭が...」
「ティナ?」
「あ...大丈夫...」
まぁ今の私の姿はあの時と違うし...黒い髪だし眼鏡だし...大丈夫...よね...
でディビッドがだんだんこっちに向かってやって来る、きっとお客さん全員に試作品のマカロン配るのだろう...私はただの街娘...素知らぬふりして受け取ろう...ストロベリーマカロンは欲しいし...
「可愛いお嬢さん、試作品のストロベリーマカロンですどうぞ」
「え!はいっ!」
急にやって来てキラッキラの笑顔で此方の顔をを覗き込んできた、ひぇぇぇ...
「ふふ、特別可愛いらしいお嬢さんにはこちらも一緒にどうぞ」
そう言うとひょいっと口にマカロンを入れられる!むむ!これは薔薇の香り!1番高級なローズマカロン!!!美味しい!
「今日の変装姿も可愛いですよ、ティナ、私の花嫁」
そう耳元で囁かれる!げげ!バレてる!
「ひ...人違いでは...」
そうよ...今の私は黒髪の街娘よ...
「ふふ、職業柄変装見抜くのは得意なんです」
ああ...あのビビアナを悪魔を見破った上男だった事知ってたくらいだしねぇ...って違う!
そして周囲の女の子たちの目が痛い...すごい痛い...どんな舞台俳優なのよ...あんた...
「ディビッドさんとティナって知り合いだったのね!」
スザンナはわぁって笑顔を浮かべる...うう...名前...
「そうなんですよ、ほら彼女例の男と別れたんでこれ幸いと直ぐに告白して受け入れて貰えたんです!」
「ちょっ!」
勝手にOKって取ったのそっちでしょ!
「うわぁ!素敵!!でもディビッドさん...彼女は...」
そうよ、ディビッドはこんな所でお店やってるんだから平民って思われちゃうわ...
「実はお客様には秘密なんですけど私隣国のそこそこな貴族なんです...どうしてもパティシエとしてやってみたいってワガママを言ったらウルムの王都でやってみろって父がね」
そうスザンナにウインクしながら小さく話す。
「わぁ!素敵!!!国境を越えた恋なんて素敵!!」
わぁ...スザンナの乙女メーターが振り切れたわ!
「では仕事に戻りますので、ごゆっくり」
そう微笑みながらディビッドは去っていった...
うわぁ...うわぁ不味いわぁ...そして滅茶苦茶周囲の目が痛いわぁ...
そしてその後すごい勢いでスザンナから質問攻めにあう事になったわ....とほほ
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